教科書

看護学テキストNiCE

老年看護学技術改訂第2版

最後までその人らしく生きることを支援する

  • 新刊

編集 : 真田弘美/正木治恵
ISBN : 978-4-524-25902-1
発行年月 : 2016年9月
判型 : B5
ページ数 : 480

在庫あり

定価3,456円(本体3,200円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

高齢者への看護実践に必要な解剖・病態生理の知識から学び、アセスメント・介入・評価の方法を、根拠をもってまとめたテキスト。生活機能に関する加齢変化や、高齢者に特徴的な老年症候群が、高齢者の生活にどのような影響をもたらすのかという視点で看護過程を解説。また、代表的な疾患の事例を通して、治療や健康レベルに応じた看護技術の展開を具体的に提示。演習問題・練習問題も増えてさらに充実。「老年看護」の実践方法を体系立てて学べる一冊。

第I章 現代の高齢者とその理解
  A.高齢者の発達的特徴
   1 老化とは
   2 老年期の発達と成長
  B.高齢者と環境
   1 環境に対する反応
   2 高齢者を取り巻く社会的環境
  C.高齢者の健康
   1 生活不活発病(廃用症候群)
   2 老年症候群
   3 老年病
  D.高齢者の看護
   1 老年看護の理論と原則
   2 老年看護の特徴
   3 老年看護の目標
   4 老年看護を構成する要素
   5 老年看護の技術
第II章 老年看護の基本技術−ヘルスアセスメント
  A.ヘルスアセスメントとは
   1 老年看護におけるヘルスアセスメントの意義
   2 高齢者の示す症状の特徴
  B.ヘルスアセスメントの実際
   1 高齢者への面接の進め方
   2 面接の構造と老年看護におけるポイント
   3 身体所見のとり方と老年看護におけるポイント
   4 看護問題の確定と看護計画の立案
   5 高齢者総合機能評価
第III章 高齢者の生活と看護−加齢変化とフィジカルアセスメントの技術
 1.呼吸
  A.基礎知識
   1 高齢者における呼吸とは
   2 成人の呼吸器の構造と機能
   3 高齢者の呼吸の特徴
   4 高齢者の呼吸機能に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
   5 看護技術が高齢者に及ぼす影響
 2.食事
  A.基礎知識
   1 高齢者における食事とは
   2 成人の消化器の構造と機能
   3 高齢者の摂食機能の特徴
   4 高齢者の摂食機能に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
   5 看護技術が高齢者に及ぼす影響
 3.排泄
  高齢者における排泄とは
 3-1 排尿
  A.基礎知識
   1 成人の下部尿路の構造と機能
   2 高齢者の下部尿路の特徴
   3 高齢者の下部尿路機能に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
 3-2 排便
  A.基礎知識
   1 成人の直腸・肛門管の構造と機能
   2 高齢者の直腸・肛門管の特徴
   3 高齢者の排便機能に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
 4.動作と移動
  A.基礎知識
   1 高齢者における動作と移動とは
   2 成人の筋骨格系・脳神経系の構造と機能
   3 高齢者の動作と移動の特徴
   4 高齢者の動作・移動能力に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
   5 看護技術が高齢者に及ぼす影響
 5.睡眠
  A.基礎知識
   1 高齢者における睡眠とは
   2 成人の睡眠の構造と機能
   3 高齢者の睡眠の特徴
   4 高齢者の睡眠に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
   5 看護技術が高齢者に及ぼす影響
 6.体温
  A.基礎知識
   1 高齢者における体温調節とは
   2 成人の体温調節の構造と機能
   3 高齢者の体温調節の特徴
   4 高齢者の体温調節に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
 7.清潔
  A.基礎知識
   1 高齢者における皮膚の清潔とは
   2 成人の皮膚の構造と機能
   3 高齢者の皮膚の特徴
   4 高齢者の皮膚保護機能に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
   5 看護技術が高齢者に及ぼす影響
 8.コミュニケーション
  A.基礎知識
   1 高齢者のコミュニケーションとは
   2 コミュニケーションとは
   3 高齢者のコミュニケーションの特徴
   4 高齢者のコミュニケーションに影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
   5 看護技術が高齢者に及ぼす影響
 9.性
  A.基礎知識
   1 高齢者における性とは
   2 成人における性の構造と機能
   3 高齢者の性の特徴
   4 高齢者の性機能に影響する要因
  B.看護実践の展開
   1 アセスメント
   2 目標
   3 介入
   4 評価
第IV章 高齢者に特徴的な症状と看護−老年症候群
 1.起立・歩行障害
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 起立・歩行障害を予防する
   2 起立・歩行障害を改善する
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(1))
 2.感覚機能障害
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 白内障を予防する
   2 白内障を治す
   3 老人性難聴を予防する
   4 老人性難聴を治す
   5 感覚機能障害のある高齢者の安全に配慮した環境への支援
   6 感覚機能障害を代償する日常生活の自立に向けた支援
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(2))
 3.摂食・嚥下障害
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 摂食・嚥下障害を予防する
   2 摂食・嚥下障害を改善する
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(3))
 4.脱水
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 脱水を予防する
   2 脱水を改善する
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(4))
 5.低栄養
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 低栄養を予防する
   2 低栄養を改善する
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(5))
 6.皮膚掻痒感
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的機序
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 皮膚掻痒症を予防する
   2 皮膚掻痒症を治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(6))
 7.痛み
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 痛みを予防する
   2 痛みを緩和する
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(7))
 8.褥瘡
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 褥瘡を予防する
   2 褥瘡を治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(8))
 9.尿失禁
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
  B.看護実践の展開
   1 尿失禁を予防する(一過性尿失禁を回避する)
   2 尿失禁を改善する
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(9))
 10.便秘・下痢
 10-1 便秘
  A.基礎知識
   1 定義
   2 病態と生理学的特徴
   3 主な症状と生活への影響
   4 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 便秘を予防する
   2 便秘を治す
 10-2 下痢
  A.基礎知識
   1 定義
   2 病態と生理学的特徴
   3 主な症状と生活への影響
   4 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 下痢を予防する
   2 下痢を治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(10))
 11.不眠
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 不眠を予防する
   2 不眠を治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(11)・(12))
 12.うつ
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護の実践の展開−予防と治療
   1 うつ病性障害を予防する
   2 うつ病性障害を治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(13))
 13.寝たきり
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 寝たきりを予防する
   2 寝たきりを治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(14))
 14.せん妄
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 せん妄を予防する
   2 せん妄を治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(15))
 15.転倒
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(発生率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 転倒に伴って生じる身体的損傷と心理面への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 病院・施設高齢者の転倒を予防する
   2 転倒発生時のケアを行う
   3 再転倒を予防する
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(16))
 16.骨折
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(発生率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 骨折を予防する
   2 骨折を治す
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(17))
 17.感染症
  A.基礎知識
   1 定義
   2 疫学(有病率)
   3 病態と生理学的特徴
   4 主な症状と心身および社会生活への影響
   5 対処の方法(セルフケアの視点から)
  B.看護実践の展開−予防と治療
   1 肺炎
   2 尿路感染
   3 疥癬
   4 感染性胃腸炎
  C.実践におけるクリティカル・シンキング(演習(18))
第V章 高齢者に特徴的な疾患と看護−事例による展開
 1.急性期の看護(胃がん)
  事例(1) Aさん(80歳,男性)
  A.胃がんとは
   1 疫学
   2 病態・生理
   3 危険因子
   4 臨床症状
   5 診断
   6 治療
  B.胃がん術後(周手術期)の急性期の看護
   1 胃がんの高齢者への理解
   2 看護の目標
   3 アセスメントの視点(Aさんの場合)
   4 看護問題の明確化
   5 看護介入の技術
   6 評価
 2.リハビリテーション看護(大腿骨頸部骨折)
  事例(2) Bさん(75歳,女性)
  A.大腿骨頸部骨折とは
   1 疫学
   2 病態
   3 危険因子
   4 臨床症状
   5 診断
   6 治療
  B.大腿骨頸部骨折のリハビリテーション看護
   1 大腿骨頸部骨折の高齢者への理解
   2 看護の目標
   3 アセスメントの視点(Bさんの場合)
   4 看護問題の明確化
   5 看護介入の技術
   6 評価
 3.慢性期の看護(慢性閉塞性肺疾患)
  事例(3) Cさん(71歳,男性)
  A.慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは
   1 疫学
   2 病態・生理
   3 危険因子
   4 臨床症状
   5 診断
   6 治療
  B.慢性閉塞性肺疾患(COPD)の看護
   1 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の高齢者への理解
   2 看護の目標
   3 アセスメントの視点(Cさんの場合)
   4 看護問題の明確化
   5 看護介入の技術
   6 評 価
 4.認知機能障害の看護(アルツハイマー病)
  事例(4) Dさん(80歳,女性)
  A.アルツハイマー病とは
   1 疫学
   2 病態・生理
   3 危険因子
   4 臨床症状
   5 診断
   6 治療
  B.アルツハイマー病の看護
   1 アルツハイマー病の高齢者への理解
   2 看護の目標
   3 アセスメントの視点(Dさんの場合)
   4 看護問題の明確化
   5 看護介入の技術
   6 評価
 5.緩和ケア(大腸がん)
  事例(5) Eさん(70歳,女性)
  A.大腸がんとは
   1 疫学
   2 病態・生理
   3 危険因子
   4 臨床症状
   5 診断
   6 治療
  B.進行・終末期大腸がんの緩和ケア
   1 進行・終末期大腸がんの高齢者への理解
   2 看護の目標
   3 アセスメントの視点(Eさんの場合)
   4 看護問題の明確化
   5 看護介入の技術
   6 評価
 6.パーキンソン病の看護
  事例(6) Fさん(72歳,男性)
  A.パーキンソン病とは
   1 疫学
   2 病態
   3 危険因子
   4 臨床症状
   5 診断
   6 治療
  B.パーキンソン病の看護
   1 パーキンソン病の高齢者への理解
   2 看護の目標
   3 アセスメントの視点(Fさんの場合)
   4 看護問題の明確化
   5 看護介入の技術
   6 評価
 7.薬物療法を受ける高齢者の看護
  事例(7) Gさん(87歳,男性)
  A.病態と治療
   心筋梗塞とは
  B.薬物療法を受ける高齢者への看護
   1 高齢者に起こりうる薬物有害事象への理解と予防
   2 薬物管理上の看護の目標
   3 薬物管理上の視点(Gさんの場合)
   4 薬物管理とアドヒアランスへの援助
  事例(8) Hさん(77歳,男性)
  C.病態と治療
   1 重症筋無力症とは
   2 蜂窩織炎とは
  D.薬物療法を受ける高齢者への看護
   1 薬物管理上の視点(Hさんの場合)
   2 薬物管理とアドヒアランスへの援助
第VI章 老年看護技術の新たな動向と課題
 1.感染症をめぐる最近の動向と課題
  A.新興・再興感染症と老年看護のあり方
   1 新興・再興感染症とは
   2 医療現場での留意点
  B.新型インフルエンザとパンデミックに対する老年看護のあり方
   1 パンデミックとは.新型インフルエンザA(H1N1)を例として
   2 パンデミックに対する老年看護の現場での備え
 2.老年看護技術の新たな動向と課題
  A.エコーを用いる
   1 褥瘡のアセスメント
   2 排尿のアセスメント
   3 静脈留置カテーテルのアセスメント
  B.サーモグラフィを用いる
   1 褥瘡のアセスメント
   2 糖尿病足病変のアセスメント
   3 静脈留置カテーテルのアセスメント
付録 評価スケール・アセスメントツール
 付録1 バーセルインデックス(Barthel Index)
 付録2 カッツインデックス(Katz Index)
 付録3 IADL尺度
 付録4 老研式活動能力指標
 付録5 FIM(機能的自立度評価表)
 付録6 障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準
 付録7 認知症高齢者の日常生活自立度判定基準
 付録8 HDS.R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)
 付録9 MMSE(簡易精神機能検査)
 付録10 FAST(Functional Assessment Staging)
 付録11 NRS(数字評価尺度)
 付録12 VAS(視覚アナログ尺度)
 付録13 フェイス・スケール
 付録14 日本語版アビー(Abbey)痛みスケール(APS.J)
 付録15 ジャパン・コーマ・スケール(JCS)
 付録16 GDS-15
 付録17 日本語版GDS-5
 付録18 ボルグ(Borg)スケール
演習問題 解答への視点
練習問題 解答と解説
索引

はじめに

 本書は、高齢者への看護実践に必要な解剖・病態生理から学び、アセスメント・介入・評価の方法について根拠をもってまとめたテキストとして、2011年に初版を刊行し、早5年が経過した。この間、少子超高齢社会はますます加速し、病気を抱えながら生活する人々が増加した。「生活」だけでなく、「治療」も含めて患者を捉え、身体と心の状態の変化を予測しながら必要なケアを提供する看護職への期待はさらに大きいものになっている。
 このような社会背景を受け、今回の改訂では、高齢者の「治療」の中でもっとも頻繁に行う薬物療法への理解を深めるために、第V章「7。薬物療法を受ける高齢者の看護」を事例により展開した。さらに、最新の治療方法を紹介すべく、可能な限り、各学会のガイドラインの更新などを反映した。
 また、平成26年の看護師国家試験出題基準改定に対応するため、第IV章「16。骨折」の項目を新たに追加した。さらに、看護基礎教育における知識を身につけ、基礎から応用への考え方を深めるべく、第IV章の全項目に演習問題を掲載、第III、IV、V章の全項目に練習問題を掲載したのでぜひ活用されたい。
 誰もが幸せに老いることのできる社会の実現を目指した老年看護というコンセプトは、今回の改訂においても変わりない。高齢者の自己実現の大切さが多くの学生に伝わることを願っている。
 最後に、本書の企画にご賛同いただいた執筆者の方々、改訂にご尽力いただいた南江堂の皆様に改めて感謝を申し上げるとともに、本書が老年看護の質をより一層高めることに寄与できれば幸いである。

2016年7月
真田弘美
正木治恵