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今日のOTC薬改訂第3版

解説と便覧

編集 : 中島恵美/伊東明彦
ISBN : 978-4-524-26555-8
発行年月 : 2015年3月
判型 : A5
ページ数 : 762

在庫あり

定価4,104円(本体3,800円 + 税)

サポート情報

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

フローチャート・解説・便覧の三位一体でセルフメディケーションを強力にバックアップ。OTC薬販売の薬剤師・登録販売者に最適。改訂第3版では、トリアージに便利なフローチャートがシンプルに、より見やすくリニューアル。解説には、OTC薬販売で遭遇する機会の多い症候の原因とメカニズムを追加。便覧には、よく使われるOTC薬を約2800点掲載。患者さんの症状にあった商品案内に便利な一冊。

本書の使い方
購入者への共通カウンセリング事項
OTC薬療法における選別(トリアージ)とカウンセリング
症状別フローチャート
(1)くしゃみ,鼻水,鼻づまり
(2)喉の痛み
(3)熱
(4)頭が痛い
(5)生理痛がある
(6)咳,痰
(7)胃痛,胸やけ,胃もたれ
(8)むかつき,吐き気
(9)下痢
(10)便秘
(11)痔
(12)肩こり,筋肉痛
(13)腰痛,関節痛
(14)口腔内の異常
(15)皮膚の痒み
(16)にきび・肌あれ
(17)抜け毛,ふけ
(18)傷,外傷
(19)水虫
(20)疲れ目
(21)目の乾き,痒み
(22)結膜炎,ものもらい
(23)不眠,いらいら,うつ
(24)子供の夜泣き,かんの虫
(25)禁煙したい
(26)動悸・息切れ
(27)倦怠感,疲労,栄養不良による諸症状
1 解熱鎮痛薬
 1.発熱と痛みの原因と発症メカニズム
 2.解熱鎮痛薬が効果を示す症状
 3.解熱鎮痛薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
2 総合感冒薬
 1.感冒の原因と発症メカニズム
 2.総合感冒薬が効果を示す症状
 3.総合感冒薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
3 鎮咳去痰薬
 1.咳と痰の原因と発症メカニズム
 2.鎮咳去痰薬が効果を示す症状
 3.鎮咳去痰薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
4 胃腸薬
 1.胃腸の不調の原因と発症メカニズム
 2.胃腸薬が効果を示す症状
 3.胃腸薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
5 整腸薬,止瀉薬
 1.下痢の原因と発症メカニズム
 2.整腸薬,止瀉薬が効果を示す症状
 3.整腸薬,止瀉薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
6 便秘治療薬
 1.便秘の原因と発症メカニズム
 2.便秘治療薬が効果を示す症状
 3.便秘治療薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
7 痔疾患治療薬
 1.痔の痛みと出血の原因と発症メカニズム
 2.痔疾患治療薬が効果を示す症状
 3.痔疾患治療薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
8 外用消炎鎮痛薬
 1.痛みの発生メカニズムと外用消炎鎮痛薬
 2.外用消炎鎮痛薬が効果を示す症状
 3.外用消炎鎮痛薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.使用上のアドバイス
 6.外用消炎鎮痛薬の剤形の特徴
9 点鼻薬,鼻炎用内服薬
 1.鼻炎の原因と発症メカニズム
 2.点鼻薬,鼻炎用内服薬が効果を示す症状
 3.点鼻薬,鼻炎用内服薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
10 歯科・口腔用剤
 1.口腔内の炎症の原因と発症メカニズム
 2.歯科・口腔用剤が効果を示す症状
 3.歯科・口腔用剤成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
11 湿疹・皮膚炎治療薬
 1.湿疹・皮膚炎の原因と発症メカニズム
 2.湿疹・皮膚炎治療薬が効果を示す症状
 3.湿疹・皮膚炎治療薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
 6.湿疹・皮膚炎治療薬の剤形の特徴と適さない症状
12 虫さされ,痒み止め用薬
 1.痒み,発赤,腫れの原因と発症メカニズム
 2.虫さされ,痒み止め用薬が効果を示す症状
 3.虫さされ,痒み止め用薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.使用上のアドバイス
13 しもやけ,ひび,あかぎれ用薬
 1.しもやけ,ひび,あかぎれの原因と発症メカニズム
 2.しもやけ,ひび,あかぎれ用薬が効果を示す症状
 3.しもやけ,ひび,あかぎれ用薬成分の作用と特徴
 4.使用上のアドバイス
14 うおの目,たこ,いぼ用薬
 1.うおの目,たこ,いぼの原因と発症メカニズム
 2.うおの目,たこ,いぼ用薬が効果を示す症状
 3.うおの目,たこ,いぼ用薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.使用上のアドバイス
15 体臭(腋臭)予防・制汗剤
 1.体臭予防・制汗剤とは
 2.用途や目的に応じた選び方
 3.体臭予防・制汗成分の作用と特徴
 4.使用上のアドバイス
 5.体臭予防・制汗剤の剤形と特徴
16 にきび治療薬
 1.にきびの原因と発症メカニズム
 2.にきび治療薬が効果を示す症状
 3.にきび治療薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
17 やけど用薬
 1.やけどの原因と発症メカニズム
 2.やけど用薬が効果のある症状
 3.やけど用薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.使用上のアドバイス
18 サンスクリーン剤黒
 1.日焼けの原因と発生メカニズム
 2.サンスクリーン剤の適用
 3.サンスクリーン剤の成分の作用と特徴
 4.現場でのアドバイス
19 殺菌消毒薬,救急絆創膏
 1.殺菌消毒薬とは
 2.殺菌消毒薬が効果のある症状
 3.殺菌消毒薬を選ぶポイント
 4.殺菌消毒薬成分の作用と特徴
 5.使用上のアドバイス
 6.救急絆創膏を選ぶポイント
20 水虫治療薬
 1.水虫の原因と発症メカニズム
 2.水虫治療薬が効果を示す症状
 3.水虫治療薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.使用上のアドバイス
21 毛髪用薬
 1.脱毛症の発症メカニズム
 2.毛髪用薬が効果のある症状
 3.毛髪用薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.使用上のアドバイス
22 眼科用薬
 1.疲れ目,乾き目,結膜炎,ものもらいの原因と発症メカニズム
 2.眼科用薬が効果を示す症状
 3.眼科用薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.使用上のアドバイス
23 催眠鎮静薬
 1.不眠の原因と発症メカニズム
 2.催眠鎮静薬が効果を示す症状
 3.催眠鎮静薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
24 眠気防止薬
 1.睡眠・覚醒の調節メカニズム
 2.眠気防止薬が効果を示す症状
 3.眠気防止薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分,選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
25 乗り物酔い予防薬(鎮うん薬)
 1.乗り物酔いの原因と発症メカニズム
 2.乗り物酔い予防薬が効果を示す症状
 3.乗り物酔い予防薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
26 強心薬
 1.動悸,息切れの原因と発症メカニズム
 2.強心薬が効果を示す症状
 3.強心薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
27 禁煙補助薬
 1.タバコがやめられない原因と発症メカニズム
 2.禁煙補助薬が効果を示す症状
 3.禁煙補助薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
28 生活習慣病改善薬
 1.生活習慣病改善薬とは
 2.生活習慣病改善薬が効果のある症状
 3.生活習慣病改善薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
29 排尿障害改善薬
 1.頻尿,尿失禁の原因と発症メカニズム
 2.排尿障害改善薬が効果を示す症状
 3.排尿障害改善薬成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
30 虫除け薬
 1.虫除けのメカニズム
 2.虫除け薬を選ぶポイント
 3.虫除け薬成分の作用と特徴,主な商品
 4.現場でのアドバイス
 5.虫除け薬の剤形と特徴
31 ビタミン剤
 1.ビタミン剤とは
 2.ビタミン剤が効果のある症状
 3.ビタミン成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
32 滋養強壮剤,ドリンク剤,カルシウム剤,アミノ酸
 1.肉体疲労の改善に効果がある代表的な成分のメカニズム
 2.滋養強壮剤,ドリンク剤,カルシウム剤,アミノ酸が効果を示す症状
 3.滋養強壮剤,ドリンク剤,カルシウム剤,アミノ酸成分の作用と特徴
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
33 漢方製剤
 1.漢方薬とは
 2.漢方が効果のある症状
 3.証の判断
 4.選ぶべき成分・選んではならない成分
 5.服薬上のアドバイス
 6.漢方薬成分の特徴
34 妊婦・授乳婦に対するOTC薬の選択
 1.はじめに
 2.妊娠週数の数え方
 3.妊娠中の薬の影響
 4.授乳中の薬の影響
 5.妊娠中・授乳中の服薬の注意
 6.妊娠の可能性がある人の服薬の注意
35 小児に対するOTC薬の選択
 1.薬効別の薬の上手な使い方
 2.薬の飲ませ方・使い方
 3.注意しなければならない副作用
36 高齢者に対するOTC薬の選択
 1.高齢者の身体特性
 2.薬の飲み忘れ,飲み間違いを防ぐ
 3.相互作用や副作用
 4.高齢者にとって飲みやすい剤形
 5.高齢者にとって使いやすい製品
37 薬の体内動態
 1.薬の働く仕組みと体内動態
 2.吸収
 3.分布
 4.代謝
 5.排泄
付録
 1.検査薬,その他の薬剤
 2.重大な副作用一覧
索引
薬剤索引
用語索引

序文(改訂第3版)

 一般の人が自らの判断で購入し使用するOTC医薬品(一般用医薬品)の販売に関する実践書として2009年に初版を上梓し、2012年に改訂第2版を発行しました。これまで多くの読者に活用していただいております。
 近年、国民の健康寿命の延伸を目的とした疾病の予防、健康管理の推進としてOTC医薬品等を活用したセルフメディケーションのさらなる推進が望まれています。セルフメディケーションとは「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」です。軽度な身体の不調ではOTC医薬品の適切な使用により自分で手当てすることができます。したがってOTC医薬品の販売に関わる者は、市販されているOTC医薬品について十分に理解し、購入者の状態を的確に把握して、トリアージを行い、適切な医薬品の選択あるいは受診を勧める必要があります。また、販売においては医薬品に関する適切な情報を提供して購入者の十分な理解を得るとともに適切に相談応需し、購入者の理解不足や誤解などによる健康被害から護ることが重要です。いわゆる医薬品の適正使用の実践です。的確なトリアージには臨床判断能力として症候の原因と発症メカニズムと鑑別症状に関する知識が求められます。また、購入者の状態・状況に合った医薬品・剤形の選択や適切な情報提供にはOTC医薬品の成分とその特徴が、適用後のモニターにおいてはOTC医薬品の成分の薬理作用とともに特有の副作用に関する情報が必要になります。
 OTC医薬品の適正使用とセルフメディケーションの向上には販売者の薬物治療に関する能力の向上が不可欠です。今回、このことに対応するために内容を見直すとともに、より分かりやすく活用しやすく改訂を行いました。症状からのアプローチとなるフローチャートでは、受診勧奨の症状および患者背景が一目で解るようにし、OTC医薬品の対応ではより選択しやすく、患者背景からの注意事項は見やすく表形式にまとめました。また、薬効群別の解説では症候の原因と発症メカニズムを充実させました。さらに便覧については日々入れ替わるOTC医薬品に合わせて改訂しています。
 OTC医薬品などの適正な使用に関する助言や健康に関する相談を行うなど、薬局におけるセルフメディケーション支援やプライマリーケアの実践に本書を活用し、国民の健康な生活の確保に寄与していただけることを期待しています。
 最後に多忙のなか本書の改訂にご尽力いただいた方々に深く感謝申し上げます

2015年3月
中島恵美
伊東明彦