教科書

ネッター心臓病アトラス

監訳 : 永井良三
編集 : 今井靖
ISBN : 978-4-524-24067-8
発行年月 : 2006年12月
判型 : B5
ページ数 : 550

在庫なし

定価10,800円(本体10,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

緻密な解剖学イラストで有名なネッターのイラストを活用した心臓病学のテキスト「Netter's Cardiology」の翻訳書。身体所見の取り方から、循環器領域に必要な検査、各疾患の解説、他疾患と心疾患のかかわりまで、豊富なイラストと画像で心臓病学のすべてを明快にする。医学生から研修医、一般臨床医まで必読・必携の書。

Nettre's Cardiology
Marschall S. Runge

Section I 序章
 Chapter1 病歴と身体所見
 Chapter2 冠動脈硬化症
 Chapter3 心電図
 Chapter4 非侵襲的心臓イメージング
 Chapter5 診断的冠動脈造影
 Chapter6 診断的検査の活用

Section II 冠動脈疾患
 Chapter7 慢性冠動脈疾患
 Chapter8 急性冠症候群
 Chapter9 急性心筋梗塞
 Chapter10 経皮的冠動脈インターベンション
 Chapter11 冠動脈バイパス術

Section III 心筋疾患と心筋症
 Chapter12 拡張型心筋症
 Chapter13 肥大型心筋症
 Chapter14 拘束型心筋症
 Chapter15 遺伝性心筋症
 Chapter16 心筋炎
 Chapter17 うっ血性心不全の管理
 Chapter18 心臓移植

Section IV 心調律異常
 Chapter19 心房細動
 Chapter20 心室頻拍
 Chapter21 徐脈性不整脈
 Chapter22 心臓性失神
 Chapter23 心臓突然死
 Chapter24 頻脈性不整脈の治療
 Chapter25 上室性頻拍・心室頻拍の高周波カテーテルアブレーション
 Chapter26 心臓ペースメーカーと徐細動器

Section V 心臓弁膜症
 Chapter27 大動脈弁狭窄症
 Chapter28 大動脈弁閉鎖不全症
 Chapter29 僧帽弁疾患
 Chapter30 僧帽弁逸脱症
 Chapter31 三尖弁・肺動脈弁疾患
 Chapter32 感染性心内膜炎
 Chapter33 経皮的バルーン弁形成術
 Chapter34 弁膜疾患の外科治療

Section VI 心膜疾患
 Chapter35 心膜疾患 −臨床所見と治療
 Chapter36 心膜疾患 −診断と血行動態

Section VII 血管病
 Chapter37 血管新生と動脈硬化
 Chapter38 血管疾患の診断技術
 Chapter39 高血圧
 Chapter40 腎動脈狭窄
 Chapter41 末梢動脈疾患に対するインターベンション
 Chapter42 末梢血管疾患に対する外科手術

Section VIII 先天性心疾患
 Chapter43 先天性心疾患が疑われる小児へのアプローチ法
 Chapter44 先天性心疾患の心エコー検査
 Chapter45 先天性心疾患に対する心臓カテーテル治療
 Chapter46 先天性心疾患に対する外科治療
 Chapter47 先天性心疾患の不整脈
 Chapter48 先天性心疾患の小児における心肺運動テスト
 Chapter49 川崎病
 Chapter50 先天性冠動脈異常

Section IX 全身疾患と心臓
 Chapter51 妊娠中の心血管疾患
 Chapter52 加齢と心血管系
 Chapter53 神経筋疾患と心臓
 Chapter54 内分泌疾患に認められる心血管系徴候
 Chapter55 結合組織疾患と心臓
 Chapter56 心臓腫瘍
 Chapter57 肺高血圧症と肺血栓塞栓症
 Chapter58 薬物・嗜好品乱用と心臓
 Chapter59 HIVと心臓

Section X 心疾患に与える影響−今後の方向性
 Chapter60 心血管系疾患に関する疫学
 Chapter61 女性と特定の集団における心血管疾患
 Chapter62 心血管疾患の遺伝学
 Chapter63 心血管における運動の効用
 Chapter64 脂質代謝異常と心血管因子の減少
 Chapter65 大気汚染物質の心血管への影響

緻密な解剖学のイラストで知られるNetter博士の絵画と、ノースカロライナ大学医学部を中心とした執筆陣による文章を組み合わせた、心臓病学のテキスト「Netter's Cardiology」をここに翻訳出版することとなった。本書では、心臓病の身体所見のとり方から、画像診断、各種の心臓病の病態、その診断と治療法が、正確かつ鮮明なイラストとともに明快に解説されている。豊富なイラストは難解な心臓病の病態理解を容易なものとしている。
 心臓病の臨床においては病態生理の基礎を理解することが重要であることはいうまでもない。しかしながら、心血管疾患の病態生理は近年、多くの新しい知見が示され、日々の診療の中でそれらを常に把握することは困難である。多忙な臨床の毎日にあって、短時間でしかも楽しく読み通せる本書は、Netter博士のまさに“臨床に有用な教科書”として医師を助けてくれるものといえる。
 翻訳は東京大学循環器内科のスタッフで分担し、原書の文章の本質を揖なうことなくコンパクトにまとめる方針とした。その結果、原書のイラスト数はそのままに文章を簡略化することとなった。多忙な読者には要点を短時間に把握できる構成となっている。なお、保険適用や薬剤などについては、わが国の実情に合わせ。必要に応じて注釈を付記している。
 本書はテキストとはいうものの、心臓病の予防、診断、治療に関する最新の内容が網羅されており、これからの心臓病診療を担う学生・研修医のみならず。第一線で循環器診療に従事されている医師に有用なテキストになると思われる。本書がわが国の心臓病診療全体の向上につながることを期待したい。
2006年11月
永井良三
今井 靖