書籍

婦人科エキスパートナーシング改訂第2版

監修 : 舘野政也/稲田まつ江
編集 : 中野隆/舟本寛/高堂喜美子
ISBN : 978-4-524-23671-8
発行年月 : 2003年11月
判型 : B5
ページ数 : 206

在庫なし

定価3,024円(本体2,800円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

婦人科領域の最新の医療と看護をわかりやすく解説したプラクティカルテキスト。基礎知識、診察、検査、症状別ナーシングのポイントを述べた上で、疾患別に治療と看護のポイントを詳述。不妊症、内視鏡下手術、性教育、末期癌患者へのケア、母体保護法関連事項、クリニカルパス、セーフティマネージメントについても言及。エキスパートを目指すナース必読の書。

1.必要な基礎知識
 1-1  解剖と生理
   1.女性性器の解剖
   2.女性とホルモン
 1-2 婦人科疾患の特徴とナーシング
   1.疾患の特徴
   2.対象の特徴
   3.看護の特徴
 1-3 女性の各ライフステージにおける特徴
   1.新生児期
   2.乳幼児期
   3.小児期
   4.思春期
   5.性成熟期
   6.更年期
   7.老年期

2.診断に必要な診察法と検査
 2-1 診察法とナーシング
  1.問診
  2.問診以外の診察法
  3.婦人科外来における看護師の役割
 2-2 検査とナーシング
  1.帯下の検査
  2.基礎体温(BBT)測定法
  3.頸管粘液検査法
  4.細胞診(子宮頸部・体部スメア)
  5.組織診
  6.内視鏡検査
  7.ダグラス窩穿刺
  8.子宮卵管造影法
  9.妊娠反応
  10.内分泌学的検査
  11.画像診断
   
3.症状別ナーシングのポイント
  1.月経異常
  2.不正性器出血
  3.大量出血
  4.帯下
  5.外陰掻痒
  6.疼痛
  7.下腹部腫瘤
  8.排尿障害

4.各疾患とナーシング
 4-1.内分泌疾患とナーシング
  1.無月経
  2.体重減少性無月経
  3.無排卵症
  4.月経の周期・量などの異常
  5.月経前緊張症
  6.高プロラクチン血症
 4-2.感染症とナーシング
  1.外陰炎
  2.バルトリン腺炎
  3.腟炎
  4.子宮頸管炎
  5.子宮内膜炎
  6.骨盤腹膜炎
  7.性感染症(STD)
 4-3.婦人科腫瘍とナーシング
  A.良性腫瘍とナーシング
  1.子宮筋腫
  2.子宮内膜症
  3.卵巣腫瘍
  4.外陰腫瘍
  B.悪性腫瘍とナーシング
  1.子宮頸癌
  2.子宮体癌
  3.卵巣悪性腫瘍
  4.絨毛性疾患
  5.外陰癌
  6.腟癌
  7.子宮肉腫
 4-4.性器の位置異常とナーシング
  1.子宮下垂および子宮脱
 4-5.更年期によくみられる疾患とナーシング
  1.更年期障害
  2.骨粗鬆症
  3.高脂血症
  
5.不妊症とナーシング
  1.不妊症
  2.不妊相談
  3.人工受精
  4.補助生殖技術(ART)

6.内視鏡下手術とナーシング
  1.腹腔鏡下手術
  2.子宮鏡下手術

7.性教育とナーシング
  1.セクシュアリティのとらえ方
  2.性の健康管理
  3.思春期とSTD
  4.性教育の対象と教育目標
  5.避妊法の指導

8.末期癌患者に対するナーシング
  1.苦痛の緩和
  2.基本的欲求へのケア
  3.人間関係を深める
  4.家族へのケア

9.クリニカルパスの作成
  1.クリニカルパスとは
  2.クリニカルパスの目的
  3.クリニカルパスの作成
  4.到達目標(アウトカム)とバリアンス
  5.クリニカルパスの見直しと改変

10.セーフティマネージメント
  1.リスクマネージメント
  2.医療の質の保証
  3.患者安全管理(セーフティマネージメント)
  4.看護業務からみたリスクと危険要因

11.母体保護法関連事項
  1.概説
  2.人工妊娠中絶
  3.避妊法

本書『エキスパートナーシング』が発刊されてから9年が経過した。その間、多くの医療従事者に愛読され、増刷は6回を数えた。しかし、医学、看護学における進歩は目まぐるしく、まさに日進月歩の状況である。
 疾病の理解や診断技術の進歩はもちろんのこと、近代医療においては患者さんに対する医療態度の善し悪しが大きなウェイトを占めるようになってきた。このことは近年、日常診療においてひしひしと感じていることである。さらに画像診断の機器や診断学の進歩には目を見張るものがあり、なかでも超音波機器による診断は看護の世界でも熟知することが迫られている。したがって、本書も大きく改訂しなければ、現代の医療や看護に通用しなくなってきていることは否めない。
 この間、看護婦から看護師へと呼称も変わった。このことは看護師の地位の向上もさることながら、看護への期待も大きくなってきた証拠であり、まさに「専門看護」が求められているといっても過言ではない。そこで今回の改訂に当たっては、できるかぎり新鮮な知識と技術さらに医療態度に力点をおいた改訂をしたいと考え、各執筆者に趣旨を説明し理解を求めた。
 執筆者も入れ替えを行い大幅な改訂を目指した。しかも現場感覚で考えて執筆する必要があると考え、可能なかぎり同一の医療機関に勤務する、あるいは勤務した経験がある医師、助産師、看護師に執筆を依頼した。
 地方病院のスタッフが総力をあげて取り組んだこの改訂版が、多くの医療関係者に活用されることを願ってやまない。そして、読者から真摯なご批判をいただければ、編集に携わった者として望外の喜びであり、今後も最新情報を盛り込み、再度改訂の機会に恵まれることを期待したい。
2003年10月
舘野 政也