教科書

基礎から学ぶ健康管理概論改訂第5版

編集 : 尾島俊之/堤明純
ISBN : 978-4-524-24862-9
発行年月 : 2020年3月
判型 : B5
ページ数 : 226

在庫あり

定価2,640円(本体2,400円 + 税)

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  • 主要目次
  • 序文

健康づくりに関する基礎知識をやさしくコンパクトにまとめた、栄養系、体育系、その他保健医療福祉分野の専門職を目指す学生向けの教科書。管理栄養士国家試験出題基準(2019年改定)に対応し、章立てを大幅に変更。法規、制度、ガイドライン、統計データ等の情報も更新し、日本人の食事摂取基準(2020年版)にも対応した最新版。

1 社会と健康
 A 健康の概念
 B 公衆衛生の概念
 C 社会的公正と健康格差の是正
 D 公衆衛生・予防医学の歴史
 E 環境と健康
 F 国際保健
2 疫学
 A 定義
 B 疫学指標
 C 疫学研究の方法と倫理
 D 観察研究
 E 介入研究
 F 誤差
 G 因果関係の判定
 H スクリーニング
 I 根拠(エビデンス)に基づいた医療および保健予防対策
3 統計学
 A 統計学の基本的事項
 B データの種類と分布
 C 記述統計
 D 分析統計
 E その他の統計解析方法
4 人口静態統計
 A 人口静態統計と国勢調査
 B 人口の推移
 C 世界の人口
5 保健統計指標
 A 人口動態統計
 B 生命表
 C 傷病統計
6 生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策
 A 健康管理に関する行動と社会
 B 食生活と栄養
 C 身体活動・運動
 D 喫煙行動
 E 飲酒行動
 F 睡眠,休養,ストレス
 G 歯科保健行動
7 主要疾患の疫学と予防対策
 A がん
 B 循環器疾患
 C 代謝性疾患
 D 骨・関節疾患
 E 感染症
 F 精神疾患
 G その他の疾患
8 地域の保健予防システム
 A 原則と考え方
 B 保健所の役割
 C 市町村保健センターの役割
 D 保健師の役割
 E 食生活の改善と栄養士の役割
 F 災害・健康危機管理対策
9 社会保障制度
 A 社会保障の概念
 B 医療制度
 C 福祉制度
 D 所得保障
 E 雇用
10 高齢者・成人の健康管理
 A 高齢者の医療の確保に関する法律
 B 健康増進事業
 C 介護保険法
 D 地域包括ケアシステム
 E 高齢者保健の課題
11 母子の健康管理
 A 母子保健事業
 B 児童虐待
 C 小児医療費公費負担制度
 D 母体保護法
 E 健やか親子21(第2次)
 F 子ども・子育て支援新制度
12 学校の健康管理
 A 健康診断と保健指導
 B 学校給食
 C 栄養教諭
 D 保健教育
 E 児童生徒の問題行動
13 職場の健康管理
 A 労働と健康
 B 労働安全衛生法
 C 労働安全衛生対策
 D 産業保健従事者
 E 職業と健康障害
 F 労働災害
索引

改訂第5版序

 本書は、管理栄養士・栄養士の養成課程を始め、さまざまな保健医療福祉専門職の養成課程や体育系課程において、大学・専門学校の教科書として好評をいただいています。前身書も含めると、1988年から版を重ねており、ご自身が学生のときにお使いいただいた教員もいらっしゃるのではないかと思いますが、時代の変化に対応して、絶えず最新の内容に改訂を繰り返していること、また重要なポイントを比較的コンパクトにまとめている点が、ロングセラーとして定着した理由ではないかと考えています。今回の『改訂第5版』では、編集体制や執筆体制を大幅に刷新し、新しい時代に向けた教科書として刊行することができました。
 『改訂第5版』は一部の章を再編しており、第1章「社会と健康」で健康管理や公衆衛生活動全体の基本的な考え方などについて説明した後、大きく前半部分と後半部分に分かれた構成となっています。前半は、第2章「疫学」、第3章「統計学」、第4章「人口静態統計」、第5章「保健統計指標」からなり、健康管理活動の重要な基盤である数量データに関する考え方などをまとめました。後半は、第6章「生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策」、第7章「主要疾患の疫学と予防対策」、第8章「地域の保健予防システム」、第9章「社会保障制度」、第10章「高齢者・成人の健康管理」、第11章「母子の健康管理」、第12章「学校の健康管理」、第13章「職場の健康管理」という具体的なテーマに沿った解説をまとめました。
 さらに『改訂第5版』の編集に当たっては、保健医療福祉分野の幅広い読者対象を想定しつつ、管理栄養士や保健師の国家試験出題基準などを参考にして、近年、重視されているトピックを追加しました。たとえば、「社会的公正と健康格差の是正」「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」「根拠(エビデンス)に基づいた医療および保健予防対策」「利益相反」「がん登録」「がんと就労」「データヘルス計画」など、随所に新しい項目の追加や説明の充実を進めました。一方で、扱われることが少なくなった事項についてはスリム化を図って、全体の分量が余り増えないようにしました。
 本書が大学、専門学校などで教科書としての役割を果たすとともに、第一線で公衆衛生活動および健康管理活動に従事している専門職や事務職の方々の手引き書としても役立つことを期待しています。
 最後に、『基礎から学ぶ健康管理概論(改訂第5版)』の出版に当たり、編集にかかわる煩わしい仕事をお引き受け下さった南江堂の担当者各位に厚く御礼申し上げます。

2020年2月
編集者
尾島俊之、堤明純