書籍

実践アスレチックリハビリテーション

Text&CD-ROM

監修 : 栗山節郎
: 川島敏生
ISBN : 978-4-524-24051-7
発行年月 : 2005年10月
判型 : B5
ページ数 : 166

在庫なし

定価5,076円(本体4,700円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

スポーツ障害に対するアスレチックリハビリテーションを、書籍と動画を用いて具体的に解説した実際書。疾患や受傷機転などの基礎的な知識を簡潔にまとめ、リハビリテーション現場で使用する手技を書籍と動画で視覚的にわかりやすく解説。日常生活やスポーツ競技への早期復帰・予防に役立つ病期別の治療プログラムも掲示したスポーツ関連の現場スタッフ必携の一冊。

I.リハビリテーションの基本事項

I-1 スポーツ外傷と障害
I-2 アスレチックリハビリテーションの特徴
I-3 アスレチックリハビリテーションの基本事項
 A.体力
 B.柔軟性
 C.ストレッチング
  1.ストレッチングの目的
  2.ストレッチングの分類
  3.ストレッチングの注意点
 D.筋力と筋力強化運動
  1.筋のタイプ
  2.筋線維の組成
  3.筋の収縮様式と筋力強化運動
  4.筋力強化運動における特異性

II.部位別疾患

II-1 上肢
 A.肩関節
  投球障害肩(野球肩)
 B.肘関節
  1.投球障害肘(野球肘)
  2.テニス肘
II-2 体幹
 A.腰部
  1.腰痛症
II-3 下肢
 A.大腿部
  ハムストリングスの肉離れ
 B.膝関節
  1.膝前十字靱帯損傷
  2.膝後十字靱帯損傷
  3.膝内側側副靱帯損傷
  4.半月板損傷
  5.膝関節および膝関節周囲痛
  5-1 膝蓋大腿関節を起因とする傷害:膝蓋軟骨軟化症、膝蓋大腿関節症、膝蓋骨亜脱臼、anterior knee painなど
  5-2 膝伸展機構を起因とする傷害:ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎または膝蓋腱炎)、Osgood-Schlatter病、Sinding-Larsen-Johansson病、有痛性分裂膝蓋骨など
  5-3 膝関節外の腱を起因とする傷害:腸脛靱帯炎、鵞足炎、膝窩筋腱炎など
 C.下腿
  1.シンスプリント
 D.足関節
  2.足関節外側靱帯損傷
  3.アキレス腱断

プロトコル
II-1
 プロトコル1 投球障害肩(腱板炎、インピンジメント症候群)
 プロトコル2 投球障害肘(内側側副靱帯損傷)
 プロトコル3 テニス肘(外側型)

II-2
 プロトコル1 腰痛症

II-3
 プロトコル1 ハムストリングスの肉離れ(重傷度:II度)
 プロトコル2 膝前十字靱帯(ACL)損傷(再建術:半腱様筋腱・薄筋腱使用)
 プロトコル3 膝後十字靱帯(PCL)損傷(保存療法)
 プロトコル4 膝内側側副靱帯(MCL)損傷(保存療法)
 プロトコル5 半月板損傷(鏡視下広範囲縫合術後)
 プロトコル6 膝蓋大腿関節を起因とする傷害
 プロトコル7 膝伸展機構を起因とする傷害
 プロトコル8 膝関節外の腱を起因とする傷害(腸脛靱帯炎、鵞足炎)
 プロトコル9 シンスプリント
 プロトコル10 足関節外側靱帯損傷(重傷度・度損傷に対する保存療法)
 プロトコル11 アキレス腱断裂(縫合術後)


III.リハビリテーションの手技

III-1 上肢
 A.評価
  1.外旋抵抗テスト
  2.インピンジメントテスト
  3.肩関節挙上・外旋可動域テスト
  4.肩関節内旋可動域テスト
  5.apprehension test(前方)
  6.apprehension test(後方)
  7.apprehension test(下方)
  8.肘関節外反ストレステスト
  9.テニス肘テスト
 B.関節可動域運動、ストレッチング
  10.パートナーストレッチング(肩甲上腕関節:水平内転方向)
  11.パートナーストレッチング(肩甲上腕関節:外転方向)
  12.パートナーストレッチング(肩:トップポジション方向)
  13.セルフストレッチング(肩:トップポジション方向:壁利用)
  14.セルフストレッチング(肩:外転・外旋方向:壁利用)
  15.セルフストレッチング(肩:水平内転方向)
  16.セルフストレッチング(肩:内旋方向)
  17.セルフストレッチング(肩:外旋方向:バット利用)
  18.セルフストレッチング(前腕、手:回外・背屈方向)
  19.セルフストレッチング(前腕、手:回内・掌屈方向)
  20.肘関節伸展矯正
 C.筋力強化
  21.僧帽筋中部線維(弾性バンド)
  22.僧帽筋下部線維(ダンベル)
  23.菱形筋(弾性バンド)
  24.棘上筋など(カフトレーニング:scapula plane:弾性バンド:遠位・弱抵抗)
  25.棘上筋など(カフトレーニング:scapula plane:弾性バンド:近位・強抵抗)
  26.棘上筋など(カフトレーニング:ダンベル)
  27.棘下筋・小円筋(カフトレーニング:Iポジション:弾性バンド)
  28.棘下筋・小円筋(カフトレーニング:IIポジション:弾性バンド)
  29.棘下筋・小円筋(カフトレーニング:Iポジション:ダンベル)
  30.肩甲下筋など(カフトレーニング:Iポジション:弾性バンド)
  31.肩甲下筋など(カフトレーニング:IIポジション:弾性バンド)
  32.肩甲下筋など(カフトレーニング:Iポジション:ダンベル)
  33.上腕二頭筋(アームカール)
  34.上腕三頭筋(トライセップスキックバック)
  35.回外筋・上腕二頭筋
  36.方形回内筋・円回内筋
  37.手関節掌屈筋群(リストカール)
  38.手関節背屈筋群(リバースリストカール)
 D.投球指導
  39.下手での投球(前腕回内のチェック)
  40.真横への投球(肩甲骨面のチェック)
  41.坐位での投球(体幹回旋のチェック)
  42.逆足での投球(体重移動のチェック)
 E.装具、テーピング
  43.MCL用肘装具
  44.コックアップスプリント
  45.テニス肘用装具
  46.MCL用肘テープ
  47.手伸筋サポートテープ
  48.テニス肘用テーピング

III-2 体幹
 A.評価
  49.骨盤−腰椎アライメント
  50.足関節背屈可動域チェック
 B.関節可動域運動、ストレッチング
  51.セルフストレッチング(大殿筋)
  52.セルフストレッチング(中殿筋)
  53.セルフストレッチング(ハムストリングス:背臥位)
  54.セルフストレッチング(背筋:背臥位)
  55.セルフストレッチング(背筋:坐位)
  56.セルフストレッチング(腸腰筋)
  57.セルフストレッチング(大腿直筋)
  58.セルフストレッチング(下腿三頭筋)
  59.セルフストレッチング(下腿三頭筋:フットボード利用)
  60.足関節背屈自己矯正
 C.筋力強化:腹筋
  61.臍のぞき
  62.シットアップ
  63.ペルビックティルトから両脚挙上
 D.姿勢矯正
  64.腰椎前弯矯正

III-3 下肢
 A.評価
  65.Lachman test
  66.膝関節前方引き出しテスト
  67.Nテスト
  68.KT−1000関節動揺計
  69.等速性筋力測定(膝屈伸筋)
  70.等速性筋力測定(スクワット)
  71.動的アライメント
  72.膝関節後方引き出しテスト
  73.膝外反ストレステスト
  74.McMurray test
  75.膝蓋大腿関節apprehension sign
  76.尻上がり現象
  77.grasping test
  78.足関節前方引き出しテスト
  79.足関節内がえしストレステスト
  80.Thompson's test
 B.関節可動域運動、ストレッチング
  81.パートナーストレッチング(ハムストリングス)
  82.パートナーストレッチング(ハムストリングス:SLR)
  83.パートナーストレッチング(腸脛靱帯:臥位)
  84.セルフストレッチング(ハムストリングス:坐位)
  85.セルフストレッチング(腸脛靱帯:坐位)
  86.セルフストレッチング(腸脛靱帯:立位)
  87.セルフストレッチング(大腿四頭筋:股関節強調)
  88.膝関節自動運動(腹臥位)
  89.膝関節自動運動(立位)
  90.膝関節自己他動運動(ウォールスライド)
  91.膝関節自己他動運動(ヒールスライド)
  92.膝関節自己他動運動(ヒールスライド:膝窩にタオル)
  93.足関節自動運動
  94.足関節他動運動
  95.パテラモビリゼーション
  96.ロッキングモーションを利用した簡易的膝矯正器
  97.CPM(Continuous Passive Motion)
  98.足関節自己他運動(端坐位ヒールスライド)
 C.筋力強化
  99.大殿筋・大腿四頭筋など(レッグプレス)
  100.大殿筋・大腿四頭筋など(スクワット)
  101.大殿筋・大腿四頭筋など(ランジ)
  102.大殿筋・大腿四頭筋など(膝曲げ歩き:knee bent walk)
  103.大殿筋・ハムストリングス・大腿四頭筋など(サスペンションレッグプレス)
  104.ハムストリングス(レッグカール:弾性バンド)
  105.ハムストリングス(レッグカール:近位抵抗)
  106.ハムストリングス(レッグカール:マシン)
  107.ハムストリングス(レッグカール:下腿内旋)
  108.ハムストリングス(ボックスブリッジ:近位抵抗)
  109.ハムストリングスの屈曲域(ロールブリッジ)
  110.内側広筋(電気刺激)
  111.大腿四頭筋(レッグエクステンション:近位抵抗)
  112.大腿四頭筋(レッグエクステンション:下腿近位支点)
  113.大腿四頭筋(レッグエクステンション:股・膝関節内旋)
  114.大腿四頭筋(レッグエクステンション:弾性バンド)
  115.大腿四頭筋(レッグエクステンション:マシン)
  116.大腿四頭筋・内側広筋(ターミナルニーエクステンション:EMGバイオフィードバック)
  117.大腿四頭筋等(不安定板運動:両脚)
  118.大腿四頭筋等(不安定板運動:片脚)
  119.大腿四頭筋の伸展域(ターミナルニーエクステンション)
  120.大腿四頭筋の伸展域(ターミナルニーエクステンション:近位抵抗)
  121.大腿四頭筋の伸展域(弾性バンド引きスクワット)
  122.前脛骨筋
  123.下腿三頭筋
  124.下腿三頭筋(カーフレイズ)
  125.下腿三頭筋(端坐位カーフレイズ)
  126.腓骨筋群
  127.後脛骨筋
  128.足趾屈筋群(タオルギャザー)
 D.フットワーク、スポーツ基本動作
  129.サイドステップ
  130.クロスオーバーステップ
  131.ランアンドターン
  132.リカシェット
  133.ハーキー
  134.台からの着地
  135.ジャンプ(両脚)
  136.ジャンプ(片脚)
  137.ホップ(両脚)
  138.ホップ(片脚)
 E.有酸素運動
  139.固定自転車
  140.ステップマシン(階段登高型トレッドミル)
 F.装具、テーピング
  141.ACL用膝装具
  142.PCL用膝装具
  143.MCL用膝装具
  144.膝蓋大腿関節(PFJ)用装具
  145.Osgood-Schlatter病用装具
  146.足関節靱帯用硬性装具
  147.アキレス腱用装具
  148.膝MCL用テーピング
  149.膝蓋大腿関節(PFJ)用テーピング
  150.Osgood-Schlatter病用テーピング
  151.下腿外旋スパイラルテープ
  152.下腿内旋スパイラルテープ
  153.シンスプリント用テーピング
  154.足関節靱帯用テーピング
  155.アキレス腱用テーピング

この度、栗山節郎先生の監修を仰ぎ南江堂のご協力により『実践アスレチックリハビリテーションText&CD-ROM』を発刊させて傾くことになりました。今まで、南江堂より『スポーツマンの運動療法』、『アスレチックトレーニングの実際』、『新・ストレッチングの実際』、『新アスレチック・リハビリテーションの実際』を共同にて執筆、発刊してまいりました。これらの本では、その内容を医療関係者だけでなくスポーツ現場のスタッフを含めた幅広い読者の方々に如何に分かりやすく伝えるかという点に留意し、写真・図表を多用しました。本書ではそれをさらに発展させ、近年のパソコン時代を背景にCDを付属させることで動画をご覧頂けるようにしました。
 書籍本体は、「I:リハビリテーションの基本事項」、「II:部位別疾患」、「III:リハビリテーションの手技」から構成されています。書籍だけでも理解できるように写真を多用しました。しかし、各種疾患のリハビリテーションにおいて同様の手技が繰り返し使用されることがあるため、「II:部位別疾患」では手技の具体的方法や写真は記載せず、「III:リハビリテーションの手技」にまとめました。手技の詳細を見るためには、「II:部位別疾患」から「III:リハビリテーションの手技」へと頁を改めながら読まなくてはならない煩わしさがありますが、疾患に関わりなく部位別の手技を参考にしたい場合には利用しやすいと思います。また、本書の特徴として、扱った全ての疾患において急性期・亜急性期・スポーツ開始期の時期に分けてリハビリテーションのプロトコルを載せました。それぞれのプロトコルから施行する手技を確認することも可能です。同じ疾患であっても病状は多彩であり、記載した経過時間はあくまでおおまかな目安として下さい。
 付属のCDですが、これが本書の大きな特徴であり150以上の動画が収められています。CDは「部位別疾患プロトコル」と「リハビリテーションの手技」から構成されます。部位別疾患プロトコル」の項目一覧から検索したい疾患をクリックすることで、その疾患のプロトコルが表示され、さらに確認したい手技をクリックすると実際の画像が動き出します。また、疾患とは別に各種の手技を確認したい場合は、「リハビリテーションの手技」の部位別大項目から部位を選択し、次に手技名をクリックすると実際の画像が動き出します。筋力強化、ストレッチングなどの各種の手技は理学療法士の徒手的技術の方法論を主体にしたものではなく、機能解剖などの基本事項を理解していればスポーツ現場の方々や選手自身も行える方法を動画にしました。書籍にて各部位の機能解剖や各疾患の背景を理解し、その後に動画を参照することで、正確な方法を理解して頂くことを第一に希望致します。各種の手技には理学療法やトレーニングの分野で古くから使われ一般的なものも多くありますが、著者らが考案したオリジナルな手技も含まれております。
手技の効果は筋電図解析などで出来る範囲で検証はしておりますが、読者の皆様のご意見を頂戴でされば幸いです。
 本書がスポーツ障害のリハビリテーションに関わる方々に活用され、障害を受けた人達のスポーツ復帰に貢献できればこれに優る喜びはありません。
2005年9月
日本鋼管病院リハビリテーション科技師長
川島敏生
(一部改変)