教科書

歯科のための内科学改訂第4版

編集 : 西田次郎/小島孝雄/大久保直
ISBN : 978-4-524-25519-1
発行年月 : 2018年4月
判型 : B5
ページ数 : 498

在庫あり

定価9,350円(本体8,500円 + 税)

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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

歯科学生に必要な内科学の知識をまとめた教科書。歯科診療と関係の深い口腔症状や、内科的疾患はもちろん、内科学全般についても解説している。今改訂では、最新の知見に基づき内容を更新した。また「高齢者医学」の項目を充実させた。さらに平成30年版国家試験出題基準にも対応。

第1章 内科学の基本的事項
 A.内科学とは
 B.内科学と歯科
 C.臨床疫学とEBM
 D.内科疾患の年次推移
 E.内科疾患の原因
 F.腫瘍
 G.臓器移植と脳死判定
 H.医の倫理
第2章 内科学的診断と臨床検査
 A.診断の意義,目的と方法
 B.問診と病歴
 C.身体所見のとり方
 D.カルテの記載
 E.生命徴候の診察
 F.主な内科的症候
 G.臨床検査
第3章 循環器疾患
 総論
  A.循環器の構造と機能
  B.主要症候と病態生理
  C.検査法
  D.心不全
  E.急性循環不全(ショック)
  F.循環障害
  G.高齢者における循環器疾患
 各論
  A.不整脈
  B.虚血性心疾患
  C.心筋疾患
  D.先天性心疾患
  E.後天性心疾患
  F.感染性心内膜炎
  G.心膜疾患
  H.心臓腫瘍
  I.血圧異常
  J.動脈疾患
  K.静脈疾患
第4章 呼吸器疾患
 総論
  A.呼吸器の構造と機能
  B.主要症候と病態生理
  C.検査法
  D.禁煙指導
 各論
  A.呼吸器感染症
  B.閉塞性肺疾患
  C.間質性肺疾患
  D.腫瘍性疾患
  E.肺循環障害
  F.胸膜疾患
  G.呼吸調節障害
  H.呼吸不全
第5章 消化管疾患
 総論
  A.消化管の構造と機能
  B.主要症候と病態生理
  C.検査法
 各論
  A.食道疾患
  B.胃・十二指腸疾患
  C.腸疾患
  D.消化管疾患による口腔症状
第6章 肝・胆・膵・腹膜疾患
 6−1.肝疾患
  総論
   A.肝臓の構造と機能
   B.主要症候と病態生理
   C.検査法
  各論
   A.肝炎ウイルス検査
   B.急性ウイルス性肝炎
   C.劇症肝炎
   D.慢性肝炎
   E.薬剤性肝障害
   F.アルコール性肝障害
   G.脂肪肝
   H.非アルコール性脂肪肝炎
   I.体質性黄疸
   J.肝硬変
   K.自己免疫性肝疾患
   L.肝腫瘍
   M.肝膿瘍
   N.肝移植
 6−2.胆道疾患
  総論
   A.胆道系の構造と機能
   B.主要徴候
   C.検査法
  各論
   A.胆石症
   B.胆道炎症性疾患
   C.胆道良性腫瘍
   D.胆道悪性腫瘍
   E.原発性硬化性胆管炎
 6−3.膵疾患
  総論
   A.膵臓の構造と機能
   B.検査法
  各論
 6−4.腹膜疾患
  総論
  各論
第7章 内分泌疾患
 総論
  A.ホルモンの分泌と生理作用
  B.内分泌疾患の分類
  C.内分泌疾患の診断
 各論
  A.視床下部・下垂体疾患
  B.甲状腺疾患
  C.副甲状腺
  D.副腎疾患
   D−1.副腎皮質疾患
   D−2.副腎髄質
  E.異所性ホルモン産生腫瘍
  F.性分化異常
  G.マッキューン・オルブライト症候群
  H.内分泌疾患の顔面・口腔症状
第8章 代謝疾患
 総論
  A.代謝と代謝疾患
  B.代謝・栄養疾患の原因
  C.三大栄養素の代謝
 各論
  A.糖尿病
  B.脂質異常症
  C.高尿酸血症・痛風
  D.肥満症
  E.るいそう
  F.ビタミン欠乏症・過剰症
  G.代謝性骨疾患
  H.アミロイドーシス
第9章 神経・筋肉疾患
 総論
  A.神経系の構造と機能
  B.主要症候と病態生理
  C.神経疾患の診察法
  D.検査法
 各論
  A.脳血管障害
  B.脳腫瘍
  C.脳・髄膜の感染症
  D.外傷性脳疾患
  E.認知症
  F.パーキンソン病と類縁疾患
  G.脊髄小脳変性症
  H.脱髄疾患・中枢性自己免疫疾患
  I.脊髄疾患
  J.末梢神経疾患
  K.運動ニューロン変性疾患
  L.筋肉疾患
  M.重症筋無力症
  N.代謝性・栄養性・中毒性疾患
  O.機能性障害(てんかん・片頭痛)
  P.摂食嚥下障害
第10章 血液・造血器疾患
 総論
  A.血液と造血
  B.止血機序
  C.主要症候と病態生理
  D.臨床検査法
  E.輸血
 各論
  A.赤血球系の異常
  B.白血球系の異常
  C.出血性素因・血栓性素因
第11章 腎・泌尿器疾患
 総論
  A.腎臓の構造
  B.腎臓の機能
  C.主要症候
  D.病態生理
  E.検査
 各論
  A.腎不全
  B.糸球体疾患
  C.尿細管間質障害
  D.全身性疾患による腎障害
  E.中毒性腎症
  F.血管系の疾患
  G.尿路感染症
  H.嚢胞性腎疾患
  I.妊娠と高血圧
  J.水腎症
  K.尿路結石
  L.腎腫瘍
  M.下部尿路疾患
第12章 膠原病およびリウマチ性疾患,アレルギー疾患
 12−1 膠原病およびリウマチ性疾患
  総論
   A.臨床上の特徴
   B.主要症状
   C.検査所見
  各論
   A.関節リウマチ
   B.全身性エリテマトーデス
   C.全身性強皮症
   D.多発性筋炎/皮膚筋炎
   E.シェーグレン症候群
   F.ミクリッツ病
   G.混合性結合組織病
   H.ベーチェット病
   I.全身性血管炎
 12−2 アレルギー疾患
  総論
   A.アレルギーとは
   B.検査法
  各論
   A.アナフィラキシー
   B.アレルギー性鼻炎・花粉症
   C.皮膚粘膜アレルギー
第13章 感染症・寄生虫疾患
 総論
  A.定義
  B.分類
  C.感染源・感染経路
  D.感染症の変遷
  E.感染症法
  F.性行為感染症
  G.院内感染(医療関連感染)とその対策
  H.病巣感染
  I.主要症候と病態生理
  J.検査
  K.敗血症
  L.新型インフルエンザ
  M.感染性心内膜炎
  N.誤嚥性肺炎
  O.化学療法
 各論
  A.細菌感染症
  B.ウイルス感染症
  C.真菌感染症
  D.マイコプラズマ感染症
  E.スピロヘータ感染症
  F.リケッチア感染症
  G.クラミジア感染症
  H.原虫・寄生虫疾患
   H−1.原虫
   H−2.寄生虫
  I.歯科関連事項
第14章 中毒,物理的・環境的原因による障害
 14−1.中毒
  総論
   A.急性中毒,慢性中毒
   B.主要症候
   C.診断・検査法
  各論
   A.薬物中毒
   B.アルコール中毒
   C.工業毒中毒
   D.農薬中毒
   E.食中毒
 14−2.物理的・環境的原因による障害
  A.寒冷・高温による障害
  B.光線による障害
  C.電撃による障害
  D.気圧による障害
  E.光化学スモッグによる障害
  F.振動障害
  G.熱傷(火傷)
  H.溺水
第15章 遺伝性疾患
 A.主要疾患
 B.家族観察,保因者・罹患者の診断法
 C.予防,管理
第16章 高齢者医学
 A.老化
 B.高齢者の病気の特徴
 C.高齢者の薬物療法
 D.超高齢社会における医学的・社会的問題
付録 基準値一覧表
参考図書
歯科医師国家試験出題基準対応表
索引

改訂第4版の序文

 本書の初版は、歯科医・歯科学生向けの内科学書として1997年に発刊され、これまでに2度の改訂を経て全国の数多くの歯学部において「内科学」の教科書として高い評価を受けてきた。
 初版が発行されてからすでに20年が過ぎたが、この間、日本においては世界に類を見ない高齢化が進んでおり、団塊の世代が後期高齢者になる2025年を目安に、時代に即した医療システムの変容が求められている。
 このような社会的背景のもと、歯科診療においては局所の歯科治療の技術より患者の有する基礎疾患への理解、対処が求められ、歯科医にとって内科学を中心とした医学的知識を学ぶことの重要性は以前よりはるかに増している。
 本書の改訂第3版が2010年に発刊されてから8年が経過したが、医学医療の発展は目覚ましく、内科学の診断、治療においても多くの新たな知見が加わり、各疾患の診療ガイドラインの改変も行われてきた。この間、歯科学生の必修かつ基本となる教育目標をまとめた「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」においては、医学的知識の項目が増えてきており、口腔と全身との関わり、とくに高齢者や全身疾患を有す患者への対応などが重要視されている。
 このような状況から本書を改訂する必要性が高まり、改訂第4版の発行を企画した。改訂第4版では、全国の歯学部において教鞭を取っていらっしゃる内科学担当の先生方にそれぞれの専門分野の執筆をお願いし、アップトゥデートな内容に全面的に書き改めていただいた。歯科医師国家試験において、内科学に関連する出題数が増加し、その難易度も上昇していることから、各執筆者には、国家試験の内容を十分に検討していただき、それに対応できる項目・内容を加えるとともに、歯科学生がより理解しやすい記述をお願いした。
 本書が歯科学生必携の内科学教科書として、また臨床現場でご活躍の先生方の歯科診療に役立つ内科学書として活用されることを期待したい。
 今回の改訂にあたり、お忙しい中ご執筆いただきました先生方に感謝申し上げるとともに、本書の出版にご尽力いただいた南江堂の諸氏に御礼申し上げる。

平成30年2月
編集者