書籍

ビジュアル周術期ケア

総監訳 : 國土典宏
監訳 : 青木琢
ISBN : 978-4-524-26901-3
発行年月 : 2013年6月
判型 : B5変
ページ数 : 208

在庫あり

定価3,240円(本体3,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

周術期にかかわるナースが知っておきたいケアをビジュアルに解き明かす実践書。術前術後管理の基本からやや高度な麻酔の知識まで、豊富なイラスト・写真ととともに解説。部位別の手術の概要や、身体侵襲の影響とその影響を軽減するための看護ケアのコツなど、明日行う術前処置、術後管理、早期離床にすぐに役立つ1冊。

On Broadway
1 術前ケア
2 麻酔の基本
3 手術直前ケア
4 手術の実際
 開頭術
 脳動脈瘤治療
 開胸術
 心臓弁手術
 冠動脈バイパス術
 心移植
 甲状腺手術
 乳がん手術
 頸動脈内膜摘除術
 腹部大動脈瘤修復術
 大腿動脈バイパス術
 胆嚢摘出術
 肝移植
 胃切除術
 肥満(減量)手術
 腸切除術
 ヘルニア修復術
 虫垂切除術
 関節鏡下手術
 股関節骨折手術
 人工関節置換
 椎弓切除術
 子宮摘出術
 前立腺摘除術
 尿路変向術
 腎移植
 白内障摘出術
 VISION QUEST
5 周麻酔期ケア
6 術後ケア

本書の原題は「Surgical Care made Incredibly Visual」で、直訳すれば、「信じられないくらいビジュアルになった周術期ケア」となるでしょうか。原書を手にしてまず感じたのは、原題の通りなんとカラフルで親しみやすいイラスト満載の本であろう、ということでした。外科医がいつもお世話になっている手術室のナースが、アメリカではこんなにご機嫌な本を読んで勉強しているのかと考えただけで楽しくなってきました。そして、日本のナースの皆さんにも是非読んでもらいたい、と思ったのが翻訳をお引き受けしたきっかけです。
 ご機嫌な本、といっても内容は最新で高度だと思います。映画のロードショー仕立てで始まる総論の部分は術前のケアと麻酔について実にくわしく説明してあります。特に麻酔については生理学にまで踏み込んだ解説が美しいイラスト入りで続き、本書のハイライトの一つになっています。後半は代表的な術式の各論で、見開き2ページで1術式が、やはりイラスト満載で取り上げられています。それぞれの科の専門医に翻訳をお願いし、注釈も必要に応じて追加していただきました。最後は術後ケアの章で、ICUや一般病室での退院までのケアが示されています。各章の末尾にはVISION QUESTというクイズがおまけについています。重要なポイントをユーモアたっぷりに読者の記憶に植え付ける、そのセンスをお楽しみください。
 本書はナースのために書かれていますが、実は外科医や医学生に読んでもらっても意外と楽しんでもらえるのではないか、と翻訳者の一人として密かに期待しています。実際、外科医の私自身楽しませてもらいました。そして、この本がコミュニケーションツールとなって、手術室のいろいろな職種のスタッフがお互いの理解を深められるようになれば望外の幸せです。

2013年7月
東京大学肝胆膵外科、人工臓器移植外科
國土典宏