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ペインハンドブック

ペインクリニック・疼痛緩和Q&A199

編集 : 比嘉和夫/岩崎寛/齋藤洋司
ISBN : 978-4-524-24301-3
発行年月 : 2008年6月
判型 : B6変
ページ数 : 278

在庫なし

定価5,400円(本体5,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

麻酔・ペインクリニック医のみならず痛みの治療に関心を持つ医師全般を対象としたハンドブック。臨床に即した実践的な知識を端的に記載し、必要な知識を素早く拾い読みできるように構成した。豊富なQ&Aで日常の臨床に即した知識や最新の知見をスムースに得られる。いつでもどこでも携帯できるハンディサイズ。

基本編
A 痛みの機序
Q1 痛みは我慢すべきですか?
Q2 天気によって痛みは変化しますか?
Q3 痛がりやさんといわれる人はいますか?
Q4 痒みと疼痛はどう違うのですか?
Q5 腹痛にはどういう特徴がありますか?
Q6 関連痛とはどういう痛みのことですか?
Q7 アロディニアとはどういう痛みのことですか?
B 診察・検査
Q8 外来初診時にルーチンで行うべき検査項目は何ですか?
Q9 ペインクリニックという専門領域がピンときません.どのような疾患や病態の治療をするところですか?
Q10 研修医にはペインクリニックを研修する必要があるのでしょうか?
Q11 診察前の患者の姿勢や身なりは診断に使えますか?
Q12 他院での治療の合併症により生じた疼痛の治療の際には、どう説明すればいいのでしょうか?
Q13 VAS以外の疼痛評価法には何がありますか?
Q14 小児の疼痛評価法はありますか?
Q15 神経障害性疼痛はどうやって診断すればいいのでしょうか?
Q16 痛みの有無を画像で診断できませんか?
C 治療
Q17 痛み治療の目標はどうやって立てればいいのですか?
1.薬剤
a.疼痛の分類と薬剤の選択
b.非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
Q18 アセトアミノフェンはNSAIDsとは違うのですか?
Q19 NSAIDsは1日何回まで投与できますか?
Q20 NSAIDsを使ってはいけない場合はありますか?
c.オピオイド
Q21 オピオイドを処方するときの注意点を教えてください
Q22 悪性疾患以外でオピオイドは使用できますか?
Q23 オピオイドを2種類以上併用してもいいでしょうか?
d.ケタミン
e.鎮痛補助薬
Q24 抗うつ薬、抗痙攣薬の副作用にはどんなものがありますか?

2.神経ブロック
Q25 末梢神経ブロックに用いる局所麻酔薬は何がいいですか?
Q26 局所麻酔薬の神経毒性は臨床上問題になりますか?
Q27 神経ブロックの穿刺部位の消毒法はありますか?
Q28 神経ブロックの間隔はどれくらいあければいいでしょうか?
Q29 CTガイド、超音波ガイドはどのような神経ブロックに利用できるのですか?
Q30 抗凝固薬などを使用しているときの神経ブロックの注意点は?
Q31 神経ブロック中に、患者がビリッと感じたと訴えたらどうすればいいですか?
Q32 神経ブロック時の患者の痛みがとても強いのですが、鎮静下に行ってもいいですか?
a.交感神経ブロック
Q33 交感神経は痛みとどのように関係しているのですか?
Q34 Horner症候群とはどういう症状を指すのですか?
Q35 左右両側に星状神経節ブロックを行うことは可能でしょうか?
Q36 星状神経節ブロックでは、少ない局所麻酔薬でも痙攣が起きるのはどうしてですか?
Q37 声帯麻痺の有無はどうやって診断するのですか?
Q38 末梢循環不全の治療には、循環不全の治療と痛みの治療のどちらを優先したらよいでしょうか?
Q39 どうして末梢循環不全によって痛みが生じるのですか?
b.硬膜外ブロック
Q40 硬膜穿刺してしまったときにはどう対処すればよいのですか?
Q41 潜在性二分脊椎の3大症状はどういうものですか?
Q42 仙骨硬膜外ブロック時に、どの程度針を進めると脊髄くも膜下ブロックとなってしまいますか?
Q43 硬膜外自己血パッチとはどういった治療法なのですか?
Q44 神経ブロックにステロイドは適応できますか?
c.神経根ブロック
3.その他の治療
a.リハビリテーション
Q45 温める方法と冷却する方法はどう使い分ければいいのですか?
b.レーザー療法
Q46 星状神経節レーザーと局所麻酔薬による星状神経節ブロックには、適応や効果にどんな違いがあるのですか?
c.東洋医学
Q47 漢方薬には副作用がないって本当ですか?
Q48 妊娠中や授乳中の患者に漢方薬を処方してもいいのですか?
Q49 鍼治療はとっつきにくいのですが、初心者はどんな症例に応用したらいいのでしょうか?
Q50 鍼治療に保険適用はありますか?


実践編
A よく遭遇する痛み
Q1 デルマトームって何ですか?
1.頭痛・顔面痛
Q2 増悪・緩和の誘因が明確な頭痛・顔面痛にはどんなものがありますか?
Q3 緊急を要する頭痛とその他の頭痛との鑑別のポイントを教えてください
Q4 頭頸部の痛みでもっともよくみられるのはどんな疾患ですか?
Q5 風邪のときに頭痛が発現するのはどうしてですか?
Q6 寝違えとはどういう症状をいうのですか?
Q7 舌痛の評価のしかたを教えてください
a.片頭痛
Q8 頭痛の予兆と前兆の違いは何ですか?
Q9 トリプタンローテーションとはどういう手法ですか?
b.群発頭痛
c.緊張型頭痛
d.三叉神経痛
Q10 顔面痛と三叉神経痛とは違うものなのですか?
Q11 三叉神経痛を理解するのに重要な解剖のポイントはありますか?
Q12 カルバマゼピンを使用する際の注意点はありますか?
e.非定型顔面痛
Q13 ほかにはどんな頭痛・顔面痛がありますか?
2.頸肩腕痛
Q14 上肢の痛みの原因が、肩関節由来か頸椎由来か鑑別するにはどうしたらいいですか?
Q15 腕神経叢ブロックは、アプローチを変えるとどんな違いが出るのですか?
Q16 肩甲上神経ブロックで注意すべき合併症は何ですか?
Q17 胸郭出口症候群とはどういう疾患ですか?
a.頸椎症性脊髄症
b.頸椎椎間板ヘルニア
c.後縦靱帯骨化症
d.肩関節周囲炎
Q18 五十肩は50歳代にだけ起こるのですか?
e.頸肩腕症候群
3.腰下肢痛
Q19 腰痛は神経が痛いのですか、筋肉が痛いのですか?
Q20 腰痛患者が母趾や足裏の知覚異常を訴えることが多いのはどうしてですか?
Q21 神経根症状とはどういう症状なのですか?
Q22 腰下肢痛でのSLRテスト、FNSテスト、Kempテスト、Patrickテストとはどういう検査法なのですか?
Q23 硬膜外ブロックは腰部と仙骨部どちらから行うとよいのですか?
Q24 腰痛患者には固いふとんと柔らかいふとんのどちらを勧めたらいいですか?
Q25 大腰筋筋溝ブロックではどの神経がブロックされるのですか?
a.腰部脊柱管狭窄症
Q26 腰部脊柱管狭窄症と下肢循環障害の鑑別のポイントを教えてください
b.腰椎椎間板ヘルニア
Q27 腰椎椎間板ヘルニアの予防法にはどんなものがありますか?
Q28 腰椎椎間板ヘルニアはどんな症状のとき手術適応となりますか? また、適応は施設により違いますか?
Q29 ヘルニアは存在したままのはずなのに、腰椎椎間板ヘルニアを硬膜外ブロックで治療して痛みが軽くなるのはどうしてで
すか?
c.脊椎椎間関節症
d.筋・筋膜性腰痛症
B 知っておきたい痛み
1.急性帯状疱疹痛、帯状疱疹後神経痛
Q30 帯状疱疹が多分節に発症することはありますか?
Q31 身体を帯状疱疹が1周したら死ぬというのは本当ですか?
Q32 帯状疱疹予防にワクチンの効果はありますか?
Q33 ウイルス抗体価の測定は診断に有用ですか?
Q34 顔面の帯状疱疹の治療に際して、注意しなければならないことは何ですか?
2.複合性局所疼痛症候群(CRPS)
Q35 薬理学的疼痛機序判別試験での薬剤の投与順は、どのように決めればよいのでしょうか?
Q36 反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)と複合性局所疼痛症候群(CRPS)はどこが違うのですか?
3.幻肢痛
Q37 幻肢痛の予防は可能ですか?
Q38 手足以外でも幻肢痛は現れますか?
4.静脈穿刺後の痛み
Q39 上肢の採血時に神経損傷が生じやすい血管はどこですか?
5.中枢性疼痛
Q40 中枢神経障害では本当に痛みが発生するのですか?
Q41 視床痛とは何を示しているのですか?
C 術後疼痛
1.胸部・腹部の術後鎮痛
Q42 術後鎮痛は何日間行えばいいのでしょうか?
Q43 四肢の疼痛に対する鎮痛方法にはどういうものがありますか?
Q44 鎮痛薬を中止する基準を教えてください
Q45 術後鎮痛によく用いられる肋間神経ブロックの利点と欠点を教えてください
Q46 レミフェンタニルを用いた麻酔後の術後鎮痛はどうすればいいですか?
2.効果的な硬膜外鎮痛
Q47 硬膜外オピオイドの合併症にはどういうものがありますか?
Q48 硬膜外カテーテルは連続して何日間用いることができますか?
3.ICUでの鎮痛
4.小児の術後鎮痛
Q49 小児での術後疼痛に対するオピオイドの使用量はどうやって決めればいいのでしょうか?
Q50 授乳期の母親にも術後鎮痛はできますか?
Q51 高齢者はあまり痛みを感じないようですが、痛み閾値が高いのですか?
D 癌性疼痛
Q52 オピオイドの処方は医師なら誰でもできますか?
Q53 緩和ケアではどのような連携が必要ですか?
Q54 緩和ケアは病棟がなくてもできますか?
Q55 緩和ケアとホスピスは同じものですか?
Q56 緩和医療加算の成立要件を教えてください
Q57 癌患者に神経ブロックを勧めるのに適した時期はいつですか?
Q58 オピオイドはどのくらいの価格ですか?
Q59 余ってしまったオピオイドはどうやって処理したらいいですか?
Q60 オピオイドへの耐性が出現したときはどう対処したらいいですか?
Q61 オピオイドのレスキューはどの程度まで使っていいのですか?
Q62 剥がれてしまったパッチ製剤は再度貼りなおして使えますか?
Q63 モルヒネからフェンタニルパッチに切り替えるときに注意すべきことはありますか?


応用編
A 痛みのメカニズムアドバンス
Q1 薬剤の鎮痛効果が徐々に減弱することはありますか?
Q2 薬の飲みすぎで起こる頭痛にはどう対応したらいいですか?
Q3 神経障害性疼痛では、痛みのある領域の末梢支配神経を切除するのが治療として簡単ではありませんか?
Q4 痛みはいつから慢性痛になるのですか?
Q5 脊髄感作とはどういう現象ですか?
Q6 ワインドアップ現象とはどういう現象ですか?
Q7 神経障害性疼痛の治療法を教えてください
Q8 先制鎮痛はどの程度鎮痛に有効ですか?
B 痛み診察のアドバンス
Q1 痛みは警告の役割を担っていますが、なくしてもいいのでしょうか?
Q2 痛みがあると血圧や脈拍が上昇しますが、血圧や脈拍は疼痛の指標になりますか?
Q3 CT、MRIはどういうときに適応となりますか?
Q4 治療に対する患者の満足度はどうやって評価するのですか?
Q5 どんなときに悪性疾患による疼痛を疑えばいいのですか?
Q6 退院の目安はどうやって決めるのですか?
Q7 プラセボの鎮痛効果の機序を教えてください.また、医療行為としてプラセボを用いていいのですか?
Q8 黄色靱帯骨化症とはどういう疾患なのですか?
Q9 Pancoast腫瘍はどんなときに疑うべきですか?
C 特殊な患者対応のアドバンス
Q1 うつ病患者にはどう対応すべきですか?
Q2 高齢者に対して診察・治療を行う際に注意すべきことを教えてください
Q3 幼少児による痛みの表現にはどのような特徴がありますか?
Q4 幼少児に対して鎮痛薬を使用する際の注意点を教えてください
Q5 糖尿病による痛みにはどんな特徴がありますか?
Q6 妊娠中の患者の疼痛治療の際に注意すべきことを教えてください
Q7 線維筋痛症とはどういう疾患ですか? また、どうやって診断・治療したらいいのでしょうか?
Q8 薬物中毒患者が来院した場合にはどのように対処したらよいでしょうか?
Q9 バージャー病と喫煙との間には関係があるのですか?
Q10 先天性無痛症にはどんな症状がありますか?
D 薬物治療アドバンス
Q1 痛みの治療にはどんな抗うつ薬が推奨され、どこまで増量することができますか?
Q2 慢性痛に対して抗うつ薬の効果がある場合、痛みは精神的なもので、実際には痛みはほとんどないのでしょうか?
Q3 疼痛の種類によって、どう鎮痛薬を使い分けたらいいのでしょうか?
Q4 薬剤を内服できなくなった患者にはどう対処したらいいでしょうか?
Q5 疼痛治療には、睡眠薬はどうやって用いればいいのですか?
Q6 慢性痛の治療で痛みが安定してきたら、服薬を減量・中止してもよいのでしょうか? その場合、減量・中止を判断するための指標はありますか?
Q7 異なる鎮痛薬の効果的な併用のしかたを教えてください
Q8 NSAIDsは経口で用いた方がいいですか、それとも坐剤として用いた方がいいですか?
Q9 喘息の既往がある患者にNSAIDsを投与してもいいですか?
Q10 痛みの種類や原因にかかわらず、まずNSAIDsを使ってみてもいいでしょうか?
Q11 サプリメントで薬剤との併用に注意すべきものはありますか?
E オピオイドアドバンス
Q1 鎮痛薬としてのモルヒネ、オキシコドン、フェンタニルはどう使い分ければいいのですか?
Q2 オピオイドは1度使うとずっと使い続けることになるのですか? オピオイドを減量するコツはありますか?
Q3 オピオイドの効きにくい痛みにはどんなものがありますか?
Q4 慢性痛に対してオピオイドを使ってもいいですか?
Q5 オピオイドには脊髄分節性の作用が期待できますか?
Q6 オピオイドは末梢にも作用するのでしょうか?
Q7 麻薬のわるいイメージを持つ患者に、オピオイドの服用をどう説明すればいいのでしょうか?
Q8 オピオイドには天井効果はないのですか?
Q9 フェンタニルの投与経路の違いによる注意点はありますか?
F 神経ブロック治療アドバンス
Q1 神経ブロックで長時間の鎮痛効果は期待できますか?
Q2 星状神経節ブロックと硬膜外ブロックはどう違うのですか?
Q3 発熱や炎症があるときに神経ブロックを行ってもかまいませんか?
Q4 神経ブロックを行う際のインフォームドコンセントで注意すべきことは何ですか?
Q5 血中の局所麻酔薬濃度が上昇しやすい神経ブロックはどれですか?
Q6 局所麻酔薬の効果を増強する方法を教えてください
Q7 局所麻酔薬は塗布しても効きますか?
Q8 2種類の局所麻酔薬を混合して使用する利点はありますか?
Q9 神経破壊薬として局所麻酔薬を使用することはできますか?
Q10 長期間硬膜外カテーテルを留置するときの消毒法はありますか?
Q11 脊髄鎮痛を行う場合、くも膜下腔投与と硬膜外投与のどちらがよいのでしょうか?
Q12 硬膜外膿瘍が形成されるとどのような症状がみられますか?
Q13 硬膜外血腫が形成されるとどのような症状がみられますか?
Q14 妊娠中や授乳中の患者へ神経ブロックを行うことはできますか?
Q15 腹腔神経叢ブロックと内臓神経ブロックはどう使い分けたらいいのですか?
Q16 トリガーポイント注射とはどういう手技ですか?
G 特殊な痛み治療法アドバンス
Q1 癌の化学療法に伴う痛みにはどんな特徴がありますか?
Q2 皮疹のない帯状疱疹というものはあるのですか?
Q3 帯状疱疹の後、どれくらい痛みが続けば帯状疱疹後神経痛と診断していいのですか?
Q4 重症の帯状疱疹では癌の潜在を疑うべきですか?
Q5 抗ウイルス薬はどのような帯状疱疹に用いればよいのですか?
Q6 ABC症候群とはどういう症状を示しているのですか?
Q7 引き抜き損傷とはどういう障害なのですか?
Q8 前脊髄動脈症候群とはどういう症状を示しているのですか?
Q9 低髄液圧症候群とはどういう症状を示しているのですか?
Q10 Tolosa-Hunt症候群とはどういう症状を示しているのですか?
H 特殊な痛み治療手技・機器アドバンス
Q1 PCAを上手に行うコツを教えてください
Q2 レーザーで神経ブロックはできますか?
Q3 西洋医学と東洋医学の併用のコツを教えてください
Q4 硬膜外内視鏡を利用した疼痛治療とはどのような手法ですか?
Q5 静脈内局所交感神経ブロックとはどのような手法ですか?
Q6 ボツリヌス菌毒素はどんなときに利用できますか?
Q7 ガンマナイフによる疼痛治療とはどのような手法ですか?
Q8 硬膜外脊髄通電法による疼痛治療とはどのような手法ですか?
Q9 経皮的椎体形成術による疼痛治療とはどのような手法ですか?
Q10 高周波熱凝固法による疼痛治療とはどのような手法ですか?
Q11 脊髄神経後枝内側枝に対して高周波熱凝固法を行う際に注意すべきことは何ですか?
Q12 下垂体ブロックが最近行われなくなってきたのはどうしてですか?
Q13 経皮的コルドトミーが癌性疼痛に最近用いられなくなってきているようですが、どうしてですか?

疼痛は、その原因を問わず除去または緩和すべきものであり、適切かつ迅速な診断および治療が臨床現場で望まれています。一方、疼痛に対する治療手技・薬および診断技術の進歩も著しく、ときには疾患に特有な診断技術や治療方法を効率的に知ることが臨床現場で求められています。
 そこで本書では、臨床的に重要な痛みを引き起こす疾患を取り上げ、その特徴や神経ブロックなどの治療および薬物療法などについて、Q&A形式を用いて解説しました。基礎編、実践編そして応用編とステップアップすることにより、必要な知識を選択することができるようにわかりやすく配慮しました。
 基本編では痛みの機序、診察のポイント およびNSAIDsやオピオイドなどのよく臨床で使用される疼痛治療薬や、神経ブロック、リハビリテーション、東洋医学について解説してあります。
 実践編では頭痛や頭部・腰下肢痛などの、日常診療でよくみられる疼痛疾患について臨床的に解説してあります。さらに帯状疱疹や幻肢痛などの難治性の神経障害性疼痛および術後痛などについても、最新の知識を加えて解説しました。また、癌性疼痛管理は緩和医療の主要なテーマであり、緩和ケア診療を行う際に必要なオピオイドの特徴や具体的使用法について実践的に記載しました。
 さらに深い知識を必要とする場合に備え、応用編において具体的な疾患や症状を取り上げ、特有の病態の理解や知識を得ることにより、より高度な疼痛管理が可能となるように解説しました。
 本書が多くのペインクリニック医や疼痛治療に関与している臨床医に利用され、より確実で質の高い疼痛管理の遂行に役立つことを確信しております。
編者一同