書籍

神経疾患最新の治療2018-2020

編集 : 水澤英洋/山口修平/園生雅弘
ISBN : 978-4-524-25219-0
発行年月 : 2018年1月
判型 : B5
ページ数 : 376

在庫あり

定価9,720円(本体9,000円 + 税)


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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

3年ごとの刊行で、年々進歩する神経疾患の診療の指針、最新情報を提供する。巻頭トピックスでは、骨髄性幹細胞(MSC)、反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の神経疾患治療への応用や、Alzheimer病治療薬の開発の展望など、話題の10テーマを取り上げる。各論では、緊急時の症候とその対処法、各治療手技、神経疾患のリハビリテーションを解説し、疾患別各論として脳疾患、脊椎・脊髄疾患、末梢神経疾患、筋疾患、内科関連の神経疾患を網羅。巻末では、進行中の大規模臨床試験、神経疾患の医療福祉・介護施策、治療ガイドライン一覧を掲載。

巻頭トピックス
 1 骨髄性幹細胞(MSC)による神経疾患治療の最新情報
 2 ガイドラインを踏まえた最新の脳卒中治療国立循環器病研究センター
 3 血栓溶解療法(rt−PA療法)後の脳保護療法とトランスレーショナルリサーチ
 4 Alzheimer病:疾患修飾薬開発の展望
 5 反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)と経頭蓋直流電気刺激(tDCS)の認知症を含む神経疾患への応用
 6 筋萎縮性側索硬化症の新しい治療薬
 7 球脊髄性筋萎縮症のdisease modifying therapy(DMT)
 8 POEMS症候群におけるthalidomideと医師主導治験
 9 神経疾患の音楽療法
 10 サイボーグ型ロボットHALによる機能再生治療
I 緊急時の神経症候とその対処法
 1 頭痛
 2 めまい
 3 意識障害
 4 痙攣
II 治療法
 1 rt−PA静注療法
 2 血液浄化療法
 3 脳血管内治療
 4 baclofen髄注療法
 5 ペインクリニック:神経ブロック
 6 電気刺激療法:HANDS therapy
 7 機能的神経外科治療
 8 抗凝固療法
 9 認知症の漢方治療
III 疾患別各論
 A 脳疾患
  1 脳内出血
  2 くも膜下出血
  3 未破裂脳動脈瘤
  4 脳梗塞
  5 無症候性脳梗塞
  6 一過性脳虚血発作(TIA)
  7 脳静脈血栓症
  8 もやもや病
  9 慢性硬膜下血腫
  10 頭部外傷後遺症
  11 低髄液圧症候群
  12 血管性認知症
  13 脳卒中後アパシー
  14 髄膜炎,脳炎
  15 プリオン病,遅発性ウイルス感染症
  16 急性散在性脳脊髄炎
  17 多発性硬化症と視神経脊髄炎
  18 脳腫瘍
  19 下垂体腫瘍
  20 特発性正常圧水頭症
  21 頭痛(片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛,慢性連日性頭痛)
  22 神経痛
  23 視床痛(脳卒中後中枢性疼痛)
  24 てんかん
  25 巨細胞性動脈炎
  26 Alzheimer病
  27 Parkinson病
  28 進行性核上性麻痺,大脳皮質基底核変性症
  29 脊髄小脳変性症
  30 Huntington病
  31 ジストニア,ジスキネジア
  32 片側顔面痙攣
  33 本態性振戦
  34 不随意運動(ミオクローヌス,アテトーゼ,バリスム,コレア)
 B 脊椎・脊髄疾患
  1 脊椎症(椎間板ヘルニアを含む)
  2 後縦靱帯骨化症,黄色靱帯骨化症
  3 平山病(若年性一側上肢筋萎縮症)
  4 脊髄性筋萎縮症
  5 脊髄血管障害
  6 脊椎・脊髄腫瘍
  7 脊椎・脊髄損傷
  8 脊髄炎
  9 HTLV−1関連脊髄症
  10 亜急性脊髄連合変性症
 C 末梢神経疾患
  1 Guillain−Barre症候群
  2 慢性炎症性脱髄性多発根ニューロパチー(CIDP)
  3 多巣性運動ニューロパチー
  4 薬剤性ニューロパチー
  5 血管炎性ニューロパチー
  6 中毒性ニューロパチー
  7 紋扼・圧迫性ニューロパチー
  8 末梢性顔面神経麻痺
  9 遺伝性ATTR(ATTRm)アミロイドーシス
  10 自己免疫性自律神経節障害
 D 筋疾患
  1 炎症性筋疾患
  2 重症筋無力症
  3 Lambert−Eaton筋無力症候群
  4 周期性四肢麻痺
  5 筋強直性ジストロフィー
  6 筋ジストロフィー
  7 筋痙攣(こむら返り)
  8 ミトコンドリア病
 E 内科関連の神経疾患
  1 肝性脳症
  2 可逆性後白質脳症症候群
  3 尿毒症性脳症
  4 低(無)酸素・虚血後脳症
  5 糖尿病性ニューロパチー
  6 糖尿病ケトアシドーシス,高血糖高浸透圧症候群
  7 傍腫瘍性神経症候群
  8 うつ状態
  9 心身症
IV 神経疾患のリハビリテーション
 1 運動療法
 2 言語療法(失語症)
 3 認知リハビリテーション
 4 摂食嚥下リハビリテーション
付録
 1 進行中の大規模臨床試験
 2 神経疾患の医療・介護・福祉施策
 3 診療ガイドライン
索引

序文

 2017年も年の瀬を迎え、第5回目となる「神経疾患最新の治療2018-2020」をお届けする時期となりました。このシリーズは、進歩の著しい神経疾患の治療法について3年毎にその最新かつ最先端の治療法を、わかりやすく読者の皆様にご提供することを目的としています。したがって、斯界の第一人者の皆様にご執筆をお願いしましたが、皆様にご快諾いただき素晴らしい成書と成りました。
 本書には最新性以外にもいくつもの特長があります。(1)まず、ふだん診る神経疾患のほぼすべてをカバーしていることです(悉皆性)。次いで、(2)巻頭トピックスとして現在話題になっている10の疾患や治療法について解説しています(話題性・新規性)。(3)その後、緊急時の対応が必要な4症候と9つの治療法からみたまとめをしてあります(多面性)。(4)各論は脳疾患、脊椎・脊髄疾患、末梢神経疾患、筋疾患と部位によるまとめの後、内科関連の神経疾患としてつの病態(内科的側面)とうつ状態、心身症と精神科領域の疾患も含めてあります(学際性)。(5)最後に、リハビリテーションとして4項目を選ぶとともに(非薬物治療)、(6)付録には進行中の大規模治験、福祉・介護施策、診療ガイドラインリストを収載しています(便宜性)。すなわち、単に最新性だけを狙ったものでも、逆に辞書的な記述のみでもなく、基本となる必要度の高い情報からまれな疾患や周辺領域の最新情報までをバランスよくカバーし、かつそれらをわかりやすくまとめて提供してあります。したがって、臨床の第一線のベテランの神経内科医はもちろん、まだ学び始めの研修医、レジデントから、助教〜教授に至る教員まで、また脳神経外科、精神科、内科などの関連領域の先生方にも、それぞれにお役に立てていただけるものと確信しています。
 本書の作成には執筆者の皆様、出版社の担当者をはじめ、多くの方々にお世話になりました。改めて御礼を申し上げます。今回が4回目の改訂ということで、初版からすでに12年あまりが経過していることになります。このことは、本書が関係各位にとり必須の書としてご利用いただいていることを物語っています。今回も、是非手にとって机上の一冊としてご活用いただき、日々の診療に役立てていただければ幸甚です。

2017年12月
編者一同