教科書

パートナーシリーズ

パートナー機能形態学改訂第2版

ヒトの成り立ち

監修 : 藤原道弘
編集 : 高野行夫/岩崎克典/原英彰
ISBN : 978-4-524-40298-4
発行年月 : 2013年3月
判型 : B5
ページ数 : 310

在庫あり

定価6,480円(本体6,000円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

通読生に優れた解説と豊富な図により、薬学生に必要な“生命科学の土台”を築くことができる教科書。今版では本書の特徴である「薬理学」「薬物治療学」「病態生理学」との関連をより強化させ、特に重要な薬物については“関連する病態とくすり”の項目を設けて解説することにより、効果的な学習が可能となった。また、学生の理解度チェックに各章末に関連する国家試験問題を設置した。

第1章 ヒトのからだの構成
1-1 器官系
A.ホメオスタシス
  コラム 対になっている器官
B.ヒトの身体の位置・方向・面を指す用語
C.医学領域で使用されている単位
  コラム 画像診断装置
1-2 組織
A.上皮組織
B.支持組織
C.筋組織
  1 骨格筋
  2 心筋
  3 平滑筋
D.神経組織
1-3 細胞
A.細胞の構造
  1 細胞膜
  2 細胞内液と細胞外液
  コラム 生理食塩水
B.細胞小器官(オルガネラ)
  1 核
  2 ミトコンドリア
  3 小胞体(リボソーム、ポリソームと粗面小胞体、滑面小胞体、筋小胞体)
   a.リボソーム
   b.小胞体
  4 ゴルジ体(ゴルジ装置)
  5 リソソーム(ライソソーム)
  6 ペルオキシソーム
C.細胞骨格
  1 アクチンフィラメント(ミクロフィラメント)
  2 中間径フィラメント
  3 微小管
  コラム 代表的な細胞および組織を顕微鏡を用いて観察できる
1-4 老化と死
A.老化
  1 生理的老化
  2 ホメオスタシス機構の低下
  3 身体機能の加齢変化
B.細胞の老化、死、不死化(癌化)および個体死
  1 細胞の寿命
  2 ネクローシス、アポトーシスおよびオートファジー
  関連する病態とくすり 細胞増殖と抗悪性腫瘍薬
  3 正常細胞と癌細胞
  4 個体死:心臓死と脳死
国試ではこう問われる
第2章 神経の構造と神経伝達
A.神経細胞の構造
  1 樹状突起
  2 細胞体
  3 軸索
  4 終末部
  5 シナプス
   a.シナプス前部
   b.シナプス後部
   c.シナプス間隙
   d.シナプスにおけるグリア細胞の役割
  6 棘突起
  7 グリア細胞
   a.グリア細胞の構造
   b.グリア細胞の役割
  コラム ニューロンを養うアストロサイト(星状膠細胞)
B.神経の興奮と伝達
  1 活動電位
  コラム 活動電位の形を決めるもの
  2 興奮と伝達
  3 神経線維の種類
  コラム 薬効の強さを決める分子装置
  関連する病態とくすり
国試ではこう問われる
第3章 末梢神経系
A.脳神経と脊髄
  1 脳神経
   a.嗅覚神経(第I脳神経)
   b.視神経(第II脳神経)
   c.動眼神経(第III脳神経)
   d.滑車神経(第IV脳神経)
   e.三叉神経(第V脳神経)
   f.外転神経(第VI脳神経)
   g.顔面神経(第VII脳神経)
   h.内耳神経(第VIII脳神経)
   i.舌咽神経(第IX脳神経)
   j.迷走神経(第X脳神経)
   k.副神経(第XI脳神経)
   l.舌下神経(第XII脳神経)
  2 脊髄
B.体性感覚
  1 皮膚感覚
   a.触圧覚
   b.温度感覚
   c.痛覚
  2 深部感覚
  3 脊髄での感覚伝達
   a.後索-内側毛帯路
   b.脊髄-視床路
  4 痛みを抑える機能
  関連する病態とくすり 局所麻酔薬
  5 脊髄反射
   a.伸張反射
   b.屈曲反射
   c.相反性神経支配
   d.自律性反射
C.自律神経系
  1 自律神経系の構造
  コラム  アドレナリンとエピネフリンの名称について
  2 自律神経系の機能
  関連する病態とくすり 自律神経系に作用するくすり
  コラム 痛みと自律神経(痛みの悪循環)
  3 自律神経系の化学伝達物質
   a.神経化学伝達物質
   b.神経化学伝達物質の生合成・分解
  4 自律神経伝達物質の受容体
   a.受容体の種類とG タンパク質
   b.アセチルコリン受容体
   c.アドレナリン受容体
国試ではこう問われる
第4章 中枢神経系
4-1 脳幹
A.中脳
  1 中脳の構造
  2 中脳の機能
   a.黒質
   b.腹側被蓋野
   c.中心灰白質(中脳水道周囲灰白質)
   d.赤核
   e.動眼神経核
   f.動眼神経副核(エジンガー・ウエストファル核)
B.橋
  1 橋の構造
  2 橋の機能
C.延髄
  1 延髄の構造
  2 延髄の機能
   a.心臓中枢
   b.血管運動中枢
   c.呼吸中枢
   d.消化に関する反射
   e.発汗中枢
D.脳幹網様体
  1 脳幹網様体の構造
  2 脳幹網様体の機能
   a.運動調節
   b.呼吸運動と血管運動中枢
   c.意識、覚醒の保持
E.脳幹の運動調節
  1 除脳固縮
  2 中脳の姿勢反射
   a.立ち直り反射
   b.緊張性迷路反射
  関連する病態とくすり 筋萎縮性側索硬化症
4-2 小脳
  1 小脳の構造
  2 小脳の機能
4-3 間脳
A.視床
  1 視床の構造
  2 視床の機能
   a.体性感覚機能
   b.大脳皮質賦活機能
   c.運動機能
B.視床下部
  1 視床下部の構造
  2 視床下部の機能
   a.体温の調節
   b.摂食の調節
   c.飲水の調節
   d.性行動
   e.情動行動の発現
   f.自律神経系の高位中枢
   g.内分泌の調節
4-4 大脳
A.大脳皮質
  1 大脳皮質の構造
  2 大脳皮質の機能
   a.運動系
   b.感覚系
   c.言語系
   d.連合野
  関連する病態とくすり アルツハイマー病
  3 大脳皮質の役割
   a.覚醒と睡眠
   b.学習と記憶
B.大脳辺縁系
  1 大脳辺縁系の構造
  コラム 記憶の座としての海馬の命名
  2 大脳辺縁系の機能
   a.摂食行動
   b.性行動
  関連する病態とくすり 統合失調症
   c.情動行動
  3 学習と記憶
  関連する病態とくすり 不安
  関連する病態とくすり うつ病
4-5 大脳基底核
  1 大脳基底核の構造
   a.線条体
   b.黒質
  2 大脳基底核の機能
  3 ヒトの大脳基底核疾患
   a.振戦
   b.筋強剛
   c.無動
   d.姿勢反射障害
   e.その他の疾患
国試ではこう問われる
第5章 骨格系と筋肉
5-1 骨格系
A.骨の種類
B.骨の構造
  1 長骨の構造
   a.骨幹
   b.骨端
   c.関節軟骨
   d.骨膜
   e.骨髄腔
  2 骨の微細構造
  3 骨の成分
  4 骨の硬さとしなやかさ
C.骨の働き
  1 体の支持と枠組み形成
  2 器官の保護
  3 運動の補助
  4 カルシウム貯蔵
  5 造血
D.骨の成長
  1 膜内骨化
  2 軟骨内骨化
  3 骨の成長
  4 骨のリモデリング
  5 骨の成長と維持にかかわるホルモン
E.骨の連結
  1 不動結合(縫合)
  2 半関節
  3 可動関節
  関連する病態とくすり
   1.骨粗鬆症
   2.関節リウマチ
5-2 筋肉系
A.筋組織の種類
B.骨格筋
  1 主要な骨格筋
   a.頭頸部の筋
   b.上肢の筋
   c.胸腹部の筋
   d.背部の筋
   e.下肢の筋
  2 骨格筋の機能
   a.運動
   b.姿勢の維持
   c.熱産生
  3 骨格筋の構造
  4 筋線維の微細構造
  5 筋収縮のしくみ
   a.興奮収縮連関
   b.筋収縮のしくみ
  6 筋収縮の形式
   a.単収縮
   b.強縮
   c.筋緊張
   d.等張性収縮と等尺性収縮
C.心筋
  1 心筋の構造
  2 筋収縮
   a.自動能
   b.筋収縮のしくみ
   c.筋収縮の特徴
D.平滑筋
  1 平滑筋の構造
  2 筋収縮
   a.単元性平滑筋と多元性平滑筋
   b.筋収縮のしくみ
   c.筋収縮の特徴
  関連する病態とくすり
   1.筋ジストロフィー
   2.重症筋無力症
国試ではこう問われる
第6章 消化器系
6-1 口腔、咽頭、食道
A.口腔の構造
B.咽頭と食道の構造
C.口腔内の消化
6-2 胃
A.胃の構造
B.胃での消化
  1 胃液と胃腺
  2 胃液分泌のメカニズム
   a.第1相(脳相)
   b.第2相(胃相)
   c.第3相(腸相)
  3 プロトンポンプと胃液分泌
   a.ムスカリン受容体
   b.ガストリン受容体
   c.ヒスタミンH2 受容体
C.胃の運動
D.嘔吐
  関連する病態とくすり 消化性潰瘍
  関連する病態とくすり 制吐剤
  コラム 消化器潰瘍とピロリ菌
6-3 小腸
A.小腸の構造
  1 十二指腸
  2 空腸と回腸
B.小腸での消化・吸収
  1 膵臓の構造と膵液
  2 栄養素の消化
   a.糖質の消化
   b.タンパク質の消化
   c.脂質の消化
  3 膵液の分泌のメカニズム
  4 腸液
  5 胆嚢の構造と胆汁
   a.胆汁酸
   b.胆汁色素
  6 胆汁の分泌
  7 消化管ホルモン
  8 小腸壁の構造と吸収
  関連する病態とくすり 胆石
   a.糖質の吸収
   b.タンパク質の吸収
   c.脂質の吸収
  9 小腸の運動
   a.分節運動
   b.蠕動運動
   c.振子運動
6-4 大腸
A.大腸の構造
  1 盲腸
  2 結腸
  3 直腸
B.大腸の運動
C.排便
  関連する病態とくすり 下痢と便秘
  関連する病態とくすり 炎症性腸疾患
6-5 肝臓
A.肝臓の構造
B.肝臓の働き
  関連する病態とくすり 肝炎
国試ではこう問われる
第7章 循環器系
7-1 心臓
A.心臓の構造
  1 外観
  2 内部・血管
  3 弁
  4 冠状動脈とその疾患
B.刺激伝導系
C.心筋の収縮
D.心電図
E.心臓周期
F.血液循環
G.脳循環
7-2 血管
A.血管の構造
  1 動脈
  2 毛細血管
  3 静脈
B.血圧
C.血圧調節
  1 ホルモン性調節
  2 神経性調節
  コラム 脂質異常症
  コラム 脳卒中
  コラム 血圧の日内変動
  関連する病態とくすり
  1.高血圧2.心不全3.心筋梗塞4.狭心症
国試ではこう問われる
第8章 血液とリンパ
8-1 血液の成分と働き
A.赤血球
  1 構造と機能
   a.酸素の運搬
   b.二酸化炭素の運搬と緩衝作用
  2 赤血球の異常
  3 血液型
   a.ABO式血液型
   b.Rh式血液型
B.白血球
  1 白血球の分類
   a.好中球
   b.好酸球
   c.好塩基球
   d.リンパ球
   e.単球
  2 白血球の型(白血球の抗原性)
C.血小板
D.血漿
  1 血漿の組成
  2 血漿タンパク質
   a.種類
   b.生理作用
E.造血(血球の産生)
  1 造血機構
  2 造血の異常
  3 赤血球の新生
  4 白血球の産生
  コラム 貧血とエリスロポエチン
  5 血小板の産生
F.出血と止血
  1 血小板血栓(一次血栓)
  2 血液凝固と線維素溶解
  3 血液凝固反応の制御系
   a.アンチトロンビンV
   b.プロテインC
  4 血液凝固系の異常
8-2 リンパと免疫
A.リンパ系
B.胸腺
C.免疫
  1 体液性免疫
  2 細胞性免疫
  3 サイトカイン
  関連する病態とくすり アレルギー
国試ではこう問われる
第9章 呼吸器系
9-1 気道、気管、気管支
A.鼻の構造と働き
B.咽頭の構造と働き
C.喉頭の構造と働き
D.気管および主気管支の構造と働き
  コラム 気管支喘息
9-2 肺
A.肺の構造
B.肺胞の構造
C.ガス交換
  コラム 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
9-3 呼吸運動
A.吸息と呼息
B.肺気量分画
C.肺コンプライアンスと気道抵抗
  コラム 肺サーファクタント
9-4 呼吸中枢と呼吸運動の調節
A.呼吸中枢
B.化学性調節
9-5 気道および肺胞の防御・クリアランス系
  コラム かぜ症候群
A.粘液線毛輸送
  コラム 去痰薬
B.咳反射
  コラム 鎮咳薬
C.肺胞マクロファージ
国試ではこう問われる
第10章 泌尿器系
10-1 腎臓
A.腎臓の構造
  1 ネフロン
  2 血管系
B.ネフロンの構成と役割
  1 糸球体
   a.構成
   b.糸球体ろ過
  2 尿細管・集合管系
   a.構成
   b.尿細管再吸収と尿細管分泌
   c.ナトリウムイオンの再吸収
   d.水の再吸収
C.尿細管・集合管系各部位の役割
  1 近位尿細管
   a.炭酸脱水酵素とNa+-H+交換
  2 ヘンレ係蹄
   a.Na+-K+-2Cl-共輸送
   b.対向流機構
  3 遠位尿細管と集合管
   a.Na+-Cl-共輸送
   b.イオンチャネルによるナトリウムイオンとカリウムイオンの交換
   c.アルドステロンによるナトリウムイオン再
   d.バソプレシンによる水再吸収の調節
  関連する病態とくすり 尿が出すぎる病気
D.腎クリアランス
  1 糸球体ろ過速度
  2 腎血漿流量
E.レニン-アンギオテンシン- アルドステロン系
  1 レニン分泌
  2 アンギオテンシン生成とアルドステロン分泌
  3 アンギオテンシンとアルドステロンの作用
  コラム 利尿薬
  関連する病態とくすり 腎臓の働きが悪くなる病気
10-2 膀胱と尿道
A.蓄尿反射と排尿反射
B.排尿筋、括約筋と神経の役割
  1 蓄尿反射
  2 排尿反射
  3 意思による排尿
  関連する病態とくすり 排尿障害と治療薬
国試ではこう問われる
第11章 内分泌系と恒常性
11-1 内分泌系
A.内分泌系調節機構(ホルモン)
B.ホルモンの分泌調節
C.ホルモン受容体
  1 細胞内受容体
  2 細胞膜受容体
   a.アデニル酸シクラーゼ型モデル
   b.ホスホリパーゼC型モデル
11-2 内分泌組織と各種ホルモンの働き
A.視床下部と下垂体
  1 視床下部ホルモン
  2 下垂体ホルモン
   a.下垂体前葉ホルモン
   b.下垂体後葉ホルモン
B.甲状腺
  1 甲状腺ホルモン生成・分泌調節機構
  2 甲状腺ホルモンの生理作用
C.副甲状腺ホルモンとカルシトニン
D.副腎
  1 副腎皮質
   a.副腎皮質ホルモンの合成と分泌調節
   b.副腎皮質ホルモンの作用
  2 副腎髄質
E.膵臓
  1 インスリン
   a.インスリンの生成
   b.インスリンの分泌調節
   c.インスリンの作用機構
   d.インスリンの生理作用
  2 グルカゴン
   a.グルカゴンの分泌調節
   b.グルカゴンの生理作用
  関連する病態とくすり 代表的な内分泌疾患
   1.糖尿病
   2.バセドウ病
国試ではこう問われる
第12章 生殖器官
12-1 生殖器官の形成
A.生殖器の性分化
B.性分化および性染色体の異常吸収の調節
12-2 女性生殖器
A.女性生殖器官の構成
B.卵巣の周期的変化
  1 卵胞期
  2 排卵期および黄体期
  3 卵子の成熟
C.ホルモンの周期的変化
D.子宮の周期的変化と月経
E.妊娠
  1 胎盤形成
  2 胎盤と臍帯
  3 子宮外妊娠
F.分娩
  関連する病態とくすり
   1.排卵抑制と避妊薬
   2.子宮内膜症
G.授乳
H.閉経
  関連する病態とくすり
   1.子宮頸癌と乳癌
   2.更年期障害と性ホルモン補充療法
12-3 男性生殖器
A.男性生殖器官の構成
B.精子形成と受精
C.精子形成とホルモン調節
D.勃起と射出
  関連する病態とくすり 勃起不全とバイアグラ
国試ではこう問われる
第13章 感覚器官
13-1 視覚系
A.眼球の構造
  1 涙液
  2 角膜
  3 水晶体
  4 網膜
B.結像のしくみ;屈折と調節
  1 ピント調節
  2 屈折異常
  3 瞳孔と虹彩
C.眼圧
D.光受容機序
  関連する病態とくすり
   1.緑内障
   2.白内障
  コラム 正常眼圧緑内障
E.視覚路と視覚情報の処理機構
13-2 聴覚系
A.聴覚器の構造
  1 外耳
  2 中耳
  3 内耳
B.聴覚の受容の機序
  コラム 聴性脳幹反応
C.平衡感覚
  関連する病態とくすり
   1.難聴
   2.メニエール病
13-3 嗅覚系
A.匂いの空間的表現および集団符号化
B.匂いの受容
C.嗅覚の伝導路
  コラム 匂いの受容は空気を読むこと?
  関連する病態とくすり
13-4 味覚系
A.味覚器の構造
B.味覚の受容
  関連する病態とくすり
13-5 触覚系
A.皮膚の構造と働き
  1 表皮
   a.角質層
   b.淡明層
   c.顆粒層
   d.有棘層
   e.基底層
  2 真皮
B.皮膚に付属する他の構造
  1 汗腺
   a.エクリン汗腺
   b.アポクリン汗腺
  2 脂腺
  3 毛
  4 爪
  5 皮膚の色
  関連する病態とくすり
   1.にきび
   2.熱傷
   3.尋常性白斑
   4.褥瘡(皮膚潰瘍)
   5.皮膚癌
   6.白癬(足白癬、爪白癬)
   7.皮膚炎(湿疹)
   8.乾癬
国試ではこう問われる
索引

本書「機能形態学─ヒトの成り立ち」は、薬学部6年制の「薬学教育モデル・コアカリキュラム」の指針に沿って、2008年に出版されました。これまで薬学部をはじめ、実に多くの学生たちがこの教科書で学んでくれました。学生の皆さんはもとより、本書を評価し、教科書として使用して頂いた先生方にも心より感謝します。
 薬学教育6年制も定着し、今年の春に初めての薬剤師国家試験が行われました。新しい薬学6年制では、医療現場で求められる「くすり」のプロとしての素養を身に付けるために、生命科学の基礎から身体の造りと役割、さらに病態や薬物治療・副作用などの理解が不可欠です。
 最近の生命科学・基礎医学の進歩は著しく、新しい医薬品も臨床適用されています。
 そこで、新しい時代の要求にあわせてこのたび改訂することとなりました。
 改訂第2版では、
(1)本書の特徴である「簡潔で分かりやすい」をさらに追及し、専門の知識を分かりやすい表現に書き換えました。
(2)ほぼすべての図・表を独自のものとし、簡潔で分かりやすいものとしました。
(3)薬学6年制教育に主眼を置き、高学年で学ぶ「薬理学」、「薬物治療学」、「病態生理学」への連携を強化しました。その目的のために、極めて大事な代表的な「くすり」を「関連する病態とくすり」の項目で明記しました。
(4)最新の国家試験問題を各章に挿入し、将来への勉強の方向性を示しました。
(5)執筆者は本書の目的と特色を十分に理解し、不必要な記述を削除しました。
 私たちは、学生にとって学びやすく、また教師にとって教えやすい教科書作成に向けて、最善を尽くしました。しかしながら、まだ多くの不備や問題が残されていると考えます。皆さん読者のご意見をもとに随時改訂していきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

2013年春
編集者
高野行夫
岩崎克典
原英彰