書籍

日本医師会生涯教育シリーズ

内分泌疾患・糖尿病・代謝疾患―診療のエッセンス

  • 新刊

編集・発行 : 日本医師会
ISBN : 978-4-524-22981-9
発行年月 : 2021年11月
判型 : B5
ページ数 : 352

在庫あり

定価6,050円(本体5,500円 + 税)

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正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

日本医師会生涯教育シリーズの1冊.近年,研究進展が著しい内分泌疾患,糖尿病,代謝疾患について,最新のエッセンスを専門医以外の医師に向けてわかりやすくまとめ,本領域の基本的な考え方や知っておきたい新たな情報を概説.実地医家が日常診療の中で気軽に手に取って参考とし,日々の研鑽に役立てられる内容となっている.

カラー口絵
 1.内分泌疾患でみられる特徴的身体所見
 2.Common diseaseに潜む内分泌疾患(電解質異常の観点から)
 3.糖尿病治療の目標(糖尿病治療ガイド2020-2021)
 4.2型糖尿病の血糖降下薬(糖尿病治療ガイド2020-2021)
 5.角膜輪,皮膚黄色腫の写真/アキレス腱肥厚の肉眼所見とX線像・超音波画像
 6.臍レベル腹部CT像(内臓脂肪・皮下脂肪,肥満者と非肥満者)
 7.痛風関節炎・痛風結節の写真
 
T章 内分泌疾患
A.内分泌疾患の考え方
B.内分泌疾患の主な検査法
C.主要症候からのアプローチ
 1.体重減少
 2.低身長
 3.多尿
 4.脱毛
 5.多毛
 6.月経異常
 7.高血圧
 8.女性化乳房
D.内分泌緊急症
 1.下垂体卒中
 2.甲状腺クリーゼ
 3.粘液水腫性昏睡
 4.高カルシウム血症性クリーゼ
 5.副腎クリーゼ
E.主要内分泌疾患
 1.視床下部・下垂体疾患
  @下垂体前葉機能低下症
  A成長ホルモン分泌不全性低身長症,成人成長ホルモン分泌不全症
  B思春期早発症
  C下垂体腺腫,間脳下垂体腫瘍
  D先端巨大症
  Eクッシング病
  FSITSH(不適切TSH分泌症候群)
  Gプロラクチノーマ
  H中枢性尿崩症
  ISIADH(抗利尿ホルモン不適切分泌症候群)
 2.甲状腺疾患
  @甲状腺中毒症
  A甲状腺機能低下症
  B甲状腺腫と甲状腺腫瘍
 3.副腎疾患
  @原発性アルドステロン症
  Aクッシング症候群とサブクリニカルクッシング症候群
  B褐色細胞腫・パラガングリオーマ
  C原発性副腎皮質機能低下症
  D副腎偶発腫瘍,副腎悪性腫瘍
  E先天性副腎皮質酵素欠損症
 4.骨カルシウム代謝性疾患
  @副甲状腺機能亢進症
  A副甲状腺機能低下症
  B骨粗鬆症
  Cくる病・骨軟化症
 5.性腺疾患,内分泌腫瘍,受容体異常症
  @性腺機能低下症
  A多発性内分泌腫瘍症(MEN)
  B膵・消化管神経内分泌腫瘍(インスリノーマ,ガストリノーマ,カルチノイド症候群)
 6.その他
  @免疫チェックポイント阻害薬の副作用としての内分泌疾患
  A自己免疫と内分泌疾患(APS 1〜4型)
 
U章 糖尿病
A.糖代謝とは:糖尿病の成因と分類
B.糖尿病の診断(病歴聴取と身体所見の取り方,診断のための検査)
 1.治療指標とコントロール指標,治療方針の立て方
 2.糖尿病教育・支援とチーム医療
 3.医療災害への備えと災害時の対応
D.食事療法
E.運動療法
F.薬物療法
 1.経口薬による治療
  @ビグアナイド薬
  Aチアゾリジン薬
  Bα-グルコシダーゼ阻害薬
  CSGLT2阻害薬
  DDPP-4阻害薬
  EGLP-1受容体作動薬
  Fスルホニル尿素薬
  G速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)
 2.注射薬による治療
  @インスリン療法
  AGLP-1受容体作動薬
 3.薬物療法における注意点
  @低血糖,体重増加,肝・腎機能障害や心不全を有する患者
  A周術期の血糖コントロール
 4.その他の薬物療法(糖尿病に合併した高血圧,糖尿病に合併した脂質異常症)
G.糖尿病合併症とその対策
 1.急性合併症(糖尿病ケトアシドーシス,高血糖高浸透圧症候群)
 2.慢性合併症
  @糖尿病網膜症
  A糖尿病性腎臓病
  B糖尿病性神経障害
  C動脈硬化性疾患
  D糖尿病性足病変
 3.その他の合併症(併存疾患)
  @骨病変
  A歯周病
  B認知症
  Cがん
H.低血糖およびシックデイ
I.ライフステージごとの糖尿病
 1.小児・思春期における糖尿病
 2.妊娠と糖尿病
 3.高齢者の糖尿病
J.専門医に依頼すべきポイント
 1.糖尿病専門医に依頼する場合と他科専門医に依頼する場合
 2.地域連携,医療連携
K.主な大規模臨床試験
L.糖尿病スティグマとアドボカシー
M.Continuous Glucose Monitoring (CGM)
N.膵性糖尿病
 
V章 代謝疾患
A.脂質代謝異常
 1.リポタンパク代謝とその調節機構
 2.脂質異常症の診断基準と病型分類
 3.脂質異常症の問診・身体所見と臨床検査
 4.家族性高コレステロール血症
 5.原発性高カイロミクロン血症
 6.その他の原発性脂質異常症(家族性III型,家族性複合型,家族性IV型)
 7.二次性脂質異常症
 8.肥満症,2型糖尿病に伴う脂質異常症
 9.脂質異常症の治療と管理目標
 10.低脂血症,HDL代謝異常症
B.過栄養と低栄養
 1.肥満・肥満症の疫学・診断・病態
 2.肥満症の治療
 3.メタボリックシンドロームの歴史的背景と診断
 4.メタボリックシンドロームの病態
 5.特定健康診査と特定保健指導
 6.フレイル,サルコペニア
C.尿酸代謝異常(プリン・ピリミジン代謝異常)
 1.高尿酸血症と痛風
 2.低尿酸血症
 3.先天性プリン・ピリミジン代謝異常症
D.動脈硬化症
 1.動脈硬化の病態とリスク因子
 2.動脈硬化症の包括的リスク管理
 3.動脈硬化症の治療
E.その他の先天代謝異常症
 1.糖原病およびその他の糖質代謝異常症
 2.先天性アミノ酸代謝および有機酸代謝異常症
 3.ポルフィリン代謝異常
F.ビタミン欠乏症・過剰症



 近年、内分泌・糖尿病・代謝分野の研究進展は著しく、実地診療における新たな治療法や検査法の登場も相次いでいます。
 『日本医師会雑誌』の特別号としては、2002年に『内分泌疾患診療マニュアル』、2010年に『糖尿病診療2010』をそれぞれ刊行していますが、本書では、内分泌・糖尿病・代謝領域という幅広いテーマを扱っています。各領域における臨床・研究の進歩を踏まえ、疾患の基本的な考え方や、各疾患の診療(病態・診断・治療)に関して知っておきたい情報を概説していただくとともに、最新の知見や重要なトピックなどについても取り上げられています。
 本書は、実地医家の先生方が日常診療の中で気軽に手に取って参考とし、日々の研鑽に役立てられる内容とすることを目指して企画されました。各疾患の診療に臨む際に、活用していただければ幸いです。
 最後に、本書の刊行に際してご尽力いただいた監修の横手幸太郎先生、編集の小川佳宏先生、下村伊一郎先生、山内敏正先生、そして執筆にご協力いただいた諸先生方にこころより感謝申し上げます。

2021年10月
日本医師会会長
中川俊男