教科書

基礎医学統計学改訂第7版

共著 : 加納克己/高橋秀人
ISBN : 978-4-524-24149-1
発行年月 : 2019年3月
判型 : B5
ページ数 : 242

在庫あり

定価2,530円(本体2,300円 + 税)


正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

数学的な証明を大胆に省き、例題を解きながら統計手法を学ぶことで、実践的な能力を身につけられるロングセラー教科書の改訂第7版。医学統計で用いられるほとんどの手法をカバー。今改訂では、導入として「統計学を学ぶために」の章を新設したほか、キャラクターを活用しより親しみやすい紙面構成に刷新。むずかしいと思われがちな統計学を、苦手意識を持つことなく学習できる。これから統計を学ぶ学生必読の一冊。

1 はじめに
2 統計学を学ぶために
 A 統計学をやさしく学ぶために
 B 統計学とは何を学ぶ学問なのか?
 C 統計学を学ぶ理由
 D まとめ
3 医学統計学の基礎
 A データの形
 B 母集団と標本
 C データの収集デザイン
 D 母数と統計量
4 データの記述と用いる指標
 A データの記述
 B 中心的傾向を示す指標(代表値)
 C 散らばりを示す指標(散布度)
 D 関連性を表す指標
5 確率と確率分布
 A 確率
 B 確率分布
6 統計的推測
 A 検定と推定
 B 仮説検定
 C p値について
7 2群の比較
 A 対応のない2群の差の検定
 B 対応がある2群の差の検定
 C 一標本検定
8 分割表の解析
 A 独立性の検定
 B 適合度の検定
 C McNemar(マクネマー)検定
 D その他の方法
9 区間推定
 A 平均の区間推定
 B 平均の差の区間推定
 C 分散の区間推定
 D 割合の区間推定
 E オッズ比とその区間推定
10 相関係数の検定と区間推定
 A Pearson(ピアソン)相関係数の検定と区間推定
 B Spearman(スピアマン)順位相関係数の検定
11 回帰分析
 A 単変量解析と多変量解析
 B 線形回帰分析とロジスティック回帰分析
 C 線形回帰分析
 D ロジスティック回帰分析
12 分散分析
 A 一元配置法と分散分析
 B 二元配置法
 C 多重比較
13 生存時間解析
 A 生存時間解析の基礎
 B 生存確率関数の推定
 C 2群の生存確率関数の差の検定
 D Cox(コックス)回帰分析
14 ROC曲線
 A 有病状態と検査結果
 B 検査の指標
 C 感度と特異度の関係
 D 高感度検査と高特異度検査
 E 検査前確率と検査後確率
 F ROC曲線(受診者動作特性曲線)
15 サンプルサイズの設計
 A なぜサンプルサイズを設計するのか?
 B サンプルサイズ設計の考え方
16 疫学・保健統計
 A 因果関係の基本となる情報
 B 原因および結果を測る情報を得るためのサンプリングデザイン
 C 原因や結果の代表値
 D 関連性を測る指標
 E 多変量解析による変数の調整
 F 関連性と因果関係
 G 基本的な保健指標
 H データ解析の心得
 I 倫理指針の適用
 J 利益相反(COI)の開示
 K 統計法の改正(「行政のための統計」から「社会の情報基盤としての統計」へ)
 L ビックデータ時代の統計解析
付表
参考図書
索引

改訂第7版はしがき

 本書の初版がはじめて発行されてからおよそ38年になる。幸いにして、多くの方々に読まれ、著者として望外の喜びである。
 この度、改訂の機会を得たので、医学統計学の最近の動向を鑑み、またこれまでに寄せられた読者の要望などに応え、より完璧なものにすべく加筆修正した。
 本書が引き続き、多くの方々に読まれ、役立つことを希望してやまない。
 本改訂に当たり、南江堂の諸氏に大変お世話になった。記して謝意を表したい。

2019年2月
著者

9784524241491