教科書

シンプルシリーズ

シンプル病理学改訂第6版

こちらの商品は改訂版・新版がございます。

編集 : 笹野公伸/岡田保典/安井弥
ISBN : 978-4-524-26087-4
発行年月 : 2010年11月
判型 : B5
ページ数 : 378

在庫なし

定価3,132円(本体2,900円 + 税)

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  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

病理学のエッセンスを凝縮し、コメディカル学生をはじめとして幅広い支持を受けている教科書。総論と臓器別の各論という構成で各コメディカルの国家試験ガイドラインを網羅し、知識を系統的に整理できる。今改訂では、オールカラー化により鮮明な病理組織像の掲載を実現し、好評の「見るべきポイント」の充実および「学習目標」の設定と併せ、一層理解を促す一冊となっている。

I.総論
第1章 病理学とは何か
1-1 われわれはなぜ病理学を学ぶ必要があるのか
1-2 疾患の概念の変遷と近代病理学の確立
1-3 疾患の病因と病理学
●設問

第2章 細胞傷害と細胞増殖
2-1 細胞の微細構造と機能
2-2 細胞増殖と細胞死
 1 細胞の増殖
 2 細胞死−壊死とアポトーシス
2-3 細胞傷害
 1 細胞傷害の原因とその機序
 2 細胞傷害による組織の変化
2-4 遺伝子傷害とその修復
●設問

第3章 組織、細胞の修復と再生
3-1 再生
 1 再生能力
  a.再生能力の強い組織
  b.再生能力の弱い組織
  c.再生能力のない組織
 2 再生の機序
  a.表皮、上皮の再生
  b.間葉系細胞の再生
  c.血管の再生および新生能
  d.血液細胞の再生
3-2 過剰再生
3-3 化生
3-4 創傷治癒
 1 肉芽組織
  a.肉芽組織とは
  b.良い肉芽組織と悪い肉芽組織
 2 瘢痕組織
 3 創傷治癒の様式
  a.創傷治癒の第一相、肉芽組織の形成
  b.創傷治癒の第二相
 4 骨折の治癒
3-5 異物の処理
 1 異物
 2 異物処理
  a.吸収、貪食
  b.器質化
●設問

第4章 循環障害
4-1 局所的循環障害
 1 充血とうっ血
  a.充血とうっ血の違い
  b.うっ血に関連した現象
 2 虚血
 3 血栓症
  a.血栓症の定義
  b.血栓形成の要因
  c.血栓の種類
  d.血栓の転帰(運命)
 4 出血
  a.出血の種類
  b.出血を伴う疾患
  c.出血に関連した事項
 5 塞栓症
  a.塞栓症の種類
  b.塞栓の転帰
 6 梗塞
4-2 全身的循環障害(全身性循環不全)
 1 全身性のうっ血
  a.左心不全
  b.右心不全
 2 ショック
  a.病態生理
  b.ショックの全身臓器にみられる変化
 3 播種性血管内凝固症候群
  a.凝固・線溶系
  b.病態生理
 4 浮腫(水腫)
  a.浮腫(水腫)の原因
  b.浮腫に伴う病理組織像
 5 脱水症
●設問

第5章 炎症
5-1 炎症とは何か
 1 炎症と細胞傷害の違い
 2 炎症の原因
 3 炎症の目的
 4 炎症の徴候
 5 炎症の理解に必要な3要素
 6 炎症に関わる細胞
5-2 急性炎症−炎症の開始とその分子機構
 1 急性炎症における毛細血管の3つの重要な変化
 2 好中球遊走の原理
 3 急性炎症の形態学的分類
 4 急性炎症の転帰
5-3 炎症の全身への影響
 1 急性炎症による全身反応
 2 全身性炎症反応症候群・サイトカインストーム
5-4 持続する炎症(慢性炎症)
 1 慢性炎症の特徴
 2 慢性炎症の原因
 3 慢性炎症におけるマクロファージの機能
 4 肉芽腫性炎症
 5 肉芽腫の形成
 6 肉芽腫の原因
●設問

第6章 感染症
6-1 病原体の種類
6-2 定着と発症、常在菌と病原菌
6-3 感染の成立
 1 病原体の感染力
 2 感染経路
 3 ヒトからヒトへと伝播する感染症(伝染病)、伝播しない病原体
 4 宿主の抵抗性
6-4 感染の体内進展
6-5 病原体の標的細胞、標的臓器
6-6 感染症の経過
6-7 感染防止対策
 1 感染源対策
 2 感染経路対策
 3 感受性宿主対策
6-8 感染防御機構
 1 好中球反応を惹起する病原体
 2 好酸球反応を惹起する病原体
 3 リンパ球浸潤が主たる細胞反応である病原体
 4 肉芽腫反応を惹起する病原体
6-9 中和抗体と持続感染
6-10 日和見感染症
 1 骨髄抑制(好中球減少)
 2 細胞性免疫不全(リンパ球減少)
 3 液性抗体産生不全
 4 局所的な免疫抑制状態
6-11 内因性感染症と外因性感染症
6-12 病原体ないし感染細胞の形態学的特徴
●設問

第7章 免疫機構の異常
7-1 免疫反応の守備範囲は広い
7-2 多種の細胞群、分子群が免疫反応を遂行する
 1 液性免疫、細胞性免疫と抗原特異的反応
 2 免疫担当細胞群
  a.抗原提示細胞
  b.抗原特異的リンパ球
  c.細胞傷害性細胞
  d.清掃細胞
 3 サイトカイン、ケモカインと接着分子
 4 免疫グロブリンと補体
7-3 種々の免疫反応は非自己(変化した自己)を排除する生体防御反応である
 1 移植免疫反応
 2 抗細菌性防御作用
 3 抗ウイルス感染自己細胞性防御作用
 4 抗腫瘍化自己細胞性防御作用
7-4 アレルギー反応は免疫反応の結果、有害な症状が現れる場合を指す
 1 I型アレルギー(アナフィラキシー反応)
 2 II型アレルギー(細胞傷害性反応)
 3 III型アレルギー(免疫複合体反応)
 4 IV型アレルギー(遅延型反応)
 5 V型アレルギー(機能亢進型反応)
7-5 自己免疫疾患では自己成分に対する免疫反応が起こる
 1 免疫寛容と胸腺内T細胞分化
 2 自己免疫疾患
7-6 免疫不全症候群は先天的・後天的な免疫機構の不全状態である
 1 先天性免疫不全症
 2 後天性免疫不全症
●設問

第8章 腫瘍
8-1 腫瘍の概念と命名法
8-2 腫瘍の形態
 1 肉眼的性状
 2 腫瘍の組織構造−実質と間質
8-3 腫瘍細胞の特徴
8-4 腫瘍の組織学的分類
8-5 腫瘍の発生・増殖と発育パターン
8-6 悪性腫瘍の進展と転移
 1 播種
 2 リンパ行性転移
 3 血行性転移
8-7 腫瘍の良性と悪性の鑑別
8-8 腫瘍の分化度
8-9 機能性腫瘍
8-10 腫瘍マーカーと組織マーカー
8-11 腫瘍発生の要因
 1 環境要因(外因)
  a.化学発癌物質
  b.物理的発癌因子
  c.腫瘍ウイルス
  d.慢性炎症
 2 腫瘍素因(内因)
  a.遺伝的素因
  b.ホルモン
  c.免疫
8-12 腫瘍の発生と遺伝子
 1 発癌機序
 2 癌遺伝子
 3 癌抑制遺伝子
8-13 腫瘍と宿主の関係
 1 腫瘍が宿主に及ぼす影響
 2 宿主が腫瘍に及ぼす影響
8-14 癌の病期
 1 早期癌と進行癌
 2 前癌病変と上皮内癌
 3 不顕性癌
8-15 多発癌と重複癌
8-16 癌の病理診断(組織診と細胞診)
8-17 癌の分子病理診断
8-18 腫瘍の組織学的分類−実例
 1 上皮性腫瘍
  a.良性上皮性腫瘍
  b.悪性上皮性腫瘍(癌腫)
 2 非上皮性腫瘍
 3 混合腫瘍と奇形腫
8-19 腫瘍の疫学
●設問

第9章 遺伝と先天異常
9-1 先天異常の病因
9-2 遺伝病
 1 遺伝、遺伝子
  a.DNA
  b.染色体
  c.減数分裂
  d.ゲノムの多様性
 2 遺伝病
  a.遺伝子の異常
  b.遺伝形式
9-3 染色体異常症
 1 染色体数の異常
 2 染色体の構造異常
 3 常染色体異常症の代表的疾患
  a.21トリソミー(ダウン症候群)
  b.18トリソミー
  c.13トリソミー
  d.5番短腕の部分欠失
 4 性染色体異常症の代表的疾患
  a.ターナー症候群
  b.クラインフェルター症候群
 5 隣接遺伝子症候群
  a.22q11.2欠失症候群
9-4 単一遺伝子病
 1 常染色体優性遺伝性疾患
  a.ハンチントン病
 2 常染色体劣性遺伝性疾患
  a.フェニルケトン尿症
 3 X連鎖性遺伝性疾患
  a.デュシャンヌ型筋ジストロフィー
 4 ミトコンドリア病
 5 ゲノム刷り込み現象が関与する疾患
  a.プラダー・ウィリー症候群とアンジェルマン症候群
9-5 遺伝子診断とその応用
 1 遺伝子診断法
  a.細胞学的遺伝子診断法
  b.生化学的遺伝子診断法
  c.分子生物学的遺伝子診断法
 2 遺伝子診断の応用
  a.出生前診断
  b.着床前診断
  c.母体血清マーカー
  d.新生児マス・スクリーニング
  e.発症前診断
  f.保因者診断
9-6 遺伝カウンセリング
●設問

第10章 代謝異常
10-1 細胞傷害に対する細胞の適応(萎縮、肥大、過形成、化生)
10-2 石灰沈着(石灰化)
10-3 細胞外物質沈着
 1 硝子化
 2 アミロイド変性
 3 フィブリノイド変性
 4 ムコイド変性
10-4 細胞内物質沈着
 1 脂肪変性
 2 硝子滴変性
 3 糖原変性
 4 色素沈着
10-5 黄疸
 1 溶血性黄疸
 2 肝細胞性黄疸
 3 閉塞性黄疸
 4 体質性黄疸
10-6 タンパク質代謝異常症(尿毒症、アンモニア血症、アミロイドーシス)
 1 尿毒症
 2 アンモニア血症
 3 アミロイドーシス
10-7 脂質代謝異常症(脂肪肝、粥状硬化症、高脂血症)
 1 脂肪肝
 2 粥状硬化症
 3 高脂血症
10-8 糖質代謝異常症(糖原病、遺伝性ムコ多糖症)
 1 糖原病
 2 遺伝性ムコ多糖症
●設問

第11章 老化
11-1 老化とは
 1 老化の定義
 2 生理的老化と病的老化
  a.生理的老化
  b.病的老化
 3 老化の基本的な4原則
  a.普遍性
  b.内在性
  c.進行性
  d.有害性
 4 個体老化と細胞老化
  a.個体老化
  b.細胞老化
11-2 老化のメカニズム
 1 プログラム説
  a.生物固有の最大寿命の存在
  b.遺伝的早老症の存在
  c.老化を制御していると考えられる種々の実験事実
  d.長寿遺伝子の存在
  e.老化抑制遺伝子の存在
 2 エラー蓄積説
  a.摩耗説
  b.活性酸素説
  c.架橋結合説
  d.誤り説
  e.老廃物蓄積説
  f.自己免疫説
11-3 老化による細胞・臓器の変化
 1 老化に伴う臓器特異的な機能細胞の減少
 2 主要臓器・組織の変化
11-4 細胞を構成する微細構造・物質からみた老化
 1 ミトコンドリアの加齢変化
 2 DNAの加齢変化
  a.DNA損傷の蓄積と突然変異
  b.エピジェネティックな変化
  c.その他のDNA変化
 3 タンパク質の加齢変化
 4 脂質・糖質の加齢変化
 5 アミロイドと老化
  a.アルツハイマー病に伴うアミロイド
  b.全身性老化アミロイド
  c.老化大動脈アミロイド
  d.ホルモン由来アミロイド
11-5 老化と疾患との関連
 1 老化と疾病の相違点
 2 加齢に伴って増加する疾患
 3 老年症候群
 4 老年者の死因
●設問

II.各論
第12章 循環器
12-1 心臓
 1 正常の解剖と生理
 2 適応と心不全
  a.心肥大、心拡張
  b.心萎縮
  c.うっ血性心不全
  d.心室リモデリング
 3 先天性心奇形
  a.心臓の位置異常
  b.心室中隔欠損
  c.心房中隔欠損
  d.ファロー四徴症
  e.大血管転位
  f.大動脈縮窄
 4 弁膜症
  a.リウマチ性心内膜炎
  b.感染性心内膜炎
 5 冠状動脈疾患と虚血性心疾患
  a.概念
  b.発症機序
  c.病理所見と時間経過
  d.合併症
 6 心筋症と心筋炎
  a.心筋症
  b.心筋炎
  c.代謝性疾患
 7 腫瘍
●設問
12-2 血管
 1 血管の構造
 2 動脈硬化症
  a.粥状硬化症
  b.細動脈硬化症
 3 高血圧
  a.血圧の調節機構
  b.高血圧の分類
  c.高血圧性の血管病変
 4 動脈瘤
  a.紡錘状動脈瘤
  b.嚢状動脈瘤
  c.解離性大動脈瘤
 5 血管炎
 6 静脈疾患
  a.静脈瘤
  b.静脈血栓症(血栓性静脈炎)
●設問

第13章 呼吸器
13-1 上気道(鼻、咽頭)
 1 上気道の炎症
 2 ウェゲナー肉芽腫症
 3 喉頭ポリープ(歌手結節)
 4 上気道の腫瘍
13-2 下気道(気管、気管支、肺)
 1 循環障害
  a.肺水腫
  b.肺うっ血
  c.肺動脈血栓塞栓症
  d.肺の出血性梗塞
  e.肺高血圧症
 2 炎症
  a.気管・気管支炎
  b.肺炎
  c.肺結核症
  d.肺膿瘍(肺化膿症)
 3 無気肺
  a.肺拡張不全(新生児無気肺、先天性無気肺、胎児性無気肺)
  b.二次性無気肺(肺虚脱、後天性無気肺)
 4 塵肺症
  a.珪肺
  b.石綿肺(アスベスト肺)
 5 肺気腫
 6 慢性気管支炎
 7 気管支喘息
 8 気管支拡張症
 9 新生児の肺疾患
  a.新生児呼吸窮迫症候群(肺硝子膜症)
  b.新生児肺炎
10 下気道の腫瘍
  a.気管・気管支の腫瘍
  b.原発性肺腫瘍
  c.転移性肺腫瘍
13-3 胸膜
 1 胸水
 2 胸膜炎と膿胸
 3 気胸
 4 胸膜腫瘍
  a.孤在性胸膜線維腫
  b.胸膜悪性中皮腫
13-4 縦隔(胸腺を除く)
 1 奇形
 2 炎症
 3 縦隔腫瘍
●設問

第14章 消化器
A.上部消化管
14-1 消化管の構造と機能
14-2 歯・歯槽の病気
 1 齲歯(虫歯)
 2 歯周病
 3 腫瘍および類縁疾患
  a.歯原性腫瘍
  b.エプーリス
  c.嚢胞
14-3 口腔の病気
 1 奇形(形成異常)
 2 炎症
  a.再発性アフタ性口内炎
  b.感染症
  c.ベーチェット病
 3 白板症
 4 腫瘍
  a.扁平上皮乳頭腫
  b.扁平上皮癌
14-4 唾液腺の病気
 1 炎症
  a.ウイルス性耳下腺炎
  b.シェーグレン症候群
 2 腫瘍および類縁疾患
  a.多形腺腫
  b.ワルチン腫瘍
  c.粘表皮癌
  d.その他の悪性腫瘍
  e.粘液嚢胞
14-5 食道の病気
 1 奇形(形成異常)
 2 マロリー・ワイス症候群
 3 食道静脈瘤
 4 炎症
  a.逆流性食道炎
  b.腐蝕性食道炎
  c.感染症
 5 バレット食道
 6 腫瘍
  a.食道良性腫瘍
  b.食道癌
14-6 胃の病気
 1 奇形(形成異常)
  a.先天性幽門狭窄
  b.異所性膵
 2 炎症
  a.急性胃炎
  b.慢性胃炎
 3 消化性潰瘍
  a.急性潰瘍
  b.慢性潰瘍
 4 腫瘍および類縁疾患
  a.ポリープ
  b.腺腫
  c.胃癌
  d.その他の腫瘍
●設問

B.下部消化管
14-7 腸の病気
 1 発育異常
  a.メッケル憩室
  b.ヒルシュスプルング病
  c.大腸憩室(症)
 2 腸閉塞症(イレウス)
 3 循環障害
  a.虚血性腸病変
  b.痔核
 4 炎症
  a.虫垂炎
  b.抗生物質性腸炎
  c.NSAID腸炎
  d.細菌性腸炎
  e.腸結核
  f.アメーバ赤痢
  g.クローン病
  h.潰瘍性大腸炎
 5 腫瘍様病変
  a.ブルンネル腺過形成
  b.過形成性ポリープ
  c.若年性ポリープ
  d.ポイツ・ジェーガースポリープ
 6 上皮性腫瘍
  a.腺腫
  b.家族性大腸腺腫症
  c.腺癌
  d.カルチノイド腫瘍
 7 非上皮性腫瘍
  a.良性腫瘍
  b.消化管間質腫瘍
  c.悪性リンパ腫
●設問

C.肝臓、胆道、膵臓
14-8 肝臓の構造と機能
14-9 肝臓の循環障害
14-10 ウイルス肝炎
 1 急性肝炎
 2 劇症肝炎
 3 慢性肝炎
14-11 アルコールによる肝臓の障害と薬剤性肝炎
14-12 肝硬変
14-13 肝炎ウイルス以外の肝臓の感染症
 1 肝膿瘍
 2 寄生虫症
14-14 肝臓の代謝障害
 1 ヘモクロマトーシス
 2 ウィルソン病
14-15 肝臓の腫瘍
 1 肝癌
  a.肝細胞癌(ヘパトーマ)
  b.胆管細胞癌(肝内胆管癌)
  c.肝芽腫
  d.転移性肝癌
 2 非上皮性腫瘍
14-16 胆道の病気
 1 胆道の先天異常
 2 胆石症
 3 胆嚢炎
 4 肝外胆管癌と胆嚢癌
14-17 膵臓の病理
 1 急性膵炎と慢性膵炎
  a.急性膵炎
  b.慢性膵炎
 2 膵臓の腫瘍
  a.膵癌(膵管癌)
●設問

第15章 内分泌系
15-1 内分泌疾患を知るための予備知識
 1 内分泌(ホルモン)とは何か
 2 ホルモンはわれわれの体でどうやって作用しているのか−ホルモンの作用機序
 3 ホルモン機能亢進症と機能低下症とは−ホルモンが多すぎたり少なすぎたりすると、われわれの体はどうなるのか
 4 ホルモン分泌はどうやって調整されているか
15-2 視床下部と下垂体
 1 視床下部-下垂体とは
 2 視床下部-下垂体はどこにあり、何の働きをしているのか
 3 視床下部の疾患
 4 下垂体後葉の疾患
 5 下垂体前葉の疾患
  a.ホルモン過剰症(機能亢進症)
  b.下垂体前葉ホルモン欠乏症・不応症
  c.下垂体腺腫
15-3 甲状腺
 1 甲状腺はどこにあり、何の働きをしているのか
 2 甲状腺の疾患
  a.甲状腺腫−甲状腺の過形成
  b.甲状腺の炎症性疾患
  c.甲状腺の腫瘍
  d.甲状腺の機能亢進症(甲状腺ホルモン過剰症)
  e.甲状腺の機能低下症(クレチン病)
15-4 副甲状腺
 1 副甲状腺とは
 2 副甲状腺はどこにあり、何の働きをしているのか
 3 副甲状腺の疾患
  a.過形成
  b.腫瘍
15-5 副腎
 1 副腎とは
 2 副腎皮質
  a.副腎皮質はどこにあり、何の働きをしているのか
 3 副腎皮質疾患
  a.副腎皮質機能亢進症
  b.副腎皮質の器質的病変
  c.副腎皮質機能低下症(アジソン病)
 4 副腎髄質
  a.副腎髄質はどこにあり、何の働きをしているのか
  b.腫瘍
15-6 膵臓ランゲルハンス島
 1 膵臓ランゲルハンス島とは
 2 膵臓ランゲルハンス島はどこにあり、何の働きをしているのか
 3 膵臓ランゲルハンス島の疾患
  a.糖尿病
  b.膵島腫瘍
15-7 遺伝的に発症する内分泌腺の疾患
 1 多発性内分泌腫瘍
  a.MEN I 型
  b.MEN II A型
  c.MEN II B型
●設問

第16章 造血系
16-1 骨髄
 1 血球の発生と分化・成熟
 2 赤血球の異常
  a.貧血とは
  b.貧血の症状
  c.貧血の分類
 3 白血球の異常
  a.白血球増加症
  b.白血球減少症
  c.好中球機能異常症
 4 出血性素因、血小板の異常および凝固・線溶系の異常
  a.特発性血小板減少性紫斑病
  b.血友病
 5 骨髄系細胞の腫瘍性増殖疾患
  a.白血病とは
  b.白血病の分類
16-2 リンパ節
 1 リンパ節疾患とは
 2 リンパ節の炎症性・反応性疾患
  a.結核性リンパ節炎
  b.サルコイドーシス
  c.伝染性単核細胞症
 3 リンパ節の腫瘍性疾患
  a.悪性リンパ腫とは
  b.非ホジキンリンパ腫
  c.ホジキンリンパ腫
 4 形質細胞腫瘍
  a.多発性骨髄腫
 5 組織球系細胞の増殖症
  a.ランゲルハンス細胞組織球症
  b.血球貪食症候群
 6 転移性腫瘍
16-3 脾臓
 1 アミロイドーシス
 2 梗塞
 3 脾機能亢進症と脾腫
 4 腫瘍
16-4 胸腺
 1 過形成
 2 腫瘍
●設問

第17章 泌尿器系
17-1 腎臓の構造と機能
 1 腎臓の肉眼解剖
 2 ネフロンの構造と機能
17-2 腎臓の病気の特徴と考え方
 1 腎臓における2つの炎症−腎盂腎炎と糸球体腎炎
 2 血尿とタンパク尿
 3 腎不全(急性腎不全と慢性腎不全)とはどのような状態か
17-3 代表的な原発性糸球体疾患(糸球体腎炎および関連病変)
 1 急性糸球体腎炎
  a.びまん性管内増殖性糸球体腎炎(溶連菌感染後急性糸球体腎炎)
 2 急速進行性糸球体腎炎
  a.びまん性半月体形成性糸球体腎炎(管外増殖性糸球体腎炎)
 3 慢性糸球体腎炎
  a.微小糸球体変化(軽度糸球体異常群、リポイドネフローシス)
  b.巣状分節性糸球体硬化病変(主として巣状分節性糸球体硬化症)
  c.膜性糸球体腎炎(膜性腎症)
  d.膜性増殖性糸球体腎炎
  e.IgA腎症
17-4 全身性疾患の一部としてみられる続発性糸球体腎炎、腎疾患
 1 糖尿病性腎症
 2 腎糸球体線維沈着症
 3 ループス腎炎
17-5 腎腫瘍
 1 腎細胞癌
 2 血管筋脂肪腫
 3 腎芽細胞腫(ウィルムス腫瘍)
17-6 尿路腫瘍(腎盂尿管癌と膀胱癌)
17-7 尿路結石
17-8 尿路の炎症性疾患
 1 腎盂腎炎
 2 膀胱炎
●設問

第18章 生殖器
A.女性生殖器、乳腺
18-1 外陰部の病気
 1 外陰炎
 2 外陰部の類腫瘍病変
  a.尖圭コンジローマ
 3 外陰部の悪性腫瘍
  a.異形成および上皮内癌
  b.扁平上皮癌
  c.乳房外パジェット病
18-2 腟の病気
 1 腟炎
 2 腟の類腫瘍病変
  a.尖圭コンジローマ
 3 腟の悪性腫瘍
  a.異形成および上皮内癌
  b.扁平上皮癌
18-3 子宮頸部の病気
 1 子宮頸管炎
 2 子宮頸部の類腫瘍病変
  a.尖圭コンジローマ
  b.子宮頸管ポリープ
 3 子宮頸部の前癌性病変および悪性腫瘍
  a.異形成、上皮内癌/子宮頸部上皮内腫瘍/扁平上皮内病変
  b.子宮頸癌
18-4 子宮体部の病気
 1 子宮内膜炎
 2 機能性出血
 3 子宮内膜の類腫瘍病変
  a.子宮内膜ポリープ
  b.子宮腺筋症
  c.子宮内膜症
 4 子宮内膜の前癌性病変と悪性腫瘍
  a.子宮内膜増殖症
  b.子宮体癌(子宮内膜癌)
  c.上皮・間質性混合腫瘍
 5 子宮筋層に起こる腫瘍
  a.平滑筋腫(子宮筋腫)
  b.平滑筋肉腫
  c.子宮内膜間質肉腫
18-5 妊娠に関連した病気と絨毛性腫瘍
  a.子宮外妊娠(外妊)
  b.絨毛性腫瘍
18-6 卵巣・卵管の病気
 1 卵巣・卵管の類腫瘍病変
  a.子宮内膜症
 2 卵巣腫瘍
  a.表層上皮性・間質性腫瘍
  b.性索間質性腫瘍
  c.胚細胞腫瘍
  d.その他の腫瘍
18-7 乳腺の病気
 1 乳腺炎
 2 線維嚢胞性変化(いわゆる乳腺症)
 3 乳癌
  a.非浸潤癌
  b.浸潤癌
  c.パジェット病(乳房パジェット病)
 4 乳癌以外の良性腫瘍
  a.乳管内乳頭腫
  b.線維腺腫
  c.葉状腫瘍(葉状嚢胞肉腫)
 5 男性の乳腺疾患
  a.女性化乳房症
●設問

B.男性生殖器
18-8 男性生殖器の構造と機能
18-9 精巣(睾丸)と精巣上体(副睾丸)の病気
 1 停留精巣
 2 精巣炎と精巣上体炎
 3 精巣の腫瘍
  a.胚細胞腫瘍
  b.その他の腫瘍
18-10 前立腺の病気
 1 前立腺炎
 2 前立腺肥大症
 3 前立腺癌
●設問

第19章 運動器
19-1 骨・軟骨の構造と機能
19-2 骨・軟骨の病気
 1 骨系統疾患
 2 代謝障害
  a.骨萎縮
  b.骨粗鬆症
  c.くる病と骨軟化症
  d.副甲状腺機能亢進症(線維性骨炎、骨のフォン・レックリングハウゼン病)
 3 無腐性骨壊死
 4 骨折
 5 骨髄炎
  a.化膿性骨髄炎
  b.その他
 6 腫瘍様病変
  a.線維性骨異形成症
  b.骨嚢腫
  c.ランゲルハンス細胞組織球症
 7 骨腫瘍
  a.軟骨性腫瘍
  b.骨性腫瘍
  c.その他の骨腫瘍
  d.転移性骨腫瘍
19-3 関節の構造と機能
19-4 関節の病気
 1 先天性疾患
  a.二分脊椎
  b.脊柱の彎曲
 2 痛風
 3 変性疾患
  a.変形性関節症
  b.変形性脊椎症
  c.椎間板ヘルニア
  d.後縦靱帯骨化症
  e.五十肩(凍結肩、肩関節周囲炎)
  f.その他
 4 関節炎
  a.細菌性関節炎
  b.関節リウマチ
 5 外傷
  a.関節捻挫と靱帯損傷
  b.脱臼
  c.椎体の骨折
 6 腫瘍および腫瘍様病変
  a.良性腫瘍および腫瘍様病変
  b.滑膜肉腫
  c.転移性腫瘍
19-5 筋の構造と機能
19-6 筋、腱、末梢神経の病気
 1 筋萎縮
 2 重症筋無力症
 3 筋・腱の損傷
 4 末梢神経損傷(絞扼性末梢神経損傷)
 5 切断
 6 筋拘縮
 7 化骨性筋炎
 8 腱鞘炎
 9 多発性筋炎、皮膚筋炎
10 軟部腫瘍および腫瘍様病変
  a.良性腫瘍
  b.悪性腫瘍
●設問

第20章 皮膚
20-1 皮膚疾患を知るための予備知識
 1 皮膚の構造
 2 皮膚病変で用いられる用語
  a.臨床的用語
  b.病理組織学的用語
20-2 炎症性皮膚疾患
 1 苔癬型組織反応パターン
 2 乾癬様組織反応パターン
 3 海綿状組織反応パターン
 4 水疱性組織反応パターン
 5 肉芽腫性組織反応パターン
 6 血管病変性組織反応パターン
20-3 感染症
 1 細菌感染症
 2 真菌感染症
 3 ウイルス感染症
20-4 皮膚腫瘍
 1 上皮性腫瘍
  a.ケラチノサイト系腫瘍
  b.皮膚付属器腫瘍
 2 メラノサイト系腫瘍(母斑を含む)
 3 間葉系腫瘍
  a.線維性
  b.血管性
  c.その他
20-5 その他の重要な皮膚疾患
●設問

第21章 小児病理
21-1 肺
 1 肺の発達
 2 新生児呼吸窮迫症候群(肺硝子膜症)
21-2 肝臓
 1 胆道閉鎖症
 2 新生児肝炎
21-3 消化器
 1 食道閉鎖
 2 横隔膜ヘルニア
 3 メッケル憩室
 4 ヒルシュスプルング病
21-4 小児腫瘍
 1 神経芽腫群腫瘍
 2 腎芽細胞腫
 3 肝腫瘍
 4 胚細胞腫瘍
 5 骨肉腫
 6 横紋筋肉腫
 7 網膜芽細胞腫
 8 脳腫瘍
 9 白血病
 10 悪性リンパ腫
●設問

第22章 脳・神経系
22-1 中枢神経系
 1 発生異常
  a.先天性水頭症
  b.神経管閉鎖異常
  c.その他の中枢神経系奇形
 2 脳浮腫と脳ヘルニア
  a.脳浮腫
  b.脳ヘルニア
 3 脳血管障害
  a.脳梗塞
  b.脳出血
  c.くも膜下出血
  d.脳静脈洞血栓症
  e.脳血管性認知症
 4 頭部外傷
  a.頭蓋骨骨折
  b.頭蓋内血腫
  c.脳挫傷
  d.びまん性軸索損傷
 5 感染症
  a.ウイルス感染症
  b.細菌感染症
  c.真菌感染症
  d.原虫感染症
  e.プリオン病
 6 脱髄疾患
 7 代謝性疾患
 8 栄養障害・中毒症
 9 変性疾患
  a.アルツハイマー型認知症
  b.パーキンソン病
  c.ピック病
  d.運動ニューロン病
  e.多系統萎縮症
  f.トリプレットリピート病
10 脳腫瘍
  a.神経上皮性腫瘍
  b.髄膜腫瘍
  c.胚細胞腫瘍
  d.その他の腫瘍
22-2 脊髄
 1 脊髄空洞症
 2 脊髄血管障害
 3 脊髄外傷
 4 脊髄腫瘍
22-3 末梢神経系
 1 末梢神経の病的変化
 2 末梢神経の再生
 3 末梢性ニューロパチー
 4 末梢神経腫瘍
  a.神経鞘腫
  b.神経線維腫とフォン・レックリングハウゼン病
  c.悪性末梢神経鞘腫
●設問

第23章 病理組織細胞診断
23-1 病理組織細胞診断と現在医療における意義
 1 病理組織診断とその意義
 2 細胞診診断とその意義
 3 病理解剖とその意義
  a.系統解剖
  b.司法解剖
  c.行政解剖
  d.病理解剖
23-2 病理組織細胞診断/検査および病理解剖の実際
 1 病理組織診断の実際
  a.標本の切り出し(外科手術標本などの場合)
  b.標本の固定
  c.脱水、包埋
  d.薄切、ガラススライドにのせる
  e.脱パラフィン、染色、脱水、封入
  f.病理組織診断と報告
 2 術中迅速組織診断の実際
  a.標本の採取
  b.標本の作製
  c.病理診断科の病理専門医による診断
 3 細胞診診断の実際
  a.細胞検体の採取
  b.標本の処理と染色
  c.封入と検鏡
 4 病理解剖(剖検)の実際
  a.患者の遺族からの病理解剖の承諾
  b.剖検室への遺体の搬入
  c.剖検の実施
  d.組織標本の作製
●設問

付1.病理組織診断、細胞診診断に用いられる主な染色法の解説
付2.主要略語
索引

病理学は疾患の基本を扱うことから、分野を問わず医療に従事する者にとっては欠かすことのできない学問体系である。また近年の医療分野の裾野の広がりから、従来よりもさらに多くの領域で病理学を習得する必要性が生じてきている。しかし病理学は他の基礎医学と比較するとすべてのヒト疾患をカバーしなくてはならず、その範囲がきわめて広い。また疾患名や病気のプロセスなどで難解な用語が使われることもあり、学生にとっては必ずしもとっつきやすい学問とはいえない一面を有していることは否めない。しかし病理学を正しく理解していないと、実際の疾患の病態の理解が難しいばかりでなく、患者に対して正しい診断、治療を行うこともままならない。このため、如何にして病理学をわかりやすく教授するかということが、現在種々の領域において病理学を教える者に対して求められている。
 「シンプル病理学」は1990年に初版が発行され、主にコメディカルを対象に、病理学を教える一助となる教科書として多くの学生の支持を得てきた。また近年、この「シンプル病理学」はコメディカルばかりではなく、6年制となった薬学部、歯学部および医学部の講義でも広く利用されている。2004年改訂の第4版では編集体制を一新し、執筆者の多くも陣容を変え全国からその領域の専門家に依頼し、全体を大きく見直して大幅な改訂を行った結果、全国の多くの教員、学生の支持を得るにいたった。また改訂第5版では、さらに看護師、管理栄養士、臨床検査技師、柔道整復師の国家試験出題基準をすべて網羅した初めての病理学の教科書を実現した。病理学の年間講義数の限られた種々のコメディカルを対象とする講義を担当している全国の教官、および学生の意見を取り入れ、記述内容を厳選しミニマムエッセンシャルに絞り、コンパクトで使いやすいものとなった。これにより、本書は現在シンプルシリーズの教科書の中でももっとも評価の高い書籍のひとつに位置づけられている。
 この改訂第5版をさらに発展させた今回の「シンプル病理学改訂第6版」では、理学療法士・作業療法士の国家試験出題基準にも対応し、書籍内のすべての図をカラー画像としながらも価格を据え置き、病理学を学ぶ学生にとってさらに使いやすいものにしてある。とくに、実際の臨床においてみられる疾患の病理像をその解説を含めて充実させたことで、病気の画像を重視する種々の教育課程における学生にとって、疾患への理解を深めるのに非常に良い入門書となった。また何回かの改訂を経て本書の読者対象はさらに広がったが、改訂第6版においては「病理学の基礎を学ぶために最適な教科書」という本書の位置づけがよりいっそう高まったものと自負している。
2010年11月
笹野公伸
岡田保典
安井弥