書籍

眼科疾患最新の治療2016-2018

オンラインアクセス権付

編集 : 大橋裕一/白神史雄/村上晶
ISBN : 978-4-524-25848-2
発行年月 : 2016年2月
判型 : B5
ページ数 : 344

在庫あり

定価10,260円(本体9,500円 + 税)


正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

主要な眼疾患を網羅し、その最新の治療法の実際に焦点を絞って解説した日常診療の指針となる一冊。「ドライアイテーラーメイド治療の時代」「フェムトセカンドレーザーを用いた白内障手術」「iPS細胞を使った眼科再生医療」など10の注目テーマを巻頭トピックスでレビュー。本巻から新たに「鑑別診断Quiz」「薬剤使用のイロハ」の項目を新設し記載の充実を図った。

鑑別疾患Quiz
巻頭トピックス
 1 ドライアイ:テーラーメイド治療の時代
 2 角膜内皮移植:DSAEKからDMEKへ
 3 カラーコンタクトレンズの現状と課題
 4 緑内障:広がる治療バリエーション
 5 近視進行抑制は可能か?
 6 フェムトセカンドレーザーを用いた白内障手術
 7 加齢黄斑変性における地図状網膜色素上皮萎縮の診断と治療
 8 難治性黄斑円孔に対する内境界膜自家移植
 9 網膜色素変性に対する遺伝子治療
 10 iPS細胞を使った眼科再生医療
よくみる眼症候と鑑別診断
 1 充血(目が赤い)
 2 点状表層角膜症ほか(目がごろごろする)
 3 急激な視力低下(急に見えない)
 4 飛蚊症(虫が飛ぶ)
 5 霧視,変視症(目がかすむ)
 6 複視(物が2つに見える)
 7 眼痛(目が痛い)
 8 眼瞼運動異常(まぶたが開かない)
 9 流涙症(涙がこぼれる)
 10 羞明(まぶしい)
 11 視野異常(見えない場所がある)
薬剤使用のイロハ
I 前眼部疾患
 1 眼瞼疾患
  A.炎症
   1 前部眼瞼炎
   2 後部眼瞼炎
   3 麦粒腫
   4 霰粒腫
   5 ウイルス性眼瞼炎(単純ヘルペス眼瞼炎/眼部帯状ヘルペス)
   6 アトピー性眼瞼炎,花粉眼瞼炎
   7 接触性眼瞼(結膜)炎
   8 マイボーム腺機能不全
  B.眼瞼形態異常
   1 睫毛内反症
   2 眼瞼内反症
   3 眼瞼外反症
   4 睫毛乱生
   5 兎眼
   6 眼瞼痙攣
   7 眼瞼下垂
   8 眼瞼皮膚弛緩症
  C.眼瞼腫瘍
   1 良性腫瘍(前癌状態を含む)
   2 悪性腫瘍(基底細胞癌/脂腺癌/扁平上皮癌/メルケル細胞癌/悪性黒色腫)
 2 結膜疾患
  A.結膜炎
   1 カタル性結膜炎
   2 慢性細菌性結膜炎
   3 ウイルス性結膜炎
   4 クラミジア結膜炎
   5 淋菌性結膜炎
   6 アレルギー性結膜炎
   7 巨大乳頭結膜炎
   8 春季カタル
   9 lid-wiper epitheliopathy
  B.結膜腫瘍
   1 結膜良性腫瘍(母斑)
   2 結膜悪性腫瘍(CIN/SCC)
  C.全身異常を伴うもの
   1 眼類天疱瘡
   2 Stevens-Johnson症候群
   3 リグニアス結膜炎
   4 アトピー性角結膜炎(AKC)
  D.加齢,変性
   1 結膜弛緩症
   2 瞼裂斑(炎)
   3 翼状片
   4 結膜結石・異物
   5 結膜下出血
 3 角膜疾患
  A.角膜上皮障害
   1 再発性角膜びらん
   2 糸状角膜炎
   3 薬剤毒性角膜症
   4 神経麻痺性角膜症
   5 糖尿病角膜症
   6 ドライアイ
   7 BUT短縮型ドライアイ
  B.角膜感染症
   1 細菌性角膜炎
   2 真菌性角膜炎
   3 角膜ヘルペス:上皮型
   4 角膜ヘルペス:実質型
   5 アカントアメーバ角膜炎
   6 眼部帯状ヘルペス
  C.炎症性疾患
   1 上輪部角結膜炎
   2 Thygeson点状表層角膜炎
   3 角膜フリクテン
   4 カタル性角膜浸潤
   5 Mooren潰瘍(蚕食性角膜潰瘍)
   6 Terrien角膜辺縁変性
  D.変性,ジストロフィ
   1 帯状角膜変性
   2 角膜脂肪変性
   3 角膜上皮ジストロフィ(Reis-BucklersおよびThiel-Behnke角膜ジストロフィを含む)
   4 角膜実質ジストロフィ(顆粒状/格子状/斑状/膠様滴状)
   5 円錐角膜,ペルーシド角膜変性
  E.角膜内皮障害
   1 滴状角膜とFuchs角膜内皮ジストロフィ
   2 水疱性角膜症
   3 角膜内皮炎
  F.腫瘍
   1 輪部デルモイド
 4 強膜疾患
  1 上強膜炎
  2 炎症性強膜炎
  3 感染性強膜炎
 5 緑内障
  1 原発開放隅角緑内障(狭義)
  2 正常眼圧緑内障
  3 原発閉塞隅角症
  4 原発閉塞隅角緑内障
  5 混合型緑内障
  6 水晶体起因性緑内障
  7 落屑緑内障
  8 血管新生緑内障
  9 ステロイド緑内障
  10 Posner-Schlossman症候群
  11 高眼圧症
  12 先天緑内障(発達緑内障)
  13 外傷性緑内障
  14 虹彩角膜内皮(ICE)症候群
  15 脈絡膜剥離(低眼圧黄斑症)
II 水晶体疾患
 1 先天白内障
 2 アトピー性白内障
 3 過熟白内障
 4 人工的無水晶体眼(縫着術)
 5 後発白内障
 6 術中虹彩緊張低下症候群
 7 白内障術後眼内炎
 8 水晶体脱臼・亜脱臼
 9 capsular block syndrome
 10 内皮異常眼の白内障
III 後眼部疾患
 1 網膜・硝子体疾患
  A.黄斑部疾患
   1 中心性漿液性脈絡網膜症
   2 加齢黄斑変性
   3 ポリープ状脈絡膜血管症
   4 近視性脈絡膜血管新生
   5 網膜色素線条
   6 特発性脈絡膜血管新生
   7 黄斑上膜
   8 硝子体黄斑牽引症候群
   9 黄斑円孔
   10 乳頭ピット黄斑症候群
   11 近視性網膜分離症
   12 黄斑部毛細血管拡張症
  B.硝子体網膜ジストロフィ
   1 家族性滲出性硝子体網膜症
   2 若年性網膜分離症
   3 Wagner症候群
  C.周辺網膜・硝子体疾患
   1 網膜格子状変性症(網膜裂孔・円孔)
   2 裂孔原性網膜剥離
   3 増殖硝子体網膜症
   4 uveal effusion
   5 Terson症候群
  D.網膜血管障害
   1 網膜動脈閉塞症
   2 網膜中心静脈閉塞症
   3 網膜静脈分枝閉塞症
   4 網膜細動脈瘤
   5 Coats病,Leber粟粒血管腫症
  E.糖尿病網膜症
   1 非増殖糖尿病網膜症
   2 増殖糖尿病網膜症
   3 糖尿病黄斑症
  F.未熟児網膜症
   1 未熟児網膜症
  G.網膜色素上皮症
   1 急性後部多発性斑状網膜色素上皮症
   2 多発性後極部網膜色素上皮症,胞状網膜剥離
   3 地図状(匐行性)脈絡膜炎
   4 散弾状脈絡網膜症
   5 多発消失性白点症候群
   6 急性帯状潜在性網膜外層症
  H.腫瘍
   1 網膜芽細胞腫
   2 母斑症:von Hippel-Lindau病,網膜脳血管腫症
   3 母斑症:Sturge-Weber症候群,脳顔面血管腫症
  I.外傷
   1 鈍的外傷
   2 穿孔性眼外傷
 2 ぶどう膜疾患,眼内炎
  A.感染症
   1 急性網膜壊死
   2 サイトメガロウイルス網膜炎
   3 眼トキソプラズマ症
   4 眼トキソカラ症
   5 転移性眼内炎(真菌・細菌)
   6 梅毒,結核
  B.ぶどう膜炎
   1 急性前部ぶどう膜炎
   2 中間部ぶどう膜炎
   3 サルコイドーシス
   4 Behcet病
   5 Vogt-小柳-原田病(原田病)
   6 交感性眼炎
   7 仮面症候群(眼内リンパ腫)
  C.脈絡膜腫瘍
   1 脈絡膜悪性黒色腫
   2 脈絡膜血管腫Singapore National Eye Centre
   3 脈絡膜骨腫Singapore National Eye Centre
   4 転移性脈絡膜腫瘍
IV その他の疾患
 1 眼窩疾患
  A.腫瘍
   1 眼窩腫瘍
   2 涙腺腫瘍
   3 眼窩偽腫瘍(特発性眼窩炎症)
  B.炎症性疾患
   1 甲状腺眼症
 2 涙道疾患
  1 涙道閉塞
  2 涙点閉鎖・狭窄
  3 涙小管閉塞,涙小管炎
  4 涙嚢炎
  5 先天鼻涙管閉塞
 3 斜視,弱視
  1 乳児内斜視
  2 調節性内斜視
  3 間欠性外斜視
  4 先天性上斜筋麻痺
  5 麻痺性斜視
  6 眼振
  7 弱視
 4 神経眼科疾患
  1 瞳孔緊張症
  2 Horner症候群
  3 視神経炎
  4 抗アクアポリン4抗体陽性視神経炎
  5 Leber視神経症
  6 外傷性視神経症(視神経管骨折)
  7 同名半盲(脳血管障害)
  8 両耳側半盲(下垂体腺腫)
  9 調節痙攣
  10 心因性視覚障害
  11 動眼神経麻痺
  12 滑車神経麻痺
  13 外転神経麻痺
  14 頸動脈海綿静脈洞瘻
  15 眼窩吹き抜け骨折
付録:眼科薬剤一覧
索引

序文

 『眼科疾患最新の治療2016-2018』をお届けします。本書は、眼科治療に関する最新情報を忙しい臨床家の先生方に系統的に提供できればという願いから企画したもので、今回、3年に1回となるアップデート作業を行い、無事出版の運びとなりました。このバージョンには、編集陣に順天堂大学の村上晶教授を新たにお迎えし、一層の内容充実を図っています。
 冒頭の「巻頭トピックス」では、先進医療も含めて、今、注目を集めている新しい治療法を10項目取り上げ、各分野のオピニオンリーダーの先生に分かりやすくレビューしていただきました。眼科医療の進歩が改めて浮き彫りとなる内容となっています。
 続く「よくみる眼症候と鑑別診断」では、日常臨床でよく遭遇する眼症候を採り上げ、診断までの道筋についてフローチャートをもとにご解説いただきました。臨床医にとって頭に入れておきたい知識が満載です。ぜひともご一読ください。
 以後の各論は、「前眼部疾患」、「水晶体疾患」、「後眼部疾患」、「その他の疾患」で構成され、各専門領域の主要眼疾患について、治療方針、処方例、生活指導などを具体的に記しています。とくに治療面に力点を置き、読者の利便性を図るために1ページを基本単位として編集しました。また、薬剤使用時の参考にしていただけるようにと、「薬剤使用のイロハ」と題する総論を新たに掲載しています。ぜひご自身の知識整理にお役立てください。さらに、前バージョンと同様に、「治療トピック」、「治療の奥の手」、「役に立つ豆知識」などのコラムを通じて診療に直結する情報を提供しているほか、巻末には眼科薬剤一覧も最新版を収載しています。
 本書は、眼科専門医はもとより、研修医、看護師、視能訓練士などの幅広い読者を対象としており、最新の知見を収載しつつ、幅広い日常臨床をカバーする実践的な治療マニュアルです。先生方のお手元に置いていただければ、治療法選択時の有力な指針となることでしょう。
 最後になりましたが、ご多用の中、執筆にご協力いただいた執筆者の先生方、本当にありがとうございました。この場を借りまして厚く御礼を申し上げます。本書が眼科診療に広く役立つことを願い、筆を置きたいと思います。

2016年2月
愛媛大学 大橋裕一
岡山大学 白神史雄
順天堂大学 村上晶