教科書

柔道整復

リハビリテーション医学改訂第4版

監修 : 公益社団法人全国柔道整復学校協会
編集 : 栢森良二
ISBN : 978-4-524-24123-1
発行年月 : 2019年3月
判型 : B5
ページ数 : 276

在庫あり

定価5,500円(本体5,000円 + 税)

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  • 主要目次
  • 序文

リハビリテーション医学の総論と各論を平易な文章と多数の図表でまとめたテキスト。今改訂では、柔道整復師がかかわることが多い疾患を中心に、その病態とアプローチについて解説した。また、国際生活機能分類(ICF)を用いた障害の捉え方の他、フレイルやロコモティブシンドロームと健康寿命との関係、高齢者をとりまく医療制度などについても解説を充実させた。

1 リハビリテーションの理念
 A リハビリテーションという言葉
 B リハビリテーションの成立過程
 C 障害者の復権とその源泉
2 リハビリテーションの対象と障害者の実態
 A 医学的リハビリテーションの対象
 B リハビリテーション医学の対象
 C リハビリテーション医学と生物学的医学
 D 障害児者の実態
 E 身体障害児者の内訳
3 障害の階層とアプローチ
 A ICDとICIDH
 B ICIDHからICFへ
 C ICF-CYについて
 D ICFコアセット
 E WHODAS2.0について
 F 障害へのアプローチ
 G 病気と障害の相違
4 リハビリテーション評価学
 A 運動学と機能解剖
 B 身体所見
 C 小児運動発達の評価
 D ADLの評価
 E 心理的評価
 F 認知症の評価
 G 電気生理学的検査
 H 画像診断
 I 運動失調
5 リハビリテーション障害学と治療学
 A リハビリテーション障害学
 B リハビリテーション治療学
6 リハビリテーション医学の関連職種
 A 医師・リハビリテーション科専門医
 B 理学療法士
 C 作業療法士
 D 看護師
 E 言語聴覚士
 F 臨床心理士
 G 医療ソーシャルワーカー(医療福祉士)
 H 義肢装具士
 I 介護支援専門員(ケアマネージャー)
7 リハビリテーション治療技術
 A 理学療法
 B 作業療法
 C 言語聴覚療法
 D 補装具
8 高齢者のリハビリテーション
 A 平均寿命と健康寿命
 B フレイル
 C 高齢者をとりまく医療制度
 D 認知症
 E 高齢者虐待
 F 要介護状態の予防
 G リハビリテーション前置主義
 H 地域リハビリテーション
 I パーキンソン病のリハビリテーション
 J 脳卒中
9 運動器のリハビリテーション
 A 骨折の治療と後療法
 B 骨粗鬆症
 C 捻挫へのアプローチ
 D 上肢損傷後症候群
 E 下肢損傷後症候群
 F 頸肩腕症候群の病態とアプローチ
 G 腰痛症の病態とアプローチ
 H 肋骨骨折へのアプローチ
 I アキレス腱断裂へのアプローチ
10 リハビリテーションと福祉
 A 社会福祉
 B 介護保険
11 障害者スポーツ
 A 障害者スポーツの概要
 B 障害者スポーツの歴史
 C 障害者スポーツの分類
 D 障害者スポーツの種目
 E 障害者スポーツにおける評価と効果
索引

改訂第4版の序文

 現在、医療の主流は、急性期病院での治療をできるだけ短期間で終了して、次の回復期リハビリテーション病棟あるいは病院で総合的なリハビリテーションを行い、自宅退院へつなげることである。高齢社会を反映して、認知症を伴う脳卒中と大腿骨近位部骨折後の治療が大きな割合を占めている。
 柔道整復師として必要な知識と技能、および職業倫理を習得し、地域社会に貢献し、次世代を担うリーダーの資質を身につけることが学生には求められる。この観点から、柔道整復師国家試験で問われるリハビリテーション医学の知識はますます広範になってきている。
 柔道整復師の想定される進路には、接骨院(整骨院)、病院の整形外科やリハビリテーション科、福祉施設、スポーツ施設、アスレティックトレーナーなどがあり、保健体育教諭への進出も今後期待されている。
 こうした背景から、改訂第4版では目次構成を大幅にあらため、内容の拡充を図った。第2章では障害者の実態についてデータを示して詳しく解説した。第3章「障害の階層とアプローチ」では、国際生活機能分類(ICF)の根本的な考え方を記述した。第5章「リハビリテーション障害学と治療学」では、リスク管理、リハビリテーション前置主義について触れた。また第8章として「高齢者のリハビリテーション」を設け、健康寿命、フレイル、ロコモティブシンドロームと要支援・要介護との関係を述べた。第9章の「運動器のリハビリテーション」では、骨折に対する応急処置、打撲・捻挫・軟部組織損傷、頸肩腕痛、上肢・下肢損傷後症候群に対する治療やリハビリテーションの項目を拡充した。第11章に「障害者スポーツ」の項目を設けた。
 『リハビリテーション医学』の初版は、帝京大学医学部リハビリテーション科三上真弘教授の編集のもとで平成5(1993)年に出版された。改訂第2版が平成15(2003)年に、さらに改訂第3版が平成22(2010)年に発行された。三上真弘先生をはじめとして帝京大学医学部リハビリテーション科スタッフが執筆を担当した。三上真弘先生の後継の栢森良二が帝京大学から帝京平成大学に異動したことから、執筆メンバーが少し変わった。今回の改訂にあたり全国柔道整復学校協会の先生方のご意見や要望はもとよりその他多くの方々のご意見をうかがい、新しいことはできるだけ取り入れるように配慮した。
 改訂第4版を上梓することができたのは、全国柔道整復学校協会の先生方、柔道整復師を目指す学生諸氏、株式会社南江堂の担当者のお陰である。執筆者を代表して厚くお礼を申し上げる。

平成31年2月
編者