書籍

ハイリスク薬とサプリメントの相互作用ハンドブック

編著 : 梅田悦生/堀美智子
ISBN : 978-4-524-25959-5
発行年月 : 2018年9月
判型 : A5
ページ数 : 230

在庫あり

定価3,520円(本体3,200円 + 税)


  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

ハイリスク薬とサプリメントの相互作用について解説した実践書。約250品目のサプリメントと医薬品の相互作用は表形式で示し、サプリメントの概要や臨床現場で注意すべきことをワンポイントアドバイスとして掲載。相互作用を調べるノウハウや、服薬指導の実際についてもわかりやすく解説。患者さんにサプリメントの相互作用を、エビデンスに基づいて説明できる。

第1章 サプリメントと医薬品の相互作用の調べ方
 A.独立行政法人 国立健康・栄養研究所
 B.ナチュラルメディシン・データベース
 C.WebMD www.webmd.com
 D.RxList http://www.rxlist.com/
 E.書籍
 F.参考資料
第2章 ハイリスク薬とサプリメントの相互作用
 A.ハイリスク薬
  1.抗HIV薬
   (1)非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬
    ストックリン(エファビレンツ)
   (2)プロテアーゼ阻害薬
    ビラセプト(ネルフィナビルメシル酸塩)
    インビラーゼ(サキナビルメシル酸塩)
    クリキシバン(インジナビル硫酸塩エタノール付加物)
  2.抗悪性腫瘍薬
   (1)抗悪性腫瘍薬全般
   (2)アルキル化薬
    イホマイド(イホスファミド)
    エンドキサン(シクロホスファミド水和物)
   (3)代謝拮抗薬(葉酸拮抗薬)
    メソトレキセート(メトトレキサート)
   (4)代謝拮抗薬(ピリミジン拮抗薬)
    5-FU(フルオロウラシル)
    ゼローダ(カペシタビン)
   (5)微小管阻害薬(ビンカアルカロイド)
    オンコビン(ビンクリスチン硫酸塩)
    エクザール(ビンブラスチン硫酸塩)
    フィルデシン(ビンデシン硫酸塩)
    ナベルビン(ビノレルビン酒石酸塩)
   (6)微小管阻害薬(タキサン)
    タキソール(パクリタキセル)
    タキソテール(ドセタキセル水和物)
    ジェブタナ(カバジタキセルアセトン付加物)
   (7)ホルモン(アロマターゼ阻害薬)
    アリミデックス(アナストロゾール)
    アロマシン(エキセメスタン)
    フェマーラ(レトロゾール)
   (8)ホルモン(抗エストロゲン薬)
    ノルバデックス(タモキシフェンクエン酸塩)
    フェアストン(トレミフェンクエン酸塩)
   (9)ホルモン(抗アンドロゲン薬)
    カソデックス(ビカルタミド)
    イクスタンジ(エンザルタミド)
    ザイティガ(アビラテロン酢酸エステル)
   (10)白金製剤
    ランダ,ブリプラチン(シスプラチン)
   (11)トポイソメラーゼI阻害薬
    トポテシン(イリノテカン塩酸塩水和物)
   (12)トポイソメラーゼII阻害薬
    ラステット,ベプシド(エトポシド)
   (13)分子標的治療薬(抗体)
    マイロターグ(ゲムツズマブオゾガマイシン)
    アドセトリス(ブレンツキシマブベドチン)
   (14)分子標的治療薬(小分子)
    イレッサ(ゲフィチニブ)
    グリベック(イマチニブメシル酸塩)
    タルセバ(エルロチニブ塩酸塩)
    ザーコリ(クリゾチニブ)
    アレセンサ(アレクチニブ塩酸塩)
    ネクサバール(ソラフェニブトシル酸塩)
    インライタ(アキシチニブ)
    タシグナ(ニロチニブ塩酸塩水和物)
    スプリセル(ダサチニブ水和物)
    アフィニトール(エベロリムス)
    タイケルブ(ラパチニブトシル酸塩水和物)
    トーリセル(テムシロリムス)
    ラパリムス(シロリムス)
   (15)分子標的治療薬(レチノイド)
    アムノレイク(タミバロテン)
  3.免疫抑制薬
   (1)免疫抑制薬全般
   (2)代謝拮抗薬
    セルセプト(ミコフェノール酸モフェチル)
   (3)細胞増殖シグナル阻害薬
    サーティカン(エベロリムス)
   (4)カルシニューリン阻害薬
    サンディミュン,ネオーラル(シクロスポリン)
    プログラフ(タクロリムス水和物)
   (5)副腎皮質ステロイド(全身投与用)全般
   (6)副腎皮質ステロイド(全身投与用)
    コートン(コルチゾン酢酸エステル)
  4.膵臓ホルモン薬
   インスリン
  5.血糖降下薬
   (1)血糖降下薬全般
   (2)血糖降下薬全般(メトホルミン以外)
   (3)スルホニル尿素系
    アベマイド(クロルプロパミド)
   (4)速効型インスリン分泌促進薬
    シュアポスト(レパグリニド)
    ファスティック,スターシス(ナテグリニド)
   (5)ビグアナイド系薬
    グリコラン(メトホルミン塩酸塩)
   (6)α-グルコシダーゼ阻害薬
    グルコバイ(アカルボース)
   (7)インクレチン関連薬
    オングリザ(サキサグリプチン水和物)
    テネリア(テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物)
    ネシーナ(アログリプチン安息香酸塩)
   (8)チアゾリジン誘導体
    アクトス(ピオグリタゾン塩酸塩)
   (9)SGLT2阻害薬
    ルセフィ(ルセオグリフロジン水和物)
  6.血液凝固阻止薬
   (1)抗血栓薬全般
   (2)合成Xa阻害薬
    リクシアナ(エドキサバントシル酸塩水和物)
    イグザレルト(リバーロキサバン)
   (3)トロンビン直接阻害薬
    プラザキサ(ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩)
   (4)クマリン系薬
    ワーファリン(ワルファリンカリウム)
   (5)抗血小板薬
    プラビックス(クロピドグレル硫酸塩)
    プレタール(シロスタゾール)
    エフィエント(プラスグレル塩酸塩)
  7.不整脈用薬
   (1)Naチャネル遮断薬(Ia群)
    硫酸キニジン(キニジン硫酸塩水和物)
    リスモダン(ジソピラミド)
    シベノール(シベンゾリンコハク酸塩)
    ピメノール(ピルメノール塩酸塩水和物)
    アミサリン(プロカインアミド塩酸塩)
   (2)Naチャネル遮断薬(Ib群)
    アスペノン(アプリンジン塩酸塩)
    メキシチール(メキシレチン塩酸塩)
    キシロカイン,オリベス(リドカイン塩酸塩)
   (3)Naチャネル遮断薬(Ic群)
    タンボコール(フレカイニド酢酸塩)
    プロノン(プロパフェノン塩酸塩)
   (4)III群不整脈用薬
    アンカロン(アミオダロン塩酸塩)
    ソタコール(ソタロール塩酸塩)
    シンビット(ニフェカラント塩酸塩)
   (5)Ca拮抗薬(IV群)
    ベプリコール(ベプリジル塩酸塩水和物)
    ワソラン(ベラパミル塩酸塩)
  8.ジギタリス製剤
   (1)ジギタリス製剤
    ジゴシン(ジゴキシン)
    ジギラノゲン(デスラノシド)
  9.精神神経用薬
   (1)抗精神病薬全般
   (2)フェノチアジン系薬
    ウインタミン(クロルプロマジン塩酸塩)
    フルメジン(フルフェナジン)
   (3)ブチロフェノン系薬
    セレネース(ハロペリドール)
    インプロメン(ブロムペリドール)
    ハロマンス,ネオペリドール(ハロペリドールデカン酸エステル)
   (4)ベンザミド系薬
    エミレース(ネモナプリド)
   (5)セロトニン/ドパミン遮断薬(SDA)
    ロナセン(プロナンセリン)
    ルーラン(ペロスピロン塩酸塩水和物)
    リスパダール(リスペリドン)
   (6)多受容体作用抗精神病薬(MARTA)
    セロクエル(クエチアピンフマル酸塩)
    クロザリル(クロザピン)
   (7)その他の抗精神病薬
    オーラップ(ピモジド)
   (8)抗うつ薬全般
   (9)三環系抗うつ薬
    トリプタノール(アミトリプチリン塩酸塩)
    トフラニール(イミプラミン塩酸塩)
    アナフラニール(クロミプラミン塩酸塩)
    プロチアデン(ドスレピン塩酸塩)
    ノリトレン(ノルトリプチリン塩酸塩)
    アナフラニール(クロミプラミン塩酸塩),アモキサン(アモキサピン),
    トフラニール(イミプラミン塩酸塩)
   (10)四環系抗うつ薬
    ルジオミール(マプロチリン塩酸塩)
    テトラミド(ミアンセリン塩酸塩)
   (11)選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
    パキシル(パロキセチン塩酸塩水和物)
    デプロメール,ルボックス(フルボキサミンマレイン酸塩)
    ジェイゾロフト(塩酸セルトラリン)
   (12)セロトニン/ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)
    サインバルタ(デュロキセチン塩酸塩)
   (13)ノルアドレナリン作動性/特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)
    リフレックス,レメロン(ミルタザピン)
   (14)その他の抗うつ薬
    レスリン,デジレル(トラゾドン塩酸塩)
   (15)気分安定薬
    リーマス(炭酸リチウム)
   (16)精神刺激薬
    モディオダール(モダフィニル)
   (17)選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
    ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)
  10.抗てんかん薬
   (1)抗てんかん薬全般
   (2)バルビツール酸系薬
    プリミドン(プリミドン)
    フェノバール(フェノバルビタール)
   (3)ヒダントイン系薬
    アレビアチン,ヒダントール(フェニトイン)
    ホストイン(ホスフェニトインナトリウム水和物)
   (4)サクシミド系薬
    ザロンチン,エピレオプチマル(エトスクシミド)
   (5)ベンゾジアゼピン系薬
    リボトリール,ランドセン(クロナゼパム)
   (6)イミノスチルペン系薬
    テグレトール(カルバマゼピン)
   (7)ベンズイソキサゾール系薬
    エクセグラン(ゾニサミド)
   (8)Dravet症候群治療薬
    ディアコミット(スチリペントール)
  11.その他のハイリスク薬
   (1)輸液・栄養製剤
    カリウム製剤全般
   (2)冠拡張薬
    ペルサンチン(ジピリダモール)
   (3)テオフィリン薬
    テオドール(テオフィリン)
    ネオフィリン,アプニション(アミノフィリン)
 B.ハイリスク薬ではないが,サプリメントとの相互作用が懸念される重要な薬剤
  1.抗リウマチ薬
   (1)免疫調節薬
    メタルカプターゼ(ペニシラミン)
  2.女性ホルモン製剤
   (1)卵胞ホルモン(エストロゲン)薬全般
   (2)経口避妊薬全般
  3.骨粗鬆症治療薬
   (1)ビスホスホネート製剤
  4.降圧薬
   (1)サイアザイド利尿薬
    ヒドロクロロチアジド
  5.狭心症治療薬
   (1)硝酸薬
    ニトログリセリン
  6.心不全治療薬
   (1)カテコラミン
    アデール(コルホルシンダロパート塩酸塩)
  7.利尿薬
   (1)ループ利尿薬
    ラシックス,オイテンシン(フロセミド)
   (2)カリウム保持性利尿薬
    アルダクトンA(スピロノラクトン)
   (3)バソプレシン拮抗薬
    サムスカ(トルバプタン)
  8.抗不安薬・睡眠薬
   (1)抗不安薬・睡眠薬全般
   (2)ベンゾジアゼピン系抗不安薬
    デパス(エチゾラム)
    コンスタン,ソラナックス(アルプラゾラム)
    ワイパックス(ロラゼパム)
    セルシン,ホリゾン(ジアゼパム)
    メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)
   (3)セロトニン1A部分作動薬
    セディール(タンドスピロンクエン酸塩)
   (4)バルビツール酸系睡眠薬
    イソミタール(アモバルビタール)
    ラボナ(ペントバルビタールカルシウム)
    ハルシオン(トリアゾラム)
    レンドルミン(ブロチゾラム)
    ドラール(クアゼパム)
   (5)非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
    マイスリー(ゾルピデム酒石酸塩)
    アモバン(ゾピクロン)
    ルネスタ(エスゾピクロン)
   (6)その他
    エスクレ(抱水クロラール)
  9.パーキンソン病治療薬
   (1)ドパミン作動薬
   (2)レボドパ含有製剤
    ドパストン,ドパゾール(レボドパ)
   (3)モノアミン酸化酵素(MAO-B)阻害薬
    エフピー(セレギリン塩酸塩)
   (4)ドパミン受容体刺激薬
    カバサール(カベルゴリン)
    パーロデル(ブロモクリプチンメシル酸塩)
  参考文献
第3章 サプリメント概要一覧
 A.サプリメントを使用する際の問題点
 B.サプリメント・健康食品に関する情報源
 C.サプリメント概要一覧
  CoQ10(コエンザイムQ10,ユビキノン,ビタミンQ)
  DHA(ドコサヘキサエン酸)
  DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)
  EPA(エイコサペンタエン酸)
  L-アルギニン
  N-アセチルグルコサミン
  S-アデノシルメチオニン(アデノシン-L-メチオニン)
  α-リポ酸(チオクト酸)
  亜鉛
  アガリクス(メマツタケ,カワリハラタケ,ヒメマツタケ)
  アシュワガンダ(ウィザニア,ウィタニア,インドニンジン)
  アセチル-L-カルニチン
  アセロラ(バルバドスサクラ,西インドチェリー)
  アニス(アニス種子)
  アマニ油(亜麻仁油)
  亜麻の種子(アマニ)
  アメリカジンセン(アメリカニンジン)
  アメリカンエルダー(アメリカンエルダーフラワー,エルダー,アメリカニワトコ)
  アルニカ(ウサギギク,ヤマウサギギク)
  アルファルファ(ウマゴヤシ,ムラサキウマゴヤシ)
  アロエベラ(アロエ)
  イエロードック(ナガバギシギシ,エゾノギシギシ)
  イカリソウ(ホーニーゴートウィード)
  イチジク(トウガキ)
  イチョウ(イチョウ葉エキス)
  イラクサ(ネトル)
  インゲン豆抽出物(ファセオリン,白インゲン豆)
  インドジャボク(インディアン・スネークルート)
  インドセンダン
  ウィンターグリーン(ヒメコウジ,チェッカーベリー)
  ウーロン茶
  ウコン(アキウコン,クルクミン)
  ウスベニタチアオイ(ビロードアオイ)
  ウチワサボテン(オプンティア,メキシコサボテン)
  ウバウルシ(ベアベリー)
  梅の実
  エキナセア(エキナケア,パープルコーンフラワー,プルプレア,ムラサキバレンギク)
  エゾウコギ(シベリア人参)
  エチレンジアミン四酢酸
  エリキャンペーン(オオグルマ)
  エルダーフラワー(ニワトコの花)
  エルダーベリー(ヨーロピアンエルダー(セイヨウニワトコ),アメリカンエルダー(アメリカニワトコ))
  黄連[オウレン](ミツバオウレン)
  オオアザミ(ミルクシスル,マリアアザミ)
  大葉子[オオバコ](車前草[シャゼンソウ])
  大麦
  オールスパイス(ピメント)
  オクタコサノール(ポリコサノール)
  オリーブ(オレイフ)
  オレガノ(ハナハッカ)
  オレゴングレープ(ヒイラギメギ)
  カウヘイジ(八升豆[ハッショウマメ],ムクナ)
  カカオ(ココア)
  垣根芥子[カキネガラシ](ヘッジマスタード)
  カスカラ(カスカラサグラダ)
  カフェイン
  カミツレ(カモミール,ジャーマン・カモミール)
  ガラナ豆(ガラナブレッド)
  カリウム
  カルシウム
  カレンジュラ(キンセンカ,マリーゴールド)
  甘草[カンゾウ](リコリス)
  ガンマーリノレン酸
  キカラスウリ(トウカラスウリ)
  キトサン
  ギムネマ(ギムネマシルベスタ)
  キャッツクロー(サメント)
  キャットニップ(イヌハッカ,チクマハッカ)
  キャラウエイ(ヒメウイキョウ,クミン)
  魚油(DHA,EPAを含む)
  キラヤ(チャイナバーク,シャボンの木)
  グアガム(グアーの種子)
  クコ(クコシ,クコヨウ)
  葛[クズ]
  グッグル(ガムググル)
  クランベリー(ツルコケモモ)
  グリーンコーヒー
  クリシン
  グルコサミン硫酸塩
  グルコマンナン(コンニャクマンナン)
  グルタミン
  グレープフルーツ
  グレープフルーツ種子抽出物
  クロム
  クロレラ
  ケール(ハゴロモカンラン,キャベツ)
  ゲッケイジュ(ローレル)
  ケフィア(ヨーグルトキノコ)
  ケルセチン(クエルセチン)
  紅茶
  コーヒー
  コーンシルク(トウモロコシ)
  虎杖[コジョウ](イタドリ,スカンポ,サイタズマ)
  コンドロイチン硫酸
  コンブ(ケルプ)
  サーチ(沙棘[サジー],サージ,ウミクロウメモドキ,サクリュウカ)
  サイリウム(ブラックサイリウム)
  ザクロ(サンセキリュウ,セキリョウ)
  サルサパリラ(サルサ)
  サンザシ(オオミサンザシ)
  ジアオグラン(アマチャヅル)
  地黄[ジオウ]
  ジャイアントフェンネル(アサフォティアダ,阿魏[アギ])
  シャクヤク
  ジャンボラン(ムラサキフトモモ)
  ジュニパー(ジュニパーベリー)
  ショウガ
  スルフォラファン
  セージ(スパニッシュセージ)
  セイヨウイソノキ(フラングラ)
  セイヨウカノコソウ(バレリアン)
  セイヨウシロヤナギ(ウィローバーク)
  セイヨウダイコンソウ(ベネディクトソウ,アベンス,ゲウム)
  セイヨウタンポポ
  セイヨウトチノキ(種子)(マロニエ)
  セイヨウヤドリギ(ミスルトウ)
  セラペプターゼ(カイコの酵素)
  セレウス(月下美人)
  セレン
  センシンレン(アンドログラフィス・パニクラータ)
  セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
  センナ(アレキサンドリア,チンネベリセンナ)
  大黄[ダイオウ](ルバーブ)
  大豆(枝豆,大豆に含まれる成分として大豆イソフラボン,エクオール,大豆レシチン)
  ダイダイ(ビターオレンジ)
  タイム(タチジャコウソウ)
  タマネギ
  ダミアナ(トゥルネラ・アフロディジィアカ)
  タラ肝油(魚油)
  タンジン
  チェストベリー(セイヨウニンジンボク)
  朝鮮五味子[チョウセンゴミシ]
  朝鮮ニンジン(オタネニンジン,高麗人参)
  チロシン
  月見草油[ツキミソウユ](オオマツヨイグサ,マツヨイグサ,メマツヨイグサ)
  ツクシ(スギナ)
  ティノスポラ・コルディフォリア(イボツヅラフジ)
  鉄
  デビルズクロー(ライオンゴロシ)
  ドイツスズラン
  唐辛子[トウガラシ]
  冬虫夏草[トウチュウカソウ](虫キノコ)
  トリプトファン
  ドロマイト
  ドンクアイ(カラトウキ,当帰)
  ナイアシン(ニコチン酸,ニコチンアミド,ビタミンB3)
  ナズナ(ペンペングサ)
  ナットウキナーゼ
  ナツメグ(ニクズク)
  ニガウリ(ツルレイシ,ゴーヤ)
  乳酸菌(ビフィズス菌,ヨーグルト)
  ニンニク(ガーリック)
  ノコギリソウ(ヤロー,セイヨーノコギリソウ)
  ノコギリヤシ(ソウパルメット)
  バーベリー(セイヨウメギ)
  パウダルコ
  パセリ
  バターナット(バタグルミ,シログルミ)
  パッションフラワー(トケイソウ)
  ハトムギ(ヨクイニン,ヨクベイ)
  バナジウム
  バナバ(オオバナサルスベリ)
  ハナビシソウ(キンエイカ)
  パパイヤ
  ハマビシ(トリビュラス)
  パラアミノ安息香酸
  パンガミン酸
  パンクレアチン
  パントテン酸(ビタミンB5,パンテチン)
  ビーベノム
  ビール酵母
  ピクノジェノール(松樹皮抽出物)
  ビタミンA
  ビタミンB6(ピリドキシン)
  ビタミンC(アスコルビン酸)
  ビタミンD
  ビタミンE
  ビタミンK
  ビルベリー
  ビンポセチン(カビントン,エチルエステル)
  フィーバーフュー(ナツシロギク,アルタミス)
  フィチン酸(イノシトール6リン酸)
  プーアール茶
  フェニルアラニン
  フェヌグリーク(コロハ)
  フェンネル(ウイキョウ)
  フスマ
  ブドウ
  ブプレウルム(ミシマサイコ,ツキヌキサイコ)
  冬葵[フユアオイ](トウキシ,カンアオイ)
  ブラダーラック(岩藻,ヒバマタ,フーカス)
  ブラックコホッシュ(ルイヨウボタン,アメリカルイヨウボタン)
  ブラックサイリウム(サイリウム)
  ブラックホアハウンド(クロニガハッカ)
  ブロメライン(ブロメラインパイナップル)
  分岐鎖アミノ酸(BCAA)
  ベータグルカン
  ペクチン
  紅麹[ベニコウジ]
  ベニノキ(アナトー)
  紅花[ベニバナ]
  ペパーミント(セイヨウハッカ)
  ペポカボチャ
  ペラルゴニウム・シドイデス
  ベルベリン
  ホウ素
  ホエイプロテイン
  ホーリーバジル(トゥルシー,カミメボウキ)
  菩提樹[ボダイジュ](シナノキ,リンデン)
  ホップ(セイヨウカラハナソウ)
  ボラージ(ルリジサ)
  ポリコサノール
  マーシュティー(ヒメシャクナゲ,イソツツジ)
  マイタケ
  麻黄[マオウ]
  マグネシウム
  マザーワート(ヤクモソウ,メハジキ,ホソバメハジキ)
  マテ茶
  マンナ(マンナトネリコ)
  ミツガシワ(スイサイ,ミズハンゲ)
  ミルラ(没薬[モツヤク])(ミルラノキ,没薬樹)
  メソグリカン(グリコサミノグリカン)
  メトキシル化フラボン(ポリメトキシフラボノイド)
  メラトニン
  メリッサ(コウスイハッカ,セイヨウヤマハッカ,レモンバーム)
  モクレン
  薬用ガレーガ
  ユーカリ(ユーカリノキ,ユーカリプタス)
  葉酸(ビタミンB9)
  ヨーグルト(乳酸菌)
  ヨーロピアンバックソーン(セイヨウクロウメモドキ)
  ライコウトウ(タイワンクロヅル)
  ライム(実,皮)
  ラビジ(ロベジ,ラベージ)
  ラベンダー
  藍藻[ランソウ](スピルリナ)
  リチウム
  リボース(D-リボース)
  リョクチャ
  リンゴ酢
  霊芝[レイシ](マンネンタケ,ロッカクレイシ)
  レッドクローバー(ムラサキツメクサ,アカツメクサ)
  レンギョウ(レンギョウウツギ)
  レンゲ(オウギ)
  ローズヒップ
  ワイルドレタス(ラクツカリュームソウ,トゲハニガナ,ケジシャ)
  ワイン

序文

 サプリメントには劇的な効果はないが、穏やかな効果が期待できる。加えて、食品に分類されているくらいなので、有害事象はまずないだろう。漠然とそのように理解している消費者は少なくない。
 しかし、穏やかであっても効果があるということは、有害事象もありうるのだと認識しなければならない。そして医薬品との相互作用もある。
 医療用医薬品のバイブルともいえる「今日の治療薬」は公開されている添付文書を簡潔にまとめたものであるが、その中にも相互作用(併用禁忌あるいは併用注意)物質のひとつとしてセントジョーンズワート(別名セイヨウオトギリソウ)を認めることができる。セントジョーンズワートはドイツではうつに効果があるサプリメントとして用いられている。
 しかし、医薬品とサプリメントとの相互作用は、医薬品の側から見た国内の添付文書にはセントジョーンズワート以外の記載はまず見当たらない。一方、サプリメントの側から見た医薬品との相互作用の情報量は多く、その内容が多岐に及ぶことには想像を絶するものがある。
 この事実を広く啓蒙する目的で本書を上梓した。
 第1章ではサプリメントと医薬品の相互作用の調べ方について、第2章ではハイリスク薬とサプリメントの相互作用について、第3章では汎用されている代表的なサプリメントについてその概要を記述した。
 医療費削減を見据えた代替医療への関心には、医薬品に一部取って替わるであろうサプリメントの活用も含まれる。欧米、とりわけ米国におけるサプリメントの普及は著しい。近い将来、わが国においても、サプリメントは普及する。
 そのような近い未来の姿を念頭に、サプリメントの効用と医薬品との相互作用について警告したい。
 ネガティヴな面を把握したうえでのサプリメントの有効活用は消費者の利益につながる。それは医療従事者としての責任でもある。

2018年9月
梅田悦生
堀美智子

9784524259595