教科書

健康・栄養科学シリーズ

公衆栄養学改訂第7版

こちらの商品は改訂版・新版がございます。

監修 : 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
編集 : 吉池信男/林宏一
ISBN : 978-4-524-22527-9
発行年月 : 2020年3月
判型 : B5
ページ数 : 318

在庫なし

定価3,300円(本体3,000円 + 税)

サポート情報

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

公衆栄養活動に必須な知識として、栄養疫学の基礎知識、栄養政策、現代の健康・栄養問題とそのアセスメントからプログラムの実施・評価までを総合的に学べる好評テキスト。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」、「管理栄養士国家試験出題基準(2019年改定)」に対応。

第1章 公衆栄養学の概念
 A 公衆栄養の概念
 B 公衆栄養活動の基本と展開過程
第2章 健康・栄養問題の現状と課題
 A 健康状態の変化
 B 食事の変化
 C 食生活の変化:食行動・食態度・食知識・
 D 食環境の変化
 E 諸外国の健康・栄養問題の現状
第3章 栄養政策
 A わが国の公衆栄養活動と関連法規
 B 管理栄養士・栄養士制度と職業倫理
 C 国民健康・栄養調査
 D 実施に関する指針,ツール
 E わが国の健康増進基本方針と地方計画
 F 諸外国の健康・栄養政策
第4章 栄養疫学
 A 栄養疫学の概要
 B 栄養疫学の指標
 C 栄養疫学の方法
 D 栄養疫学のための食事調査法
 E 食事摂取量の測定方法
 F 食事摂取量の評価方法
第5章 公衆栄養マネジメント
 A 公衆栄養マネジメントの概念とプロセス
 B 公衆栄養アセスメント
 C 公衆栄養プログラムの目標設定
 D 公衆栄養プログラムの計画
 E 公衆栄養プログラムの実施
 F 公衆栄養プログラムの評価
第6章 公衆栄養プログラムの展開
 A 地域特性に対応したプログラムの展開
 B 食環境整備のためのプログラムの展開
 C 地域集団の特性別プログラムの展開
付録 公衆栄養の歴史
付録 栄養関連法規
参考図書
練習問題解答
索引

改訂第7版の序

 管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)に準拠した教科書である本書「健康・栄養科学シリーズ公衆栄養学」は、2006年4月の初版刊行以来、2〜3年ごとに出題基準の改定あるいは新たな栄養政策に合わせて改訂を行い、読者が最新情報を学べるよう配慮してきた。改訂第7版では、2019年3月に改定された「管理栄養士国家試験出題基準」に準拠し、最新の法規、制度、統計データ等を盛り込んだ。本書は改訂の都度、分かりやすさと読みやすさに改良がなされているが、改訂第6版より紙面デザインを一新し、一段と読みやすくなっている。各章に学習目標を示すことで、学習内容を明解に示した。また、それぞれの項に小見出しをつけ、内容が一目で理解できるように工夫した。さらに、重要用語を欄外に示し、学習の一助とした。
 公衆栄養学は、日本のみならず地球上のすべての人々が、生命を維持し、健全に発育し、健康を増進するとともに、栄養に関連する疾病や障害を回避するために不可欠な実践科学である。この理念は、管理栄養士としてどのような職場でどのような仕事に就こうとも、忘れてはならないことである。わが国のこれまでの栄養政策や栄養に関わる活動は、「誰一人取り残さない」ことを基本としており、国内外を問わずさまざまな「格差」の拡大が課題となる中にあっても、「持続可能性」(サステナビリティ)を強く意識し、行動していくことが求められる。そのためにも、さまざまな個人により構成されるさまざまな集団を対象とした栄養アセスメントから始まるPDCAサイクルを着実に回し、未来につながるようなより良い活動を担えるよう、本書でしっかりと学びを深めて欲しい。

2020年2月
編集者一同

9784524225279