Handbook of EEG Interpretation, 3rd ed.

全面的に増補改訂された本書は、脳波検査に関わるあらゆる人にとって信頼できる情報リソースとなる一冊。多忙な現場でも参照できるように、コンパクトなデザインになっている。脳波検査の基本的知識を、典型的な波形と質の高い解説とともに概説する。
新版では、脳波記録の技術的側面とアーティファクトに関する章を含め、新たに6章が追加され、近年重要性が増す領域に対応している。また、本分野における最新の進歩を反映すべく、波形例やカラー画像もアップデートされている。

このハンドブックは、視覚的に波形を識別するアプローチを採っており、以下のようなEEGの主なトピックについて、臨床現場で役立つレファレンスとなる：正常・異常波形、てんかん状・非てんかん状の異常、成人・小児のてんかん、てんかん重積状態、ICU EEG、睡眠、さらには外来・ビデオEEGモニター、皮質電図、脳磁図など。本書の「実利重視」の貴重な情報は、臨床現場で難解な波形の判読を行い、患者のより良いアウトカムを導くための助けになる。著者による実用的なTipsも、わかりやすい形で記載されている。
素早く情報を抜き出し、定型的に脳波を検討できるようデザインされた本書は、専門や研修レベルにかかわらず、神経に携わる研修医、臨床医、その他医療従事者にとって極めて有用なハンドブックである。