教科書

薬学生のための天然物化学改訂第2版

編集 : 木村孟淳
ISBN : 978-4-524-40261-8
発行年月 : 2009年11月
判型 : B5
ページ数 : 194

在庫あり

定価4,104円(本体3,800円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

天然物化学を初めて学ぶ学生のための教科書。反応経路を多数用いて生合成の基礎をわかりやすく解説。今改訂では、講義に適したコンパクトなボリュームで学ぶべき化合物とその構造式を網羅している特長をそのまま活かし、さらに正確で理解しやすい記述とした。天然物の応用や最新のトピック、天然物化学に必須の各種分析方法についても紹介した、天然物化学への興味を深める一冊。

I 総論
 1.緒論―なぜ、天然物か
 2.植物成分の生合成

II.各論
第1項 糖類
 1.糖類の命名法と立体化学
 2.単糖類
 3.少糖類(オリゴ糖)
 4.多糖類
第2項 脂質、ポリケチド
第3項 芳香族植物成分
 1.シキミ酸経路によるフェニルプロパノイド類の生合成
 2.複合生合成経路による植物成分
第4項 テルペン化合物
 1.メバロン酸経路によるテルペン系植物成分の生合成
 2.モノテルペン、セスキテルペン
 3.ジテルペン、トリテルペン、ステロイド
 4.サポニンおよび強心配糖体
第5項 アミノ酸、たんぱく質、アルカロイド
 1.たんぱく質構成アミノ酸、必須アミノ酸
 2.アルカロイド

III.天然物の応用
 1.最古の新薬モルヒネ
 2.天然の毒物
 3.紆余曲折の蒼朮、白朮
 4.天然の甘味物質
 5.活性酸素と植物成分
 6.がんと天然有機化合物
 7.新薬「イチョウの葉」
 8.飽食時代の救世主たるかスタチン系

IV.植物成分研究法
 1.植物の調査、予備実験、抽出分離、生物活性試験
 2.化学構造の研究、分解反応と既知化合物への誘導
 3.各種スペクトルで何がわかるか―スペクトルによる構造解析の例

参考図書
索引

薬学教育が近年医療系分野の拡大へと大きくシフトし、2006年から修業年限が6年に延長されたが、従来の化学を中心とする基礎薬学の分野が圧縮されて、教育レベルの低下を来していることは否定できない。
 しかし、天然物化学は歴史的に見て、有機化学と近代薬学そのものを切り開いてきた分野であり、医療薬学の中でも生物体と化学物質のかかわりを解き明かす学問として、薬学教育の中でますます重視されるべき分野である。
 本書はこのような環境の中で、薬学生が学ぶ天然物化学として必要で十分な、しかもコンパクトな教育が行えるよう編纂した教科書である。2004年に発刊した初版以来多数の薬系大学で採用され、教育に役立てていただいたが、以来5年間の経験から、よりわかりやすく、より正しく理解を進めてもらう内容へと心がけて今回改訂した。
2009年10月
編者