わかりやすい病理学改訂第5版
こちらの商品は改訂版・新版がございます。
監修 | : 岩田隆子 |
---|---|
編集 | : 恒吉正澄/豊島里志/高橋睦夫 |
ISBN | : 978-4-524-25035-6 |
発行年月 | : 2008年12月 |
判型 | : B5 |
ページ数 | : 330 |
在庫
定価2,860円(本体2,600円 + 税)
- 商品説明
- 主要目次
- 序文
わかりやすい2色刷のシェーマと簡潔かつていねいな解説のコメディカル学生向けテキスト。組織写真を見ただけでは理解しづらいポイントが明確に示され、病理学を系統的に理解できるように配慮した。今改訂では、全体にわたり最新の内容を盛り込んだ。カラー口絵付き。
I 序論
II 総論
1.病因
2.退行性病変と代謝異常
3.循環障害
4.進行性病変
5.炎症
6.免疫
7.感染症
8.腫瘍
9.先天異常
10.老化
III 各論
1.循環器系
2.呼吸器系
3.消化器系
4.内分泌系
5.泌尿器系
6.生殖器系
7.造血器系
8.神経系
9.感覚器系
10.運動器系
11.皮膚
IV 病理検査法
この度、平成20年(2008)4月から、病理学会にとって長年の宿願であった標傍診療科としての「病理診断科」がスタートし、他の診療科と同じように院外への広告として、「病理診断科」を掲げることができるようになった。これは病理の存在感が増すことであり、当然ながら病理担当者の責任も重くなってくることでもある。さらに、医療系技術者(看護師、臨床検査技師、臨床放射線技師、理学療法士、作業療法士など)との連携の中で、チーム医療の一翼を担い、日常業務ではスピーディな対応と高い精度がより要求されることになる。しかるに、現在、種々の画像診断機器が急速に進歩し、きめ細かな治療が選択される中で、病理学的検奈はより重きを置かれるようになった。このような背景の下で、医療系技術者の役割も大きくなってきた。
本書は平成元年(1989)に「わかりやすい」ことを大きな目標に編集・出版され、同時に最新の知見を盛り込み、常に新しい情報を提供できる教科書を目指してきた。以来、わかりやすいとの評判をいただき、20年近く経過し、今回が第5版になる。本書は医療系技術者を志向する学生が使用し易く、理解がし易いように、シェーマに工夫をし、視覚にうったえる紙面構成を心がけた。また、前版で好評であった口絵を引き続き掲載し、わかりやすいシェーマと写真とを比べることにより深い理解が得られるようにした。
執筆者も一部変更となり、新たな視点の解説も加わり、一段と充実した内容になったと思っている。
今後、ますます先鋭化する一万で、心の優しさが求められている医学医療を正しく理解する上で、不可欠な「病理学」を学ぶ人に、本書「わかりやすい病理学」は大きく寄与するものと確信している。
平成20年9月
監修者編集者一同