書籍

胃がん・大腸がん薬物療法ハンドブック

  • 新刊

編集 : 室圭
ISBN : 978-4-524-25879-6
発行年月 : 2016年8月
判型 : 新書
ページ数 : 352

在庫あり

定価4,536円(本体4,200円 + 税)


正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

がん罹患数でも上位を占める胃がん・大腸がんの薬物療法について、副作用マネジメントなども含め、必要十分な情報をコンパクトにまとめたポケットサイズのマニュアル書。各レジメンの冒頭には、投与スケジュールや必要な検査、主な副作用が一目で把握できる表を掲載。臨床現場における注意点や治療のコツ、新薬情報まで網羅した胃がん・大腸がん診療に携わるすべての医療者必携の一冊。

第I章 総論
 1.胃がん治療のアルゴリズム
 2.胃がん薬物療法の概要と今後の展望
 3.大腸がん治療のアルゴリズム
 4.大腸がん薬物療法の概要と今後の展望
第II章 薬物療法の実践
 A.胃がん
  1.S-1単独療法
  2.S-1+cisplatin併用療法
  3.irinotecan+cisplatin;biweekly併用療法
  4.fluorouracil+l-LV併用療法
  5.weekly paclitaxel単独療法
  6.nab-paclitaxel単独療法
  7.docetaxel単独療法
  8.irinotecan単独療法
  9.docetaxel+cisplatin+S-1併用療法
  10.trastuzumab+XP(SP)併用療法
  11.SOX/CapeOX併用療法
  12.weekly paclitaxel+trastuzumab併用療法
  13.weekly paclitaxel+ramucirumab併用療法
 B.大腸がん
  1.mFOLFOX6+bevacizumab併用療法
  2.mFOLFOX6+cetuximab/panitumumab併用療法
  3.CapeOX+bevacizumab併用療法
  4.capecitabine+bevacizumab併用療法
  5.SOX+bevacizumab併用療法
  6.FOLFIRI+bevacizumab併用療法
  7.FOLFIRI+cetuximab/panitumumab併用療法
  8.FOLFOXIRI+bevacizumab併用療法
  9.sLV5FU2+bevacizumab併用療法
  10.irinotecan+cetuximab/panitumumab併用療法
  11.cetuximab/panitumumab単独療法
  12.UFT+LV併用療法
  13.S-1+irinotecan併用療法
  14.regorafenib単独療法
  15.TAS-102単独療法
  16.FOLFIRI+ramucirumab併用療法
第III章 主な有害事象への対策
 1.全身に関係する有害事象
 2.骨髄抑制
 3.発熱性好中球減少症
 4.間質性肺炎
 5.消化器毒性
 6.循環器系障害
 7.肝機能障害
 8.腎機能障害
 9.皮膚障害
 10.手足皮膚反応
 11.末梢神経障害
 12.アレルギー反応・infusion reaction
 13.電解質異常
 14.CVカテーテル(ポート)トラブル
第IV章 胃がん・大腸がんの緩和ケア
 1.胃がん・大腸がんの緩和ケアの注意点
 2.腹膜転移(腹水・イレウス)への対応
 3.疼痛に対する薬物療法
 4.骨転移に対する薬物療法
第V章 胃がん・大腸がんのチーム医療
 1.胃がんチーム医療の実際
 2.大腸がんチーム医療の実際
付録
 有害事象共通用語規準(CTCAE)
索引

序文

 近年、胃がん・大腸がんの薬物療法の治療成績の向上には著しいものがある。分子標的治療薬をはじめとする新規薬剤の承認・臨床導入、新たな併用療法の開発が行われ、それらが臨床現場に根付いてきている成果といえるだろう。一方、各種治療レジメンは多種多様に複雑化し、専門家であっても用法・用量、投与スケジュールをすべて把握することが難しくなってきているのが現状である。ましてや、研修医や経験の浅い医師・医療スタッフが、投与スケジュールはもとより、支持療法や起こりやすい副作用とその時期等に関して、すべてを理解し把握することは至難の業である。
 本書はそんな医療者の方々へ向けて企画・編集され、ハンディであるにもかかわらず“かゆいところに手が届く”内容となっている。見やすさ、わかりやすさ、詳しさの点であらゆる工夫が凝らされており、強みは、なんといっても本領域のエキスパートといえる豪華な執筆者の布陣である。本書は、さまざまな病態をもつ多くの患者の治療を自ら行い、あらゆるエビデンスを熟知した、高い臨床力を有する新進気鋭の消化器腫瘍医の知識と経験の賜物である。困ったときに辞書のように使うのも一手であるが、ぜひ全編を最初から熟読していただきたい。
 本書が、胃がん・大腸がんの治療に真摯に取り組んでいる医師・医療スタッフにとって、日常診療の一助となることを心より願っている。

2016年7月
室圭