教科書

医療系学生のためのつたわる英語[Web音声付]

English Communication Competency for Future Healthcare Professionals

  • 新刊

監修 : 代田浩之
編集 : 並木有希/Marcellus Nealy/Tom Kain
ISBN : 978-4-524-22813-3
発行年月 : 2022年2月
判型 : B5
ページ数 : 164

在庫あり

定価3,080円(本体2,800円 + 税)

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サポート情報

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

医療関連職に必要とされる英語と 医療倫理 (心構え) の基礎を同時に学べる教科書.医療現場で日常的にみられる15の場面を取り上げ,実際に使えるコミュニケーション・スキルが習得できるよう工夫.英語教育者と国内外で活躍する現役医師・医療専門家がタッグを組み,初学者でも無理なく学べる構成・難易度を設定した.

Chapter 1 Self-introductions
Chapter 2 Communicating with patients
Chapter 3 Communicating with family
Chapter 4 History taking
Chapter 5 Basic instructions
Chapter 6 Explaining treatment & results
Chapter 7 How pain affects the patient
Chapter 8 Nutrition
Chapter 9 Inpatients
Chapter 10 Breaking bad news
Chapter 11 Quality of life
Chapter 12 Aging
Chapter 13 Diversity
Chapter 14 Disaster medicine
Chapter 15 Team care

 心臓カテーテル検査で冠状動脈造影をする場合,撮像時に深呼吸をして息を止めてもらう.横隔膜を下げて,血管造影のコントラストをつけるためである.実際には「大きく息を吸ってー,はい,そこで止めてください」と声をかけ,そこで撮影を始める.5 〜 6秒で1 回の撮像を終えると,「はい,楽にしてください」と言って次の造影検査に移る.
 私が研修医のときのことである.心臓カテーテル検査目的で入院してきた外国人の患者さんを担当した.病室で検査の目的や内容を英語で説明して,いざカテーテル検査室で検査を始めるときに,「あれ,呼吸の指示はなんと言うのだろう」と思っていると,指導医の先生が「Take a deep breath, please, and hold it!………OK, breathe normally」と言って検査を進めた.
 最近,外国からの患者さんが受診される機会が増えているが,実際の臨床現場では専門医学的な説明よりも,かえって病棟や外来で話す日常会話で「あれっ」と思うことが多い.
 本書は医療関連職を目指す学生の基礎英語力を向上させると共に,臨床現場で患者さんと多職種の医療者で交わされる必要なコミュニケーション技術を習得して,国際的医療人を目指せるよう企画編集されている.
 自己紹介から始まり,患者さんとそのご家族とどのように話していくか,検査や治療の基本的な説明,栄養状態や生活スタイルの把握,そして高齢者医療,医療の多様性,最後に災害医療とチーム医療の項目別に主にListening,Vocabulary,Grammar,Reading,Speaking & writing そしてLanguage corner で構成され,医療現場で使える英語が知らず知らずのうちに身につくと共に,国際的なセンスが磨かれる.医療の専門家を目指す学生だけではなく,医療現場で働いている専門家の皆さんにも是非使って,楽しんで学んでもらいたい.
2022年2月
監修者 代田 浩之