教科書

NEWテキストシリーズ

NEW薬理学改訂第6版

こちらの商品は改訂版・新版がございます。

編集 : 田中千賀子/加藤隆一
ISBN : 978-4-524-26088-1
発行年月 : 2011年4月
判型 : B5
ページ数 : 662

在庫なし

定価9,680円(本体8,800円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

薬理学のバイブルとして、初版から20年以上にもわたり、医学・薬学部学生から研究者まで多くの読者に支持され高い評価を得ている教科書。今版では、採用者からの指摘・要望に応えるとともに、薬理作用の基本原理を解説する総論部分の見直し、また本書の特色である情報伝達系の章を一新し、さらに読者の理解が深まるよう配慮した。各論では新知見ならびに新薬について盛り込み、より一層の充実を図った改訂がなされている。

第I章 総論
1 薬理学とは
2 薬の作用様式と作用機序
 受容体の概念
 薬物濃度と薬理反応
 アゴニストとアンタゴニスト
 薬の作用強度を規定する諸因子
3 薬の生体内動態
 薬の吸収
 薬の生体内分布
 薬の代謝
 薬の排泄
 薬物トランスポーター
4 薬はどのようにして創られるか
 新薬開発と臨床試験
 ゲノムDNA創薬
 プロテオーム創薬

第II章 生体内情報伝達システム
 細胞における情報の受容と応答
  細胞膜受容体
 細胞内情報伝達
  イオンチャネル内蔵型受容体を介する細胞内情報伝達
  G蛋白質共役型受容体(GPCR)を介する細胞内情報伝達
  酵素共役型受容体(膜1回貫通型受容体)を介する細胞内情報伝達

第III章 イオンチャネルとトランスポーター
1 イオンチャネル
 カルシウムイオン
  Ca2+シグナルと細胞機能
  細胞膜のCa2+チャネル
  Ca2+放出チャネル
 カリウムイオン
  カリウムイオンの生理的役割
  K+チャネル
 ナトリウムイオン
  生体内のNa+とその役割
  Na+チャネル
 クロライドイオン
  生体内のCl−とその役割
  Cl−チャネル
2 イオントランスポーター

第IV章 生理活性物質
1 神経性アミノ酸
 γ-アミノ酪酸(GABA)
  生体内のGABA
  GABA受容体
  GABAの生理的役割
  GABAシナプスに作用する薬
 グリシン
 興奮性アミノ酸
  グルタミン酸の受容体
2 生理活性アミン
 アセチルコリン
  生体内のアセチルコリン
  アセチルコリンの作用
  アセチルコリン受容体
 カテコラミン
  生体内のカテコラミン
  カテコラミン受容体と細胞内情報伝達系
 セロトニン
  生体内のセロトニン
  セロトニン受容体
  セロトニンの作用
  5-HT神経系に作用する薬
 ヒスタミン
  ヒスタミン受容体
  ヒスタミンの作用
  ヒスタミン受容体拮抗薬
   ヒスタミンH1受容体拮抗薬
   ヒスタミンH2受容体拮抗薬
3 生理活性ヌクレオチド・ヌクレオシド
4 生理活性ペプチド
 ニューロペプチド
  生体内のニューロペプチド
  ニューロペプチドの受容体
  ニューロペプチドの作用
 消化管ペプチド
 循環ペプチド
  ナトリウム利尿ペプチド
  アドレノメデュリン
  エンドセリン
  アンギオテンシン
  ブラジキニン
5 血管内皮由来弛緩因子――NO
6 エイコサノイドとその他の脂質メディエーター
 エイコサイノド
  生体内のエイコサノイド
  エイコサノイド受容体と情報伝達
  エイコサノイドの作用
 脂質メディエーター
7 サイトカインとケモカイン
 サイトカイン
 ケモカイン
8 ビタミン
 脂溶性ビタミン
 水溶性ビタミン
9 ホルモン
 視床下部および下垂体ホルモン
   視床下部ホルモン
   下垂体前葉ホルモン
   下垂体後葉ホルモン
 甲状腺ホルモン
 膵臓ホルモン
 副腎皮質ホルモン
   糖質コルチコイド
   糖質コルチコイド関連薬
   糖質コルチコイド拮抗薬
   鉱質コルチコイド
   鉱質コルチコイド拮抗薬
 性ホルモン
  卵胞ホルモン
   卵胞ホルモン関連薬
   抗卵胞ホルモン薬
  黄体ホルモン
   黄体ホルモン関連薬
   経口避妊薬
  男性ホルモン
   男性ホルモン関連薬
 副甲状腺ホルモン・カルシトニン

第V章 末梢神経薬理
1 末梢神経の構造と機能
 末梢神経作用薬の分類
2 コリン作用薬
  ムスカリン受容体作用薬
   コリンエステル類と天然アルカロイド
  ニコチン受容体作用薬
  コリンエステラーゼ阻害薬
   可逆性コリンエステラーゼ阻害薬
   第四級アンモニウムコリンエステラーゼ阻害薬
   非可逆性コリンエステラーゼ阻害薬
  コリンエステラーゼ再賦活薬
3 抗コリン作用薬
  ムスカリン受容体拮抗薬
   ベラドンナアルカロイド
   合成ムスカリン受容体拮抗薬
  ニコチン受容体拮抗薬
   神経節遮断薬
   神経筋接合部遮断薬
   競合性遮断薬
   脱分極性遮断薬
 骨格筋直接弛緩薬
4 アドレナリン作用薬
 カテコラミン
 非カテコラミン・アドレナリン作用薬
   間接型アドレナリン作用薬
   混合型アドレナリン作用薬
   アドレナリン受容体作用薬
5 抗アドレナリン作用薬
 アドレナリン受容体拮抗薬
  αアドレナリン受容体拮抗薬
   非選択的αアドレナリン受容体拮抗薬
   選択的α1アドレナリン受容体拮抗薬
  βアドレナリン受容体拮抗薬
   非選択的βアドレナリン受容体拮抗薬
   β1アドレナリン受容体拮抗薬
  αβアドレナリン受容体拮抗薬
  小胞モノアミントランスポーター阻害薬
6 局所麻酔薬

第VI章 中枢神経薬理
1 中枢神経の構造と機能
2 抗精神病薬
  抗精神病薬の作用機序
  定型抗精神病薬
   フェノチアジン誘導体
   ブチロフェノン誘導体
   ジフェニルブチルピペラジン誘導体
   ベンズアミド誘導体
   イミノジベンジル誘導体
   チエピン誘導体
  非定型抗精神病薬
   セロトニン・ドパミンアンタゴニスト
   多元受容体作用抗精神病薬(MARTA)
   ドパミン部分アゴニスト
  抗精神病薬の臨床適用と副作用
3 抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬
 抗うつ薬
   三環系抗うつ薬
   非三環系抗うつ薬
   選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
   選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)
   ノルアドレナリン作用性・特異的セロトニン作用性抗うつ薬(NaSSA)
  抗うつ薬の副作用
 気分安定薬
 中枢興奮薬
   キサンチン誘導体
   覚せいアミン
   選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
4 Parkinson病治療薬
   ドパミン作用薬
   ドパミン受容体作用薬
   モノアミンオキシダーゼB(MAO-B)阻害薬
   カテコール-O-メチルトランスフェラーゼ(COMT)阻害薬
   その他のカテコラミン系薬
   中枢性コリン作用薬
 付.神経変性疾患治療薬
5 抗認知症薬、脳循環・代謝改善薬
 Alzheimer型認知症治療薬
   アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬
   NMDAグルタミン酸受容体拮抗薬
 脳循環・代謝改善薬
  脳代謝賦活薬
   神経伝達賦活・調整薬
  脳循環・エネルギー代謝改善薬
   急性期の治療薬
   脳梗塞・脳出血後遺症の治療薬
   脳エネルギー代謝賦活薬
6 抗てんかん薬・中枢性骨格筋弛緩薬
 抗てんかん薬
   バルビツール酸誘導体
   ヒダントイン誘導体
   サクシニミド誘導体
   アセチル尿素誘導体
   イミノスチルベン誘導体
   ベンズイソキサゾール誘導体
   スルホンアミド誘導体
   ベンゾジアゼピン誘導体
   GABAトランスアミナーゼ阻害薬
   抗てんかん補助薬(新世代抗てんかん薬)
 痙攣薬
 中枢性筋弛緩薬
7 抗不安薬・催眠薬
 抗不安薬
   ベンゾジアゼピン誘導体
   5-HT1A受容体作用薬
   ジフェニルメタン誘導体
 催眠薬
   ベンゾジアゼピン系催眠薬
   非ベンゾジアゼピン系催眠薬
   バルビツール酸系催眠薬
   メラトニン受容体作用薬
   その他の催眠薬
   脂肪族アルコール類
8 全身麻酔薬
 吸入麻酔薬
 静脈麻酔薬
9 麻薬性鎮痛薬
 痛みの種類とメカニズム
 内因性オピオイドペプチドとその受容体
   麻薬性鎮痛薬
   その他の麻薬性鎮痛薬
   非麻薬性鎮痛薬(麻薬拮抗性鎮痛薬)
   麻薬拮抗薬
  オピオイド鎮痛薬の副作用とその対策
10 薬物の耐性と依存性
 依存性薬物の種類
   オピオイド
   中枢抑制薬(バルビツレート類とアルコール)
   中枢興奮薬(アンフェタミン類とコカイン)
   大麻類
   幻覚発現薬
   有機溶剤
   ニコチン
   禁煙補助薬
 付.ドーピング

第VII章 循環器薬理
1 心臓作用薬
 抗不整脈薬
   Na+チャネル遮断薬
   K+チャネル遮断薬
   Ca2+チャネル遮断薬
   βアドレナリン受容体拮抗薬
   その他の抗不整脈薬
 心不全治療薬
   血管拡張薬
   利尿薬
   βアドレナリン受容体拮抗薬
   強心薬
   cAMPを増加させる強心薬
   Ca2+センシタイザー
   ナトリウム利尿ペプチド
 抗狭心症薬
   有機硝酸エステル(硝酸薬)
   Ca2+チャネル遮断薬
   βアドレナリン受容体拮抗薬
   抗血小板薬・抗凝固薬
2 高血圧治療薬およびその他の血管作用薬
 高血圧治療薬
   利尿薬
   βアドレナリン受容体拮抗薬
   αβアドレナリン受容体拮抗薬
   α1アドレナリン受容体拮抗薬
   中枢性および末梢性交感神経抑制薬
   Ca2+チャネル遮断薬
   アンギオテンシン変換酵素阻害薬
   アンギオテンシンII受容体拮抗薬
   エンドセリン受容体拮抗薬
   レニン阻害薬
 低血圧治療薬、昇圧薬
   ドパミン作用薬
   アドレナリン作用薬
 血管拡張薬
 付.頭痛薬
3 血液・造血器作用薬
 血液凝固・血栓形成と血栓溶解
 止血薬
   血管強化薬
   凝固促進薬
   抗線溶薬
 抗血栓薬
   血小板凝集阻害薬
   血液凝固阻止薬(抗凝固薬)
   血栓溶解薬
 造血薬
   貧血治療薬
   白血球減少症治療薬
   低分子トロンボポエチン受容体アゴニスト

第VIII章 利尿薬と泌尿器・生殖器作用薬
1 腎臓の機能と利尿薬
 体内の水・電解質
 尿生成
 尿生成に影響するホルモン
 利尿薬
   浸透圧利尿薬
   炭酸脱水酵素阻害薬
   チアジド系利尿薬
   ループ利尿薬
   カリウム保持性利尿薬
2 泌尿器・生殖器作用薬
 排尿障害治療薬
 前立腺肥大症治療薬
 PDE5阻害薬
3 子宮作用薬
 子宮収縮薬
 子宮弛緩薬

第IX章 免疫・アレルギー・炎症薬理
1 免疫抑制薬・免疫刺激薬と抗アレルギー薬
 免疫抑制薬
   特異的免疫抑制薬
   細胞毒性薬
   モノクローナル抗体などの生物学的製剤
 免疫刺激薬
 抗アレルギー薬
2 抗炎症薬およびその関連薬
 炎症の成り立ち
 非ステロイド抗炎症薬
   サリチル酸類
   アリール酢酸系―インドール酢酸誘導体
   アリール酢酸系―フェニル酢酸誘導体
   その他のアリール酢酸系
   アリールプロピオン酸誘導体
   オキシカム誘導体
   アントラニル酸誘導体
   COX-2選択的阻害薬
  塩基性抗炎症薬
 解熱鎮痛薬
   非ピリン系解熱鎮痛薬
   ピリン系解熱鎮痛薬
 ステロイド抗炎症薬
 抗リウマチ薬
   疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)
 関節機能改善薬
 付.感覚器用薬

第X章 呼吸器・消化器作用薬
1 呼吸器作用薬
 呼吸刺激薬
 鎮咳薬
 去痰薬
 気管支拡張薬
 気管支喘息治療薬
2 消化器作用薬
 胃に作用する薬
   健胃消化薬
   胃運動促進薬
   催吐薬と制吐薬
   消化性潰瘍治療薬
 腸に作用する薬
   制瀉薬
   腸運動抑制薬
   下剤
   潰瘍性大腸炎治療薬
 肝臓・胆道・膵臓に作用する薬
   肝臓疾患治療薬
   胆道疾患治療薬
   膵臓疾患治療薬
   疼痛のコントロール

第XI章 代謝性疾患治療薬
 糖代謝――糖尿病治療薬
   インスリン製剤
   経口糖尿病薬
 脂質代謝――脂質異常症治療薬
   HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)
   フィブラート系薬
   ニコチン系薬
   プロブコール
   陰イオン交換樹脂
   エイコサペンタエン酸(EPA)製剤
   コレステロールトランスポーター阻害薬
 プリン代謝――高尿酸血症・痛風治療薬
   痛風発作予防薬
   尿酸合成阻害薬
   尿酸排泄促進薬
 骨代謝――骨粗鬆症治療薬

第XII章 化学療法
 1 抗感染症薬
 抗感染症薬概説
 抗感染症薬各論
  β-ラクタム系抗生物質
   ペニシリン系抗生物質
   セフェム系抗生物質
   カルバペネム系、ペネム系およびモノバクタム系抗生物質
   β-ラクタマーゼ阻害薬
  その他の抗生物質
   アミノグリコシド系抗生物質
   マクロライド系抗生物質
   テトラサイクリン系抗生物質
   クロラムフェニコール、リンコマイシン系、ストレプトグラミン系、ホスホマイシン
   グリコペプチド系抗生物質
  合成抗菌薬
   ピリドンカルボン酸系合成抗菌薬
   サルファ薬
   その他の合成抗菌薬
  抗結核薬
   抗結核性抗生物質
  抗真菌薬
  抗ウイルス薬
   ヘルペスウイルス科に有効な抗ウイルス薬
   インフルエンザウイルスに有効な抗ウイルス薬
   肝炎ウイルスに有効な抗ウイルス薬
   ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に有効な抗ウイルス薬
 付.消毒薬
2 抗悪性腫瘍薬
  抗悪性腫瘍薬各論
   アルキル化薬
   代謝拮抗薬
   微小管阻害薬
   トポイソメラーゼ阻害薬
   抗癌抗生物質
   ホルモン類
   分子標的抗悪性腫瘍薬

第XIII章 臨床薬理学
 ヒトにおける薬物反応性
 臨床薬物動態学
  薬物動態理論
  薬物動態の種差
  ヒトにおける薬物動態
 薬理遺伝学
 発達および老人薬理学
 薬物相互作用
 薬の適用法と処方学への導入
 薬物療法の個人別化―TDMと薬物投与設計
  個人最適化医療
  Therapeutic drug monitoring(TDM)
  腎疾患における薬物投与設計
  薬の血漿中濃度からの投与方法の調整
 病態時における薬物動態
 薬の有効性と安全性
  薬物毒性の発現機序
  臨床薬物中毒学
  薬の副作用とその対策
 付.漢方薬の薬理

●付録1●一般名→商品名対照表
●付録2●商品名→一般名対照表
和文索引
欧文索引

ここ20年来の医学における大きな変革として病因論・診断学から「患者の治療」の重要性が広く認識され、それらの実施が目標とされてきたことがあげられよう。疾患の治療には外科手術・精神療法・放射線療法などがあるが、一般に広く行われているのが薬物療法である。癌は不治の病とされてきたが、既存の化学療法薬の選択と投与方法の進歩と分子標的薬の出現により、かなり多くの患者の治療が成功するようになってきた。
 薬物療法の進歩により、個々の患者には薬の治療効果・副作用(薬物反応性)に大きな個人差が存在することが明らかにされ、「患者の治療」効果向上のために個々の患者に適した薬の種類の選択と投与量・投与方法の選択、いわゆる個別化医療(personalized medicine)が重要視されてきた。
 第6版の編集に際して
 (1)「薬の作用様式と作用機序」についての基本原理、「生体内情報伝達システム」について、生命科学の進歩に合わせ、新たな執筆者を迎え、わかりやすく解説していただいた。
 (2)治療抗体や分子標的薬による悪性腫瘍治療における個別化医療の中心をなす薬理遺伝学(薬理ゲノミクス)や薬物トランスポーターについて詳述した。抗体療法はますます盛んになっていくであろうが、抗体の生体内動態の把握が必要とされよう。
 (3)薬理学に関連した新しい知見をできるだけ取り入れて解説するとともに、2011年までに承認された新薬または開発中の有望な薬も取り上げた。
 本書は改訂第6版に至り、過去22年間、多くの読者に愛され、米国のGoodman & Gilmanの薬理学教科書にも匹敵する標準的な教科書に成長し、日本における薬理学の進歩と薬物療法の発展に貢献できたことは編者の望外の喜びである。
 本書は、薬理学を学ぶ医学部・薬学部などの学生のみならず、新薬の開発に関与または関心をもつ研究者や開発実務者にとって、また患者の治療に直接・間接的に携わっている臨床医・病院薬剤師・調剤薬局薬剤師・看護師にとっても、薬と生体との関連の科学の全体像を理解・把握するための教科書となることを目指している。
 編者の責任において本書の内容の選択と用語の使用・表現を決めたが、今後読者からのご意見を受け、よりよい教科書にする所存であり、多くの読者からのご意見を期待したい。
2011年春
編者ら

9784524260881