書籍

リンパ腫セミナー

基本から学べるWHO分類改訂第4版(2017年)

  • 新刊

編集 : 日本リンパ網内系学会
ISBN : 978-4-524-25488-0
発行年月 : 2018年10月
判型 : B5
ページ数 : 158

在庫あり

定価4,536円(本体4,200円 + 税)


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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

リンパ腫診療の基本から最新の情報まで、エキスパートによるセミナー形式でわかりやすく解説。とくにWHO分類2017の改訂内容をポイント立てて説明。「丁寧に、わかりやすく」をモットーに平易な文体で記載され、リンパ腫診療の全体像がつかめる。リンパ腫の診断と治療に興味を持つ病理医やリンパ腫(血液)内科医だけでなく、研修医や医学生、メディカルスタッフにもおすすめ。

序章
 WHO分類改訂第4版(2017年)の変更点,WHO分類の将来展望
I章 総論
 セミナー1.適切なリンパ腫の病理診断を得るために
 セミナー2.免疫組織染色の実際
 セミナー3.フローサイトメトリーの具体的な見方
 セミナー4.リンパ腫染色体検査入門
 セミナー5.リンパ腫遺伝子診断入門
 セミナー6.リンパ節スタンプ標本の見方
 セミナー7.新病期分類と治療効果判定の実際と注意点(Lugano分類)
II章 各論
 A.病理診断入門
  セミナー8.低悪性度B細胞リンパ腫,マントル細胞リンパ腫
  セミナー9.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
  セミナー10.バーキットリンパ腫ならびに高悪性度リンパ腫
  セミナー11.急速進行性(アグレッシブ)B細胞リンパ腫の病理鑑別診断
  セミナー12.T細胞リンパ腫
  セミナー13.NK/T細胞リンパ腫
  セミナー14.ホジキンリンパ腫
 B.治療方針−標準治療とその実際
  セミナー15.濾胞性リンパ腫
  セミナー16.マントル細胞リンパ腫
  セミナー17.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
  セミナー18.T細胞リンパ腫
  セミナー19.NK/T細胞リンパ腫
  セミナー20.ホジキンリンパ腫
索引



 リンパ腫を含む造血器腫瘍のWHO分類第3版(2001年5月)は、それまでの形態学的分類から免疫学・分子生物学を基盤とした分類に大幅に衣替えしました。その後、2008年9月にWHO分類第4版が、さらに2017年9月にWHO分類改訂第4版が出版されました。後者の改訂版は、前版の基本的な枠組みを踏襲したものですが、いくつかの改訂(暫定項目、臨床的亜群、遺伝子・分子異常情報、臨床的意義など)がなされました。
 日本リンパ網内系学会の教育委員会では、「若手医師のためのリンパ腫セミナー」(これまでに計9回)、「リンパ腫スキルアップセミナー」(同3回)、「リンパ腫基本セミナー」(同2回)や「リンパ腫エキスパート養成セミナー」と題した年2回のリンパ腫セミナーを開催しています。セミナーごとにホジキンリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、低悪性度B細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫、リンパ腫診療のレベルアップ、免疫チェックポイント阻害薬の基礎と臨床などとテーマを絞り、エキスパートによるリンパ腫の病理診断と治療を中心にセミナーを実施しています。セミナーでは、「丁寧に、解りやすく」をモットーにしており、リンパ腫の診断と治療に興味をもつ病理医やリンパ腫(血液)内科医に好評を頂いています。日本リンパ網内系学会教育委員会では、これらのセミナーの内容を、『若手医師のためのリンパ腫セミナー−エキスパートによる講義録』(日本リンパ網内系学会、2012年6月、南江堂)と『レベルアップのためのリンパ腫セミナー』(日本リンパ網内系学会教育委員会、2014年6月、南江堂)として発刊し、セミナーに参加されなかった方々にも広く活用して頂いています。
 さらに本書『リンパ腫セミナー−基本から学べるWHO分類改訂第4版(2017年)』は、これまでのセミナー内容を、このたびのWHO分類改訂第4版(2017年)に照合させ、改訂された領域を中心に体系化したものです。日本リンパ網内系学会の教育委員会が総力を挙げた内容であり、WHO分類改訂第4版に沿った最初の出版本でもあります。本書では、セミナー同様、「丁寧に、解りやすく、平易な文体で」を念頭に記載することに努め、「セミナーの要点」、「ワンポイントレクチャー」、「レベルアップのために」といった理解を促すための項目を設け、さらにレクチャーの最要点を「Key Slide」として示しています。
 本書がリンパ腫の診断や治療を実践する多くの医師に有効に活用され、研修医、医学生、臨床検査技師、薬剤師などを含む若い世代の皆様にも役立つことを祈念しています。最後に、本書の編集作業をお引き受け頂きました鈴宮淳司教授と田丸淳一教授に深謝するとともに、ご執筆頂いたリンパ腫のエキスパートの先生方に心より御礼を申し上げます。また、本書の読者が、日本リンパ網内系学会のセミナーに参加し、エキスパートの講演を生で聴講されることを切に念願しています。

2018年9月
日本リンパ網内系学会理事長
山川光徳