教科書

微生物学改訂第7版

病原微生物と治療薬

こちらの商品は改訂版・新版がございます。

編集 : 今井康之/増澤俊幸
ISBN : 978-4-524-40325-7
発行年月 : 2016年8月
判型 : B5
ページ数 : 414

在庫なし

定価5,830円(本体5,300円 + 税)

正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

断片的な知識の寄せ集めにならないよう、微生物学の学問体系を意識して構成された薬学部学生向けの教科書。今改訂では、新薬、新知見等について情報更新を行ったほか、抗ウイルス薬・抗真菌薬の薬物治療の記述を充実させた。改訂薬学教育モデル・コアカリキュラムに対応。なお、今改訂版よりサブタイトルを従来の「病原微生物の基礎」から「病原微生物と治療薬」に変更した。

第I章 序論
 1.微生物学とその研究領域
 2.病原微生物学の生い立ち
 3.ウイルスの発見
 4.病原微生物克服への闘い
 5.病原微生物学の今日の使命
第II章 細菌学総論
 1.細菌の分類
  a.生物学上の位置
  b.細菌における種の概念
  c.分類の目的と方法
  d.細菌の命名の標準化
 2.形態と構造
  a.形と大きさ
  b.細胞の構造
 3.生理と代謝
  a.細菌の増殖
  b.エネルギーおよび炭素源
  c.栄養因子
  d.環境因子
  e.細菌の培養
  f.エネルギー代謝:呼吸と発酵
  g.合成代謝
  h.代謝調節
  i.発酵生産と微生物代謝産物の利用
 4.細菌の行動と適応
  a.細菌の運動性と集団生活
  b.二成分制御系
  c.トランスポーター
  d.タンパク質分泌機構
  e.クオラムセンシング
第III章 細菌の遺伝学
 1.細菌の遺伝子
  a.染色体DNA
  b.染色体の複製
  c.遺伝子発現
  d.代謝調節
  e.プラスミドDNA
 2.細菌の突然変異
  a.DNA塩基の変化
  b.突然変異の型
  c.細菌の主な変異現象
  d.変異原と変異原検出法
 3.遺伝子の伝達
  a.接合
  b.形質転換
  c.ファージによる遺伝子伝達
  d.転移因子
  e.インテグロン
  f.細胞融合
 4.細菌のゲノム構造
  a.多様なゲノム
  b.遺伝子の水平伝達
  c.病原遺伝子の解析
 5.遺伝子操作
  a.制限酵素
  b.宿主−ベクター系
  c.遺伝子クローニング
  d.塩基配列決定法
  e.メタゲノム解析
  f.ハイブリッド形成による遺伝子解析
  g.遺伝子変異と機能解析
  h.DNAマイクロアレイ
  i.CRISPR-Cas
 6.遺伝情報と利用
  a.病原細菌の検出と同定
  b.バイオテクノロジーの発展
  c.遺伝子組換えと生物多様性
第IV章 免疫学
 1.免疫学の歴史
  a.免疫学のあけぼの
  b.近代免疫学の登場
  c.免疫化学の発展
  d.免疫担当細胞の解明
  e.移植免疫学
  f.免疫理論
  g.細胞工学と遺伝子工学と免疫学
  h.サイトカインと免疫学
 2.免疫の特徴と種類
  a.免疫の働き
  b.免疫の特徴
  c.免疫の種類
 3.免疫系組織と担当細胞
  a.免疫系組織
  b.免疫担当細胞の分化と種類
 4.抗原と免疫応答
  a.抗原
  b.抗原の条件
  c.抗原の種類
 5.抗体
  a.抗体の構造と機能
  b.抗体の種類と特徴
  c.抗体の多様性発現機構
  d.抗体の産生
  e.単クローン抗体
 6.補体
  a.補体系の成分
  b.補体の活性化
  c.補体活性化により生ずる生物活性
 7.抗原抗体反応
  a.抗原と抗体の結合
  b.沈降反応
  c.凝集反応
  d.中和反応
  e.補体結合反応
  f.標識免疫測定法および標識抗体法
 8.細胞性免疫
  a.細胞性免疫の概念の変遷
  b.細胞性免疫に関与する免疫担当細胞
  c.抗原提示と主要組織適合抗原複合体
  d.サイトカインと細胞性免疫調節機構
  e.ケモカイン
 9.過敏症
  過敏症の種類
 10.免疫異常による疾患
  a.免疫不全症候群
  b.免疫増殖性症候群
  c.自己免疫疾患
 11.免疫抑制薬
 12.免疫強化薬と生体応答調節物質
 13.免疫と神経,内分泌系の相関
第V章 感染論
 A.感染症学で用いられる用語の定義
 B.常在微生物叢
 C.感染の成立
  1.感染源
  2.感染経路
   a.直接感染
   b.間接感染
   c.水平伝播と垂直伝播
 D.感染と生体防御
  1.侵入門戸
  2.宿主側の因子
   a.非特異的生体防御機構
   b.感染防御免疫
  3.病原体側の因子
   a.定着因子
   b.生体防御に対する抵抗因子
   c.外毒素と酵素
   d.内毒素
 E.感染症の疫学とその制御
  1.世界の感染症の現状
  2.新興・再興感染症
  3.人獣共通感染症
  4.WHOの感染症対策と米国疾病管理予防センター
  5.感染症法
  6.その他の感染症を制御するための法律
   a.予防接種法
   b.食品衛生法
   c.家畜伝染病予防法
   d.狂犬病予防法
   e.検疫法
   f.学校保健安全法
  7.わが国における感染症の現状
 F.様々な感染症
  1.食中毒
   a.発生状況
   b.細菌性食中毒
   c.ウイルス性食中毒
   d.微生物によるアレルギー様食中毒
   e.生鮮食品由来寄生虫症
  2.院内感染症
   a.院内感染の発生要因
   b.院内感染を起こしやすい微生物
   c.院内感染防止対策
   d.標準的予防策
   e.感染経路別予防策
   f.感染性廃棄物の処理
  3.敗血症
  4.中枢神経感染症
  5.呼吸器系感染症
   a.上気道感染症
   b.下気道感染症
  6.消化器系感染症
  7.尿路感染症
  8.性感染症
  9.母子感染症
  10.眼感染症
  11.日和見感染症
 G.生物学的製剤
  1.ワクチン
   a.ワクチンの種類と原理
   b.多価ワクチンと混合ワクチン
   c.ワクチンの接種法
  2.抗毒素血清
  3.血液製剤
 H.感染症の診断
  1.検体の採取
  2.光学顕微鏡による検査
  3.分離培養検査
  4.純培養とその保存
  5.同定
   a.生化学的,生理学的同定
   b.遺伝学的同定法
   c.免疫学的同定法
  6.患者血清中の病原体特異抗体の検出
  7.患者臨床材料中の病原体遺伝子,あるいは抗原の検出
   a.遺伝子増幅法
   b.抗原検出法
 I.滅菌と消毒
  1.物理的方法による滅菌法・消毒法
   a.加熱による滅菌法
   b.加熱による消毒法
   c.濾過による方法
   d.照射による方法
  2.化学的方法による滅菌
  3.消毒薬の作用と選択
   a.消毒薬の作用
   b.消毒薬の条件
   c.消毒薬の効力評価法
   d.消毒薬の選択基準
  4.消毒薬の種類と性質
   a.ハロゲン化物類
   b.酸化剤
   c.アルコール類
   d.アルデヒド類
   e.フェノール類
   f.界面活性剤
   g.ビグアナイド系化合物
 J.バイオセーフティ
  1.バイオセーフティレベル
  2.物理的封じ込め
  3.クリーンベンチと安全キャビネット
第VI章 細菌と疾病
 A.グラム陽性菌(I)
  1.グラム陽性球菌
   a.ブドウ球菌属
   b.レンサ球菌属
   c.腸球菌属
  2.グラム陽性芽胞形成桿菌
   a.バシラス属
   b.クロストリジウム属
  3.グラム陽性芽胞非形成桿菌
   a.乳酸桿菌属
   b.リステリア属
   c.エリジペロスリックス属
  4.芽胞非形成偏性嫌気性菌
   a.ユウバクテリウム属
   b.ベイヨネラ属
  5.マイコプラズマ
 B.グラム陽性菌(II)
  1.不規則型の芽胞非形成グラム陽性桿菌
   a.コリネバクテリウム属
   b.プロピオニバクテリウム属
   c.ビフィドバクテリウム属
  2.マイコバクテリア
  3.菌糸形成菌
   a.ノカルジア属
   b.ストレプトマイセス属
   c.アクチノマイセス属
 C.グラム陰性菌
  1.グラム陰性球菌および球桿菌
   a.ナイセリア属
   b.バークホルデリア属
   c.アルカリゲネス属
   d.ボルデテラ属
  2.グラム陰性好気性桿菌
   a.シュードモナス属
   b.モラクセラ属
   c.アシネトバクター属
   d.レジオネラ属
   e.フランシセラ属
   f.コクシエラ属
  3.グラム陰性通性嫌気性桿菌(I)
   a.大腸菌属
   b.シゲラ属
   c.サルモネラ属
   d.シトロバクター属
   e.クレブシエラ属
   f.エンテロバクター属
   g.セラチア属
   h.エドワードシエラ属
   i.プロテウス属
   j.エルシニア属
   k.プレシオモナス属
   l.その他の腸内細菌
  4.グラム陰性通性嫌気性桿菌(II)
   a.ビブリオ属
   b.エロモナス属
   c.パスツレラ属
   d.ヘモフィルス属
   e.アクチノバシラス属
  5.短型らせん菌
   a.スピリルム属
   b.カンピロバクター属
   c.ヘリコバクター属
  6.ブルセラ属とバルトネラ属
   a.ブルセラ属
   b.バルトネラ属
  7.リケッチア
   I.リケッチア科
    a.リケッチア属
    b.オリエンチア属
  II.アナプラスマ科
 D.クラミジア
  a.クラミジア属
  b.クラミドフィラ属
 E.スピロヘータ
  a.トレポネーマ属
  b.ボレリア属
  c.レプトスピラ属
 F.グラム陰性無芽胞嫌気性菌
  a.バクテロイデス属
  b.ポルフィロモナス属
  c.フゾバクテリウム属
第VII章 抗菌薬の働き
 1.化学療法の歴史と現在の問題点
  a.化学療法とは
  b.化学療法の歴史
  c.化学療法が抱える現在の問題点
  d.化学療法における薬剤師の役割
 2.抗菌薬の性質
  a.抗菌薬の定義
  b.選択毒性
  c.抗菌作用
  d.抗菌薬に対する感受性
 3.抗菌薬の作用機序
  a.細胞壁合成と阻害薬
  b.細胞膜機能を阻害する抗菌薬
  c.タンパク質合成と阻害薬
  d.核酸合成経路と阻害薬
  e.葉酸代謝と阻害薬
 4.薬剤耐性機構
  a.抗菌薬の不活化
  b.抗菌薬の作用点の変化
  c.薬剤の細胞内濃度の低下
 5.抗菌薬各論
  a.細胞壁合成阻害薬
  b.細胞膜機能を阻害する抗菌薬
  c.タンパク質合成阻害薬
  d.核酸合成阻害薬
  e.葉酸代謝阻害薬
  f.抗結核薬・ハンセン病治療薬
 6.重要な薬剤耐性菌
  a.メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
  b.バンコマイシン耐性腸球菌
  c.多剤耐性緑膿菌
  d.ペニシリン耐性肺炎球菌
  e.β−ラクタマーゼ非産生アンピシリン耐性菌
  f.超多剤耐性結核菌
  g.基質拡張型β−ラクタマーゼ産生菌
第VIII章 ウイルス学総論
 1.ウイルスの発見
 2.ウイルスの性状
  a.特徴
  b.形態
  c.ウイルスの構成成分
 3.ウイルスの分類
 4.ウイルスの増殖
  a.ウイルスの培養
  b.ウイルスの定量法
  c.ウイルスの増殖機構
 5.ウイルスの干渉現象
  a.干渉現象
  b.インターフェロン
 6.赤血球凝集反応
 7.ウイルスと宿主との関係
  a.細胞レベル
  b.個体レベル
  c.ウイルスの伝播様式
  d.ウイルス病の免疫:特異抗体と自然抗体
 8.ウイルスと発癌
  a.ウイルスDNAの細胞染色体への組み込み
  b.レトロウイルスによる発癌機構
  c.DNA型腫瘍ウイルスの発癌機構
  d.ヒトの癌の原因となる腫瘍ウイルス
 9.ウイルスの分離,同定,診断
第IX章 ウイルス学各論
 1.二本鎖DNAウイルス
  a.ポックスウイルス科のウイルス
  b.ヘルペスウイルス科のウイルス
  c.アデノウイルス科のウイルス
  d.ポリオーマウイルス科のウイルス
  e.パピローマウイルス科のウイルス
 2.一本鎖DNAウイルス
 3.二本鎖RNAウイルス
 4.マイナス鎖一本鎖RNA ウイルス
  a.オルトミクソウイルス科のウイルス
  b.パラミクソウイルス科のウイルス
  c.ラブドウイルス科のウイルス
  d.フィロウイルス科のウイルス
  e.ブニアウイルス科のウイルス
  f.アレナウイルス科のウイルス
 5.プラス鎖一本鎖RNA ウイルス
  a.ピコルナウイルス科のウイルス
  b.トガウイルス科のウイルス
  c.フラビウイルス科のウイルス
  d.へぺウイルス科のウイルス
  e.カリシウイルス科のウイルス
  f.コロナウイルス科のウイルス
  g.アストロウイルス科のウイルス
 6.逆転写酵素活性を有する二本鎖DNA ウイルス
 7.逆転写酵素活性を有する一本鎖RNA ウイルス
 8.バクテリオファージ
第X章 ウイロイド,プリオン
 1.ウイロイド
 2.デルタ因子
 3.プリオン
第XI章 真菌学
 1.真菌の一般的性状
  a.形態および微細構造
  b.真菌の分類
 2.真菌症
  a.深在性真菌症
  b.深部皮膚真菌症
  c.表在性真菌症
 3.抗真菌薬
第XII章 寄生虫学−原虫と蠕虫
 A.原虫類
  1.赤痢アメーバ
  2.ランブル鞭毛虫
  3.腟トリコモナス
  4.トリパノソーマ属
  5.リーシュマニア属
  6.マラリア原虫
  7.トキソプラズマ原虫
  8.バベシア属原虫
  9.クリプトスポリジウム属原虫
  10.サイクロスポーラ属原虫
  11.クドア属原虫
 B.蠕虫類
 C.抗寄生虫薬
  1.抗原虫薬
   a.アミノキノリン系薬
   b.葉酸拮抗薬
   c.キノロン系薬
   d.ニトロイミダゾール系薬
   e.ジアミジン系薬
   f.タンパク質合成阻害薬
   g.フェナントレンメタノール
   h.ナフチルアミン硫酸系薬
   i.セスキテルペン系薬
   j.ナフトキノン系薬
   k.重金属化合物類
  2.抗蠕虫薬
   a.ベンズイミダゾール系薬
   b.テトラヒドロピリミジン系薬
   c.ピペラジン系薬
   d.アベルメクチン系薬
   e.ピラジノイソキノリン系薬
   f.ナフチルアミン硫酸系薬
   g.セスキテルペン系薬
   h.カイニン酸
   i.ビチオノール
第XIII章 感染症に対する薬物治療
 1.抗微生物薬の有効性
  a.抗微生物薬の薬物動態学・薬力学
  b.TDMの実際
 2.抗微生物薬の安全性
  a.抗微生物薬の副作用
  b.抗微生物薬の薬物相互作用
 3.抗感染症療法の実際
  a.感染症の診断
  b.エンピリック治療
  c.抗微生物薬(とくに抗菌薬)の選択
  d.耐性菌出現の防止対策
  e.年齢・生理的要因に応じた抗感染症療法
  f.代表的感染症に対する抗微生物薬治療
付表
本書における薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版)対応一覧
和文索引
欧文索引

改訂第7版の序

 本書は薬学系を意識した微生物学の教科書であるが、断片的な知識の寄せ集めにならないように、微生物学の学問体系を語ることを目標としている。微生物学の学習には、複数の座標軸が必要と考える。病原微生物を中心とした領域を考えても、微生物自身の性格を軸とするもの、病気がどのような微生物によって起こされるのかを軸とした臨床微生物学、病気の伝わり方を軸とした感染症学、感染症の薬物治療を軸とした化学療法学、宿主の防御機構の研究を軸とした免疫学の観点が代表的である。本書は、これらの軸を意識して構成されている。
 本書は故三淵一二先生(静岡薬科大学名誉教授)の編集による初版(1987年)以来、第3版(年)から多村憲先生(新潟薬科大学名誉教授)および柳原保武先生(静岡県立大学名誉教授)の編集となり定期的に改訂されてきた。前版の第6版(2011年)は、初めて6年制の薬学生を送り出す節目の年度に改訂され、増澤俊幸、今井康之が編集担当となった。今回は、薬学教育モデル・コアカリキュラムの改訂が進むなかで、第6版までの本書の良き伝統を引き継ぎつつ、微生物学の新たな知見をふまえた改訂第7版をここにお届けする。
 今回の改訂では、ウイルス学を鈴木隆、高橋忠伸両氏に新たに執筆いただき、新興感染症のウイルス病原体や、新たな抗ウイルス薬についての最新の知見を追加した。また、細菌の遺伝学では、田淵紀彦氏に執筆者として新たに参加いただき、最新の技術的進歩を反映した内容を追加した。化学療法薬を用いた治療の側面からは、抗菌薬・抗真菌薬・抗ウイルス薬について宇野勝次氏がまとめて記述し、臨床からの視点をより鮮明にした。第6版から取り組んだ微生物側から見た観点と、治療薬として患者側から見た観点の双方向から記述する方針をより強化している。その一方で、薬の名前だけではなく化学構造式を示すこと、分子細胞生物学の成果をふまえることを基本姿勢とした。薬学教育モデル・コアカリキュラムがどの章に対応しているのかを示した一覧表を作成したので活用いただきたい。
 本改訂においても本書の伝統である微生物学を概観した視点と、微生物の性格を個別に記述した各論からなる構成をとっている。また微生物学研究の科学的な進歩を積極的に反映させたものとなっている。薬学部学生のみならず、広く微生物学を学ぼうとする様々な専門分野の大学院学生や、医療、看護、臨床検査、衛生行政に携わる方々にとっても、入門書として役立てば幸いである。
 読者の方々から、今後ともご意見、ご助言、ご批判を賜りながら内容の充実に努めたいと考えている。

2016年6月
編者

9784524403257