書籍

認定NSTガイドブック2023改訂第6版

編集 : 日本病態栄養学会
ISBN : 978-4-524-20105-1
発行年月 : 2023年3月
判型 : B5
ページ数 : 356

在庫あり

定価4,290円(本体3,900円 + 税)


正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

日本病態栄養学会編集のNST(栄養サポートチーム)のための公式テキスト.同学会主催セミナーのテキストとして使用されているほか,NSTに携わるスタッフの教則本としても役立つ.基礎知識,投与法,病態・症候別栄養療法の実際に加え,今版ではより発展的な栄養管理まで幅広く網羅.演習問題や参考症例も多数収載した.栄養療法の指導にあたる医師やNSTの現場で奮闘中の,あるいはこれから携わる看護師・栄養士・薬剤師等のメディカルスタッフの必携書.

 Chapter 1 病態栄養の基礎
  1.栄養評価法と栄養スクリーニング
  2.栄養管理に必要な検査値とその解説
  3.投与エネルギー,栄養素,水,電解質の決定

 Chapter 2 栄養投与法
  1.栄養投与法の選択
  2.治療食と栄養補助食品
  3.経腸栄養
   A.経腸栄養に必要な消化管の運動,消化・吸収の知識
   B.経腸栄養の適応・禁忌
   C.経腸栄養剤の種類とその選択
   D.経腸栄養の実施方法(投与計画,速度の決め方)
   E.経腸栄養の合併症とその対策
   F.薬剤の投与方法(簡易懸濁法)
   G.PEG
   H.在宅経腸栄養法
  4.静脈栄養
   A.末梢静脈栄養法
   B.中心静脈栄養法
   C.在宅静脈栄養法

 Chapter 3 病態別栄養管理
  1.心疾患を有する患者の栄養管理
  2.糖尿病を有する患者の栄養管理
  3.腎疾患を有する患者の栄養管理
  4.肝・胆道系疾患を有する患者の栄養管理
  5.膵疾患を有する患者の栄養管理
  6.腸疾患を有する患者の栄養管理
  7.脳卒中患者の栄養管理
  8.呼吸器疾患を有する患者の栄養管理
  9.肥満症を有する患者の栄養管理
  10.がん患者の栄養管理
  11.胃・腸管切除後の栄養管理
  12.重症患者における栄養管理
  13.術前・術後における栄養管理
  14.外傷,熱傷における栄養管理
  15.褥瘡と栄養管理
  16.リフィーディング症候群の予防と栄養管理

 Chapter 4 症候別栄養療法
  1.電解質異常,酸・塩基平衡異常
  2.摂食・嚥下障害
  3.悪心・嘔吐
  4.食欲不振
  5.下痢・便秘
  6.脱水症
  7.高齢者の栄養

 Chapter 5 発展的な栄養管理
  1.感染制御
  2.栄養看護
  3.リハビリテーション
  4.歯科領域との連携
  5.NSTに役立つ薬剤(経腸栄養剤,輸液以外)の知識

 Chapter 6 演習
  NSTでの実際の管理@
  NSTでの実際の管理A
  NSTでの実際の管理B

 日本病態栄養学会NST 委員会編集『認定NST ガイドブック2023(改訂第6 版)』が完成いたしました.診療現場でNST 活動を開始するためのHow to 本として2004 年に初版が出版された本書は,2008・2011・2014・2017 年と版を重ねるごとに内容の充実を図ってきました.今版から,前版まで編集責任者をされていた村上啓雄教授より編集を引き継がせていただいております.
 わが国におけるNST は2000 年頃より活動が活発化しており,そこから20 年余りの間にさまざまな知見が蓄積され,NST 活動も発展してきました.そこで今回の改訂では,項目をブラッシュアップするとともに,新しいChapter として「発展的な栄養管理」を追加いたしました.ここには「感染制御」「栄養看護」「リハビリテーション」「歯科領域との連携」「NST に役立つ薬剤の知識」の項目が含まれております.
 2020 年より猛威をふるい,社会活動の在り方そのものを変えてしまったCOVID-19 に代表される感染症に対する問題はNST 活動にも多大な影響を及ぼしています.そのため,「感染制御」を追加しました.最も人数の多い医療職であり,患者と接する時間の最も長い看護師のNST 活動への積極的な参加は,栄養管理の質を明らかに向上させます.この観点から,日本病態栄養学会では,わが国初の看護師を対象とした栄養領域の専門資格である「専門病態栄養看護師」の認定を始めました.このことに関連して「栄養看護」を追加しました.超高齢化社会を迎え,リハビリテーションを必要とする患者数はさらに増加すると考えられます.リハビリテーションによる効果をより発揮するためには,適切な栄養療法が欠かせません.そのため,「リハビリテーション」を追加しました.
 2016 年,栄養サポートチーム加算に歯科医師連携加算が新設されたように,NST 活動において歯科領域との連携も重要です.そこで,「歯科領域との連携」を追加しました.また,ポリファーマシー等,NST 活動においては薬剤の知識も必要であり,薬剤師のNST 活動へのさらなる関与も期待されます.そのため,「NST に役立つ薬剤の知識」を追加しました.
 変化する医療情勢や新しいエビデンスとともに,栄養管理・栄養療法は絶えず進歩していく必要があります.より良い栄養管理・栄養療法の実施を目指して,本書がその一助となることを願っております.さらなる改訂に向けての見直し作業も引き続き同時進行して参りたいと考えておりますので,本書の内容について現場からの忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです.

2023 年3 月
日本病態栄養学会NST 委員会 編集担当
徳島大学大学院医歯薬学研究部疾患治療栄養学分野 教授
M田 康弘

9784524201051