書籍

イラストでマスター!超音波ガイド下神経ブロックのための局所解剖

監訳 : 小川節郎
ISBN : 978-4-524-26128-4
発行年月 : 2014年10月
判型 : B5変
ページ数 : 140

在庫あり

定価4,860円(本体4,500円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

安全で効果的なエコーガイド下神経ブロック穿刺を行う際の、局所解剖図、体表写真、エコー写真とそのカラーイラストを見開きにて提示。超音波使用の際のコツや合併症を平易に解説。エコー写真とそれを図解したカラーイラストにより、エコー画面を簡単に理解することができる。神経ブロックに必要な局所解剖や正しいプローブの当て方を確実に身に付けたい麻酔科医・整形外科医の必携書。

序章
第1章 上肢
 肩甲上神経
 鎖骨上腕神経叢
 斜角筋間腕神経叢
 鎖骨下腕神経叢
 腋窩腕神経叢
 上腕の橈骨神経
 内側前腕皮神経
 外側前腕皮神経
 肘窩の正中神経
 前腕の正中神経
 前腕の尺骨神経
 前腕の橈骨神経浅枝
 手首の正中神経
 手首の尺骨神経
第2章 下肢
 大腿神経
 外側大腿皮神経
 閉鎖神経
 臀溝の坐骨神経
 膝窩の脛骨神経
 後大腿皮神経
 総腓骨神経
 下腿の伏在神経
 腓腹部の腓腹神経
 下腿の後脛骨神経
 深腓骨神経
 浅腓骨神経
 大腿の伏在神経
 下腿の腓腹神経
 足関節の後脛骨神経
 足関節の腓腹神経
第3章 背部
 腰椎
 腰神経叢
 胸椎
 胸部傍脊椎腔
 頚椎
 後枝内側枝
 仙骨
 腰部硬膜外での超音波
第4章 頭頚部
 大後頭神経
 大耳介神経
 浅頚神経叢
 頚神経叢
 星状神経節
第5章 腹部
 肋骨弓下腹横筋膜面(TAP)
 下腹部腹横筋膜面(TAP)
 腸骨鼡径神経と腸骨下腹神経
 腹直筋鞘神経
 陰部大腿神経
第6章 血管穿刺鈴木孝浩
 内頚静脈
 大腿静脈
 橈骨動脈
 鎖骨下静脈

わが国においても臨床麻酔、ペインクリニック領域で超音波ガイド下神経ブロックの手技が導入され、周術期疼痛管理や痛みの治療に大きく貢献している。様々な麻酔、痛み関係の学会・研究会においても超音波ガイド下神経ブロックのハンズオンワークショップはいずれも満員の盛況であり、この分野への関心の強さを物語っている。このような状況において日本区域麻酔学会が発足して、この分野がさらに発展しようとしている。
 超音波ガイド下神経ブロックを学ぼうとする場合、ハンズオンワークショップにおいて現実の超音波像を見ながら学習することが重要であろうが、もし超音波で映し出される画像とその部の臨床解剖像が同時に確認できたら、学習の能率と超音波像の理解が大きく伸びると考えられる。「原書の序」にも述べられているように、「超音波による画像を確実に理解できれば、皮膚の下にどのような組織が位置しているのかを視覚化できる能力が高まるばかりでなく、そのことによりさらに局所解剖とその超音波像を完全に理解したいという意識を強く持つことになるであろう」と思われる。
 本書は、日常の臨床麻酔や痛みの治療に用いられるほぼすべての神経ブロック手技について、超音波像と局所解剖、および体表図との関係が図解されている。どの項目を見ても、今行おうとしている手技の超音波像とその部の局所解剖が同時に示されており、臨床の現場で非常に役立つ教科書・実践書となっている。臨床の現場においてスキャンされた超音波像がどのような局所解剖と一致しているのかがリアルタイムで確認できるのである。
 また、超音波自体についても詳しい解説がなされている。本書では「序章」の項にまとめられているが、超音波機器の説明から超音波像の基礎や正しい描出のしかた、プローブの当てかた等、非常にわかりやすい記述がされている。
 本書が超音波ガイド下神経ブロックに関わるすべての医療従事者に大きく貢献することを確信している。

平成26年9月
小川節郎