書籍

今日のOTC薬改訂第5版

解説と便覧

  • 新刊

編集 : 伊東明彦/中村智徳
ISBN : 978-4-524-22712-9
発行年月 : 2021年2月
判型 : A5
ページ数 : 720

在庫あり

定価4,180円(本体3,800円 + 税)


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正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

フローチャート・マトリックス・解説・便覧の4つのアプローチでOTC薬がよくわかる!「避けるべき(選ぶべき)商品リスト」とマトリックスに「アイコン」が加わり、さらに便利になったほか、よく使われるOTC薬を約1,900点掲載。充実の情報量で薬局カウンターでの「あれ?なんだったっけ?」をすばやく解決する一冊。

本書の使い方
購入者への共通カウンセリング事項
OTC薬を用いた薬物療法の実践
第1部 フローチャートとマトリックス
 A 解熱鎮痛薬に関連するフローチャート・マトリックス
 B 総合感冒薬(かぜ薬)に関連するフローチャート・マトリックス
 C 鎮咳去痰薬に関連するフローチャート・マトリックス
 D 胃腸薬に関連するフローチャート・マトリックス
 E 整腸薬,止瀉薬に関連するフローチャート・マトリックス
 F 便秘治療薬に関連するフローチャート・マトリックス
 G 痔疾患治療薬に関連するフローチャート・マトリックス
 H 外用消炎鎮痛薬に関連するフローチャート・マトリックス
 I 点鼻薬,鼻炎用内服薬に関連するフローチャート・マトリックス
 J 歯科・口腔用剤に関連するフローチャート・マトリックス
 K 湿疹・皮膚炎治療薬に関連するフローチャート・マトリックス
 L にきび治療薬に関連するフローチャート・マトリックス
 M 殺菌消毒薬,救急絆創膏に関連するフローチャート・マトリックス
 N みずむし治療薬に関連するフローチャート・マトリックス
 O 毛髪用薬に関連するフローチャート・マトリックス
 P 眼科用薬に関連するフローチャート・マトリックス
 Q 催眠鎮静薬に関連するフローチャート・マトリックス
 R 強心薬に関連するフローチャート・マトリックス
 S 禁煙補助薬に関連するフローチャート・マトリックス
 T 滋養強壮剤,ドリンク剤,カルシウム剤,アミノ酸に関連するフローチャート・マトリックス
第2部 解説と便覧
 1 解熱鎮痛薬
 2 総合感冒薬(かぜ薬)
 3 鎮咳去痰薬
 4 胃腸薬
 5 整腸薬,止瀉薬
 6 便秘治療薬
 7 痔疾患治療薬
 8 外用消炎鎮痛薬
 9 点鼻薬,鼻炎用内服薬
 10 歯科・口腔用剤
 11 湿疹・皮膚炎治療薬
 12 虫さされ,痒み止め用薬
 13 しもやけ,ひび,あかぎれ用薬
 14 うおの目,たこ,いぼ用薬
 15 体臭(腋臭)予防・制汗剤
 16 にきび治療薬
 17 やけど用薬
 18 サンスクリーン剤
 19 殺菌消毒薬,救急絆創膏
 20 みずむし治療薬
 21 毛髪用薬
 22 眼科用薬
 23 催眠鎮静薬
 24 眠気防止薬
 25 乗り物酔い予防薬(鎮うん薬)
 26 強心薬
 27 禁煙補助薬
 28 生活習慣病改善薬
 29 排尿障害改善薬
 30 虫除け薬
 31 ビタミン剤
 32 滋養強壮剤,ドリンク剤,カルシウム剤,アミノ酸
 33 漢方製剤
 34 妊婦・授乳婦に対するOTC薬の選択
 35 小児に対するOTC薬の選択
 36 高齢者に対するOTC薬の選択
 37 薬の体内動態
付録
索引

序文(改訂第5版)

 本書は、OTC薬を取り扱う方々が、利用者の健康維持・増進に寄与していただく際の参考書として2009年に初版を発行しました。OTC薬の入れ替わりは目まぐるしく日々新たなOTC薬が生まれています。本書を活用いただいている方々に新たな情報の提供とともにより活用しやすいように、また、本書を活用されていない方々にも広く活用していただけるように改訂第5版を発行させていただきました。
 OTC薬については、セルフメディケーション推進(2014年)が提言されて、医療用医薬品の要指導用医薬品や一般用医薬品への転用(スイッチOTC)、医療用におけるビタミン剤や湿布薬、うがい薬の処方制限、セルフメディケーション税制の導入など、OTC薬による地域住民の健康回復・維持・向上が求められています。スイッチOTC薬の有効成分も2016年に82成分であったものが、2020年には87成分に増えており、今後も増えてくるものと思われます。そのほか、スイッチOTC化した抗ヒスタミン薬の医療保険適用除外の提言や2022年度には75歳以上の原則2割負担の医療費自己負担割合の引き上げが言われています。さらに、地域包括ケアシステムの推進とともに薬局における健康サポート機能が求められ、健康相談、受診勧奨、OTC薬等を適切に選択できるような供給機能や助言体制が求められています。医療保険制度が異なるものの、海外ではOTC薬を取り扱う方々による来局者のOTC薬の選択等への関与が大きいという現状があります。わが国では薬剤師、登録販売者がOTC薬の選択、適正な使用に関する助言者として存在おり、OTC薬の有効活用における役割は大きく、使用目的に従って有効性と安全性を確保した対応が必要です。そのためにまずは、OTC薬の適応か受診勧奨かの判断(トリアージ)から始まり、OTC薬の適応であれば製品の選択および適正な使用に関する助言、そして、その後のフォローとなります。
 本書ではこの流れを意識した構成となっています。トリアージと利用者の状態に適したOTC薬の選択を行いやすくするため、症状からアプローチする「フローチャート」、そして利用者背景から選ぶべき、あるいは選ぶべきではない製品の選別、配合成分の特徴から選別できる「マトリックス」を掲載しています。そして、その根拠となる情報として薬効群別に疾病の原因と発症機序、効果のある症状、成分の作用と特徴、小児や高齢者等の利用者に対して選ぶべき成分・選んではならない成分、服薬上のアドバイス等を解説として記載し、さらに代表的なOTC薬のなかから適応症状から選択できるように、商品名、配合成分と含有量、注意事項を記載した「便覧」を掲載しています。
 本書を活用することで根拠に基づいた適切なトリアージと製品選択がより容易になるものと思います。薬や健康に関する薬局利用者や地域住民の相談に本書を活用していただきOTC薬を扱う専門職としての役割を果たし、健康な生活の確保に寄与していただけることを期待しています。
 最後に多忙のなか本書の改訂にあたり、ご尽力いただいた方々に深く感謝申し上げます。

2020年12月
伊東明彦
中村智徳