教科書

はじめての講義シリーズ

リハビリテーションのための整形外科学の歩き方

  • 新刊

監修 : 田中栄
: 仲村一郎
ISBN : 978-4-524-23737-1
発行年月 : 2020年10月
判型 : B5
ページ数 : 388

在庫あり

定価5,280円(本体4,800円 + 税)

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  • 序文

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・医師など、整形外科リハビリテーションにかかわるすべての職種の学生のための一冊。超豊富な図表と読者に語りかけるような文章で“整形外科学の考え方”を学ぶことができる。X線、MRI、術中などの臨床写真を含む350もの図をフルカラーで掲載。コラム、練習問題も充実した最強の初学者向け教科書。通読すればこれから出合う整形外科疾患へのアプローチが分かるようになる!

第1章 整形外科は運動器を扱う科
本書を読み進める前に必ず読んで下さい
 1-1.整形外科は運動器を扱う科
 1-2.整形外科が扱う疾患:4つのグループと4つの経過
第2章 骨疾患(1) 骨折を軸に骨疾患を考える
 2-1.骨の構造:骨は生きている
  2-1-1.骨芽細胞と破骨細胞,そして骨細胞
  2-1-2.骨幹,骨端,そして骨幹端
 2-2.開放骨折:大きな外力によって骨折と皮膚裂傷が起こる
  2-2-1.開放骨折とは
  2-2-2.開放骨折の重症度分類
  2-2-3.開放骨折におけるgolden time
 2-3.病的骨折(1)骨粗鬆症
  2-3-1.骨粗鬆症とは
  2-3-2.骨粗鬆症における骨折好発部位
  2-3-3.骨粗鬆症の診断
  2-3-4.骨粗鬆症の薬物治療
 2-4.病的骨折(2)骨腫瘍
  2-4-1.転移性骨腫瘍
  2-4-2.症例提示
  2-4-3.骨腫瘍の好発年齢と好発部位
  2-4-4.骨肉腫
 2-5.疲労骨折:軽微な外力が繰り返し加わり起こる骨折
  2-5-1.疲労骨折はスポーツ障害に多い
  2-5-2.腰椎分離症も疲労骨折の1つ
第3章 骨疾患(2) 骨折の治療
 3-1.骨折治療の基本的な考え方:整復と固定
  3-1-1.まず整復
  3-1-2.次に固定
  3-1-3.固定方法は3種類
  3-1-4.骨折治療におけるリハビリテーション
 3-2.骨折の保存的治療
  3-2-1.橈骨遠位端骨折を例にギプスによる保存療法を理解する
  3-2-2.橈骨遠位端骨折の分類
  3-2-3.ギプスによる外固定の範囲:基本は二関節固定
  3-2-4.ギプスの巻き方とギプス障害:巻き方は大切,巻いた後はもっと大切
  3-2-5.ギプスが巻けない部位の骨折には装具を使う
 3-3.骨折の手術的治療
  3-3-1.観血的整復内固定術(ORIF)
  3-3-2.手術の適応:どんな場合に手術をするのか
  3-3-3.骨折手術の具体例からイメージをつかむ
第4章 骨疾患(3) 偽関節と骨壊死
 4-1.偽関節とは
 4-2.偽関節の原因
 4-3.偽関節を起こしやすい骨折部位
 4-4.偽関節の治療
 4-5.偽関節・骨壊死をきたしやすい骨折(1)舟状骨骨折
  4-5-1.舟状骨とは
  4-5-2.舟状骨骨折
  4-5-3.舟状骨骨折は偽関節や骨折後骨壊死を起こしやすい
 4-6.偽関節・骨壊死をきたしやすい骨折(2)大腿骨頚部骨折
  4-6-1.大腿骨近位部骨折はなぜ重要か
  4-6-2.大腿骨近位部骨折の分類
  4-6-3.大腿骨転子部骨折
  4-6-4.大腿骨頚部骨折:偽関節や骨折後の骨壊死のリスクが高い骨折
  4-6-5.大腿骨近位部骨折の術後リハビリテーションと術後合併症
  4-6-6.大腿骨頚部骨折に内固定術を行う場合
 4-7.特発性大腿骨頭壊死症
  4-7-1.骨壊死の考え方:骨折後骨壊死以外の骨壊死
  4-7-2.特発性大腿骨頭壊死症の要因
  4-7-3.特発性大腿骨頭壊死症の診断:画像所見が重要
  4-7-4.特発性大腿骨頭壊死症の病型分類と病期分類
  4-7-5.特発性大腿骨頭壊死症の治療
 4-8.特発性膝骨壊死
第5章 軟骨・関節の疾患(1) 変形性関節症
 5-1.軟骨とは
  5-1-1.骨と軟骨の違い
  5-1-2.軟骨の種類と成分
 5-2.変形性関節症:総論
  5-2-1.変形性関節症の概念
  5-2-2.変形性関節症の病態
 5-3.変形性関節症:各論(1)変形性膝関節症
  5-3-1.変形性膝関節症の病態
  5-3-2.変形性膝関節症ではなぜ内反型が多いのか
  5-3-3.変形性膝関節症の疫学と症状
  5-3-4.変形性膝関節症の重症度分類
  5-3-5.変形性膝関節症の治療:総論
  5-3-6.変形性膝関節症の薬物治療
  5-3-8.変形性膝関節症の装具療法
  5-3-9.変形性膝関節症の手術療法(1)高位脛骨骨切り術(HTO)
  5-3-10.変形性膝関節症の手術療法(2)人工膝関節全置換術(TKA)
  5-3-11.変形性膝関節症の手術療法(3)人工膝関節単顆置換術(UKA)
  5-3-12.人工膝関節置換術の術後リハビリテーションの注意点
  5-3-13.人工膝関節の術後合併症
 5-4.変形性関節症:各論(2)変形性股関節症
  5-4-1.臼蓋形成不全とは何か
  5-3-7.変形性膝関節症の運動療法
  5-4-2.臼蓋形成不全はなぜ変形性股関節症に進展するのか
  5-4-3.変形性股関節症はどんな人にどんな症状を起こすのか:疫学と症状
  5-4-4.変形性股関節症の治療:総論
  5-4-5.変形性股関節症の手術療法(1)骨盤骨切り術
  5-4-6.変形性股関節症の手術療法(2)人工股関節全置換術(THA)
  5-4-7.人工股関節置換術の術後リハビリテーションの注意点:術後脱臼
  5-4-8.人工股関節の術後合併症
 5-5.変形性関節症:各論(3)その他の変形性関節症(指・肘・足関節・母趾)
  5-5-1.変形性指関節症
  5-5-2.強剛母趾
  5-5-3.その他の変形性関節症
第6章 軟骨・関節の疾患(2) 関節リウマチと類縁疾患
 6-1.関節リウマチは自己免疫疾患
 6-2.関節リウマチの疫学:関節リウマチはどのような人に起こるのか
 6-3.関節リウマチの診断:疑わなければ診断できない
  6-3-1.どんな症状をみたら関節リウマチを疑うのか
  6-3-2.関節リウマチを診断するための「関節リウマチ分類基準」
  6-3-3.関節リウマチと診断するために必要な血液検査:抗CCP抗体とCRPの違い
  6-3-4.関節リウマチの鑑別診断:変形性関節症と何が違うのか
 6-4.関節リウマチの評価法:何をどう評価するのか
  6-4-1.関節リウマチの疾患活動性評価
  6-4-2.関節リウマチの関節破壊の評価
  6-4-3.関節リウマチの生活機能障害の評価
 6-5.関節リウマチの薬物治療:T2Tとは何か
  6-5-1.関節リウマチ薬物治療の考え方:治療機会の窓
  6-5-2.関節リウマチ薬物治療の実際(1)アンカードラッグとしてのメトトレキサート
  6-5-3.関節リウマチ薬物治療の実際(2)生物学的製剤
 6-6.関節リウマチの手術治療:目標は関節機能の再建
  6-6-1.関節リウマチ手術の考え方
  6-6-2.関節リウマチの股関節病変と手術
  6-6-3.関節リウマチの膝関節病変と手術
  6-6-4.関節リウマチの足部病変と手術
  6-6-5.関節リウマチの肩・肘関節病変と手術
  6-6-6.関節リウマチの手関節病変と手術
  6-6-7.関節リウマチの手指病変と手術
 6-7.関節リウマチのリハビリテーション治療と日常生活指導
  6-7-1.関節リウマチのリハビリテーション治療
  6-7-2.関節リウマチ患者への日常生活指導
 6-8.関節リウマチの合併症
  6-8-1.関節リウマチに合併する肺炎:間質性肺炎
  6-8-2.関節リウマチに合併する血管炎:悪性関節リウマチ
 6-9.関節リウマチ類縁疾患:若年性特発性関節炎と脊椎関節炎
  6-9-1.若年性特発性関節炎(JIA)
  6-9-2.脊椎関節炎(SpA)
  6-9-3.強直性脊椎炎
第7章 軟骨・関節の疾患(3) その他の疾患
 7-1.脱臼:外傷性脱臼と非外傷性脱臼
  7-1-1.外傷性肩関節脱臼
  7-1-2.反復性肩関節脱臼:外傷性の脱臼が繰り返し起こるもの
  7-1-3.習慣性肩関節脱臼:非外傷性に生じる脱臼
  7-1-4.動揺性肩関節:非外傷性に生じる
  7-1-5.随意性肩関節脱臼:自分の意思で脱臼と整復を繰り返す
  7-1-6.その他の外傷性関節脱臼
 7-2.膝半月板損傷
  7-2-1.半月板損傷の受傷機転と症状
  7-2-2.半月板損傷の診断
  7-2-3.半月板損傷の治療
  7-2-4.円板状半月
 7-3.結晶誘発性関節炎:痛風と偽痛風
  7-3-1.痛風
  7-3-2.偽痛風
 7-4.外反母趾
  7-4-1.外反母趾の病態と症状
  7-4-2.外反母趾の画像検査
  7-4-3.外反母趾の保存療法:運動療法・装具・靴選び
  7-4-4.外反母趾の治療:手術療法
 7-5.軟骨性腫瘍
  7-5-1.内軟骨腫
  7-5-2.滑膜軟骨腫症
 7-6.ガングリオン
第8章 靱帯の外傷・疾患
 8-1.足関節捻挫
  8-1-1.足関節を支持する靱帯:最も損傷されやすい靱帯は?
  8-1-2.足関節捻挫の診断:下駄骨折を見逃さない
  8-1-3.足関節捻挫の治療:基本はRICE
 8-2.前十字靱帯損傷
  8-2-1.膝関節を支える靱帯:略語で言ってみよう
  8-2-2.前十字靱帯損傷の疫学と発生機序:どんな人がどういうときに
  8-2-3.前十字靱帯損傷の症状:急性期症状と慢性期症状
  8-2-4.前十字靱帯損傷の診断:問診と診察が大切
  8-2-5.前十字靱帯損傷の画像診断:MRIで「人」探し
  8-2-6.前十字靱帯損傷の自然経過:再建術を行わないと
  8-2-7.前十字靱帯損傷の治療:鏡視下で行う靱帯再建術
 8-3.後十字靱帯損傷:前十字靱帯損傷との違いは何か
 8-4.ゲームキーパー母指(母指MCP関節尺側側副靱帯損傷)
 8-5.腸脛靱帯炎
第9章 腱の外傷・疾患
 9-1.アキレス腱断裂
  9-1-1.受傷機転と症状:アキレス腱を断裂すると歩けない?
  9-1-2.アキレス腱断裂の診断:トンプソンテスト
  9-1-3.アキレス腱断裂の画像:MRIが有効
  9-1-4.アキレス腱断裂の治療:保存療法と手術療法
  9-1-5.アキレス腱断裂の手術療法とリハビリテーション
  9-1-6.陳旧性アキレス腱断裂
 9-2.槌指(マレット指)
 9-3.指屈筋腱損傷
 9-4.上腕二頭筋腱断裂
 9-5.ばね指(弾発指)
  9-5-1.ばね指の病態と症状
  9-5-2.ばね指の治療
 9-6.ドゥ・ケルバン病
  9-6-1.ドゥ・ケルバン病の病態と症状
  9-6-2.ドゥ・ケルバン病の治療
 9-7.上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
  9-7-1.上腕骨外側上顆炎の病態と症状
  9-7-2.上腕骨外側上顆炎の治療
 9-8.肩関節周囲炎
  9-8-1.肩関節周囲炎の病態と症状
  9-8-2.肩関節周囲炎の治療:肩に力を入れずに肩を動かす
 9-9.石灰沈着性腱板炎
  9-9-1.石灰沈着性腱板炎の病態と症状
  9-9-2.石灰沈着性腱板炎の治療
 9-10.リウマチ性腱鞘滑膜炎
 9-11.デュピュイトラン拘縮
第10章 筋肉の外傷・疾患
 10-1.肉離れ
 10-2.コンパートメント症候群(筋区画症候群)
  10-2-1.コンパートメントとは何か:列車の個室
  10-2-2.コンパートメント症候群とは:放置すると深刻な事態を招く
 10-3.リウマチ性多発筋痛症
 10-4.サルコペニアとフレイル
  10-4-1.サルコペニアの概念と診断
  10-4-2.ロコモティブ症候群とフレイル
 10-5.多発性筋炎・皮膚筋炎
  10-5-1.多発性筋炎の概念:自己免疫疾患の1つ
  10-5-2.多発性筋炎・皮膚筋炎の症状
  10-5-3.多発性筋炎・皮膚筋炎の血液検査
 10-6.線維筋痛症
第11章 末梢神経(1) 絞扼性神経障害
 11-1.整形外科における神経疾患の考え方
  11-1-1.神経疾患の2つの主症状:「動かしにくさ」と「痺れ・感覚鈍麻」
  11-1-2.神経疾患では症状の出現部位と神経の障害部位とが異なる
  11-1-3.診断のポイント:何神経がどこで何によって障害されているのか
 11-2.尺骨神経麻痺(1)肘部管症候群
  11-2-1.環指と小指の痺れ感:何神経が麻痺しているのか
  11-2-2.尺骨神経麻痺の好発部位:尺骨神経は肘で障害されることが多い
  11-2-3.肘部管症候群の症状と徴候:傍証を集めて診断を確定させる
  11-2-4.肘部管症候群が進行するとどんな手になるか:鷲手変形
  11-2-5.肘部管症候群の治療
  11-2-6.肘部管症候群の原因:何が尺骨神経を圧迫・絞扼するのか
 11-3.尺骨神経麻痺(2)ギヨン管症候群
  11-3-1.環指と小指の痺れ感:肘部管症候群とは何が違うのか
  11-3-2.尺骨神経麻痺の好発部位:肘以外ではどこで障害されるのか
  11-3-3.ギヨン管症候群の症状と徴候:肘部管症候群との鑑別点
 11-4.正中神経麻痺(1)手根管症候群
  11-4-1.母指から中指の痺れ感と痛み:何神経が麻痺しているのか
  11-4-2.正中神経麻痺の好発部位:正中神経は手根部で絞扼されることが多い
  11-4-3.手根管症候群の症状と徴候:傍証を集めて診断を確定させる
  11-4-4.手根管症候群が進行するとどんな手になるか:猿手変形
  11-4-5.手根管症候群の治療
  11-4-6.なぜ手掌の近位部に感覚障害が生じないのか
  11-4-7.正中神経低位麻痺をきたす他の原因
 11-5.正中神経麻痺(2)回内筋症候群
  11-5-1.母指・示指・中指が屈曲できない:指が動かないときに考える2つの病態
  11-5-2.母指・示指・中指が屈曲できない:正中神経の障害部位はどこか
  11-5-3.正中神経高位麻痺:正中神経は肘部の円回内筋腱弓部でも絞扼される
  11-5-4.回内筋症候群と手根管症候群における感覚障害範囲の違い
  11-5-5.回内筋症候群と手根管症候群におけるOリングの違い
  11-5-6.正中神経高位麻痺をきたす他の原因
 11-6.正中神経麻痺(3)前骨間神経麻痺
  11-6-1.母指IP関節が屈曲できない:指が動かないときに考える2つの病態
  11-6-2.母指IP関節の屈曲ができないが感覚障害はない:何神経の麻痺か
  11-6-3.前骨間神経麻痺の症状:感覚障害を伴わない3つの筋の運動麻痺
  11-6-4.前骨間神経麻痺のOリング:手根管症候群・回内筋症候群との違い
  11-6-5.前骨間神経麻痺ではティネル徴候は陽性か
 11-7.橈骨神経麻痺(1)
  11-7-1.手関節と指の伸展ができない:何神経麻痺か
  11-7-2.手関節と指の伸展ができない:橈骨神経の障害部位はどこか
  11-7-3.橈骨神経高位麻痺の治療:『ドラえもん』の最終回
  11-7-4.橈骨神経高位麻痺をきたすその他の原因
  11-7-5.橈骨神経高位麻痺では指は全く伸びないのか
 11-8.橈骨神経麻痺(2)後骨間神経麻痺
  11-8-1.「指が伸展できない」で考えるべき病態
  11-8-2.指の伸展ができないが感覚障害はない:何神経麻痺か
  11-8-3.橈骨神経はフローゼのアーケードから名前が変わる:後骨間神経
  11-8-4.後骨間神経麻痺をきたす他の原因
  11-8-5.「指が伸展できない」という症状で鑑別する3つの病態
 11-9.総腓骨神経麻痺
  11-9-1.足関節と足趾の伸展ができない:何神経麻痺か
  11-9-2.足関節と足趾の伸展ができない:総腓骨神経の障害部位はどこか
  11-9-3.総腓骨神経麻痺の治療:シュー・ホーン・ブレース
  11-9-4.下垂足を診たときに鑑別すべき3つの疾患
 11-10.その他の絞扼性末梢神経障害
  11-10-1.足根管症候群:足底の痺れをきたす疾患
  11-10-2.モートン病:足趾の間の痺れと痛み
  11-10-3.外側大腿皮神経麻痺:大腿外側に起こる痺れと痛み
 11-11.末梢神経マップ
  11-11-1.筋皮神経
  11-11-2.腋窩神経
  11-11-3.末梢神経マップ:上肢・下肢における感覚神経の支配領域
 11-12.番外編:複合性局所疼痛症候群(CRPS)
  11-12-1.複合性局所疼痛症候群の分類
  11-12-2.複合性局所疼痛症候群の症状
  11-12-3.複合性局所疼痛症候群の治療
第12章 末梢神経(2) 神経根の障害
 12-1.腕神経叢(1)末梢神経から神経根へ
  12-1-1.神経叢とは:末梢神経と神経根をつなぐもの
  12-1-2.筋皮神経と頚椎神経根(C5,6)の関係
  12-1-3.腋窩神経と頚椎神経根(C5,6)の関係
  12-1-4.橈骨神経と頚椎・胸椎神経根(C5〜T1)の関係
  12-1-5.正中神経と頚椎・胸椎神経根(C6〜T1)の関係
  12-1-6.尺骨神経と頚椎・胸椎神経根(C7〜T1)の関係
 12-2.腕神経叢(2)神経根から末梢神経へ
 12-3.頚椎神経根の疾患(1)頚椎椎間板ヘルニア
  12-3-1.母指と示指の痺れ:何を考えるか?
  12-3-2.C6神経根障害の症状:手根管症候群との違いを確認する
  12-3-3.C6神経根はどこで何によって障害されるのか
  12-3-4.頚椎椎間板ヘルニアの病態・症状・検査
  12-3-5.頚椎椎間板ヘルニアの治療
 12-4.頚椎神経根の疾患(2)頚椎症性神経根症
  12-4-1.中指の痺れ:第7頚椎神経根障害
  12-4-2.神経根はどこで何によって障害されるのか:頚椎の斜位像で椎間孔をみる
 12-5.腰・仙神経叢(1)末梢神経から神経根へ
  12-5-1.大腿神経と腰椎・仙椎神経根(L2〜4)の関係
  12-5-2.脛骨神経と腰椎・仙椎神経根(L4〜S2)の関係
  12-5-3.総腓骨神経と腰椎・仙椎神経根(L4〜S1)の関係
 12-6.腰・仙神経叢(2)神経根から末梢神経へ
 12-7.腰椎神経根の疾患:腰椎椎間板ヘルニア
  12-7-1.足関節の背屈ができない:下垂足で考えるべき病態
  12-7-2.下垂足の鑑別診断のポイント:感覚障害の範囲に着目
  12-7-3.L4神経根はどこで何によって障害されるのか
  12-7-4.腰椎椎間板ヘルニアの不思議
  12-7-5.腰椎椎間板ヘルニアの高位・症状・検査
  12-7-6.腰椎椎間板ヘルニアの治療
 12-8.馬尾神経の疾患(1)腰部脊柱管狭窄症
  12-8-1.馬尾神経とは何か:馬尾とは神経根の束
  12-8-2.馬尾神経障害疾患の考え方
  12-8-3.腰部脊柱管狭窄症の病態と症状
  12-8-4.腰部脊柱管狭窄症の治療
  12-8-5.間欠性跛行の鑑別診断:馬尾性と血管性
 12-9.馬尾神経の疾患(2)腰椎変性すべり症
  12-9-1.腰椎変性すべり症の病態・症状・診断
  12-9-2.腰椎変性すべり症の治療
  12-9-3.腰椎変性すべり症と腰椎分離すべり症の違い:馬尾症状が出るか否か
第13章 脊髄疾患
 13-1.脊髄障害と神経根障害は何が違うのか
 13-2.脊髄障害の症状:痙直性麻痺,感覚障害,巧緻性低下,反射異常
  13-2-1.脊髄障害の症状
  13-2-2.神経診断学における反射(1)深部腱反射:亢進と減弱が意味するもの
  13-2-3.神経診断学における反射(2)病的反射:正常では出現しない反射
  13-2-4.神経診断学における反射(3)表在反射
 13-3.脊髄障害をきたす疾患(1)頚椎症性脊髄症
  13-3-1.頚椎症性脊髄症とはどんな疾患か
  13-3-2.頚椎症性脊髄症の症状と画像診断
  13-3-3.頚椎症性脊髄症の治療
 13-4.脊髄障害をきたす疾患(2)頚椎後縦靱帯骨化症
 13-5.脊髄障害をきたす疾患(3)その他
  13-5-1.頚椎椎間板中心性ヘルニア
  13-5-2.脊椎への転移性骨腫瘍
  13-5-3.関節リウマチにおける環軸椎亜脱臼
 13-6.脊髄損傷
  13-6-1.脊髄損傷の疫学:原因・損傷高位
  13-6-2.脊髄損傷の好発年齢と受傷機転:若年者と高齢者の違い
  13-6-3.脊髄損傷の分類:完全損傷と不全損傷
  13-6-4.脊髄損傷の機能障害の評価:Frankel分類,ASIA分類,Zancolli分類
  13-6-5.脊髄損傷の症状と高位診断
  13-6-6.脊髄損傷の随伴症状
  13-6-7.脊髄損傷の治療
  13-6-8.脊髄完全損傷はなぜ回復しないのか
  13-6-9.特殊な脊髄不全損傷(1)前部脊髄損傷
  13-6-10.特殊な脊髄不全損傷(2)中心性頚髄損傷
  13-6-11.特殊な脊髄不全損傷(3)ブラウン・セカール型脊髄損傷
 13-7.症例問題
  13-7-1.診断は何か?
  13-7-2.画像所見は?
  13-7-3.手術所見・病理診断・術後経過
第14章 小児整形外科
 14-1.小児整形外科総論:小児が成人と異なる点
 14-2.小児の骨疾患(1)骨折〜成人の骨折と何が異なるのか〜
  14-2-1.小児の骨折の特徴:4つのポイント
  14-2-2.若木骨折・竹節骨折
  14-2-3.骨端線損傷とソルター・ハリス分類
  14-2-4.小児の骨折における自家矯正
  14-2-5.上腕骨顆上骨折とフォルクマン拘縮
  14-2-6.上腕骨外側顆骨折と上腕骨内側顆骨折
 14-3.小児の骨疾患(2)骨端症
  14-3-1.骨端症とは何か
  14-3-2.骨端症の原因:2つのグループ:牽引力と圧迫力
  14-3-3.オスグッド・シュラッター病
  14-3-4.ペルテス病
  14-3-5.シーヴァー病
  14-3-6.フライバーグ病(第2ケーラー病)
  14-3-7.骨端症の好発年齢:もう少し詳しくおぼえよう
 14-4.小児の骨疾患(3)骨系統疾患
  14-4-1.骨形成不全症
  14-4-2.軟骨無形成症
  14-4-3.先天性脊椎骨端異形成症
  14-4-4.大理石骨病
  14-5-1.くる病とは:ビタミンD欠乏と類骨
  14-5-2.ビタミンDとは
 14-5.小児の骨疾患(4)くる病
  14-5-3.くる病の症状と血液検査
  14-5-4.くる病の単純X線所見
  14-5-5.カルシウム調節ホルモン
 14-6.小児の骨疾患(5)リトルリーガーズショルダー
 14-7.小児の骨疾患(6)大腿骨頭すべり症
 14-8.小児の関節疾患(1)発育性股関節形成不全
 14-9.小児の関節疾患(2)肘内障
 14-10.小児の関節疾患(3)血友病と血友病性関節症
  14-10-1.血友病とはどんな疾患か
  14-10-2.なぜ血友病はほぼ男児にしか発症しないのか
  14-10-3.出血はなぜ止まるのか:血液凝固カスケード
  14-10-4.血液凝固因子とビタミンK
  14-10-5.血液凝固異常の検査所見
  14-10-6.血友病と薬害事件
 14-11.小児の筋疾患(1)筋ジストロフィー
  14-11-1.デュシェンヌ型筋ジストロフィーの病態
  14-11-2.デュシェンヌ型筋ジストロフィーの症状
  14-11-3.デュシェンヌ型筋ジストロフィーの診断と治療
  14-11-4.ベッカー型筋ジストロフィー
 14-12.小児の筋疾患(2)大腿四頭筋拘縮症
 14-13.小児の神経疾患(1)乳幼児の発達と原始反射
  14-13-1.乳幼児の発達
  14-13-2.乳幼児の原始反射
 14-14.小児の神経疾患(2)脳性麻痺
  14-14-1.脳性麻痺とはどんな疾患か:定義と疫学
  14-14-2.脳性麻痺の分類:部位別分類と生理学的分類
  14-14-3.脳性麻痺の機能評価
  14-14-4.脳性麻痺の治療
 14-15.小児の神経疾患(3)二分脊椎
  14-15-1.二分脊椎とはどんな疾患か:定義と分類
  14-15-2.二分脊椎の症状とシャラード分類
  14-15-3.二分脊椎の治療
第15章 切断
 15-1.切断と離断:言葉の定義
 15-2.切断の疫学
  15-2-1.切断の原因:血管原性切断が最多
  15-2-2.切断の頻度と部位
 15-3.切断術の手術手順
 15-4.切断端の管理
  15-4-1.ソフト・ドレッシングとリジッド・ドレッシング
  15-4-2.拘縮予防:各切断における好発拘縮肢位を知る
 15-5.幻肢と幻肢痛
  15-5-1.幻肢・幻肢痛とは
  15-5-2.幻肢・幻肢痛の特徴:小児切断ではまれ
 15-6.小児の切断
 15-7.切断と身体障害者障害程度等級
第16章 部位から診る運動器疾患
 16-1.頚部痛の鑑別疾患
 16-2.肩痛の鑑別疾患
 16-3.肘痛の鑑別疾患
 16-4.手関節痛の鑑別疾患
 16-5.手・指の痛みの鑑別疾患
 16-6.腰痛の鑑別疾患
 16-7.股関節痛の鑑別疾患
 16-8.膝痛の鑑別疾患
 16-9.その他の部位の鑑別診断
索引

序文

 今、この本を手にとって、このページを開いてくれているあなたへ。
 この本は、「整形外科って暗記することがたくさんあって嫌い」と苦手意識を持っている皆さんのために一所懸命に作りました。あなたは理学療法士や作業療法士の卵でしょうか、それとも看護師を目指している方でしょうか? もしかして医学部の学生さんかもしれませんね。
 超高齢社会に突入したわが国において運動器をあつかう整形外科は学生さんにとっても、また医療・福祉の第一線で働く方々にとっても重要な分野です。つまり整形外科の知識はこれからの医療人にとって必要不可欠であり、しっかりと理解しておきたい分野といえます。
 この本は整形外科を初めて勉強する人、どうしても苦手だという人を対象に整形外科の考え方と基礎知識を最先端の話題もまじえながら、わかりやすく、そしてなにより楽しく身につけることを目標としています。ですから、この本には整形外科のすべての分野と知識がまんべんなく網羅されているわけではありません(なんと!)。この本が目指すのは整形外科のバイブルではなくバイエル(ピアノを習った人ならわかりますね)なのです。そしてもしあなたがこの本を読み終えたときに「面白いけどなんだか物足りない。もっと詳しい教科書を読みたい」と感じてくれたなら私たちの狙いは大成功ってことです。
 この本との出会いがあなたにとって整形外科、いや医学を楽しく勉強するための魔法の扉を開けてくれることを祈っています。

2020年8月
仲村一郎