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臨床雑誌内科≪月刊≫

エキスパートがお答えします! 日常臨床のあるあるの疑問(Vol.130 No.3)2022年9月増大号

発行年月 : 2022年9月
判型 : B5

在庫あり

定価5,610円(本体5,100円 + 税)


  • 主要目次

第1章:循環器
 心不全患者の電解質管理はどのようにしたらよいでしょうか? 今村輝彦
 虚血性心疾患と心房細動を合併している患者の抗血栓療法はどのようにしたらよいでしょうか? 赤尾昌治
 心房期外収縮や心室期外収縮が多発している患者がいた場合,どの時点で専門医に紹介するべきでしょうか? 神馬崇宏・清水 悠
 新しい心不全治療薬が次々と登場していますが,心不全のどのステージから使用するべきでしょうか? 白石泰之
 心エコー検査で推定右室圧が高値の患者がいます.どこまで精査を行うべきでしょうか? 土肥由裕
 手術適応に至るまでの大動脈瘤に対する内科的治療とフォローアップはどのようにしたらよいでしょうか? 南都清範
 経過の長い糖尿病患者をみています.心筋虚血のスクリーニングはどのタイミングで,どこまでの検査を行うべきでしょうか? 坂倉建一
 左室駆出率の保たれた心不全の診断と治療はどのようにしたらよいでしょうか? 奥村貴裕
 左心耳閉鎖デバイスの適応となるのはどのような人でしょうか? 見澤 格
 MitraClip®の適応となるのはどのような人でしょうか? 纉c真吾・出雲昌樹
 
第2章:呼吸器
 健診異常で肺野に単発の結節影を指摘された患者が受診されました.どうすればよいでしょうか? 牧口友紀・田坂定智
 人間ドックの胸部CTで淡いすりガラス陰影を指摘され,昨年より増大しています.どうすればよいでしょうか? 原永修作
 症状がありませんが,高齢男性が検診で両側下肺野にすりガラス陰影を指摘されました.どうすればよいでしょうか? 千葉弘文
 生来健康な中年女性が健診で胸部異常陰影を指摘されました.咳嗽や喀痰はなく無症状ですが,中葉舌区に気管支拡張と粒状影を認めます.どうすればよいでしょうか? 佐々木結花
 大腸がんで点滴と内服薬で化学療法中の高齢男性に,数週間前から微熱と咳嗽が出現し,胸部X線で肺の異常陰影を認めます.どうすればよいでしょうか? 松島秀和
 喫煙者(80箱・年)の高齢男性が数ヵ月前からの労作時の息切れを主訴に受診してきました.心機能や狭心症などの問題はありませんが,どうすればよいでしょうか? 室 繁郎
 数年前から胸部異常陰影を健診で指摘されていたものの放置していた患者が,3週間前から乾性咳嗽が出現して次第に増悪しています.どうすればよいでしょうか? 本多紘二郎
 小児期に気管支喘息の既往のある中年男性が昨年から季節の変わり目の就寝時や明け方に喘鳴を自覚するようになりました.どうすればよいでしょうか? 放生雅章
 建築現場や解体作業歴が長い中年男性が数週間前からの労作時息切れを主訴に受診してきました.右側胸水を認め,両側の横隔膜直上の胸膜にはプラークを示唆する石灰化が散見されています.どうすればよいでしょうか? 渡邊崇靖
 左乳がんで化学療法および放射線照射を3ヵ月前に終了した中年女性に,数日前から乾性咳嗽と38℃の発熱が出現し,左肺に異常陰影を認めています.どうすればよいでしょうか? 八木一馬
 
第3章:感染症
 術前に見つけた多剤耐性菌は術前に消したほうがよいでしょうか? 原田壮平
 薬剤耐性菌が検出された患者は隔離しないとダメでしょうか? 関根隆博・笠原 敬
 病院での仕事中,COVID—19予防のためにどの個人防護具を着ればよいでしょうか? 橋本 渚・忽那賢志
 感染性心内膜炎の治療を点滴から経口に変更したいのですが,どうしたらよいでしょうか? 片山理智・岡 秀昭
 感染症診療で造影CTを撮ったほうがよいのはどのような場合でしょうか?  渡邊裕介
 末梢ラインが取りづらいので,漏れるまでずっと使用してよいでしょうか?  赤木 雄・上田晃弘
 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)が血液培養で検出されていますが,セフェム系薬でよくなってきたので,そのままでよいでしょうか?  横田恭子・伊藤太一
 入院患者が麻疹かもしれないのですが,どうしたらよいでしょうか?  鈴木貴之・笹原鉄平
 抗がん化学療法中のがん患者が発熱したので,カルバペネム系薬を使用してよいでしょうか? 中屋雄一郎・倉井華子
 23価と13価の肺炎球菌ワクチンの接種回数と順番が混乱します.どうしたらよいでしょうか? 千酌浩樹
 
第4章:消化管
 睡眠時無呼吸症候群の患者が胸やけを訴えたら,逆流性食道炎の可能性がありますか? 栗林志行・浦岡俊夫
 胸痛を訴え,心疾患が否定的な場合,食道疾患の可能性はありますか?  川見典之・岩切勝彦
 「ピロリ菌が気になる」と患者に言われたら,自科の採血と一緒にHelicobacter pyloriの採血をしてよいでしょうか? 伊藤公訓
 免疫抑制薬を内服している人でもHelicobacter pyloriの除菌は可能でしょうか? 正岡建洋・猪口和美
 ステロイド投与の際に酸分泌抑制薬は必要でしょうか? 柳澤大輔・山本貴嗣
 患者が内視鏡検査を受けることになった際には,普段処方している抗血栓薬は休薬しないといけないのでしょうか? 深川一史・小野敏嗣
 喘息などのアレルギー疾患を有している患者が腹痛を訴えた際は,好酸球性胃腸炎の可能性がありますか? 沢田明也・藤原靖弘
 下痢が続く場合,過敏性腸症候群を考え,まずは止瀉薬を処方すればよいでしょうか? 渡辺知佳子・正岡健洋
 便秘薬を初めて服用する患者にはどの薬から始めればよいでしょうか?  富田寿彦・三輪洋人
 血便が出た患者に便潜血検査を行って陰性であれば,そのままでよいでしょうか? 井上和彦
 
第5章:肝・胆・膵
 脂肪肝はどのタイミングで専門医に紹介すればよいでしょうか? 危険な脂肪肝を見つけるための検査はありますか? 中塚拓馬
 B型肝炎ウイルスの再活性化が問題になっていますが,どのような患者で注意すればよいでしょうか? 疋田隼人
 C型肝炎の経口薬が登場したそうですが,肝障害のない症例は治療しなくてもよいのでしょうか? 爲田雅彦・中川勇人
 原発性胆汁性胆管炎と診断したら肝障害の程度にかかわらず治療は必要でしょうか? 水野 卓
 ursodeoxycholic acidの内服で消失しない胆囊結石に対して内服治療を継続する意義はありますか? 岩崎栄典
 糖尿病は膵がんの危険因子といわれますが,どのような患者のリスクが高いのでしょうか? 中井陽介・水野 卓
 腹部エコーで膵囊胞が見つかった場合に必ず精密検査が必要でしょうか?  蘆田玲子・江守智哉
 慢性膵炎の患者にはどのような生活指導が必要でしょうか? 藤森 尚・小川佳宏
 膵がんの家族歴が多い人に膵がんのサーベイランスは推奨されますか?  肱岡 範・奥坂拓志
 
第6章:内分泌
 肥満症患者の食事指導は炭水化物制限とするべきでしょうか? 小野 啓
 糖尿病患者のHbA1cが9%以上のとき,なぜ血糖値を急激に下げてはいけないのでしょうか? 能登 洋
 ポリファーマシーの場合,どの糖尿病治療薬からやめればよいでしょうか?  小田知靖・石垣 泰
 元気な高齢2型糖尿病患者の血糖コントロールが経口薬で不良なとき,インスリン治療を開始するべきでしょうか? 田村嘉章
 subclinical hyper/hypothyroidismはどのくらいの頻度でフォローすればよいでしょうか? 吉村 弘
 高血圧症の患者でどの程度二次性高血圧症除外の検査をしていますか? 下澤達雄
 更年期障害が疑われる女性はどのタイミングで婦人科に紹介すればよいでしょうか? 寺内公一
 骨密度測定できない施設で骨粗鬆症のスクリーニングをする方法はありますか? 竹内靖博
 骨粗鬆症の薬が多くありますが,どのように使い分ければよいでしょうか?  小川純人
 副腎偶発腫瘍があったら内分泌の検査はどの程度するべきでしょうか? 画像フォローアップは必要でしょうか? 堀越博文・槙田紀子
 
第7章:膠原病
 関節リウマチの患者にmethotrexateを処方したいのですが,肺疾患などがあり心配です.避けたほうがよいのはどのような場合でしょうか?  根井雄一郎
 Behçet病の重症度や予後の把握の仕方がわかりません.体調がよさそうにみえても,Behçet病患者で気をつけたほうがよい徴候はありますか? 大可直哉・吉田雄介
 Sjögren症候群の重症度や予後の把握の仕方がわかりません.体調がよさそうにみえても,Sjögren症候群の患者で気をつけたほうがよい徴候はありますか? 安部沙織・坪井洋人
 指の変形が変形性関節症のパターンをしていたり,手のこわばりだけを訴える患者がリウマチを心配して受診してきますが,どうすればリウマチではなさそうだとわかってもらえますか? 吉田祐志
 IgG4関連疾患という病気を知ってからIgG4を測定するようになったのですが,他の疾患でも上がることはあるのでしょうか? ョ島 愛・吉田雄介
 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症はさまざまな病像を呈すると聞いたのですが,この病気を見逃さないためにどのような症候に気をつけたらよいでしょうか? 津野宏隆
 アナフィラキシーへの対応で,投与法,投与量のミスなども報道されて心配です.どのような患者に起きやすいか,症状や一般内科医でもできる具体的な対応法について教えてください. 志賀 隆
 
第8章:腎臓
 ネフローゼ症候群の浮腫は利尿薬で治療するべきでしょうか? 野田晴也・旭 浩一
 超高齢者に腎生検はしないほうがよいのでしょうか? 岡田浩一
 高カリウム血症ではどのような場合に緊急治療が必要でしょうか?  麻生満広・神田武志
 慢性腎臓病の患者にプロトンポンプ阻害薬(PPI)は投与しないほうがよいのでしょうか? 白井佳那・河原ア宏雄
 末期腎不全の患者は運動制限しなければいけないのでしょうか? 伊藤 修
 末期腎不全や透析患者でもアンジオテンシンU受容体拮抗薬(ARB)は継続するべきでしょうか? 田村功一
 囊胞腎,腹部手術後,大量腹水貯留の末期腎不全患者では腹膜透析は避けるべきでしょうか? 内山清貴・鷲田直輝
 維持透析患者の低栄養がなかなか治りません.なぜでしょうか? 加藤明彦
 急性腎障害の患者ではなるべく早期に透析をするべきでしょうか? 土井研人
 透析患者の血圧はどこまで下げるべきでしょうか? 田蒔昌憲・脇野 修
 
第9章:血液
 薬剤性と思われる顆粒球減少(800/μL)の患者がいます.抗菌薬や抗真菌薬の予防投与は必要でしょうか? 秋山 暢
 妊娠中の血算に異常のない患者から鉄剤内服の相談を受けました.鉄剤投与は必要でしょうか? 樋口敬和
 骨髄異形成症候群で血小板が3万/μLに低下している患者に消化管手術を予定しています.血小板の輸血は必要でしょうか? 三川紫緒
 1週間前から発熱と全身のリンパ節腫脹が1週間続き,血清可溶型IL‒2受容体が高値(2,000 U/mL)となっています.すぐにリンパ節生検が必要でしょうか? 得平道英
 胃に限局したびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫と診断された患者がいます.胃全摘術は勧められますか? 磯部泰司
 インフルエンザウイルスのワクチン接種に訪れた患者にびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫の治療歴がありました.ワクチンの効果は期待できるでしょうか? 冲中敬二
 新型コロナウイルスのワクチン接種に訪れた患者に特発性血小板減少性紫斑病の治療歴がありました.ワクチンの接種は問題ないでしょうか?  名島悠峰
 これからHodgkinリンパ腫に対する化学療法を受けるという未婚女性患者から卵子の凍結保存の相談がありました.卵子保存は必要でしょうか? 藤井伸治
 
第10章:神経
 周術期のParkinson病治療薬の管理はどうしたらよいでしょうか? 小林俊輔
 脳梗塞後の抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)はいつまで続ければよいでしょうか? 上坂義和
 一過性の意識消失で受診した人がいるのですが,「一過性脳虚血発作(TIA)かもしれません」と言ったら違うと言われました.なぜでしょうか? 大友 亮
 脳梗塞で抗血小板薬を内服している患者が心房細動になりました.抗凝固薬を始めたら抗血小板薬はやめてよいでしょうか? 猪原匡史
 検査でParkinson病のごく初期だと言われた患者になかなか投薬が始まりません.なぜでしょうか? 濱田 雅
 もの忘れを訴える患者にコリンエステラーゼ阻害薬を処方したのですが,もの忘れがよくなりません.どうしたらよいでしょうか? 井原涼子
 片頭痛の発作が多い患者にさまざまな内服薬を処方しているのですが,満足してもらえません.どうしたらよいでしょうか? 野川 茂
 めまいの鑑別はどうしたらよいでしょうか? 中元ふみ子・椎尾 康
 在宅で人工呼吸器を付けた筋萎縮性側索硬化症の患者をみることになりました.どのようなことに気をつけたらよいでしょうか? 橋祐二・花井亜紀子
 認知症の行動・心理症状(BPSD)の管理がうまくいきません.どうしたらよいでしょうか? 和田健二
 
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