教科書

看護学テキストNiCE

看護理論改訂第2版

看護理論20の理解と実践への応用

編集 : 筒井真優美
ISBN : 978-4-524-25728-7
発行年月 : 2015年9月
判型 : B5
ページ数 : 290

在庫あり

定価2,376円(本体2,200円 + 税)

  • 商品説明
  • 主要目次
  • 序文

看護実践の支えとなる代表的な20の理論を読み解くテキストの改訂第2版。理論家の人物像や彼らの生きた時代背景から解説し、理論が打ち立てられるまでの過程と理論の枠組みをやさしく学ぶことができる。事例を通じて、看護理論を用いた具体的な実践方法を示すことで臨床現場での応用に結びつける思考力を育む。今改訂では初学者へ配慮したていねいな記述を徹底し、情報もアップデート。より学びやすいテキストとなった。

はじめに
第I章 総論
 1.理論とは
  A.理論の定義
   1●理論と概念モデル
   2●理論とは何か
   3●理論の構成要素
  B.用語の定義
  C.理論の種類
   1●広範囲理論
   2●小範囲理論
   3●中範囲理論
  D.理論の説明
   1●構成要素
   2●機能要素
 2.理論の評価
  A.理論の評価モデル
  B.理論の分析
   1●理論家の紹介
   2●理論の源泉
   3●理論の概要
  C.理論のクリティーク
   1●一貫性(consistency)
   2●簡明性(simplicity)
   3●有用性(usefulness)
   4●その他
 3.看護理論の歴史と動向
  A.職業としての看護の誕生
  B.世界に広がる看護教育
  C.看護の高等教育化と研究
  D.看護理論の開発
  E.看護独自の方法論の開発に向けて
  F.日本の看護学の発展と米国看護の及ぼした影響
第II章 各論:看護理論20の理解と実践への応用
 1.フロレンス・ナイチンゲール Florence Nightingale(1820-1910)
 2.ヴァージニアA.へンダーソン Virginia A.Henderson(1897-1996)
 3.アーネスティン・ウィーデンバック Ernestine Wiedenbach(1900-1998)
 4.ヒルデガードE.ぺプロウ Hildegard E.Peplau(1909-1999)
 5.マーサE.ロジャーズ Martha E.Rogers(1914-1994)
 6.ドロセアE.オレム Dorothea E.Orem(1914-2007)
 7.ドロシーE.ジョンソン Dorothy E.Johnson(1919-1999)
 8.マイラE.レヴァイン Myra E.Levine(1920-1996)
 9.フェイG.アブデラ Faye Glenn Abdellah(1922- )
 10.アイモジンM.キング Imogene M.King(1923-2007)
 11.アイダJ.オーランド Ida J.Orlando(1926-2007)
 12.ジョイス・トラベルビー Joyce Travelbee(1926-1973)
 13.マドレーヌM.レイニンガー Madeleine M.Leininger(1925-2012)
 14.マーガレット・ニューマン Margaret A.Newman(1933- )
 15.シスター・カリスタ・ロイ Sister Callista Roy(1939- )
 16.マールH.ミッシェル Merle H.Mishel(1940- )
 17.ローズマリー・リゾ・パースィ Rosemarie Rizzo Parse(1940- )
 18.ジーン・ワトソン Jean Watson(1940- )
 19.ノラJ.ペンダー Nola J.Pender(1941- )
 20.パトリシア・ベナー Patricia Benner(1943- )
付録
 付録1 本書における看護理論家一覧
 付録2 看護の歴史
索引

はじめに

 2007年に初版を発行して以来、看護理論には様々な変化が起こっています。キング、レイニンガーなどの偉大な理論家が亡くなり、欧米における看護理論関係の出版物ではヘンダーソン、アブデラ、オーランド、トラベルビーなどの理論家が詳細に取り上げられることは少なくなり、中範囲理論が増加しました。しかし、日本においてヘンダーソン、トラベルビーなどは実習、教育、研究で活用され、看護実践に影響を与え続けています。
 看護学・看護科学は実践科学であり、人間の健康と安寧を対象にしていることは、多くの看護学者によって明らかにされています(筒井、2015)。看護実践をより良いものに導き、人々により良いケアを提供するために、看護学・看護科学の知識体系が発展しました。看護学・看護科学の知識体系には実践を記述し、説明し、より良い結果を予測する看護理論が大きな役割を果たしています(Alligood,2014;Chinn &Kramer,2011;Fawcett,2013;Fitzpatrick &Whall,2005;George,2011;Meleis,2012)。看護理論は実践への示唆をしますが、看護実践の現象は複雑ですので、一つの看護理論ですべての現象を説明することは難しく、さまざまな看護理論を理解することが望ましいといわれています(Meleis,2012)。
 第2版では初版同様に日本の看護教育に用いられる看護理論家20名を取り上げ、理論の説明にとどまらず、その理論家が生きた時代背景や環境から学ぶことができる構成にしています。付録にあります年表および米国の地図を活用すると、その理論家の背景がさらに理解しやすくなります。また、看護理論は実践で活用することが重要ですので、事例をあげて解説しています。可能なかぎり内容を更新しておりますが、不十分な箇所はご指摘いただければ幸いです。

2015年 睡蓮の咲くころ
筒井真優美