書籍

消化器疾患最新の治療2021-2022

  • 新刊

編集 : 小池和彦/山本博徳/瀬戸泰之
ISBN : 978-4-524-22784-6
発行年月 : 2021年2月
判型 : B5
ページ数 : 422

在庫あり

定価11,000円(本体10,000円 + 税)


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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

2年ごとの改訂で、年々進歩する消化器疾患における治療指針と最新の情報を簡潔に提供。巻頭トピックスでは、「内視鏡診療におけるAIの活用」、「消化器癌に対する免疫療法の現状と展望」、「NAFLD/NASHの最新知見」、「拡大する肝細胞癌分子標的治療」など、話題の8テーマを取り上げる。各論では各疾患の主要な治療法はもちろん、「患者への説明のポイント」や最新の「TOPICS」、治療における豆知識や禁忌などのコラムを豊富に掲載。消化器診療に携わる医師、研修医にとって、知識のアップデートに欠かせない一冊。

巻頭トピックス
 1.食道癌に対する集学的治療
 2.消化器臓器移植up to date
 3.内視鏡診療におけるAIの活用
 4.消化器癌に対する免疫療法の現状と展望
 5.潰瘍性大腸炎に対するトファシチニブの有効性と注意点
 6.NAFLD/NASHの最新知見
 7.拡大する肝細胞癌分子標的治療
 8.肝硬変治療の新しい展開
I 消化器疾患の治療法
 1.栄養療法
 2.血液製剤の使い方
 3.内視鏡的止血法
 4.ステント治療
 5.経皮内視鏡的胃瘻造設術
 6.消化器癌の緩和ケア
II 主要な消化器症状へのアプローチ
 1.腹痛
 2.悪心・嘔吐
 3.吐血,下血,血便
 4.下痢
 5.慢性便秘
III 消化管疾患
 A.食道
  1.アカラシア
  2.食道炎,食道潰瘍およびGERD,NERD
  3.食道・胃静脈瘤
  4.食道癌
   a.内視鏡的治療
   b.外科的治療
   c.化学療法,放射線療法,狭窄対策
 B.胃・十二指腸
  1.急性胃炎,急性胃粘膜病変(AGML),びらん性胃炎
  2.Mallory-Weiss症候群
  3.慢性胃炎
  4.機能性ディスペプシア
  5.消化性潰瘍
   a.薬物治療指針
   b.H.pylori除菌療法
   c.NSAIDs潰瘍の予防と治療
  6.消化性潰瘍の合併症
   a.内科的治療
   b.外科的治療
  7.胃MALTリンパ腫
  8.胃癌
   a.早期胃癌の内視鏡的治療
   b.早期胃癌の外科的治療
   c.進行胃癌の外科的治療
   d.切除不能胃癌の治療
  9.胃術後障害
  10.早期十二指腸腫瘍の内視鏡的治療
 C.腸
  1.腸管感染症
  2.抗菌薬関連腸炎
   a.出血性大腸炎
   b.Clostridioides(Clostridium)difficile感染症
  3.吸収不良症候群
  4.蛋白漏出性胃腸症
  5.急性虫垂炎
  6.潰瘍性大腸炎
  7.Crohn病
  8.腸結核
  9.虚血性腸炎
  10.過敏性腸症候群(IBS)
  11.小腸腫瘍
  12.mid-Gl bleeding
  13.大腸ポリープ,ポリポーシス
  14.大腸癌
   a.早期癌
   b.結腸進行癌
   c.直腸進行癌
  15.大腸憩室の合併症
   a.内科的治療
   b.外科的治療
  16.イレウス
   a.成人の場合
   b.小児の場合
  17.偽性腸閉塞
  18.放射線性腸炎
  19.腸管Behçet病,非特異性多発性小腸潰瘍症
  20.痔核,痔瘻,裂肛
 D.消化管全般にわたるもの
  1.急性腹症
  2.好酸球性消化管疾患
  3.膠原病の消化器病変
  4.消化管リンパ腫
  5.消化管神経内分泌腫瘍(NEN)
  6.消化管間質腫瘍(GIST)
  7.横隔膜ヘルニア
  8.鼠径ヘルニア
IV 肝・胆・膵疾患
 A.肝
  1.A型肝炎,E型肝炎
  2.B型急性肝炎
  3.急性肝不全,劇症肝炎
  4.B型慢性肝炎
  5.C型慢性肝炎
  6.自己免疫性肝炎(AIH)
  7.薬物性肝障害
  8.アルコール性肝障害
  9.肝硬変
   a.一般的治療,外来管理
   b.反復性肝性脳症
   c.腹水
  10.原発性胆汁性胆管炎,原発性硬化性胆管炎
  11.代謝性肝疾患
  12.肝膿瘍,寄生虫性肝嚢胞
  13.肝嚢胞
  14.肝良性腫瘍
  15.肝細胞癌
   a.TACE,動注療法,全身化学療法
   b.ラジオ波焼灼術
   c.外科手術と集学的治療
  16.胆管細胞癌(肝内胆管癌)
  17.転移性肝癌
  18.生体肝移植
 B.胆
  1.胆道閉鎖症
  2.胆道感染症
  3.胆嚢・胆管結石症
   a.非観血的治療
   b.観血的治療
  4.胆嚢・胆管癌
 C.膵
  1.急性膵炎
   a.内科的治療
   b.外科的治療
  2.慢性膵炎
   a.内科的治療
   b.外科的治療
  3.膵嚢胞性疾患
  4.膵癌
巻末付録
主な消化器系薬剤一覧表
索引

序文

 ご好評をいただいている「消化器疾患最新の治療」の2021–2022年版をお届けします。本書は2年ごとに改訂を行っていますが、全体の構成としては、「巻頭トピックス」、「消化器疾患の治療法」、「主要な消化器症状へのアプローチ」、そして各消化器疾患の基本および最新の治療法について、内科および外科の立場などから解説されています。この2年の間に登場した新しい治療法や大きく進歩した治療法については「巻頭トピックス」として詳しく記載されていますが、今回は8のテーマを取り上げました。
 版を重ね、本号は第17版に相当します。これまでの巻頭トピックスの変遷をみるだけで、消化器領域の治療の変化・進歩がわかります。今回は、AIの登場と免疫療法のひろがりが特徴的なことと思います。AIは特に画像診断にその威力を発揮すると言われ、将来ヒトの目を超えるとも考えられています。免疫療法は、ノーベル賞受賞ともあいまって、薬剤、保険適用疾患ともに飛躍的に拡大しており、薬物療法のひとつの柱と考えられるに至っています。これから、これら新しい診断手技、治療法をさらに活用していくためには、なお一層の取り組みが必要と思いますが、2年後の記載がどうなるか、楽しみにしています。消化器臓器移植も、臓器移植法の改正もあり、従来の生体移植だけではなく、脳死体からの移植が増えているのが特徴です。わが国でもより一般的な治療法になるものと思います。
 各消化器疾患については、冒頭に「患者への説明のポイント」を箇条書き形式で簡潔にまとめた後に、原則として「疾患の解説」、「診断と検査」、「治療の一般方針」、「処方例」、「生活指導」に分けて記載されています。さらに、最新の進歩・話題をわかりやすく説明するために、必要に応じて「最新の動向」や「TOPICS」として記載させていただきました。そのほかにも役立ちそうな情報を「役に立つ豆知識」として、また一歩進んだ治療やピットフォールを「治療の奥の手」、「治療のご法度」として紹介しております。
 近年の医学の進歩は急速であり、消化器疾患の診療においても年々新しく進歩がみられています。最新の情報を得て最善の医療を提供し続けていくためには、正確な知識を習得していく努力は欠かせません。最新かつ正確な情報を適切かつコンパクトにまとめて編集してある本書を、皆様の日常診療に役立てていただければ幸いです。

2021年1月
編集者一同