看護学テキストNiCE
看護理論
看護理論20の理解と実践への応用
こちらの商品は改訂版・新版がございます。
編集 | : 筒井真優美 |
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ISBN | : 978-4-524-24729-5 |
発行年月 | : 2008年4月 |
判型 | : B5 |
ページ数 | : 286 |
在庫
定価2,420円(本体2,200円 + 税)
- 商品説明
- 主要目次
- 序文
看護実践の支えとなる代表的な20の理論を読み解くテキスト。(1)理論家の紹介、(2)理論が生まれた源泉・歴史的背景、(3)理論の主要概念や命題、(4)実践、研究、教育現場における実用性・重要性、をわかりやすく、シンプルに解説する。事例によって、看護理論の具体的な実践方法を紹介し、臨床現場での応用に結びつける思考力を育む。2色刷り。
はじめに
第I章 総論
1. 理論とは
2. 理論の評価
3. 看護理論の歴史と動向
第II章 各論:看護理論20の理解と実践への応用
1. フローレンス・ナイチンゲール
2. ヴァージニアA.ヘンダーソン
3. アーネスティン・ウィーデンバック
4. ヒルデガードE.ペプロウ
5. マーサE.ロジャース
6. ドロセアE.オレム
7. ドロシーE.ジョンソン
8. マイラE.レヴァイン
9. フェイG.アブデラ
10. アイモジンM.キング
11. アイダJ.オーランド
12. ジョイス・トラベルビー
13. マドレーヌM.レイニンガー
14. マーガレット・ニューマン
15. シスター・カリスタ・ロイ
16. マールH.ミッシェル
17. ローズマリー・リゾ・パースィ
18. ジーン・ワトソン
19. ノラJ.ペンダー
20. パトリシア・ベナー
付録1 本書における看護理論家一覧
付録2 看護の歴史
看護という道を歩み始め、多くの方々との研究や交流のなかで、“看護”とは、“看護学”とは、“看護理論”とは、“看護科学”とはそれぞれ何かを学び、問い続けています。とくに、聖路加看護大学大学院での檜垣マサ先生に学んだ看護概論、ニューヨーク大学博士課程でマーサ E.ロジャーズ博士から学んだ看護論、また、都留伸子先生に教わりながら翻訳した医学書院の「看護理論家とその業績」では看護理論を学ぶことの大切さを痛感させられました。看護学のこれまでの発展の歴史を振り返ると、多くの看護理論家の研究への情熱と努力を感じとることができます。そこで、本書では、読者の皆さまに、20の看護理論をご紹介するとともに、看護から看護科学にいたるまでの歴史がつながりをもって発展したことをご理解いただけるよう心がけました。
第I章では理論および理論の評価についての解説、看護理論の歴史と動向をとりあげています。理論および理論の評価に関してはMeleis(1997,2007)を中心に、Chinn &Kramer(1995)、Fawcett(1993/2001)、Tomey & Alligood(2002/2004)、Walker & Avant(1995)などの著書を参考にしています。
第II章は、第I章の理論の評価をもとに共通の構成を考え、看護実践、教育、研究で多く用いられている20の看護理論を解説しました。ただし、ナイチンゲールだけはどうしてもその構成になじみませんでしたので、内容的に共通するようにしていただきました。
解説は各看護理論に精通している先生方にお願いしました。解説者の多くはその理論家と交流があり、最新の理論についての情報を盛り込んでいただいています。たいへんわかりやすく、各看護理論家の新たな魅力が発見できるのではないかと思っています。
付録として、「本書における看護理論家一覧」と「看護の歴史」の年表を掲載しております。「本書における看護理論家一覧」には、米国の地図も載せてあり、各看護理論をお読みになる前にご覧いただければと思います。また、年表は理論家の背景を理解するのに役立つと思います。
2008年 桜の咲くころ
筒井真優美
(一部改変)