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企業情報
これは便利!特定健診・メタボリックシンドロームの基準値
編集 : 富野康日己/久代登志男

商品の詳細

定価 2,940円  (本体2,800円+税)
ISBN 978-4-524-25084-4
発行年月 2009年01月
判型 A5
ページ数 188
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商品説明

平成20年4月から実施された特定健診・特定保健指導のための一冊.保健師,管理栄養士,看護師,産業医などを対象に,実際の健診現場で役立つように基準値のとらえ方,他の基準値との関わり,境界領域でのメタボリック・リスク,受診を勧めるタイミング,保健指導までを解説.特定健診の必須項目以外にも生活習慣病を未然に防ぐために必要な項目についても解説した.


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【主要目次】

I.特定検診の進め方のガイドライン
1.特定健診・特定保健指導とは
2.保健指導対象者の選定と階層化の方法
 A.健診と保健指導の位置づけ
 B.保健指導対象者の選定と階層化
 C.受診勧奨のタイミング
 D.効果的な保健指導を実現するために
3.メタボリックシンドロームと生活習慣病,慢性腎臓病(CKD)の概念・定義
 A.メタボリックシンドローム
 B.生活習慣病
 C.慢性腎臓病(CKD)
4.特定健診・検査の基礎知識─その意義,測定法と評価
 A.質問票
 B.身体所見
 C.身体測定
 D.血圧測定
 E.血液検査
 F.尿検査

II.検査項目の基準値と保健指導
●特定健診必須項目の基準値と指導法
血圧測定
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
血液検査
1.中性脂肪
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
2.HDLコレステロール
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
3.LDLコレステロール
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
4.血糖
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
5.HbA1c
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
6.AST(GOT)
 A.検査の意味と検査値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
7.ALT(GPT)
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
8.γ-GTP
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
尿検査
1.尿糖
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
2.尿蛋白
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際

●その他の健診検査項目の基準値と指導法
血液検査
1.血清クレアチニン
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
2.赤血球数
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
3.ヘモグロビン(血色素量)
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
4.ヘマトクリット
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
5.白血球数
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
6.総ビリルビン
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
7.アルカリフォスファターゼ
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
尿検査
1.尿潜血
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
2.尿ウロビリノーゲン
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
3.尿酸
 A.検査の意味と基準値
 B.その他の検査との関連
 C.境界領域の検査値とメタボリックリスク
 D.受診をすすめるとき
 E.保健指導の実際
心電図検査
 A.心電図検査を要する条件
 B.実際の心電図─正常と異常の比較
 C.判定結果から読み解く病態と重症度
 D.保健指導の実際
眼底検査
 A.眼底検査を要する条件
 B.実際の眼底写真
 C.判定結果から読み解く病態と重症度
 D.保健指導の実際

 索引

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【序文】

糖尿病などの生活習慣病予備軍を2015年までに25%減らすことを目的として,2008年4月から特定健診が始まった.国が具体的な目標を掲げ,それを実現するために健診の枠組みを構築し,実施の音頭をとるのは画期的なことである.日本は世界で最も健診が普及している国であり,健診と指導に携わっている者としては,平均寿命世界一に健診が貢献してきたと考えたい.しかし,国は従来の健診に対して「科学的根拠に基づく健診と保健指導の徹底が必要,健診・保健指導の更なる向上が必要,現状把握・施策評価のためのデータ整備が不十分」と手厳しい.確かに,受診者の予後調査が十分されていないために,どのような健診項目が健康増進に役立つのか評価するためのデータベースが構築されておらず,受診者の問題点を指摘しても解決されないままに,毎年画一的な健診を繰り返してきた面はある.しかし,健診の現場では,真摯に受診者の健康増進を願う人たちがいて,放置されれば予後不良となる疾患に対して治療が開始され,一部であるにしても生活習慣が改善され,あるいは早期癌が発見されるなど,成果をあげてきたのも事実である.
残念ながら,それらを科学的根拠として普遍化し,費p対効果を含めた有用性が検証されてこなかった.翻って,「特定健診・保健指導を推進すれば国民の健康を守れるか?」と,問われれば,「やってみなければわからない」と答えるしかない.また,メタボリックシンドロームの診断基準と指導方法には問題があるかもしれない.しかし,全国規模で健診→リスク層別化→リスク別介入→効果評価に関するデータベースの構築が期待できる.
そうすれば効果的な生活習慣指導のあり方と,その役割を世界に発信できる.まずは,生活習慣病の検査値・基準値の正しい理解からスタートし,特定健診と保健指導に正面から取り組んでみようではないか.特定健診と保健指導により積み重ねられた予防医学実践のノウハウは次世代に継承できるはずである.本書がそのために,少しでも役立てることを願うものである.
2008年冬
編集者
(一部改変)

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