Aesthetic Medicine

美容医学の歴史は古く、古代には現在のスキンケアに通じる技術が使われていたことが知られている。例えば、クレオパトラがロバの乳を浴び、乳酸の恩恵を受けたのもその一つである。美学に起源を持つこの科学は、その後発展を続け、最新の技術を生み出すに至っている。本書は、世界的に著名なエキスパートたちの協力を得て、この分野の専門家を対象に、あまり一般的ではないがより深く知る必要のある事項を取り上げている。

著者であるGiuseppe Sito医師は、美容医学・美容整形の技術を用いた顔面欠損の研究に力を注いでおり、起こりうる合併症やその予防・治療の研究を続けながら、独自の技術についての研究論文を発表している。20年以上にわたってナポリ大学の客員教授を務め、美容医学・形成外科のインターンシップ創設時から会長を務め、現在はペガソ大学の美容医学・美容学修士課程の研究科長を務める。