書籍

今日の病態栄養療法改訂第2版

編集 : 渡辺明治/福井富穂
ISBN : 978-4-524-24731-8
発行年月 : 2008年4月
判型 : A5
ページ数 : 462

在庫あり

定価3,672円(本体3,400円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

病態栄養療法について調べやすいと好評の『今日の病態栄養療法』の改訂第2版。初版を生活習慣病、保健指導、高齢社会をキーワードに改訂。疾患ごとに「疾患の解説」「治療の原則」「栄養病態の特徴」「栄養評価の特徴」「栄養療法」「栄養指導、献立作成のポイント」「食物と薬剤の相互作用」「摂ってはいけない食品とその根拠」がよくわかる。

第I章 栄養素の必要量と栄養評価
 1 栄養素の必要量の決定
 2 栄養のスクリーニングと評価の方法

第II章 栄養補給法
 1 治療食、献立のあり方
 2 静脈栄養法
 3 経腸栄養法
 4 経皮内視鏡的胃瘻造設(PEG)

第III章 栄養指導法
 1 栄養・食事指導の方法と技術
 2 カルテの見方、書き方
 3 栄養指導のカウンセリング
 4 栄養状態の把握法

第IV章 栄養管理法
 1 妊産婦
 2 新生児
 3 乳幼児と小児
 4 高齢者
 5 癌予防の栄養
 6 癌末期
 7 手術前後
 8 介護保健施設・在宅での栄養管理
 9 保健指導

第V章 各疾患時の栄養療法
 1 消化器疾患
 2 代謝・栄養疾患
 3 呼吸器疾患
 4 循環器疾患
 5 腎疾患
 6 内分泌疾患
 7 血液疾患
 8 アレルギー・免疫・皮膚疾患
 9 精神・脳神経疾患

付録
1 代表的な輸液剤と経腸栄養剤の一覧
2 保健機能食品とその活用
3 栄養素計算に役立つ式
4 栄養療法に役立つ表
5 栄養療法に必要なカルテの略語集・用語集
6 栄養情報サイト

本書は、2003年10月に発行されてから今日まで、栄養に関連の深い医療・介護・福祉・教育現場などで活用されてきた。医学や医療の進歩は急速で、その内容はこの5年間で大きく変貌し、新しい疾患概念の提唱や診療・治療ガイドラインの相次ぐ改訂が行われ、このたび、本書も版を改め内容を一新することになった。
 初版刊行以降、多くの医療施設でNST(栄養サポートチーム)が稼動し始め、それに関連して診療報酬面でも栄養管理実施加算(介護施設では栄養マネジメント加算)が創設され、入院(入所)患者の栄養管理の質的向上に貢献している。しかし、望ましくない生活習慣や高齢者の急速な増加などにより、生活習慣病の有病者とその予備軍は増加し続けている。これらを効果的に予防するにはさらに未病状態での対応が迫られており、新たに慢性腎臓病やメタボリック症候群の概念が加わった。
また、脂質異常症や非アルコール性脂肪肝炎を含む非アルコール性脂肪性肝疾患など、考え方が大きく変化した領域もみられる。
 2008年4月からはメタボリック症候群に主眼を置いた特定健診・特定保健指導が始まり、後期高齢者医療制度の導入に伴う退院後の在宅栄養食事指導などとともに、管理栄養士への期待はますます大さくなっている。糖尿病療養指導士、病態栄養専門師(NSTコーディネータ)、臨床栄養師、NST専門療法士などの認定制度も定着し、コメディカルスタッフはさらに高度専門医療職として活踵の場を広げている。
 このような折に、本書が現状に則して改訂されることの意義は大きく、管理栄養士の読者の方々には、是非本書を活用して病態栄養学の研鑽に努めていただきたいと願っている。専門職としての力を高めることは、栄養食事指導料の増額を含め、次世代への発展を勝ち取ることにつながることと思われる。
 初版からの特色である「包括的な病態栄養学の書」であるとともに「医師と管理栄養士による協同執筆」のスタイルを踏襲し、初版より約80ページ増えて内容はさらに豊富になった。さらに索引の充実を心がけ、項目ごとに基本となる文献を挙げている。ご協力いただいた著者の皆様に改めて厚く御礼を申し上げる次第である。
 なお、本書で使用した用語は編集者の判断でできるだけ統一するように努めた。“protein”は原則として“タンパク質”という表記(例:low-protein diet:低タンパク質食)とさせていただいている。
 本書が、引き続き、管理栄養士、医師、看護師、薬剤師、病態栄養学を学んでいる学生諸君など、多くの医療関係者に愛読されることを願っている。
2008年3月
渡辺明治
福井富穂