教科書

パートナーシリーズ

パートナー天然物化学改訂第2版

こちらの商品は改訂版・新版がございます。

編集 : 海老塚豊/森田博史
ISBN : 978-4-524-40279-3
発行年月 : 2011年12月
判型 : B5
ページ数 : 316

在庫なし

定価6,480円(本体6,000円 + 税)

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正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

天然物化学のスタンダードな教科書。生合成経路別の目次構成により、系統的に天然化合物が網羅されている。今改訂では「天然物由来医薬品の薬理作用」の章を新設し、薬理学的アプローチにより天然物化学と薬理学とのつながりが理解できる構成とした。また、全体として情報を厳選し、内容のスリム化を図った。

総論
 1.天然物と医薬品開発
 2.天然物研究法
 3.天然物と二次代謝産物
 4.生合成単位と生合成経路

第1章 糖質
 1.単糖類
 2.少糖類、オリゴ糖
 3.配糖体
 4.多糖類

第2章 脂肪酸とポリケタイド
酢酸-マロン酸経路
 1.脂肪酸と脂質
 2.アラキドン酸誘導体
 3.芳香族ポリケタイド
 4.還元型ポリケタイド

第3章 芳香族化合物
シキミ酸経路
 1.芳香族アミノ酸と安息香酸誘導体
 2.フェニルプロパノイド、クマリン類、リグナン類
 3.フラボノイドとスチルベノイド
 4.タンニン類
 5.その他の芳香族化合物

第4章 テルペノイドとステロイド
テルペノイドの生合成経路
 1.モノテルペン
 2.セスキテルペン
 3.ジテルペン
 4.セスタテルペン
 5.トリテルペンおよびトリテルペンサポニン
 6.カロテノイド
 7.ステロイド

第5章 アルカロイドおよびその他の含窒素化合物
アルカロイドの生合成
 1.脂肪族アミノ酸由来のアルカロイド
 2.チロシン由来のアルカロイド
 3.トリプトファン由来のアルカロイド
 4.その他のアルカロイド
 5.ペプチドおよびその他のアミノ酸誘導体

第6章 天然物由来医薬品の薬理作用
 1.神経系作用薬
 2.循環器系作用薬
 3.抗がん薬
 4.抗生物質
 5.免疫抑制剤/抗アレルギー薬
 6.原虫感染症に対する薬物
 7.その他

第7章 日本薬局方収載天然有機化合物一覧

参考図書
索引

新たな天然物化学の教科書として企画・編集されたパートナーシリーズの本書は、2006年度から導入された6年制薬学教育に対応したものであり、4年制・6年制を問わず多くの薬系大学の学部教育の現場で代表的な教科書として利用されてきている。
 多くの制約のなかで発行された初版では、構成や記述における疎密、また用語や構造式の不統一など、やむを得なかったとはいえ少なからぬ不備があったことを編者として率直に反省しており、これらの反省を踏まえたうえで今回の改訂に臨むこととした。
 またこの間、6年制課程での基礎薬学教育を実践する教育現場をはじめ多くの読者から内容や記述についてのご指摘等をいただいた。それらの点も参考に、第2版では、重複した内容の整理、新たな知見の加筆、用語・構造式の統一、第十六改正日本薬局方対応、薬理作用の整理・詳述、等に注力して改訂を図ることとした。
 薬学領域における天然物化学では、薬理活性がとくに重要な情報となることは改めて言うまでもないが、各章の限られたスペース内で個々の天然物の薬理作用を詳しく解説することは困難である。そこで、第2-5章では、取り上げた天然物の薬理作用に関する記述は最小限にとどめ、新たに設ける第6章に代表的な天然物由来薬物を薬理作用別に整理して記載することとした。この章では、天然物の示す薬理作用を詳しく解説しており、また作用点を視覚的に理解できるような図を挿入することで読者の助けとなることを期待している。
 これらの改訂により本書の利用価値が一層高まったものと確信しているが、なお、内容の不備・誤り等が残されているかもしれず、読者諸賢にご指摘いただければ幸いである。
2011年11月
海老塚豊、森田博史