書籍

手足のしびれ,歩きにくい症状がある方に

診療ガイドラインに基づいた頚椎症性脊髄症ガイドブック

編集 : 日本整形外科学会診療ガイドライン委員会/頚椎症性脊髄症ガイドライン策定委員会
ISBN : 978-4-524-24775-2
発行年月 : 2007年10月
判型 : B5
ページ数 : 62

在庫あり

定価1,296円(本体1,200円 + 税)


  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

整形外科の日常診療でよくみられる「頚椎症性脊髄症」についての一般の方々のためのやさしい手引書。病気の成り立ちや進行の具合、必要な検査の種類や治療方法、あるいは手術後の経過や日常生活での注意点などを、医師向けガイドラインに基づいて解説する。首・肩の痛みや手足のしびれなどが気になりだした人、この病気の診断を受けた人が抱く疑問を分かりやすく解説。医学用語にはふりがなを付し、適宜「用語解説」を設けた。

はじめに

まえがき
 1. 頚椎症性脊髄症とは
 2. この本の読み方と「推奨度」

第1章 頚椎と頚髄のしくみと働き(解剖・生理)

第2章 頚椎症性脊髄症のなりたちは(病態)
 1. 頚椎症性脊髄症はどんな病気ですか?何か原因はあるのですか?
 2. 脊柱管狭窄は頚椎症性脊髄症になりやすい
 3. 頚椎症性脊髄症ではどんな症状がでますか?
 4. 首が悪くて手に痛みやしびれがあります.頚椎症性脊髄症ですか?

第3章 頚椎症性脊髄症についてわかっていることは(病気の特質、自然経過)
 1. どのくらいの年齢から生じますか?男女差はありますか?
 2. 症状はどのように経過しますか?
 3. 症状が悪化するのはどのような場合ですか?

第4章 頚椎症性脊髄症の診断はどうするの(診断)
 1. どのような症状が出たら病院に行ったほうがいいですか?
 2. 病院に行くとどのような診察をされるのですか?
 3. レントゲン検査、MRI検査は必要ですか?
 4. みきわめるべき他の病気はありますか?

第5章 治療はどうするの(治療)
 手術以外の方法はあるの(保存療法)
 1. 薬、首の牽引など手術以外の方法は?またその効果はありますか?
 2. 整体、マッサージ、カイロプラクティックは効果がありますか?
 3. どんなふうになったら手術を受けなくてはなりませんか?

 手術はどうするの(手術療法)
 1. 手術にはどんな方法がありますか?また入院期間はどのくらいですか?
 2. 手術で手足が動かなくなったり、車椅子が必要になるようなことはありませんか?
 3. 年をとっていても手術を受けて大丈夫ですか?
 4. 手術をするとして、仕事復帰までの期間はどのくらいですか?
 5. 手術にはどのくらいの費用がかかりますか?
 6. 病気、手術の説明を受けても納得できないのですが、どうすればいいのでしょうか?
 7. どこの病院に行けば安全に手術を受けられますか?

第6章 手術後の経過はわかっているの(予後)
 1. 手術によって良くなりやすい症状と変わりにくい症状はありますか?
 2. 手術後に症状が再び悪くなることがありますか?
 3. 退院後の日常生活はどのようにしたらよいでしょうか?

整形外科は、骨、関節、背骨、筋肉、神経などの「運動器」の疾患を治療対象としています。運動器は体を動かすための器官ですので、その疾患は「思うように体を動かせない、体が動かない」ことになり、日常生活において移動や立ち居振る舞いが不自由になることになります。
 日本整形外科学会では運動器の疾患に対して良質の医療を患者さんに提供できるよう、平成14年以来、特に頻度の多い疾患を選び、「診療ガイドライン」をつくってまいりました。これは、今までに世界中で行われてきた研究の成果や専門家の意見をまとめたもので、基本的に医師向けに書かれたものです。
 今回は、これまで作成した「診療ガイドライン」をもとに、患者さん、患者さんの家族の方ができるだけ読みやすくなるような解説書を作成することといたしました。医師向けの医学書は専門用語など難解な言葉が多く、一般の方々にはわかりにくいことがありますので、これらを解説し、出来るだけ読みやすくなるように努めています。皆様からよくお聞きするご質問の内容、また、ぜひ医師側から皆様に知っておいていただきたいことも書くようにいたしました。患者さんが、治療法を決めるなどの判断をされる場合に、あるいは適切に症状や疾患に注意を払っていただくために、場合によっては無用のご心配が避けられるように、この解説書が助けになればと願つています。
 日本整形外料学会はこれからも運動器の疾患に対して、良質の医療が提供できるよう努力してまいりたいと思います。
2007年10月
日本整形外科学会理事長
中村耕三