教科書

PT・OT基礎固め ヒント式トレーニング 基礎医学編

編集 : ヒントレ研究所
ISBN : 978-4-524-26183-3
発行年月 : 2015年2月
判型 : B5
ページ数 : 526

在庫あり

定価3,780円(本体3,500円 + 税)


正誤表

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

日頃の学習において、知識・用語の記憶を定着させ、“答え”を思い出しやすくするトレーニングができるテキスト。1・2年生から本書を活用することで、基礎知識と勉強のしかたを身につけられる。PT・OT共通の基礎科目(解剖・生理・運動・病理・人間発達学)の重要ポイントおよび国試の出題傾向を踏まえた書き込み式の解説・図表と、一問一答問題の繰り返しで、定期試験対策に加え国試へのスムーズな準備ができる。

はじめに 本書の特徴と使い方
筋の記憶トレーニング
第1章 解剖学・生理学・運動学
(1)骨・関節・筋
 I.骨の基礎
  1 骨の形
  2 長骨の構造
  3 軟骨の種類
  4 軟骨の成長
 II.骨の連結
  1 連結の種類
  2 関節の構造
  3 骨・関節の名称
 III.筋の構造と機能
  1 筋線維の種類
  2 骨格筋の構造
  3 筋収縮のメカニズム
  4 骨格筋線維のタイプ
  5 骨格筋の種類と筋張力
  6 筋収縮の調節と運動単位
  7 筋の起始・付着
  8 筋の種類と配置
(2)運動学
 I.関節
  1 肩関節の構造と筋の作用
  2 肘関節・前腕の構造と機能
  3 手関節・手指の構造と機能
  4 股関節の構造
  5 膝関節
  6 足関節の構造と機能
  7 脊柱と体幹の筋
  8 頭部・顔面
 II.筋の作用
  1 筋収縮の様式
  2 筋の役割
  3 リバースアクション
 III.姿勢
 IV.歩行の運動学
  1 正常歩行の基本的事項
  2 歩行周期
  3 歩行周期の運動学的分析
  4 異常歩行
 V.バイオメカニクス
  1 力
  2 仕事
  3 運動量
  4 力学的エネルギー
  5 てこ(梃子)
 VI.運動学習
  1 技能と体力
  2 運動学習の方法
  3 動機づけ
  4 運動学習過程
(3)神経・感覚
 I.神経の興奮伝導
  1 ニューロンの基本構造
  2 神経の興奮と伝導
  3 神経の分類
  4 シナプス結合
 II.中枢神経系
  1 大脳,間脳
  2 脳幹,小脳
  3 脊髄
  4 伝導路
  5 脳室
 III.末梢神経
  1 末梢神経の機能
  2 脳神経
  3 脊髄神経
  4 支配神経
 IV.反射と筋活動
  1 伸張反射
  2 Ib抑制
  3 γループ
  4 相反神経支配
  5 反射中枢
  6 その他
 V.感覚
  1 感覚の分類
  2 皮膚の構造
  3 感覚受容器
  4 特殊感覚
(4)呼吸・循環
 I.呼吸器系
  1 解剖
  2 呼吸運動
  3 肺の血管
  4 肺の血流と換気
  5 呼吸生理
  6 血液ガスデータ
  7 肺容量,フローボリューム曲線
 II.循環器系
  1 心臓の構造
  2 刺激伝導系
  3 心電図の基礎
  4 体循環と肺循環(脈管系)
  5 血管
  6 全身の動脈
  7 全身の静脈
  8 リンパ
  9 循環の調節
  10 血液
(5)消化器・代謝・ホルモン・発生・細胞
 I.消化器系
  1 消化器系の構造と機能
  2 嚥下
  3 食道以下の消化器
 II.排泄(腎臓と泌尿器)
  1 腎臓の役割と構造
  2 尿管〜膀胱〜尿道
 III.代謝
  1 基礎代謝
  2 代謝量の計算
  3 栄養素
  4 体温
 IV.ホルモン
 V.発生
 VI.細胞
  1 細胞の構造
  2 デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)
  3 神経細胞の興奮
第2章 病理学
 I.組織の傷害
  1 細胞傷害
  2 再生と修復
 II.循環障害
 III.血栓・塞栓
 IV.炎症
 V.免疫機構
 VI.疾患と病因
  1 免疫とアレルギー
  2 代謝異常
  3 先天異常
  4 感染症
第3章 人間発達学
 I.keyとなる発達指標
 II.反射・反応
  1 原始反射
  2 生涯残存する反応
  3 反射・反応の中枢
過去問題集
参考図書
索引

はじめに

−本書の特徴と使い方
I 勉強行動の基本原理
 ある行動をした結果よいことが生じると、その行動の出現頻度は増加します。逆に、悪い結果が生じたり変化がなかったりすると、行動は減少します。これは神経生理学に基づく行動の基本原理です。
 これを記憶行動に当てはめてみましょう。
 筋の神経支配を覚えようと、がんばって記憶するとします。その結果、支配神経を流暢に想起できる(すばやく思い出せる)ようになったり、試験でよい成績が得られたりすると(よいこと)、勉強(記憶)をする頻度が増加します。逆に、がんばって記憶したのに筋の名称を思い出せなかったり試験の成績が悪かったりすると(悪い結果)、勉強する頻度は減少していきます。
 また、人は見通しがある状況において、行動にとりかかりやすいという特徴をもっています。明確な見通しとは、やるべきことが明らかで、できそうで、やるとよいことが生じそうな状態です。次ページの2つの例を比べてみましょう。
 いかがでしょうか。「プリント1枚」という見通しのある状況なら勉強行動に取り組みやすいと感じられたのではないでしょうか。
 理学療法士や作業療法士になるためには、解剖学や生理学、運動学、病理学、臨床医学など、膨大な範囲を勉強しなければなりません。これらの教科書は合計で20冊くらいにはなるでしょう。
 それぞれの教科書には、理学療法士・作業療法士に必要な内容が網羅されているはずです。もちろん、国家試験に出題されないような難しい内容も含まれています。この状況は、まさに見通しのない状態です。
 「国家試験は、1年のときからコツコツと勉強を続けていけば大丈夫。」などと正論をいわれても、取り組める人はごくわずかでしょう。
 理学療法士・作業療法士の養成課程では、頑張って勉強しても記憶できない、成績が上がらないという悪い結果を何度も経験します。「このような膨大な量を勉強しなければ理学療法士・作業療法士になれないのか」と思うたびに憂鬱な気持ちになります。頑張らなきゃいけないと思っていても勉強が手につきません。まさに、悪循環です。
 これは個人のやる気の問題ではありません。人の行動の基本原理からくる問題です。そのように脳ができているのです。
 それではどうしたらよいのかというと、勉強すると成功や上達などのよいことが生じるように工夫するのです。そして、ここまで勉強すれば国家試験は大丈夫という明確な見通しをもたせることです。本書では、このような工夫を随所に取り入れました。1年生のときから楽しく勉強ができる。これが本書の最大の特徴です。

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