教科書

国試合格へ最短!簡単!PT単!

イラストで覚えるPT専門問題頻出単語1500

編集 : 中島雅美/中島喜代彦
ISBN : 978-4-524-26195-6
発行年月 : 2019年2月
判型 : B6変型
ページ数 : 530

在庫あり

定価3,520円(本体3,200円 + 税)


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雅美塾流!“PT単”で国試合格力を最短でアップさせる方法
 『国試合格へ最短!簡単!PT単!―イラストで覚えるPT専門問題頻出単語1500』は,「単語の意味が分かれば,問われている内容を理解できる,解答できる,国試に受かる」をコンセプトに,PT専門分野の必修単語をまとめた単語帳です.「PT単」と呼ばれ,PTになるための勉強を始めたばかりの学生から国試受験直前の学生まで広く親しまれています.この記事では,PT単を最大限に活用して国試への合格力を最短でアップさせる方法を紹介します.

雅美塾流の勉強法をかたちにした“PT単”

 PT単の編者である中島雅美先生は,国試塾リハビリアカデミー(通称「雅美塾」)の塾長です.雅美塾とは,PTやOTの国家試験に残念ながら不合格となってしまった学生さんたちを国試に合格させ,PTやOTとして臨床へ送り出す学習塾です.
 国試に確実に合格するためには,医学用語の意味をイメージして理解できるようになることが最も重要だと雅美先生は言います.単語の意味が分かれば,問われている内容を理解でき,問われている内容を理解できれば,正解を選ぶことができるからです.PT単は雅美塾流のこの考えを元に作られました.
 それでは,“医学用語の意味をイメージして理解できるようになる”ためにはPT単をどのように使えばよいのでしょうか.雅美塾流の使い方をここで紹介します.

PT単の使い方―その1“読経”

まずは“読経”です.面倒だと思っても,とにかく声に出して医学用語を読む.最初は意味が分からなくても,お経のようにひたすら読む.これを徹底して毎日行うことで,国試得点力は確実に上がると雅美先生は断言します.


 確実に声に出して読めるよう,すべてのキーワードには読み仮名が付いています.一緒に勉強する仲間がいる場合,ご覧いただいた映像のように,互いに声を合わせるとよいでしょう.他の人の声に合わせる努力をすることは,記憶の定着によい効果をもたらすと雅美先生は言います.スラスラと読めるようになるまで,チェックボックスをマークして何回でも読みこんでいきます.
 声に出して読むことが,なぜそれほど重要なのでしょうか.たとえば赤ちゃんは,父親や母親がそれぞれ「パパですよ」「ママですよ」と語りかけたその言葉を聴くことで,父親が「パパ」,母親が「ママ」であることをやがて自然と理解できるようになります.同様に,医学用語をまずは声に出して読んで自分の耳で聴くことが,その意味を覚える最初の一歩だと雅美先生は言います.
 PT単の索引ページの言葉にはすべてルビが振られています.この索引語を声に出して読んでいけば,さらに多くの医学用語を覚えることができるでしょう.


 声を合わせて一緒に読んでくれる仲間がいない場合,上の映像のように,索引語を読み上げた音声に合わせて1人で読むこともできます.音声データと索引ページのpdfはこちらでダウンロードできます.

PT単の使い方―その2“描画”

 PT単では,多くの単語が図を用いて解説されています.雅美塾では,その図を自分で描く練習,“描画”を行います.まず2人〜3人のチームに分かれ,図を用いて解説された単語を1人が選びます.他の人はPT単を見ないでその単語を図にします.“描画”の担当の人は,その単語の意味や関連情報について相手に説明しながら図を仕上げていきます.


 相手に説明しながら描画をできるようになれば,“医学用語の意味をイメージして理解できるようになった”といえるでしょう.「パパ」あるいは「ママ」という音が,他でもないその人であると分かるようになるのと同じように,その医学用語が1つのイメージに結びつくようになるのです.“意味が分かる”とはそういうことだと雅美先生は言います.
 こうして単語の意味が分かるようになれば,問われている内容を理解できるようになります.問われている内容を理解できるようになれば,正解を選ぶことができるようになります.正解を選ぶことができるようになれば,国試に合格できるのです!

(まとめ・南江堂教科書編集部)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

「単語の意味が分かれば、問われている内容を理解できる、解答できる、国試に受かる」をコンセプトに、PT専門分野の必修単語を1冊にまとめた。異常歩行や各種体操など、イメージして覚えたい単語には図を付けた。好評の姉妹書『PT・OT国家試験共通問題頻出キーワード1800』(南江堂、2013年)と併せて使えば国試合格間違いなし!

1.運動生理学
2.臨床運動学
3.理学療法概論
4.理学療法評価学
5.基本介入手段(運動療法)
6.基本介入手段(物理療法)
7.基本介入手段(ADL)
8.基本介入手段(自助具)
9.基本介入手段(リハビリテーション関連機器)
10.基本介入手段(生活環境論)
11.基本介入手段(義肢学)
12.基本介入手段(装具学)
13.障害別理学療法治療学(骨関節障害)
14.障害別理学療法治療学(中枢神経障害[脳血管障害])
15.障害別理学療法治療学(中枢神経障害[PD,SCD,MS,ALS])
16.障害別理学療法治療学(中枢神経障害[脊髄損傷])
17.障害別理学療法治療学(内部障害)
18.障害別理学療法治療学(老年期障害)
19.障害別理学療法治療学(末梢神経障害,筋障害)
20.障害別理学療法治療学(発達障害)
21.障害別理学療法治療学(人間発達学)
索引

序文

 2018年現在、理学療法士養成校定員数は一学年約14,000人です。養成校の数は年々増え、今後も増加する見込みがあります。ところが、実際に理学療法士を目指して国家試験を受験する学生数(新卒)は、第53回(2018年)で約11,000人でした。定員数と比べて3,000人ほど少ないのです。また、国家試験の合格率は10年ほど前から90%を割るようになり、70〜80%台に低下しています。
 文部科学省の学校基本調査をみると、出生率は年々減少しているにもかかわらず、大学や専門学校は年々増え続けています。その結果、全国の理学療法士養成校の入学者数は定員割れし、さらに学内での留年率や退学率も増加している状況です。2010年から高等学校授業料を無償化する制度が導入されて、日本中の子供たちが少なくともどこかの高等学校へ入学できるようになりました。さらに高等教育である大学や専門学校でも指定校推薦入試を行う学校が大多数となってしまいました。こうした現状から学生たちが「自己学習方法」を知らないまま成長してきているように思います。
 学生たちの周りには、「テレビ」「ビデオ」「インターネット」「ユーチューブ」「スマホ」などなど、モノや情報があふれています。理学療法士養成校では、教員の先生方がパソコンを巧みに操作して、パワーポイント映像を見せる講義が中心となっています。そのため学生たちは配布されたプリントをただただ丸暗記しているのが現状です。きっと「鉛筆を持ち、書いて、声に出して、繰り返す」という方法は古い学習法だと思われているのでしょう。
 しかしながら、本来の学習とは「暗記」ではなく「徹底的に理解すること」であり、「理解する」とは「イメージできる」ことに他ならないと思います。
 「知識」の基本は「語彙」にあります。「語彙」にもいろいろ(基礎語彙、基本語彙、理解語彙、使用語彙など)ありますが、特に「理解語彙」が重要です。「理解語彙」とは見聞きして意味がわかることばの集まりのことで、「使用語彙」とは自分が使うことのできることばの集まりです。「理解語彙」が増えれば「使用語彙」が増えることになりますので、「理解語彙」を増やすことが「学習」にとって最も重要になるのです。
 ところが近年の理学療法士養成校での学習では、この「理解語彙」を増やす学習が軽視されているように感じます。教員の先生方は事前に講義用の学習資料をたくさん作成して講義をされているようですが、受講する学生たちは、「話さない」「繰り返さない」「書かない」受動的態度であるため、一向に「理解語彙」が増えず、その結果「使用語彙」も増えずに試験や実習で単位を落としてしまう状況が続いているように思います。つまり医療現場で当たり前に使われている「医学用語」を「理解語彙」「使用語彙」にできていないことが、今の教育現場における一番の問題なのです。
 理学療法士国家試験で使用されている「医学用語」は、医療現場における「基き本ほん語ご彙い」です。「医療基本語彙」を「理解語彙」「使用語彙」にすることが国家試験合格への最短の近道なのです。理学療法士国家試験受験生においては、この『国試合格へ最短!簡単!PT単!』で、しっかりと「医療基本語彙」を学び、医療現場での「理解語彙」「使用語彙」にしてください。本書では語ご彙いになるべくルビをつけていますので、可能な限り声に出して何回も繰り返し読んで、完全に「使用語彙」にしてください。そうすれば必ず、国家試験に必ず「合格」できます。過去35年以上にわたり理学療法士、作業療法士の教育にかかわってきた教員の一人として、皆さんの学習の第一の手助けになる書籍を、皆さんの手元にお届けします。
 この『国試合格へ最短!簡単!PT単!』を「理学療法士国家試験合格へのバイブル」「理学療法士になるためのバイブル」として、多くの学生さんにお使いいただくことを切に願っております。

2018年12月
編者