教科書

PT・OT基礎固め ヒント式トレーニング 臨床医学編

編集 : ヒントレ研究所
ISBN : 978-4-524-26184-0
発行年月 : 2015年2月
判型 : B5
ページ数 : 480

在庫あり

定価3,780円(本体3,500円 + 税)


  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

「基礎医学編」の姉妹版。「臨床医学編」は、内科・神経内科・整形外科・リハビリテーション概論・臨床心理・精神医学の科目を収載。1・2年生時の予習復習に活用しながら、科目ごとに収載した巻末の国試過去問題で学力を試し、早いうちから国試対策に取り組むことができる。受験生の短期集中学習にも最適。実践的な力を付けるために不可欠な基礎を固め、他の国試対策書への橋渡しとなる1冊。

はじめに 本書の特徴と使い方
第1章 内科学
(1)循環器疾患
 I.心疾患
  1 虚血性心疾患
  2 心不全
  3 ショック
  4 不整脈
  5 その他の心疾患
 II.血管疾患
  1 中枢動脈
  2 末梢動脈
  3 静脈・リンパ管
 III.腎疾患
  1 腎不全
 IV.血圧の異常
  1 血圧測定方法
  2 高血圧
(2)呼吸器疾患
 I.換気障害
 II.低酸素血症
  1 肺胞低換気
  2 拡散障害
  3 シャント
  4 換気血流比の不均等
 III.呼吸不全
 IV.息切れの分類
 V.慢性閉塞性肺疾患(COPD)
 VI.その他の呼吸器関連疾患
  1 びまん性細気管支炎
  2 気管支拡張症
  3 肺線維症(間質性肺炎)
  4 塵肺
  5 自然気胸
  6 肺性心
  7 肺塞栓
  8 肺結核
  9 睡眠時無呼吸症候群
(3)代謝性疾患
 I.糖尿病
  1 症状
  2 合併症
  3 診断基準
 II.生活習慣病
  1 メタボリックシンドローム
  2 高尿酸血症(痛風)
 III.膠原病(RA以外)
  1 全身性エリテマトーデス(SLE)
  2 多発性筋炎(皮膚筋炎)
  3 強皮症
  4 結節性多発動脈炎
  5 リウマチ熱
  6 シェーグレン症候群
  7 ベーチェット病
  8 強直性脊椎炎
(4)血液疾患
 I.血友病
 II.貧血
  1 鉄欠乏性貧血
  2 悪性貧血
  3 再生不良性貧血
  4 溶血性貧血
 III.白血病
(5)消化器疾患
 I.消化管疾患
  1 胃潰瘍
  2 十二指腸潰瘍
  3 腸閉塞(イレウス)
 II.肝疾患
  1 肝炎
(6)腫瘍
 I.腫瘍とは
 II.脳腫瘍
  1 神経上皮組織性腫瘍
  2 髄膜性腫瘍
  3 神経芽細胞腫
(7)廃用症候群・加齢
 I.廃用症候群
  1 循環器系への影響(最大酸素摂取量の低下,嫌気性代謝閾値の低下)
  2 筋骨格系への影響
  3 呼吸器系への影響
  4 皮膚への影響
  5 代謝への影響
  6 泌尿器への影響
  7 精神面への影響
 II.加齢の影響
第2章 神経内科学
(1)神経症候学
 I.高次脳機能障害
  1 障害の種類
  2 失語症の分類
 II.運動麻痺
  1 球麻痺と仮性球麻痺
  2 錐体路障害と錐体外路障害
  3 不随意運動
  4 小脳症状
 III.感覚障害
  1 多発性ニューロパチー
  2 脊髄障害
  3 脳幹部障害
  4 視床障害
  5 大脳皮質感覚野の障害
  6 解離性感覚障害
 IV.その他の症候
  1 意識障害
  2 髄膜刺激症候
  3 脳圧亢進症状
(2)神経疾患各論
 I.脳血管障害
  1 脳血管障害の種類
  2 脳血管障害の予後
  3 歩行の予後
 II.頭部外傷
  1 急性硬膜下血腫
  2 急性硬膜外血腫
  3 脳挫傷
  4 脳振盪
  5 びまん性軸索損傷
 III.大脳皮質の変性(認知症)
  1 アルツハイマー型認知症
  2 脳血管性認知症
  3 レビー小体型認知症
  4 ピック病
 IV.脳性麻痺
 V.大脳基底核の変性
  1 パーキンソン病
  2 ハンチントン舞踏病
  3 その他
 VI.脊髄小脳変性症(SCD)
  1 多系統萎縮症
  2 脊髄型
  3 小脳型
  4 その他
 VII.筋萎縮性側索硬化症(ALS)
 VIII.脱髄性疾患
  1 多発性硬化症
  2 ギラン・バレー症候群
  3 シャルコー・マリー・トゥース病
 IX.その他の神経疾患
  1 神経筋接合部の障害
  2 脳脊髄の疾患
第3章 整形外科学
 I.骨折
  1 骨折の症状
  2 骨折の分類
  3 骨折の治癒
  4 小児と高齢者の骨折の特徴
  5 その他の特徴的な骨折
  6 骨折の合併症
  7 脱臼と合併症
 II.骨粗鬆症
  1 一次性(原発性)
  2 二次性(内分泌疾患)
 III.関節リウマチ(RA)
  1 診断基準
  2 病理組織学的所見
  3 症状
  4 検査所見
  5 評価方法
  6 RAの治療
 IV.変形性関節症
  1 変形性膝関節症
  2 変形性股関節症
 V.末梢神経損傷
  1 末梢神経麻痺と変形
  2 腕神経叢麻痺
  3 絞扼性神経障害
 VI.脊髄損傷
  1 原因
  2 症状
  3 治療
  4 合併症
  5 評価
  6 脊髄の髄節と機能
  7 損傷レベルと日常生活活動(ADL)
 VII.脊椎疾患
  1 腰椎椎間板ヘルニア
  2 頸椎椎間板ヘルニア
  3 脊椎(腰椎)分離症
  4 腰部脊柱管狭窄症
  5 後縦靱帯骨化症(OPLL)
  6 強直性脊椎炎
  7 側弯症
 VIII.膝関節障害と評価方法・症状
  1 半月板損傷
  2 膝関節靱帯損傷
  3 膝蓋・大腿関節障害
  4 変形性膝関節症の関節水腫評価
 IX.小児整形外科
  1 ペルテス病
  2 先天性股関節脱臼
  3 先天性内反足
  4 骨端症
(3)筋疾患
 I.神経原性筋萎縮と筋原性筋萎縮
 II.進行性筋ジストロフィー
  1 デュシェンヌ型筋ジストロフィー
  2 進行性筋ジストロフィーの特徴
  3 多発性筋炎(皮膚筋炎)
  4 周期性四肢麻痺
第4章 リハビリテーション概論
 I.職業的リハビリテーション
 II.障害分類
  1 ICIDH:国際障害分類
  2 ICF:国際生活機能分類
 III.クリニカルパス
 IV.インフォームド・コンセント
 V.個人情報保護法
 VI.EBM(evidence-based medicine)
第5章 臨床心理学
 I.防衛機制
 II.転移・逆転移
 III.心理検査
  1 人格検査
  2 精神作業検査
  3 知能検査
  4 発達検査
 IV.心理療法
  1 心理療法の種類とその特徴
 V.記憶
 VI.学習・動機づけ
  1 オペラント条件づけ
  2 動機づけの方法
  3 要求水準
 VII.発達
  1 発達の区分
  2 発達の特徴
  3 ピアジェの発達段階説
  4 エリクソンの心理社会的発達段階説
  5 心理・発達的な問題
 VIII.病前性格論
 IX.障害受容
 X.心理学者とその業績
第6章 精神医学
(1)症状
 I.基本症状
  1 思考の障害
  2 妄想(思考内容の障害)
  3 自我意識の障害
  4 知覚の障害
  5 意識の障害
(2)主な疾患
 I.精神疾患の分類
 II.統合失調症
  1 統合失調症の概要
  2 統合失調症の症状
  3 統合失調症の分類
  4 統合失調症の薬物治療
  5 予後に影響する因子
 III.気分障害
  1 双極性感情障害(躁うつ病)
  2 うつ病
  3 うつ病の症状
  4 うつ病の治療
  5 躁状態(躁病)
 IV.神経症性障害
  1 不安神経症,不安状態
  2 恐怖症性不安障害
  3 強迫性障害,強迫神経症
  4 摂食障害
 V.ストレス関連障害
  1 適応障害
  2 急性ストレス反応
  3 外傷後ストレス障害(PTSD)
  4 解離性(転換性)障害(いわゆるヒステリー)
 VI.小児
  1 (心理的)発達障害
  2 環境の問題による情緒障害
  3 チック
 VII.パーソナリティ障害(人格障害)
  1 パーソナリティ障害とは
  2 パーソナリティ障害の種類
 VIII.てんかん
  1 原因によるてんかん発作の分類
  2 病巣部位と発作の症状によるてんかん発作の分類
  3 病巣部位と疾患の原因によるてんかんの分類
  4 てんかんの服薬治療
 IX.物質依存
 X.治療
  1 代表的な副作用
その他
 I.評価
  1 尺度
  2 信頼性と妥当性
過去問題集
参考図書
索引

はじめに

−本書の特徴と使い方
I 勉強行動の基本原理
 ある行動をした結果よいことが生じると、その行動の出現頻度は増加します。逆に、悪い結果が生じたり変化がなかったりすると、行動は減少します。これは神経生理学に基づく行動の基本原理です。
 これを記憶行動に当てはめてみましょう。
 筋の神経支配を覚えようと、がんばって記憶するとします。その結果、支配神経を流暢に想起できる(すばやく思い出せる)ようになったり、試験でよい成績が得られたりすると(よいこと)、勉強(記憶)をする頻度が増加します。逆に、がんばって記憶したのに筋の名称を思い出せなかったり試験の成績が悪かったりすると(悪い結果)、勉強する頻度は減少していきます。
 また、人は見通しがある状況において、行動にとりかかりやすいという特徴をもっています。明確な見通しとは、やるべきことが明らかで、できそうで、やるとよいことが生じそうな状態です。次ページの2つの例を比べてみましょう。
 いかがでしょうか。「プリント1枚」という見通しのある状況なら勉強行動に取り組みやすいと感じられたのではないでしょうか。
 理学療法士や作業療法士になるためには、解剖学や生理学、運動学、病理学、臨床医学など、膨大な範囲を勉強しなければなりません。これらの教科書は合計で20冊くらいにはなるでしょう。
 それぞれの教科書には、理学療法士・作業療法士に必要な内容が網羅されているはずです。もちろん、国家試験に出題されないような難しい内容も含まれています。この状況は、まさに見通しのない状態です。
 「国家試験は、1年のときからコツコツと勉強を続けていけば大丈夫。」などと正論をいわれても、取り組める人はごくわずかでしょう。
 理学療法士・作業療法士の養成課程では、頑張って勉強しても記憶できない、成績が上がらないという悪い結果を何度も経験します。「このような膨大な量を勉強しなければ理学療法士・作業療法士になれないのか」と思うたびに憂鬱な気持ちになります。頑張らなきゃいけないと思っていても勉強が手につきません。まさに、悪循環です。
 これは個人のやる気の問題ではありません。人の行動の基本原理からくる問題です。そのように脳ができているのです。
 それではどうしたらよいのかというと、勉強すると成功や上達などのよいことが生じるように工夫するのです。そして、ここまで勉強すれば国家試験は大丈夫という明確な見通しをもたせることです。本書では、このような工夫を随所に取り入れました。1年生のときから楽しく勉強ができる。これが本書の最大の特徴です。

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