看護学テキストNiCE
小児看護学V 小児看護技術[Web動画付]改訂第5版
子どもと家族の力を引き出す技
| 監修 | : 二宮啓子/今野美紀 |
|---|---|
| 編集 | : 田畑久江/金丸友 |
| ISBN | : 978-4-524-22336-7 |
| 発行年月 | : 2025年12月 |
| 判型 | : B5判 |
| ページ数 | : 288 |
在庫
定価3,300円(本体3,000円 + 税)
- 商品説明
- 主要目次
- 序文

子どもの力を引き出し,処置やケアへの主体的参加に向けた看護を学べるテキスト.前版『NiCE小児看護学T 小児看護学概論・小児看護技術』を分冊化し,本書は「小児看護技術」の巻として再編.各技術項目につき,Skill表を掲載.「アセスメント」「実施」「副作用・合併症と対応」「記録・報告」の各工程において,根拠やポイント,注意点を示した.今改訂では,「子どもと家族のセルフマネジメントを促す技術」の章を新設したほか,新たに12本の動画を収載.
第T章 コミュニケーション技術,アセスメント技術
1 コミュニケーション
A.コミュニケーションに関する基礎知識
1●子どものコミュニケーション
2●子どものコミュニケーションスキルの発達とかかわり方
B.病院における子どもとのコミュニケーション
1●子どものアセスメント
2●子どもとのコミュニケーションの実際
2 健康歴の聴取
1●健康歴の聴取の目的
2●成長・発達の知識
3●基本的な手技
4●健康歴の聴取の手順
Skill 健康歴の聴取
3 全身状態の把握
1●全身状態の把握の目的
2●留意すべき子どもの権利と看護行為のあり方
3●全身状態の把握の手順
Skill 全身状態の把握
4 バイタルサイン
A.バイタルサインの概要
B.呼 吸
1●呼吸数測定の目的
2●解剖・生理,成長・発達の知識
3●呼吸数を聴診器以外で測定する方法
Skill 聴診器による呼吸数測定
C.脈拍(心拍)
1●脈拍測定の目的
2●解剖・生理,成長・発達の知識
Skill 脈拍測定
Skill 心拍測定
D.体 温
1●体温測定の目的
2●解剖・生理,成長・発達の知識
3●使用する機器の知識
4●測定部位に関連した知識
コラム 非接触式放射体温計
Skill 腋窩検温
Skill 直腸(肛門)検温
E.血 圧
1●血圧測定の目的
2●解剖・生理,成長・発達の知識
3●触診法による血圧測定
Skill 聴診法による血圧測定(上腕動脈)
5 身体計測
A.身体計測の概要
B.身長測定
1●身長測定の目的
2●成長・発達の知識
3●身長測定の方法
Skill 仰臥位での身長測定(乳児)
Skill 立位での身長測定
C.体重測定
1●体重測定の目的
2●成長・発達の知識
3●体重測定の方法
Skill 仰臥位での体重測定(乳児)
Skill 立位での体重測定
D.頭囲測定
1●頭囲測定の目的
2●成長・発達の知識
Skill 頭囲測定
E.泉門測定
1●泉門測定の目的
2●成長・発達の知識
Skill 泉門測定
F.胸囲測定
1●胸囲測定の目的
2●成長・発達の知識
Skill 仰臥位での胸囲測定(乳児)
Skill 立位での胸囲測定
G.腹囲測定
1●腹囲測定の目的
2●成長・発達の知識
Skill 腹囲測定
6 プレパレーション
A.プレパレーションに関する基礎知識
1●プレパレーションとは
2●プレパレーションの方法
Skill 入院オリエンテーション
Skill 通常の遊び
Skill プレイプレパレーション(情報提供)
Skill ディストラクション
Skill 処置後の遊び
B.発達段階別のプレパレーションのポイント
コラム プレイプレパレーションツール
C.特別に配慮を要する子どもへのプレパレーション
第U章 検査・処置技術
1 採 血
1●採血の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
Skill 静脈血の採血/毛細血管血の採血
2 採尿・導尿
1●採尿・導尿の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
4●採尿の注意点
Skill 採 尿
Skill 導 尿
3 咽頭・鼻腔培養
1●咽頭・鼻腔培養の目的
2●解剖・生理の知識
3●咽頭・鼻腔培養の注意点
Skill 咽頭・鼻腔培養
4 骨髄穿刺・腰椎穿刺
A.骨髄穿刺
1●骨髄穿刺の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
Skill 骨髄穿刺
B.腰椎穿刺
1●腰椎穿刺の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
Skill 腰椎穿刺
5 与 薬
A.経口与薬
1●経口与薬の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
Skill 経口与薬
B.坐 薬
1●坐薬の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
4●坐薬の注意点
Skill 坐薬の投与
C.注 射
1●注射の目的
2●注射の種類と特徴
3●皮下注射と筋肉内注射の注射部位の特徴
Skill 皮内注射
Skill 皮下注射
Skill 筋肉内注射
Skill 静脈内注射
D.輸液管理・輸血
1●輸液管理・輸血の目的
2●輸血の副作用
3●主な血液製剤の取り扱い
Skill 点滴静脈内注射
Skill 輸 血
E.点 眼
1●点眼の目的
2●成長・発達の知識
Skill 点 眼
F.吸 入
1●吸入の目的
2●解剖・生理の知識
3●吸入器の種類
4●子どもにおける吸入器の選択
Skill ジェット式ネブライザーによる吸入
6 吸 引
A.鼻腔・口腔吸引
1●鼻腔・口腔吸引の目的
2●解剖・生理,成長・発達の知識
Skill 鼻腔・口腔吸引
B.気管内吸引
1●気管内吸引の目的
2●解剖・生理,気管の浄化作用の知識
3●気管内吸引の適応
4●カテーテルの選択の考え方
Skill 気管内吸引
7 酸素療法
1●酸素療法の目的
2●解剖・生理の知識
3●呼吸困難による子どもへの影響
4●酸素療法の実施
Skill 酸素療法
コラム 酸素加湿について
8 抑 制
1●抑制とは
2●成長・発達の知識
3●抑制の注意点
Skill 体幹の抑制
Skill 四肢の抑制
コラム 急性期にある重症な子どもの安静・安全と抑制
第V章 子どもと家族のセルフマネジメントを促す技術
1 セルフモニタリング技術
A.血糖自己測定
1●血糖自己測定の目的
2●セルフマネジメントの意義
3●看護師の役割
4●発達段階に応じた支援のポイント
5●家族への指導・対応の留意点
Skill 血糖自己測定の援助
B.ピークフローモニタリング
1●ピークフローモニタリングの目的
2●看護師の役割
3●発達段階に応じた支援のポイント
4●家族への指導・対応の留意点
Skill ピークフローモニタリングの援助
2 セルフケア技術
A.自己注射
1●自己注射の目的
2●セルフマネジメントの意義
3●看護師の役割
4●発達段階に応じた支援のポイント
5●家族への指導・対応の留意点
コラム 持続皮下インスリン注入法(CSII)
Skill インスリン自己注射の援助
B.ステロイド薬の吸入
1●ステロイド薬の吸入の目的
2●セルフマネジメントの意義
3●看護師の役割
4●発達段階に応じた支援のポイント
5●家族への指導・対応の留意点
Skill pMDIおよびマスク付きスペーサーを用いたステロイド薬の吸入の援助
C.スキンケア
1●スキンケアの目的
2●セルフマネジメントの意義
3●看護師の役割
4●発達段階に応じた支援のポイント,家族への指導・対応の留意点
Skill スキンケアの援助
D.食物アレルギーのある子どものセルフケア
1●セルフケアの目的
2●セルフマネジメントの意義
3●看護師の役割
4●発達段階に応じた支援のポイント
5●家族への指導・対応の留意点
Skill エピペンRの使用手順(親が注射を行う場合)
第W章 日常生活援助技術
1 食事の援助技術@
1●食事援助の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
Skill 調乳/授乳
Skill 口唇口蓋裂のある子どもへの授乳
Skill 離乳食/介助方法
2 食事の援助技術A―経管栄養
1●経管栄養の目的
2●解剖・生理,成長・発達の知識
3●経管栄養が必要となる状態
Skill 経管栄養
3 清潔・衣生活の援助技術
1●清潔・衣生活の援助の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
Skill 沐浴および入浴
Skill 清拭と陰部洗浄および殿部浴
Skill うがいと歯磨き
Skill 衣類の交換
4 排泄の援助技術
1●排泄援助の目的
2●解剖・生理,成長・発達の知識
Skill オムツ交換
Skill 肛門刺激(乳児)
Skill 浣 腸
5 呼吸の援助技術―先天的な障害や病気により特別なニーズのある子ども
1●呼吸援助の目的
2●解剖・生理の知識
3●成長・発達の知識
4●注意点とアセスメントの視点
Skill 体位の工夫(体位変換,体位ドレナージ)
Skill スクイージング
6 移動の援助技術
1●移動の援助の目的
2●成長・発達の知識
3●移動の方法
Skill 乳児の抱き方
Skill ベビーカーでの移乗と移送
Skill 車いすでの移乗と移送
Skill 点滴スタンドを使用している場合の自立歩行の介助
Skill ストレッチャーでの移乗と移送
コラム 抱っこやおんぶの補助具
7 環境調整の技術
1●環境調整の目的
2●成長・発達の知識
Skill ベッドメーキング
Skill 転倒・転落・外傷予防
第X章 救急救命処置技術
1 一次救命処置
A.一次救命処置に関する基礎知識
1●一次救命処置の目的
2●救命の連鎖
3●発達段階の違いと救命処置の流れ
4●一次救命処置のアルゴリズム
Skill 子どもの一次救命処置(流れ)
B.気道確保,胸骨圧迫,人工呼吸,AED
1●気道確保,胸骨圧迫,人工呼吸,AEDの目的
2●気道確保
3●胸骨圧迫
4●人工呼吸
5●AED(自動体外式除細動器)
Skill 気道確保
Skill 胸骨圧迫
Skill 人工呼吸
Skill AED
2 二次救命処置
1●二次救命処置の目的
2●二次救命処置の方法
コラム 急変時の対処に自信をつけるには?
Skill 二次救命処置
コラム 救命処置時の家族の立ち会い
索 引
本書は2009 年に初版,2012 年に第2 版,2017 年に第3 版,2022 年に第4 版が刊行され,そしてこのたび第5 版が刊行されることとなりました.第4 版刊行以降の4 年の間にも,子どもと家族を取り巻く状況は大きく変化しました.新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で社会的交流が制限され,子どもと家族のメンタルヘルスに関する問題が増加するという経験をしました.一方でデジタル技術の活用が進み,オンライン学習やAI の活用も一般的になってきました.
第5 版の改訂の大きな特長は,学生の皆さんが実習で出会うことの多い場面についてWeb 動画を新しく収載し,「Skill」を中心として写真を刷新したことです.これにより,現代の医療現場に即して,実際の技術を視覚的に学ぶことができ,理解を深める手助けとなるでしょう.
第T章は「コミュニケーション技術,アセスメント技術」で構成し,初対面の子どもへのあいさつ,バイタルサイン測定,身長・体重測定の動画を収載いたしました.第U章は「検査・処置技術」で構成し,点滴静脈内注射の際の刺入部の保護の場面の動画を収載いたしました.また今改訂で新しく,第V章として「子どもと家族のセルフマネジメントを促す技術」を設け,「セルフモニタリング技術」と「セルフケア技術」を解説し,6 つのSkillを盛り込みました.「日常生活援助技術」で構成している第W章では,「移動の援助技術」の節に子どもの自立歩行の内容を加え,「点滴スタンドを使用している場合の自立歩行の介助」のSkill と動画を追加いたしました.また新たに「環境調整の技術」の節も加え,医療安全の視点も含めて解説しました.第X章は「救急救命処置技術」で構成し,子どもの一次救命処置の動画を追加いたしました.
本書は,小児看護学を初めて学ぶ学生の皆さんに講義や演習,実習で活用していただくとともに,実践の場で活躍している看護師の方々にも広く活用していただければ幸いです.
また,本書に対するご意見やご感想などもぜひお寄せください.
最後になりましたが,本書の企画に賛同してご参加いただいた執筆者の方々,動画・写真撮影にご協力いただいたお子さまとご家族の皆さま,そして札幌医科大学附属病院西5階病棟の看護師の皆さま,東京都立大学大学院人間健康科学研究科の大学院生の皆さま,本書の企画から刊行までご尽力くださいました南江堂の皆さまに心から感謝いたします.
2025 年10 月
田畑久江
金丸 友




