教科書

健康・栄養科学シリーズ

応用栄養学改訂第6版

  • 新刊

監修 : 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
編集 : 渡邊令子/伊藤節子/瀧本秀美
ISBN : 978-4-524-24863-6
発行年月 : 2020年4月
判型 : B5
ページ数 : 368

在庫なし

定価3,520円(本体3,200円 + 税)

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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

各ライフステージにおける生理的機能や栄養状態の特徴、スポーツ、特殊環境それぞれに応じた栄養ケア・マネジメント、ならびにその基礎となる食事摂取基準の考え方・科学的根拠を総合的にわかりやすく解説したテキスト。豊富な図表やコラム、脇組の基本用語解説などの工夫により学習しやすい構成になっている。「管理栄養士国家試験出題基準(2019年改定)」に対応。

第1章 栄養ケア・マネジメント
 A 栄養ケア・マネジメントの概念
 B 栄養アセスメント
 C 栄養ケア計画の実施,モニタリング
 D 栄養ケアの評価,フィードバック
第2章 食事摂取基準の基礎的理解
 A 食事摂取基準の意義
 B 食事摂取基準の基礎的理解
 C 食事摂取基準活用の基礎理論
 D エネルギー・栄養素別必要量
第3章 成長・発達,加齢/ライフサイクル
 A 概念
 B ライフサイクルチェーンの栄養とDOHaD
 C 胎生期と出生後の成長・発達
 D 加齢,老化とエンド・オブ・ライフ
 E ライフステージにおける食生活の状況と健康・栄養の課題
第4章 妊娠期,授乳期
●妊娠期
 A 妊娠
 B 産褥
 C 栄養アセスメントと栄養ケア
 D 栄養と病態・疾患
 E 栄養ケアのあり方
●授乳期
 A 授乳女性の生理的特徴
 B 栄養アセスメント
 C 授乳期の栄養と病態・疾患
 D 栄養ケアのあり方
第5章 新生児期,乳児期
 A 新生児,乳児の生理的特徴
 B 栄養アセスメントと栄養ケア
 C 授乳期の栄養補給法
 D 乳児期の食事摂取基準
第6章 幼児期
 A 幼児の成長
 B 幼児の発達
 C 栄養状態の変化
 D 栄養アセスメント
 E 栄養と病態・疾患・生活習慣
 F 栄養ケアのあり方
第7章 学童期,思春期
 A 学童期,思春期の生理的特徴
 B 成長期の栄養アセスメントと栄養ケア
 C 学童期,思春期の食事摂取基準と学校給食
第8章 成人期
 A 成人期の身体的および社会的特性
 B 成人期の食事摂取基準の特徴
 C 栄養と疾患,病態
 D 栄養アセスメント
 E 栄養およびその他の生活習慣のケアのあり方
第9章 高齢期
 A 高齢期の特徴
 B 高齢者の生理的特徴
 C 高齢者の精神的変化
 D 高齢期の栄養アセスメント
 E 高齢者の疾患と栄養ケア
 F 身体的特徴に配慮した栄養ケア
 G 介護予防・合併症予防のための栄養ケア
第10章 運動・スポーツと栄養
 A 運動時の生理的特徴とエネルギー代謝
 B 運動と栄養ケア
第11章 環境と栄養
 A 環境変化に対する生体の応答とホメオスタシス
 B ストレス応答と栄養
 C 特殊環境と栄養
参考資料
参考図書
練習問題解答
索引

改訂第6版の序

 本書の第5版が2015年3月に発行されてから5年が経過しました。この間の社会的変化はスピード感を増し、応用栄養学領域の新知見も数多く集積されています。さまざまな社会的問題のなかで食や栄養の重要性に対する認識も高まり、これらの問題解決のために、管理栄養士・栄養士には幅広くかつ科学的根拠に裏付けられた高度の専門的知識とそれに基づいた実践力がますます求められています。
 このたびの改訂第6版では、2019年3月に発表された管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)の内容を網羅し、管理栄養士養成課程教育の教科書としての位置づけを強く意識して編集をしました。まず、本シリーズのリニューアル方針に従って紙面デザインを一新しました。そして、章ごとに学習目標を示し、各項目には結論記述型の小見出しをつけて読みやすい文章を心がけ、重要語を欄外に示し、内容の理解が深まるように工夫しました。また、本書の内容に関連する新知見ならびに「日本人の食事摂取基準(2020年版)」をはじめとした諸種のガイドラインや統計資料も最新版を盛り込むように努力しました。さらに、第5版を活用していただいた諸先生方の貴重なご意見・ご要望を参考にして、より充実した応用栄養学の教科書として、これまで以上に多くの関係者に活用していただけるように努めました。
 わが国で2020年4月から5年間使用される「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、超高齢社会という社会的背景を考慮して高齢者の年齢区分が65〜74歳と75歳以上の2区分に変更され、高齢者の低栄養予防やフレイル予防は2015年版に比べてより重視されています。さらに、若い世代から必要とされる生活習慣病の発症予防を目的とした目標量に限って、新たにエビデンスレベルが付された点は注目すべきことです。このような新しい内容を理解した上で、ライフステージ別に生じている課題、たとえば低出生体重児の誕生、小児の食物アレルギーや肥満、若年女性のやせ、成人では生活習慣病、そして高齢者の潜在的低栄養・フレイル・サルコペニアなど、に対処していかなければなりません。
 改訂第6版では、大変ありがたいことに多数の新しい執筆者に加わっていただきました。編集方針をご理解の上で、ご対応いただきました執筆者の先生方とさまざまな調整にご尽力いただきました南江堂に深謝申し上げます。
 本書が管理栄養士・栄養士を目指す学生の教科書としてだけでなく、さまざまな対象者に向き合い第一線で活躍されている管理栄養士・栄養士の座右の書として活用いただけたら嬉しく思います。今後も、本書をより一層充実させていくために、忌憚のないご意見やご指摘をいただけたら幸いです。

2020年2月
編集者を代表して
渡邊令子