教科書

入門人体解剖学改訂第5版

: 藤田恒夫
ISBN : 978-4-524-24237-5
発行年月 : 2012年1月
判型 : B5
ページ数 : 386

在庫あり

定価5,400円(本体5,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

刊行以来定評を得ている初学者のための解剖学書。今改訂では、内視鏡やX線・CT・MRI画像を追加するとともに、カラーの新図を多数増やし、視覚的な理解を助ける一層の工夫がなされている。また、「人体の外形と方向用語」の章を新設。さらに各章の記述を充実させて学問の進歩に対応。限られた講義・実習時間で解剖学を学ぶ方々にとって最適なテキスト。オールカラー。

1.解剖学とは何か

2.器官とその系統

3.組織と細胞(顕微解剖学のあらまし)
 上皮組織
 支持組織
 筋組織
 神経組織

4.人体の外形と方向用語
 人体の外形と構成
  上肢
  下肢
 からだの方向用語
  上肢と下肢における方向用語
 体部の形態に関する名称
  骨その他の器官の部位に関する名称

5.骨格系
 骨格とは何か
 骨のかたち
 骨の構造
 骨の発生と成長
■骨の連結
 関節
  関節の種類
■あたまの骨
 脳頭蓋
  頭蓋冠の骨
  頭蓋底
 顔面頭蓋
  鼻腔と副鼻腔
■脊柱
 椎骨の一般的なかたち
  頚椎
  胸椎
  腰椎
  仙椎
  尾椎
  椎骨の連結
  脊柱の全体的なかたち
■胸郭
  肋骨
  胸骨
■上肢の骨格
 上肢帯の骨
 上腕の骨
 前腕の骨
 手の骨
■下肢の骨格
 下肢帯の骨ー寛骨
  骨盤
 大腿の骨
 下腿の骨
 足の骨
 股関節と膝関節
6.筋系
 筋のかたちと構造
 筋のはたらき
■あたまの筋
 顔面筋
  1.目を閉じる筋ー眼輪筋
  2.口唇を閉じる筋―口輪筋
  3.乳を吸う筋ー頬筋
  4.広頚筋
 下顎を動かす筋ー咀嚼筋
  1.咬筋
  2.側頭筋
  3.内側および外側翼突筋
■くびの筋
  1.胸鎖乳突筋
  2.舌骨に関係する筋群
  3.斜角筋と椎前筋
■胸腹部の筋
 前胸部の筋
  1.大胸筋と小胸筋
  2.前鋸筋
 背なかの筋
  1.肩甲骨を動かす筋ー僧帽筋など
  2.広背筋
  3.脊柱起立筋
 呼吸筋
  1.肋間筋
  2.横隔膜
 腹部の筋
  1.正中部の筋ー腹直筋
  2.側腹部(わきばら)の筋
 鼠径靱帯と鼠径管
■上肢の筋
 三角筋など
 上腕二頭筋など
 上腕三頭筋
 前腕の筋
 手の筋
■下肢の筋
 腸腰筋と殿筋など
 大腿の筋
 下腿と足の筋

7.脈管系
■血管系
  血管壁の顕微鏡的構造
 心臓
  1.心臓の4つの部屋
  2.心臓の壁の構造
  3.刺激伝導系
  4.心臓の血管
  5.心臓の神経
 肺循環と体循環
 動脈系
  1.総頚動脈と内・外頚動脈
  2.鎖骨下動脈、上肢の動脈
  3.胸・腹大動脈とその枝
  4.総腸骨動脈、骨盤と下肢の動脈
 静脈系
  1.上大静脈とその枝
  2.奇静脈の系統
  3.下大静脈
  4.門(静)脈
  5.下肢と骨盤の静脈
 胎生時の循環系
■リンパ系
  リンパ節
  脂肪を輸送するリンパ管
  リンパ本幹
 おもなリンパ節
■脾臓
  脾臓の顕微鏡的構造
■胸腺
■血液・血球・造血組織
  赤血球
  白血球と血小板
  血球はどこで造られるか
8.消化器系
 粘膜とは何か
 粘膜とは何か
 腺とは何か
■口腔
 歯
 口蓋
 舌
 唾液腺
  唾液腺の顕微鏡的構造
■咽頭
 扁桃
■食道
■胃
  胃壁の顕微鏡的構造
■小腸
 十二指腸
 空腸と回腸
  小腸の顕微鏡的構造
■大腸
  大腸の顕微鏡的構造
■肝臓
  肝臓の顕微鏡的構造
  肝臓のはたらき
■胆嚢
■膵臓

9.呼吸器系
■鼻腔
■副鼻腔
■咽頭
■喉頭
■気管と気管支
■肺
  肺の顕微鏡的構造
  胸膜と胸膜腔

10.泌尿器系
■腎臓
  腎臓の顕微鏡的構造
■尿管
■膀胱
■尿道

11.生殖器系
■男性の生殖器
 精巣と精巣上体
  精巣の顕微鏡的構造
 精管
 精嚢と前立腺
 陰茎
  陰茎の顕微鏡的構造
 精液と精子
■女性の生殖器
 卵巣
 卵管
 子宮
 胎盤
 膣と外陰部
■腹膜

12.内分泌系
■下垂体
 下垂体の前葉
 下垂体の後葉と神経分泌
■松果体
■甲状腺
■上皮小体
■副腎
  皮質の構造とホルモン
  髄質の構造とホルモン
■膵臓のランゲルハンス島

13.神経系
 神経系の構成
  1.中枢神経のグリア細胞
  2.神経細胞の新生、神経線維の再生
■ 中枢神経系
 脊髄
 延髄と橋
 小脳
 中脳
 間脳
 大脳
  大脳皮質と機能局在
  大脳髄質と基底核
 脳の血管
 脳室と脳脊髄膜
  ○脳脊髄液の循環
■ 末梢神経系
 脳神経
  1.嗅神経
  2.視神経
  3.動眼神経
  4.滑車神経
  5.三叉神経
  6.外転神経
  7.顔面神経
  8.内耳神経
  9.舌咽神経
  10.迷走神経
  11.副神経
  12.舌下神経
 脊髄神経
  1.脊髄神経の起部
  2.脊髄神経の分布と走行
  3.脊髄神経の重要な枝
 自律神経
  1.交感神経と副交感神経
  2.交感神経系
  3.副交感神経
  4.腸管神経系
■ 神経系の主な伝達路
 反射路
 求心性伝導路
  1.体知覚路
  2.視覚路
  3.聴覚路
  4.平衡覚路
  5.味覚路
  6.嗅覚路
 遠心性伝導路
  1.錐体路など随意運動の伝導路
  2.錐体外路
  3.小脳系

14.感覚器系
■視覚器
 眼球
 眼球の付属器
■平衡聴覚器
 外耳
 中耳
 内耳
■皮膚
  1.表皮
  2.真皮
  3.皮下組織
 角質器(毛とつめ)
  1.毛とその付属器
  2.つめ
 皮膚の腺
  1.脂腺
  2.汗腺
  3.乳腺と乳房

15.からだはどのように造られるか(発生学のあらまし)
 受精から着床へ
 発生の第2週と第3週
 発生の第4週から第8週
  体節とその発展
  泌尿生殖器系
  鰓弓と鰓嚢
  頭部と顔面
  腸管とその派生物
  心臓と循環系
  神経系
  基本的な体部の形づくり
 胎生第3月から出生まで
  外性器・皮膚など
  胎児の成長
  出産

人名索引
事項索引

本書の初版が出版されたのが1972年であるから、すでに40年を数える。その間、人体の構造の基本を学ぶ学生諸君の温かい支持を受け続けることができたことは、うれしくありがたい限りである。前版(第4版、1999年)の刊行から10余年の歳月を経たので、内容を一段と充実させ、学問・医療の進歩をも取り入れて、改訂第5版を上梓することになった。
 今回の改訂では、新たに「人体の外形と方向用語」の章を設け、解剖学だけでなく臨床医学にも重要な方向用語の基本を示した。
 前章にわたり文章を推敲し、前版よりさらに明解に理解できるように努めた。脾臓の血管、胸腺の構造と機能、脳脊髄液の流路をはじめ、多くの事項について新しい知見を盛り込んだ。臨床医学との関連についても、随所に筆を加えた。
 欧米の用語は、パラメディカルの領域でも役に立つと思われるものに絞り、側注に掲げたが、前版より英語に重点を置き、ラテン語とドイツ語は重要なものだけに留めた。Eは英語の用語、Lはラテン語、L&Eはラテン語であるが英語としてもそのまま用いられるものである。イタリックはドイツ語である。
 今回の改訂では、理解を助けるための手描きの図を48点追加した。また近年の画像診断学の発展を取り入れ、CTやMRI、内視鏡などの画像を24点加えた。
 この本が医学の基礎を学ぶ若い人々のよき伴侶として、今後もお役に立つことを祈って、改訂のごあいさつとする。
2011年10月
藤田恒夫