教科書

医科ウイルス学改訂第3版

編集 : 高田賢蔵
ISBN : 978-4-524-24022-7
発行年月 : 2009年2月
判型 : B5
ページ数 : 502

在庫あり

定価9,180円(本体8,500円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

ウイルスに関する基礎から臨床まで、幅広く網羅したウイルス学のテキスト。今改訂では新たな編集・執筆体制にて記述内容を一新し、各専門分野の研究者がわかりやすく解説を加えた。全体にわたり最新の知見を盛り込んだほか、新設の「囲み記事」にて発展的・社会的なトピックスを紹介し、診断・治療・予防の先端医療への展開を見据えた内容とした。

第1章 ウイルス学の幕開けと展開
第2章 ウイルスの特性と全体像
第3章 ウイルスの形態と構造
第4章 ウイルスの種類と分類
第5章 病原因子としてのウイルス
第6章 ウイルスの生物学
第7章 ウイルスと宿主のかかわり合い
第8章 ウイルス発がん
第9章 ウイルス学の実験手技と機器
第10章 ウイルスの遺伝子と機能
第11章 ウイルスの生態と伝播
第12章 ウイルス感染と免疫
第13章 ウイルス感染とインターフェロン
第14章 ウイルス病の予防
第15章 ウイルス病の治療
第16章 ウイルス病の臨床検査と診断
第17章 遺伝子工学・細胞工学・遺伝子治療
第18章 個々のウイルスの基礎と臨床
第19章 スローウイルス感染症とプリオン病
第20章 ウイルス病の新興と再興
第21章 症状別にみた起因ウイルス

改訂第2版が2000年4月に刊行されてから9年が経ち、この間に、編者の大里外誉郎先生、執筆者の宮本勉先生、平井莞二先生、中村喜代人先生がご逝去された。また、多くの執筆者が停年を迎えられ、ウイルス学の教育、研究の現場から離れられた。
 改訂第3版の刊行に当たって、高田賢藏が編集を担当することとなったが、上記の理由から、教筆者の大幅な変更となった。しかし、大里教授執筆の第1章、第2章はそのまま残し、時代にそぐわなくなった部分に若干の修正を加えるにとどめた。第1章、第2章はウイルス学の始まりから今日に至る全体像が、まさにその勃興期から研究にたずさわった筆者ならではの臨場感をもって記載されている。これらの章を読むだけでウイルス学の成り立ちから今日の問題まで、その全体像が理解できるように、平易なことばで解説されている。
 トリインフルエンザウイルスの出現を初めとして、ウイルス病は依然として人類の大きな脅威であり続けている。2008年のノーベル医学・生理学賞がパピローマウイルス、ヒト免疫不全ウイルスの研究に対して授与されたのは、まさに、こうした脅威に対するウイルス学の貢献が評価されたものである。
 本書は、医学部の学生のみならず、ウイルス学を専門とする研究者も対象とするものであり、ウイルス学のさらなる発展に寄与することを期待している。
200年1月、札幌にて
高田賢藏
(一部改変)