書籍

周産期エキスパートナーシング改訂第2版

編集 : 本庄英雄/宮中文子
ISBN : 978-4-524-23513-1
発行年月 : 2003年6月
判型 : B5
ページ数 : 268

在庫あり

定価3,672円(本体3,400円 + 税)

正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

合併症をもつ妊産婦、産科的リスクをもつ妊産婦、感染症に罹患した妊産婦など、ハイリスク妊産婦のケアから産科救急・手術の周産期管理、またハイリスク胎児・新生児のPICV管理まで、ハイリスク管理を中心に周産期看護に必要な専門知識と具体的ケアプランを提供した実践的ガイド。第1版発行以来の周産期医学・看護の発展をふまえた全面的改訂。

第1章 周産期医療の目的とその機能
1.総合周産期医療部門
2.産科PICUと小児科NICUの連携
3.周産期医療の地域医療システムとネットワーク
4.ハイリスク新生児・家族への支援における地域との連携

第2章 ハイリスク妊娠スクリーニング
1.妊婦健診におけるスクリーニング
2.胎児のwell-beingの診断
 A.超音波断層装置を利用した診断:BPS
 B.分娩監視装置を使用した診断
3.分娩時の胎児の管理
 A.分娩監視装置による胎児の管理
 B.胎児心拍数図の読み方

第3章 ハイリスク妊産婦のケア
1.合併症をもつ妊産婦のケア
 A.合併症妊産婦とは
 B.心疾患合併妊娠
 C.自己免疫疾患(SLE)合併妊娠
 D.糖尿病合併妊娠
 E.腎疾患合併妊娠
 F.呼吸器疾患合併妊娠
 G.血液疾患合併妊娠
 H.精神疾患合併妊娠
◆ 合併症をもつ妊産婦のケアプラン
2.産科的リスクをもつ妊産褥婦のケア
 A.切迫流早産
 B.多胎妊娠
 C.妊娠中毒症
 D.子宮内胎児発育遅延(IUGR)
 E.PROM(premature rupture of the membrane)
 F.前置胎盤、常位胎盤早期剥離、子宮破裂
◆産科的リスクをもつ妊産褥婦のケアプラン
3.感染症の妊産褥婦のケア
 A.細菌感染症(乳腺炎、尿路感染症)
 B.ウイルス感染症
 C.クラミジア感染症
 D.その他
◆ 感染症の妊産褥婦のケアプラン

第4章 産科救急・産科手術の周産期管理
1.産科救急の周産期管理
 A.産科救急の特殊性
 B.産科ショック
 C.血栓性静脈炎、肺塞栓症
2.産科手術の周産期管理
 A.急速遂娩
 B.帝王切開術
 C.子宮頸管縫縮術
 D.子宮内容除去術、中期中絶術
 E.不妊手術

第5章 ハイリスク胎児・新生児のPICU管理
1.ハイリスク胎児のPICU管理
 A.ハイリスク胎児の診断・把握
 B.ハイリスク胎児の管理
2.ハイリスク新生児の出生直後の管理
 A.ハイリスク新生児とは
 B.ハイリスク新生児のアセスメント
 C.新生児仮死の蘇生
 D.NICUへの搬送

第6章 妊婦・褥婦のケアプラン
1.妊婦のケアプラン
2.ハイリスク妊婦・褥婦のケアプラン

今日、女性の社会進出による妊婦の高齢化、生殖医療技術の進歩などを背景として、ハイリスク妊娠が増加している。しかし、今日の周産期医療の進歩はめぎましく、妊婦にさまぎまなリスクがあっても母児が安全に妊娠・出産ができるよう最大の尽力・管理がなされている。こうしたハイリスク妊婦および新生児が、いつどこで生じても、直ちに周産期救急搬送により、その事例に必要な医療を受けることのできる二次、三次医療施設に搬送され、高度な周産期医療が受けられる周産期医療の地域化がなされている。京都においても、京都周産期医療協議会の組織下、総合周産期母子医療センターを中心とする医療設備の整備や情報システム化がなされ、ハイリスク母児の管理が実施されている。
 周産期医療の臨床現場では、産科と小児科という枠を越え、医師、助産師、看護師をはじめとするスタッフによるチーム医療のもとに、日夜、母児のケアにおいて、「後障害なき生存(intact survival)」がはかられている。本書はこうした周産期医療での経験にもとづき、現在その臨床を支えているスタッフが力を合わせて、周産期医療の現場における診療や看護の要点をわかりやすく整理し編纂したものである。
 周産期医療の進歩に対応して、今回、改訂版を発行することとなったが、本書が周産期医療の現場のガイドブックとして活用されることを期待したい。
2003年5月
本庄英雄