整形外科学テキスト改訂第4版
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編集 | : 高橋邦泰/芳賀信彦 |
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ISBN | : 978-4-524-25939-7 |
発行年月 | : 2017年1月 |
判型 | : B5 |
ページ数 | : 430 |
在庫
定価5,830円(本体5,300円 + 税)
正誤表
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2018年01月26日
第1刷
- 商品説明
- 主要目次
- 序文
理学療法士・作業療法士養成課程の学生にとって重要科目である整形外科学をこの一冊で網羅できる充実した内容の教科書。頻度が高く、重要な疾患については典型的な症例の術前・術後の写真を充実させ、ていねいに解説している。今改訂ではこの間の領域の進展を盛り込んで全体をアップデートし、学生によって必要な知識を簡潔にまとめた。画像への解説もより丁寧に行い、国家試験の動向にも対応している。
総論
I 整形外科学の基礎知識
A.整形外科学について
1 整形外科学とは
2 整形外科という名前とその発展
3 整形外科の歴史
4 リハビリテーションとの関わり合い
B.整形外科学的診断学
1 診察の基本
2 救急時の診察
3 検査法(補助診断法)
4 整形外科学的診断と障害の評価によるゴール設定
C.整形外科学的治療法
1 インフォームド・コンセント
2 保存療法
3 手術療法
各論
I 部位別の外傷と疾患
A.軟部組織損傷
1 皮膚の構造と機能
2 軟部組織の再生と修復
3 皮膚損傷
4 筋・腱損傷
5 血管損傷
6 デブリドマン(創面清掃術)
7 挫滅症候群
8 熱傷
B.骨・関節の損傷総論
1 骨・軟骨の構造と機能
2 骨折
3 脱臼
4 捻挫
C.肩関節および上腕
1 肩関節の解剖
2 バイオメカニクス
3 肩関節および上腕の外傷
4 肩関節不安定症
5 肩関節の変性疾患
6 肩関節のスポーツ障害
D.肘関節および前腕
1 肘関節の構造と機能
2 肘関節および前腕の外傷
3 肘関節の疾患
E.手関節と手指
1 手の筋,腱の構造と機能
2 手関節と手指の外傷
3 手関節と手指の疾患
F.股関節および大腿
1 股関節および大腿の構造と機能
2 股関節および大腿の外傷
3 股関節および大腿の疾患
G.膝関節および下腿
1 膝関節の構造と機能
2 膝関節および下腿の外傷
3 膝関節の疾患
H.足関節と足部
1 足関節の構造と機能
2 足部の構造と機能
3 足関節と足部の外傷
4 足関節と足部の疾患
I.脊椎・脊髄
1 脊柱・脊椎・脊髄の構造と機能
2 脊椎・脊髄の外傷
3 脊椎・脊髄の疾患
J.骨盤
1 骨盤の構造と機能
2 骨盤の外傷
3 骨盤の疾患
II 全身性の疾患
A.慢性関節疾患
1 関節の構造と機能
2 骨・関節の病的変化
3 変形性関節症
4 痛風
5 血友病性関節症
B.リウマチとその類縁疾患
1 関節リウマチとは
2 関節リウマチの診断
3 関節リウマチの評価法
4 関節リウマチの治療
5 悪性関節リウマチ
6 強直性脊椎炎
7 若年性特発性関節炎
C.感染症
1 化膿性骨髄炎
2 化膿性関節炎
3 骨・関節結核
4 嫌気性感染症
D.代謝・内分泌疾患
1 骨軟化症,くる病
2 骨粗鬆症
3 上皮小体機能異常
4 甲状腺機能異常
5 巨人症,末端肥大症
E.ロコモティブシンドロームと運動器不安定症
1 ロコモの概念と定義
2 ロコモの評価法
3 ロコモの判定基準
4 ロコモの対策
5 ロコモーショントレーニング
6 運動器不安定症
F.骨・軟部腫瘍
1 良性骨腫瘍
2 悪性骨腫瘍
3 軟部腫瘍
G.神経疾患・筋疾患
1 末梢神経の機能と構造
2 末梢神経機能の評価
3 末梢神経損傷の治療
4 上肢の末梢神経損傷
5 下肢の末梢神経損傷
6 絞扼性神経障害(トンネル症候群)
7 特殊な外傷
8 脳性麻痺
9 筋ジストロフィー
H.骨系統疾患
1 骨の構造,成長
2 骨形成不全症
3 軟骨無形成症
4 脊椎・骨端異形成症
5 大理石骨病
6 神経線維腫症
7 マルファン症候群
I.骨壊死性疾患および骨端症
1 無腐性壊死症
2 骨端症
J.四肢循環障害
1 閉塞性動脈硬化症
2 閉塞性血栓血管炎(バージャー病)
3 レイノー症候群
4 深部静脈血栓症(静脈血栓症ないし血栓性静脈炎)
5 下肢静脈瘤
6 リンパ浮腫
K.四肢切断および四肢欠損
1 言葉の定義
2 切断部位
3 切断の原因
4 切断術
5 断端合併症
6 リハビリテーション
L.慢性疼痛疾患
1 疼痛の種類とメカニズム
2 慢性疼痛疾患
M.スポーツ整形外科
1 総論
2 各論
N.障がい者スポーツ
1 障がい者スポーツの意義
2 障がい者スポーツの歴史と組織
3 リハビリテーションとしてのスポーツ
4 QOLとしての障がい者スポーツ
5 身体障がい者のために考案されたスポーツ
6 クラス分け
7 知的障がい者と精神障がい者のスポーツ
8 メディカルチェック
9 スポーツ障害
10 ドーピング
11 今後の展望
参考図書
索引
改訂第4版の序
『整形外科学テキスト』の初版発行より16年、改訂第3版発行より約5年が経過した。整形外科領域にとどまらず、医療分野は日進月歩の発展を遂げている。また、厚生労働省から「平成28年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準」が発表された。このような状況から、教科書としては不十分となるため見直しをすることにした。大規模改訂を断行し、整形外科の分野においてご活躍中でかつ理学療法学科、作業療法学科などで教育にも実際に携わっておられる先生方にご専門分野についてご執筆をいただき編集したものである。
今回の改訂内容は以下のとおりである。
1.理学療法士国家試験受験者が1万3千人を超え、作業療法士国家試験受験者も6千人を超えた。このような状況で、国家試験出題基準を下敷きにして、表現はなるべく統一性を持たせ簡潔なものになるように努めた。
2.臨床実習で体験する機会の多い疾患、外傷や理学療法士・作業療法士などの医療専門職が熟知すべき疾患の知識に関しては紙面を増やして詳細な説明を加えた。そのために疾患によって解説に軽重をつけた。
3.「平成28年版理学療法士作業療法士国家試験出題基準」でも挙がっている医療専門職として、介入する際に知っていなければいけない画像診断に関して、画像に関する授業が必ずしも十分に行われていない現状がある。そこで重要な疾患には単純X線画像やMRI画像などをふんだんに掲載して簡潔な説明を加え理解の向上に資することにした。この画像は、臨床実習や臨床現場においても十分に役に立つものであると自負している。
4.整形外科疾患での現症の裏に潜む病理学的、または生理学的な背景や治療法については紙面の制約で成書の解説には及ばないができるだけ詳細に記載した。
5.改訂第3版に引き続き「学習のまとめ」を各章の冒頭につけた。重要なポイント、症状、検査法など、少なくともこれは覚えて欲しいというものである。
6.四肢計測、関節可動域、徒手筋力テスト、神経反射、運動学などは、検査測定として理学療法学科、作業療法学科では多くの時間をかけて学習するカリキュラムになっている。重複を避けるため、大幅にカットし、必要に応じて各論の中に述べるにとどめたことは改訂第3版と同様のスタンスである。
理学療法士、作業療法士、そのほかの医療専門職を目指し整形外科学を勉強する多くの学生にとって本書が効率よい学習に少しでも役に立てれば幸いである。
浅学非才を省みずに本書の編集に携わったが、多くの先生方にご執筆をいただき、また南江堂出版部の野村真希子氏、吉野正樹氏の努力で改訂第4版が完成したことに感謝申し上げる。
2016年12月
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