皮膚疾患最新の治療2019-2020
こちらの商品は改訂版・新版がございます。
編集 | : 古川福実/佐伯秀久 |
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ISBN | : 978-4-524-24548-2 |
発行年月 | : 2019年1月 |
判型 | : B5 |
ページ数 | : 318 |
在庫
定価9,020円(本体8,200円 + 税)
サポート情報
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2019年02月05日
最新情報に基づく補足
正誤表
-
2020年01月21日
第1刷
- 商品説明
- 主要目次
- 序文
2年毎の改訂で、皮膚疾患の基本的治療方針、処方の実際から生活指導までを具体的に記し、最新の知見、治療にかかわるトピックスをわかりやすく紹介・解説した。巻末には薬剤・治療手技一覧を収載。巻頭トピックスは「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017」など、注目度の高い「診療ガイドライン」計7項目をフルカラーで取り上げ検証した。
巻頭トピックス
1 「尋常性ざ瘡治療ガイドライン」の検証
2 「褥瘡診療ガイドライン」の検証
3 「類天疱瘡(後天性表皮水疱症を含む)診療ガイドライン」の検証
4 「重症多形滲出性紅斑スティーヴンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死症診療ガイドライン」の検証
5 「血管炎・血管障害診療ガイドライン」の検証
6 「全身性強皮症診断基準・重症度分類・診療ガイドライン」の検証
7 「限局性強皮症診断基準・重症度分類・診療ガイドライン」の検証
I 湿疹,皮膚炎
1 アトピー性皮膚炎
2 接触皮膚炎
3 貨幣状湿疹,自家感作性皮膚炎
4 手湿疹
5 異汗性湿疹,汗疱
6 乾皮症,皮脂欠乏性皮膚炎
7 脂漏性皮膚炎
8 慢性単純性苔癬
II 蕁麻疹,痒疹類
1 蕁麻疹
2 痒疹
3 色素性痒疹
III 皮膚掻痒症
1 皮膚掻痒症
IV 紅皮症
1 紅皮症
V 紅斑症
1 多形滲出性紅斑(多形紅斑)
2 環状紅斑
3 結節性紅斑
4 Sweet症候群
5 持久性隆起性紅斑
VI 紫斑,血管炎
1 紫斑
2 Raynaud現象
3 網状皮斑
4 IgA血管炎(Henoch-Schonlein紫斑病)
5 慢性色素性紫斑
6 血栓性静脈炎
7 静脈瘤症候群,うっ滞性皮膚炎
8 顕微鏡的多発血管炎
9 Buerger病,閉塞性動脈硬化症
10 結節性多発動脈炎
11 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症,多発血管炎性肉芽腫症
12 クリオグロブリン血症
VII 膠原病および類似疾患
1 全身性エリテマトーデス
2 慢性円板状エリテマトーデス
3 深在性エリテマトーデス
4 全身性強皮症
5 限局性強皮症
6 皮膚筋炎
7 混合性結合組織病
8 オーバーラップ症候群
9 Sjogren症候群
10 Behcet病
11 Weber-Christian病(再発性熱性結節性非化膿性脂肪織炎)
12 壊疽性膿皮症
VIII 薬疹
1 薬疹
2 Stevens-Johnson症候群
3 中毒性表皮壊死症
4 薬剤性過敏症症候群
IX 物理的・化学的皮膚障害
1 光接触皮膚炎
2 慢性光線性皮膚炎
3 種痘様水疱症
4 色素性乾皮症
5 熱傷
6 化学熱傷
7 凍瘡
8 褥瘡
X 肉芽腫
1 サルコイドーシス
2 環状肉芽腫
3 顔面播種状粟粒性狼瘡
4 リポイド類壊死症
XI 水疱症
1 天疱瘡
2 腫瘍随伴性天疱瘡
3 類天疱瘡
4 Duhring疱疹状皮膚炎
5 表皮水疱症
XII 膿疱症
1 掌蹠膿疱症
2 好酸球性膿疱性毛包炎
XIII 炎症性角化症
1 扁平苔癬
2 毛孔性紅色粃糠疹
3 汗孔角化症
4 乾癬
5 膿疱性乾癬,関節症性乾癬
6 滴状類乾癬
7 局面状類乾癬
8 Gibertばら色粃糠疹
XIV 角化症
1 魚鱗癬
2 掌蹠角化症
3 毛孔性苔癬,顔面毛包性紅斑黒皮症
4 Darier病,Hailey-Hailey病
5 鶏眼(うおのめ),胼胝(たこ)
XV 代謝異常症
1 黄色腫
2 ムチン沈着症
3 ポルフィリン症
4 アミロイドーシス
5 痛風
6 弾性線維性仮性黄色腫
XVI 感染症
A 細菌
1 膿痂疹
2 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
3 丹毒
4 せつ,癰(よう)
5 多発性汗腺膿瘍
6 壊死性筋膜炎,ガス壊疽
7 皮膚結核
8 Hansen病
9 非結核性抗酸菌症
10 放線菌症,ノカルジア症
11 紅色陰癬,黄菌毛
12 梅毒
B ウイルス
1 単純疱疹
2 水痘
3 帯状疱疹
4 疣贅
5 伝染性軟属腫
6 手足口病
7 伝染性紅斑(ヒトパルボウイルスB19感染症)
8 麻疹
9 風疹
10 伝染性単核症
11 Gianotti病,Gianotti-Crosti症候群
12 HIV感染症,AIDS
C 真菌
1 白癬
2 癜風
3 皮膚・粘膜カンジダ症
4 スポロトリコーシス
5 黒色真菌症
D リケッチア,寄生虫
1 ツツガムシ病,日本紅斑熱
2 ライム病
3 疥癬
4 シラミ症
5 クリーピング病
6 虫刺症
XVII 腫瘍性疾患
A 上皮性腫瘍
1 扁平上皮癌(有棘細胞癌)
2 基底細胞癌
3 Paget病
4 Bowen病
5 日光角化症
6 白板症
B 非上皮性腫瘍
1 悪性黒色腫
2 血管肉腫
C リンパ腫
1 皮膚T細胞リンパ腫
2 成人T細胞白血病/リンパ腫
3 CD30陽性リンパ増殖症
4 NK細胞増殖症
5 偽リンパ腫
D その他
1 Langerhans細胞組織球症
2 色素性蕁麻疹
3 ケロイド,肥厚性瘢痕
4 粉瘤
XVIII 色素異常,母斑症
1 肝斑
2 尋常性白斑
3 太田母斑
4 扁平母斑,カフェオレ斑
5 von Recklinghausen病
6 母斑細胞母斑
7 血管腫,リンパ管腫
XIX 皮膚付属器病変
1 ざ瘡
2 集簇性ざ瘡
3 汗疹
4 酒さ
5 酒さ様皮膚炎
6 円形脱毛症
7 壮年性脱毛症
8 トリコチロマニア
9 爪疾患
XX 口唇および口腔疾患
1 口唇炎
2 口角炎
付録 薬剤・治療手技一覧表
I 皮膚科用剤一覧
1 副腎皮質ステロイド
2 免疫調整外用薬
3 免疫調整内服薬
4 非ステロイド抗炎症薬
5 抗疼痛薬
6 抗アレルギー薬
7 抗ヒスタミン薬
8 乾癬および角化症治療薬
9 抗菌薬
10 抗真菌薬
11 抗ウイルス薬
12 疥癬治療薬
13 褥瘡・皮膚潰瘍治療薬
14 漢方薬
15 医用スキンケア外用薬
16 Hansen病治療薬
17 抗結核薬
18 白斑治療薬
19 脱毛・白斑治療薬
20 鶏眼治療薬
21 ざ瘡治療薬
22 抗悪性腫瘍薬
23 サンスクリーン剤
II 皮膚レーザー治療
1 現在発売されている主なレーザー装置
2 皮膚科領域のレーザー治療:レーザー光のパルス幅と波長による適応疾患の目安
III 紫外線治療
1 適応症
2 PUVA療法比較表
3 UVB療法比較表
4 紫外線照射器一覧
索引
序文
『皮膚疾患最新の治療』は、2年ごとに内容の見直しと執筆者の交代を行い、この度17巻目にあたる『皮膚疾患最新の治療2019-2020』を刊行することとなった。
最新かつ実践的な情報を発信するという編集コンセプトは、これまで同様、今回も堅持している。まず、本書の目次を一読すれば、日常診療で遭遇する機会の多い皮膚科疾患・皮膚病変を、疾患群ごとに章立て・項目立てし、コンパクトな分量のなかで扱っていることが理解いただけるものと思う。また、各論の記載では、治療を中心に置きつつ、「治療に繋がる診断と検査」、「治療の一般方針とその実際」、「具体的な処方例」に加え、「生活指導の要点」までを、統一的な記述スタイルで解説している。さらに、最新の知見・話題を「トピックス」として、また、エキスパートによる治療のコツ、知っておきたいワンポイントはそれぞれ「治療の奥の手」「役に立つ豆知識」として、情報をコンパクトに凝縮し、数多く盛り込んでいる。こうしたコンセプトと編集スタイルが広く読者の支持を得て、本書を活用いただいているものと思う。
本書の構成は疾患別が基本であるが、「巻頭トピックス」では毎回注目のテーマを取り上げている。今版では近年大きな進歩を遂げ、先生方の関心も高いテーマを中心に、「『尋常性.瘡治療ガイドライン』の検証」「『褥瘡診療ガイドライン』の検証」「『類天疱瘡(後天性表皮水疱症を含む)診療ガイドライン』の検証」「『重症多形滲出性紅斑スティーヴンス・ジョンソン症候群・中毒性表皮壊死症診療ガイドライン』の検証」「『血管炎・血管障害診療ガイドライン』の検証」「『全身性強皮症診断基準・重症度分類・診療ガイドライン』の検証」「『限局性強皮症診断基準・重症度分類・診療ガイドライン』の検証」は、周辺領域も含めた最新のエビデンスを要覧できるものとなっており、疾患別の解説とは別のアプローチで、有用な情報を記載している。
本書が皮膚科臨床医の先生方の座右の一冊としてお役に立てれば幸甚である。
2018年12月
編者