洋書

< マクスウィーン肝臓病理学,第6版 >

MacSween's Pathology of the Liver, 6th ed.

著者 : A.D.Burt, B.C.Portmann & L.D.Ferrell
出版社 : CHURCHILL LIVINGSTONE (UK)
ISBN : 978-0-7020-3398-8
ページ数 : 1020pp.
出版年 : 2012年

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定価46,947円(本体43,470円 + 税)

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本書の特色

肝臓病理学領域の定本マクスウィーンの改訂第6版.初版刊行以来30有余年にわたって,あらゆるレベルの病理医,肝臓病専門医にとって,診療の拠り所になって来た.良性・悪性の肝臓・胆嚢疾患の病理学的最新知見を余すところなくカバーし,確かな診断への手引きとなっている.近年重要性を増してきた微細穿刺吸引細胞診についても多くのページを割き,非アルコール性脂肪肝,肝疾患段階指標としての線維症などのホットトピックスにも十分な言及がなされている.また診断技術としての分子生物学,免疫組織化学,細胞病理学についての記述が増加している.診断分類については2010年のWHO分類を取り入れている.Expert Consultが付属し,全文閲覧・検索と画像のダウンロードが可能となっている.なお前版は2007年英国医師会賞(BMA Award)を受賞している.


Table of Contents
1:
Anatomy, pathophysiology and basic mechanisms of disease
2: Cellular and molecullar techniques
3: Developmental abnormalities and liver disease in Childhood
4: Genetic and metabolic liver disease
5: Disorders of iron overload
6: Fatty liver disease: alcoholic and non-alcoholic
7: Acute and chronic viral hepatitis
8: Other viral and infectious diseases and HIV-related liver disease
9: Autoimmune hepatitis
10: Diseases of the bile duct
11: Diseases of the gallbladder
12: Vascular disorders
13: Hepatic injury due to drugs, herbal compounds, Chemicals and toxins
14: Tumours and tumour-like lesions of the liver
15: Transplantation pathology
16: Systemic disease
Index

金沢大学医学系研究科形態機能病理学 中沼 安二

本書は,1979年に初版が発刊され,以来改版を重ね,2012年,第6版が発刊された.世界各国で多くの肝臓臨床医,肝臓病理医,一般病理医,臨床医に愛用され,また国際的に認められた,信頼性の高い肝臓病理の教科書である.従来から知られている疾患,さらに最近確立された疾患をその病態,病理形態を中心に分かりやすく記載している.胆囊および胆管の病理も含まれている.
特に,本書の特徴は,i)信頼性のある,豊富な内容,ii)説得性のある豊富な美しい写真や図表,イラスト,iii) 本質的な参考文献,新しい参考文献である.さらに著者陣は,いずれも世界をリードする現役の肝臓,胆道病理医であり,臨床の現場感覚と研究実績があり,さらに3名の著名な肝臓病理医(英国のBurt教授,Portmann教授,米国のFerrel教授)が本書を編集している.前版にくらべ,第6版ではより実践的な教科書となっており,先端的,かつオーソドックスなものに改訂された.
第6版では,肝臓病理,胆道病理を,以下の16の章で,分かりやすく,かつ系統的に記載している.
1.解剖,病態生理,それに疾患の基本的機序
2.細胞および分子学的なアプローチ
3.発生異常と肝疾患
4.遺伝性,代謝性肝疾患
5.鉄の過剰症
6.脂肪性肝疾患:アルコール性および非アルコール性
7.急性および慢性ウィルス性肝炎
8.その他のウィルス性,感染性疾患,それにHIV関連の肝疾患
9.自己免疫性肝炎
10.胆管の疾患
11.胆囊の疾患
12.血管系疾患
13.薬剤,薬草に関連する肝障害
14.肝の腫瘍および腫瘍類似病変
15.移植病理
16.全身性疾患
この分類,章立ては,最近,我が国でも肝臓病理の教科書の記載方法として,受け入れられつつある.特に,本書の特徴の1つは,個々の具体的な疾患や病態を,系統的な観点から記載している事である.例えば,肝硬変を1つの病態としてではなく,多くの肝疾患の中で肝硬変の病態を論じている事を上げることが出来る.新しい試みである.
本書はまた,Web上で全文閲覧・検索,画像ダウンロードが出来,さらに参考文献からのPubMedリンクなどが可能なExper Consultという専用サイトにアクセスできるコードが付属しており,利便性を高めている.
本書を愛用して頂き,熟読し,肝疾患,肝臓病理の理解を深めて頂きたい.また,本書の一部をスポット的に読破し,臨床,研究に役立てて頂きたい.